1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 846. 銀河考古学。。。なんて..
2023-02-03 12:23

846. 銀河考古学。。。なんてかっこいい響きなの?

宇宙x考古学なんて、超かっこいいなと思って、取り上げた今回のトピック。

私たちがいる銀河の歴史も紐解いてくれる?1,200万光年先が一番近所でその研究に適している?

ワクワクの銀河考古学を是非。


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ソース

https://subarutelescope.org/jp/results/2023/01/26/3222.html

00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。 今回は、銀河考古学っていう、宇宙と考古学っていうところが重なった、
ものすごくクールな分野をね、紹介していきたいと思います。 1200万光年という、ものすごく遠いようで、実は地球から一番近いある天体を観測することによって、
銀河の歴史を探っていこう、そういう研究になってますので、ぜひ最後まで楽しんでください。
3、2、1、イギネション。
2023年2月3日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソード846話目を迎えるというところで、すごいですね、なんかどんどんどんどん数字が重なっていって、これきっといつの間にか1000回ってすぐいくんだろうなって最近ちょっと思ってたりします。
ということで、早速今日お話ししていくのが、これもタイトルにある通りで、めっちゃかっこいい名前ですね。銀河考古学。
もうやっぱなんか、宇宙の研究もすごいロマン感じるけど、考古学ってやっぱ、結構なんて言うでしょう、歴史をひも解く、新しいことがわかるっていう感じがすごくして、個人的ななんかかっこいい学問の一つだなぁと思ってるんですけど、
まさかそれが合体する名前が登場するとはっていうのが、今回結構引きがあるなっていうところ、個人的な引きですね。別にこのなんか、検索にめっちゃ引っかかるななんてことは全然思ってなくて、多分みんな初めて聞いたんじゃないかな、銀河考古学。
ちなみに僕も初めて聞きました。みんなとスタートラインは一緒ですね。なので、それのお話をしていこうと思っていて、簡単に言えば、銀河の歴史を探っていきたいっていう研究分野になってます。
なんで、銀河の歴史を探っていきたいのかっていうところで言うと、これ、私たち自身が銀河の中にいるからっていうところが正しい表現ですね。銀河の中にいるからこそ、銀河の歴史を探っていくっていうところは、最終的には、これ、私たちの住んでいる環境を理解していくっていうことと同義、意味が一緒なわけですよね。
なので、そういう意味合いで、この考古学、銀河考古学っていうところが非常に重要なポジションになってくるのかなというところです。
そんな中で、今回、実際に観測が行われた研究なんですね、今回は。で、今回観測されたのは、M81銀河談と呼ばれる銀河になっていて、銀河談っていう、銀河群か、銀河群って書いてあるぐらいですから、これ、銀河が群れてる場所なんですね。
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なんか前に、最近結構銀河の話をポッドキャストでしてるんだけど、銀河談っていう方がよりぎゅっと一箇所に集まっている状態。
で、銀河群っていうのは、あそこら辺たくさん銀河あるよねみたいな感じで、ちょっと密度的には銀河談の方が強いかなっていうのが印象としてはあります。
で、これ、M81銀河談っていうのは、銀河群っていうのは、地球から1200万光年先にあるんですよ。
きましたね、この1000何百万光年って、光の速度でも1200万年かかる場所にいるわけなんですけど、これ、私たちから最も近くにある銀河群なんですよ。
もうね、これですよ、宇宙の規模感。1200万光年が一番近所の銀河群っていうね。
もう全然わかんないよって感じだと思うんですけど、とにかくそのぐらい遠いけどそのぐらい近いっていうところだけ覚えておいてほしくて、
これ渦巻き銀河って呼ばれるM81っていう銀河を中心に大きい銀河だったり小さい銀河だったりっていうのが40個ぐらい重なってるところがこの銀河群と呼ばれるところですね。
で、ここの環境っていうのが天の川銀河、私たちのいるこの天の川銀河だったりとか、お隣のアンドロメダ銀河とかっていうのを中心とする極小銀河群って呼ばれるものと性質が非常に似ているっていうところが注目のポイントみたいですね。
つまりそこを探索していく、今回1200万光年先にある銀河群を観測していく、そしてそこを解明していくっていうところは、性質が似ている私たちのいる銀河の歴史を紐解いていくことと同じであるっていうところ、これね繰り返し伝えておきたいなというふうに思ってます。
で、今回、日本が持ってるスバル望遠鏡っていう望遠鏡を使って、そういう天体を観測しに行ったわけなんですけど、この望遠鏡、一言で言えばめちゃめちゃ目がいいってとこですね。めちゃめちゃ目がいいから、1200万光年先にある天体もこいつらをただの光の点として捉えるんじゃなくて、
もうちゃんと空間的に広がった天体として捉えられると。だからこの銀河とこの銀河ちょっと近いなとか、ここからここになんか筋伸びてないとか、そういったところまでカバーできる望遠鏡なんですよね。
で、それで今回研究して観測してあげた結果、あるちょっと薄い銀河っていうのがあるんですよ。これ超短銀河、淡いって書いて、めちゃめちゃ淡い、淡いって書いて超短銀河ですね。
薄く広がってるけど、一応かろうじと銀河じゃないかなみたいな。銀河って1億個とかの星がある一箇所に密集しているみたいな状態なんですけど、超短銀河っていうのはもう本当にごくわずかな星しか含まれてないけど、これなんとなく銀河っぽいよな、みたいな状態が繰り広げられてるっていう現場なんですね。
