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2021-04-05 11:22

178. ブラックホールの重さを測る方法のハナシ

Youtube復活!!

https://youtu.be/umkYtOG_zjY


超巨大なブラックホールってどうやって重さを測るの!?

天の川銀河もそうですが、銀河の中心には巨大なブラックホールが存在します。

そいつを周りの星の動きを使って調べてあげる研究が盛んに行われています。


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00:05
始まりました、佐々木亮の宇宙話。
こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、カラフルさんの提供でお送りしております。カラフルさんどうもありがとうございます。
ということで、今日の本題は、ブラックホールの重さってどうやって測るの、というお話をしていきたいと思います。
こういうブラックホールの重さを測る研究っていうのは、結構コンスタントにいろんな方法が出てきていて、
そんな中で、どうやってブラックホールの重さっていうのは実際に測られているのか、なんていうお話、
実はあまり知らなかったりするのかなと思っていたので、今日はそちらについて紹介してみたいと思います。
今回お話しする質量が測られたブラックホールは、なんと太陽の1億4千万倍というようなめちゃめちゃ大きいブラックホールなので、
今回はそちらについてお話しできればなと思っていますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の緊急報告というか、活動報告になりますが、
今日からですね、私がちょっと前からやっていたYouTubeチャンネルの顔出し動画を復活させていくということで、
今日復活動画1発目を上げさせていただきました。
こちらは良ければ概要欄の方から覗いてみてほしいんですけど、
まずはね、なんで更新できてなかったのかっていうと、やっぱり白紙論文すごく忙しかったっていうのがあったので、
そういう白紙号を取れたっていうのは非常に嬉しかったですよっていうお話をしたりとか、
あとはこの音声配信ですね、最近すごい調子いいんだよっていう話をYouTubeの方でもさせてもらいました。
YouTubeの方はずっと音声配信は毎日やってたので、
ちょくちょくこれまでの音声を画像と一緒に流すだけみたいなことはやってたんですけどね。
そうしたら、この上げてなかった数ヶ月間だけでも登録者数100人とかは増えていて、
宇宙に興味持ってくれてる人は少なからずいるんだなっていうのをすごい実感してたので、
今回こうやってまた顔出し動画を復活させることでね、皆さんにより宇宙のことを知ってもらえればいいかなと思ってます。
このポッドキャストどういう立ち位置にしようかなって悩んだんですけど、YouTubeを。
この音声配信ではやっぱりどうしても言葉だけでしか伝えられなくて、
宇宙の綺麗な写真とかっていうのって皆さんにググってみてねって言って終わってたと思うんですけど、
03:06
そこのあたりをじゃあ実際に調べたらこんな感じの画像出てきますよとか、
こいつそういう写真を見ながらまたさらに身振り手振り使いながら解説してなんていうところも
たまに入れていければポッドキャストより楽しんでいただけるんじゃないかなと思って、
そういう私としても音声メディアを一番頑張っていきたいと思っているので、
それの相乗効果を持たせられるような、そんなYouTubeチャンネルにしていければなと思ってます。
なのでこちらを聞いてくださっている方は安心してこの最新の話をどんどん聞いていっていただければ、
全然私としては嬉しい限りですという感じですね。
そんな感じでYouTubeチャンネル復活させたので、もしよければ見ていただけると嬉しいですというお話をさせていただきました。
ということで、そんな感じで今日の本題に入っていきたいと思います。
今日の本題はブラックホールの重さってどうやって測るのかっていうお話をしていきたいと思います。
ブラックホールって何日か前からすごい基礎的な話をさせていただいていたと思うんですけど、
ブラックホールっていうのは結局もともとめちゃめちゃ重かった星が超新星爆発を起こした後に残る星の一種の死骸みたいなものですよね。
