1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 450. 天の川銀河のブラックホ..
2021-12-28 10:00

450. 天の川銀河のブラックホールは太陽の430万倍!?

私たちは太陽系にいますが、太陽系は天の川銀河の中にいます。

夏の夜空に見える天の川は、実は銀河だったんです。

そしてその中人には超巨大なブラックホール。

その重さはなんと太陽の430万倍!?


ソース

https://arxiv.org/abs/1610.01602


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題紹介します。今日の本題は、私たちがいる天の川銀河、これの中心にあるブラックホールの重さが、過去最高感度、最大の精度で求まったというお話をしていきたいというふうに思っております。
今回紹介するのは、ブラックホール。これ実は、ポッドキャストの中でも、ブラックホールって結構皆さんの関心が高くて、ちょっとだけ聞いてくれる人も多いんですね。
なので、ブラックホールの話したいなと思ってたら、一番身近なブラックホールである、私たちがぐるぐると回っている天の川銀河、その中心にあるブラックホールの話題が論文として出ていたので、
こちらを紹介していこうかなというふうに思っております。
これですね、もしかしたら聞いてくださっている方の中にも、そもそもブラックホールの周り回ってるってなんだろう、みたいな話あると思います。
なので、その辺りからしっかりと前提のお話も含めで、今回、僕たちがいるこの天の川で、その中心にあるブラックホールがどれぐらいの重さなのかっていうところを紹介していきたい。
そして、それをどういうふうに測定したのか、なんていうところから、宇宙の面白さっていうのが伝わればなというふうに考えておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
はい、ということで、もうそのまま本題に入っていっちゃおうかなと思います、今日は。
そもそもまずどこからお話ししようかなと思うんですけど、皆さんは天の川銀河っていう言葉にそもそもピンとくるかなっていうところからお話ししたいなと思います。
もちろんこのポッドキャストを毎日聞いてくださっている方は何回か聞いていると思いますが、夏の夜空に帯のように見える天の川、あれってあそこだけ星がたくさんあるって結構謎な状態だと思うんですね。
で、あれどういう状況になっているかっていうと、ものすごく引きで地球を見ていくと、地球って太陽系っていう太陽の周りをぐるぐる回るようなそんなところにいるじゃないですか。
じゃあ太陽系をもっと引きで見てみたらどうなるのかっていうと、これ実は天の川銀河っていう本当に数億とか星が集まっている銀河の中にいる
本当にちっちゃい粒みたいなものなんですね、この太陽系っていうの。
で、銀河っていうのは皆さんがイメージするような渦巻きを巻いていて、星がキラキラと輝いているあの銀河なんですが、その中にまず私たちはいると。
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で、銀河っていうのがどうやってできているのかっていうと、これ中心に大きいブラックホールがあって、そのブラックホールって結局ものすごく重力が強いので、周りにあった星とかをかき集めながらぐるぐる回っている。
それが綺麗な渦巻き状に見えるみたいなところが、いわゆる銀河っていうところが挙げられます。
で、そんな中で、じゃあその中心にあるブラックホールってどこまでのもんなんだっていう話だったりとか、そもそもじゃあ私たちって天の川銀河の中にいる、そして中心にブラックホールがあるってことは言ってしまえばちょっとずつ吸い込まれているようなものなんですよ。
で、そんな中で、じゃあそのブラックホールがどういう重さなのかっていうのが今まで研究者たちが細かく観測だったりとか、数値計算をして出していってたっていう背景があります。
で、先に結論の部分からお話しすると、今回、今までで一番精度高く中心のブラックホールの重さを観測することができたと。
で、今回求まったのが、太陽の430万倍っていう重さが天の川銀河の中心にあるというふうに考えられてます。430万倍ですよ。
だからそもそも太陽だけでも、この太陽系の星ぐるぐる回すぐらい重力強いっていう状況にもかかわらず、430万倍の重さのものがあると。
で、ブラックホールなので、このぐらいの重さがあるものっていうのが結局光を逃さない、つまり光も吸い込むぐらいの重力を持っている、なんていうところになってくるんですね。
で、じゃあそもそもどうやって目に見えないブラックホールの重さを観測するんだっていうところが多分、皆様の頭の中にポンと浮かぶかもしれませんが、
目に見えないブラックホールをどうやって見るか。この方法はものすごく目の良い、精度の良い望遠鏡を使って、ブラックホールの周りを動いている星を観測するっていうのが一つ観測の方法として挙げられます。
で、実際に今回はそれが行われたという研究ですね。で、これどういうことかっていうと、ブラックホール自体は光は出していない。なので、どういう風に輝く星なのかっていうのは分からないんですが、そもそも強い重力を持っているっていうのがブラックホールの特徴ではあるので、周りの星に影響を及ぼしやすいと。
で、より中心、天の川銀河の中のより中心の星っていうのを見ていくと、そのブラックホールによってもたらされた重力によって動く星の動きっていうのが鮮明に見えてくるっていうのが今回の注目ポイントになります。
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で、そうすると、例えばお互いの星の間にかかる重力ってどうやって計算できるかっていうと、2つの星の間の距離と、そして2つの星の重さなんていうところが分かれば、この重力っていうのが判明すると。
で、どのぐらいの重力かかっているかが観測から分かって、で、振り回されてる星の動きだったりとかから、例えば重さが分かったとすると、中心のブラックホールの重さっていうのが自然に算出できるっていうシステムですね。
で、ただ、これってやっぱり天の川銀河の中心までの距離って結構遠いわけですよ。どれぐらいの距離かっていうと、大体2万7千光年とかっていうふうに言われてます。
2万7千光年先の小さな星たちの動きをたくさん観測しなきゃいけない。で、なるべくブラックホールに近ければ近いほどいいので、遠ければ遠い星を見える方がより良いっていう状況の中で、結局は望遠鏡の精度が上がっていけば上がっていくほど、この中心の星をよく見れる。
そしてブラックホールの重さの精度を上げられるというような研究の方針になります。ということで、今回研究者たちはグラビティコラボレーションという巨大な望遠鏡を複数使って、それによって天の川の中心方向の星を見ていくと。
具体的には、いろんな研究機関が参加している上で、チリにあるパラナル天文台と呼ばれるところにある超大型望遠鏡、VLTと呼ばれるものを使って観測を行ったということなんですね。
なので、これからこんな感じで、今までで最高感度の望遠鏡をしっかりと銀河の中心を向けることによって、ブラックホールの重さをより精度高く求めることができるようになったというところがあります。
なので、今後、例えば日本が開発しているTMTと呼ばれる超巨大望遠鏡、30メーターテレスコープというのの略なんですけど、そういうのができたり、あとはどこだっけな、ヨーロッパ?違うか。すみません、ちょっとどこか忘れちゃいましたけど。
チリにまた新しくヨーロッパが巨大な望遠鏡を建設しているらしいんですね。これが合計39メートルというところで、日本が作ろうとしているその30メーターテレスコープだから、30メートルのものに比べてさらに10メートルぐらい大きいものっていうのを作ったりしているわけなんですよ。
なので、そういったところでまた新たに望遠鏡ができて、また同じような観測をすると、より精度高く求まるっていうところで、人類の持っている知恵がどんどん重なっていけば重なっていくほど、宇宙空間の謎っていうのが解明しやすくなってくるっていうのの象徴的なお話なのかなと思って、今回は天の川銀河の中心にあるブラックホールの重さについてお話しさせていただきました。
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ブラックホールの中心の重さ、天の川銀河の中心のブラックホールの重さは、今、最新の研究では太陽の430万倍と言われています。なので、ぜひ覚えておいてください。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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