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で、そういった薄い銀河っていうのがなんでできちゃったのかっていうところがこれまで謎だったんですよ。これもともと薄い銀河っていうのができてたものなのか、はたまた銀河が成長する中で、その中で星たくさん作って何十億年何百億年って銀河は生きていくわけなんですけど、そんな中で超短銀河、淡い銀河っていうのはどうやって成長してきたんだろうっていうところがわかんなかったんですよね。
ただ、これ近所にあるんだったら調べちゃえばいいじゃんっていうので、今回研究を行われて、その結果、その銀河自体が成長していく、宇宙空間の中で成長して、周りの銀河とくっついたり離れたりする過程で、他の銀河に剥ぎ取られたような様子っていうのが見つかったと。
で、これタイトルにある銀河考古学っていうところに加えて、この銀河が薄くなっちゃった原因、これは恒星ストリームっていう、これまた中二病っぽい名前がね、かっこいい名前が出てきましたよ。恒星ストリーム、恒星っていうのは星、ストリームっていうのが流れとかっていうような意味で、星が流れていってると。
ある銀河、その薄い銀河から割と活発に動いている銀河に対して、古い星たちがどんどんどんどん流れていっている様子が今回研究として明らかになったんですよね。これがめちゃめちゃ面白いポイントで、どんどん古い星が剥ぎ取られてると、周りの銀河に。
っていうところで、銀河が大勢固まってる場所では、その銀河から銀河に物が流れていったりしながら、構造がどんどん変化していってるっていうところが分かったので、僕たちがいるこの天の川銀河だったり、隣のアンドロメダ銀河だったりっていう中でも、そういう星のやりとりっていうのが、長い宇宙の歴史の中を見ていったら、起き得るんじゃないかみたいな。
そういったところが分かってきたので、少しずつ自分たちのいる環境、この銀河っていう環境がね、解き明かされてるような面白い流れなんじゃないかなと思って、今回はこんな研究紹介させていただきました。
ということで、最近銀河の話題多いですけど、結構もう宇宙話毎日ちゃんと聞いてくれてる人は、これもう銀河マスターと言っても過言じゃないんじゃないですか?
なので、こうやって日々重ねていって、宇宙の歴史深めていってもらいたいなと思う一方で、基本的には1話完結になってるので、タイトルで選んでいただけたらいいのかなと思ってます。
で、これね、最近ちょくちょく言われるんですけど、毎日そんなたくさんあげてて、みたいな話をしてくれて、もう800話もやってるから個人的には慣れたものなんですけど、
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編集してると思われてるらしくてですね。ほとんど、ほぼないんですよ。毎日こんなあげてるし、内容昔から聞いてくださってる方はわかるかなと思うんですけど、
基本的にはノー編集でお届けしてる。オープニングの30秒ぐらいのトークと本編っていうとこは分けてお話ししてるので、その辺りだけ分かれてるっていうとこで、一発本番撮りでどのぐらいの会話をうまく持たせられてるのかみたいな、そういったところも実は注目のポイントだったりするんですよね。
そんな感じでなんで、最近たまに公開のタイミングが若干遅れたりするんですよね。これ別に毎日配信は遅れてなくて、朝7時に基本的には更新してるんですけど、12時に更新されたりだったりとか。
そうやって仕事を家でやってた時の昼休みとかに撮ったり、あとは朝起きてすぐ撮ってとかっていうので、9時更新とかっていう風になってるんですけど、多分朝7時にちゃんと更新されてるものの方が声の張りがいいですね。
これなんでかっていうと、1日の終わりに撮るんですよ、ポッドキャスト大体。今も2月3日になったタイミングの0時半とかに撮ってるんですけど、その日仕事だったりとか、家の中でとかで喋ってるから喉開いてるんですよね。
ただ、「うわ、ポッドキャスト更新してない。もう昨日寝ちゃったじゃん。」みたいな時に、朝のうちに更新しちゃおうってなると、これめっちゃ声開いてないんですよね。だからなんか、更新遅いなっていうタイミングは、こいつ今日声出てねえんじゃねえかなみたいなところとか、なんかそういう楽しみ方もできるのかなと思いますね。
とにかく編集入れずに毎日毎日頑張っていて、なんとか846日まで来ましたので、ぜひこれからも応援していただけたら嬉しいなというふうに思っております。
あ、そうだそうだそうだ。昨日話した、ポッドキャストで話した、3月にあるポッドキャストのイベントですね。ポッドキャストフリークスっていうイベントあるんですけど、これなんとさっき見たらチケット完売していたと。めちゃめちゃ緊張してきましたよ。
きっと宇宙話を聞いてくださっている方の中にも参加するよって言ってくださっている方もいましたので、ちょっとここは楽しみにしておきつつ、会場ね、あんまり大きくない会場なので、そこでなんかちょっとお話できたりしたら嬉しいなと思ってます。
僕は朝一登壇して、その後大鳥まで登壇する予定になってますので、1日会場にいると思います。ぜひ声かけてください。お願いします。ということで、そんな感じで今日のポッドキャストの収録は以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、そしてフォローボタンの下にある星マークですね。こちらを押していただくとレビューできますので、ぜひよろしくお願いいたします。
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番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話またはSpotifyのQ&Aコーナーからですね、じゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。それじゃあまた明日お会いしましょう。さよなら。良い週末をお過ごしください。
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