そういうふうにできているブラックホールなんですけど、
じゃあブラックホールとして発見されたときに、そのブラックホールの重さってどうやって分かるの?
星としては太陽の30倍以上重ければブラックホールとして成り立つよ。
だからこいつらはブラックホールになるかもねみたいなのが分かるんですけど、
ブラックホールになっちゃった後はどうやってその星の重さ、ブラックホールの重さを測るんだろうっていうのは結構謎だと思うんですよね。
これを測る方法が結構研究者の中で確立されてきてます。
どういうふうにやるかっていうと、結局はブラックホールも重力を持った一つの天体なわけですよ。
そうするとそいつがある位置にあるものを引っ張るときの力、
つまり重力っていうのはどれぐらいかっていうのはものの動きを見れば分かるんですね。
例えばブラックホールの近くに星が一つありましたと。
06:00
本当はいっぱいあるから分からないんですけど、
例えば一個ポンってあってそいつがある速さでまっすぐ動いてましたと。
ブラックホールの近くを通ったときにその星がこれだけのスピードで動いてたのにこれだけ曲がったみたいな。
ブラックホールに引っ張られて曲がったっていうのが分かってて、
なおかつその星の重さが分かってれば星の重さが分かって、
ブラックホールとの距離が分かって、星が移動してる速さが分かると、
そういう条件からいろいろ見積もってあげると、
ブラックホールの重さっていうのが見積もることができるわけなんですね。
つまりはブラックホールの重さを求めたければ、
ブラックホールの近くを回る、ないしはブラックホールに引きつけられてる星たちの動きを見てあげましょう。
そのどのぐらいの重さの星がどのぐらい影響を受けてるかっていうのをたくさん集めてあげれば、
真ん中の星、ブラックホールが一体どれぐらいの重さを持ってるのかっていうのが分かるんですね。
なのでそういう風な方法を使って、今までたくさんのブラックホールの重さっていうのが研究されてきました。
特に最近面白くなっているのは、今までいろんな研究成果をあげているアルマ望遠鏡という、
宇宙からの電波を拾う望遠鏡があるんですね。
これはチリの赤玉砂漠でしたっけ、
チリの砂漠のど真ん中に作られている電波望遠鏡っていうパラボラアンテナを何個も張り巡らせたみたいな、
そんな巨大望遠鏡なんですね。
宇宙兄弟をご存知の方は月面に作ってた望遠鏡、傘みたいなのをたくさん月の表面に落としてたと思うんですけど、
あんな感じでいくつもの検出器を一つの大きな望遠鏡と見立てるというような感じで作られている望遠鏡で、
ブラックホールの周りの星だけじゃないんですね。ガスの動きまで詳細に調べてあげた。
そうすると、このガスっていうのはよりブラックホールの力だけを受けるような、
周りの星の重力をきれいに反映させるのがこのガスの動きだと言われていて、
今回この研究によって、そのガスの動きを使ってブラックホールの重さを求めたという研究結果が出ておりました。
その結果ですね、何光年先だったっけな、4000万光年先にあるブラックホール、NGC1097と呼ばれる非常にきれいに写真が撮られている銀河があるんですが、
09:15
そちらの重さを観測してあげた結果、太陽のなんとブラックホールの重さ、太陽の1億4000万倍の重さを持っていたという研究結果が明らかになったんですね。
これやばくないですか。1億4000万倍ですよ。太陽がなお1億5あってもそれよりも重い、なんていうようなブラックホールだということが明らかになったわけですね。
他にも巨大ブラックホールの重さというのは色々見つかっていたりするので、こういう太陽の1億倍というブラックホールのことをスーパーマッシブブラックホールと言います。
これ実は曲とかにもあったりするので、もしかしたら響きだけは知っている方いるかもしれませんが、こんな感じでめちゃめちゃ重いブラックホールっていうのが宇宙にはあらゆるところに存在しているっていうすごく宇宙っぽい話。
けどこんなにすごい数字が求まるのは意外とシンプルに星の動きを見てみればわかる、なんていうようなお話でした。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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