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2022-07-05 12:22

636. 七夕直前!天の川銀河の歴史を紐解くインパクト大な研究【国立天文台】

私たちの住む天の川銀河の歴史を探ることは、私たちそのものの歴史を紐解くことと同じ!

太陽系の歴史をはやぶさ2が探るなら、こういう研究があってもいい!

宇宙ができてからわずか5億年の時の話。


ソース

https://www.nao.ac.jp/news/science/2022/20220701-alma.html


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今回は、私たちが住む天の川銀河のように、ぐるぐる回る銀河というのは、いったいいつからぐるぐると回っているのか、そんなお話をしていきたいと思っております。
今回のお話ですね、もう先に結論を言ってしまいます。結論から言うと、137億光年離れている、137億歳という宇宙の年齢の中で、
宇宙が生まれてから、わずか5億年というタイミングで、銀河はすでに回転していたというところで、私たちの住んでいる天の川銀河にも大きく関わってきそうな研究結果が出てきたので、今回はこちらを紹介していきます。
宇宙話
2022年7月5日始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが646話目を迎えているというようなところで、着実に伸びてきてるなーっていう勝手な実感を沸かせながらやっておりますので、今日も本題いきたいと思います。
今日の本題は、私たちの住む天の川銀河のような回転している銀河は、一体いつから回転しているのかという、そんな研究結果が紹介されております。
で、もう冒頭で話してしまったので、これ先に結果の方を教えていくと、宇宙137億年っていう長い歴史がある中で、その中で宇宙ができてからわずか5億年という比較的最初の方、宇宙の最初の方の時期に、すでにぐるぐると私たちのいる天の川銀河のように回っている銀河が見つかったというお話ですね。
で、これらは結局最終的にどういうとこに帰着するのか、私たちの周りにどう影響を及ぼすのかで言うと、私たちの住む天の川銀河、そもそも銀河の中に私たちがいるという状況がピンとこない方もいるかもしれません。
まあ、そもそもいるんですよ。銀河の中に。で、天の川銀河と呼ばれる銀河の中にいて、なぜこの天の川、ピンときてる方がいるのかというと、夏の夜空に出てくる川みたいな、夜空に一直線に伸びてる、あれを天の川と呼んでるじゃないですか。
あの天の川っていうのは、実は自分たちの所属している銀河を見ているっていう感じなんですね。具体的にどういうことかっていうと、簡単に言えば銀河っていうのはでっかい丸いお皿だと思ってください。
そのお皿のだいたいですね、太陽系、私たちのいるこの地球っていうのは比較的外側にいると、外側にいる状況なので、夜空を見上げたときにいろんな方向が見えるんですね。時期によって。で、夏の夜空を見上げたときっていうのは、そのお皿の内側の方向、中心方向を見ているっていうような、そんなイメージになるんですよ。
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で、それがすべて、じゃあそのお皿が銀河でした。銀河の構成している星でしたっていうふうに考えたときに、星がたくさんある方向を見続けると。夏の夜空っていうのは。なので天の川銀河の中心を見ているから、まるで星が一直線に大量に無数に並んでいるように見えるっていうのが、夏の夜空の天の川になってます。
今の時期ですね。まあそろそろ天の川が見える地域の方もいるんじゃないかなと思うので、このポッドキャストを聞きながら、そんな夜空を見上げていただけたらいいんじゃないかなと思っているんですが、そんな天の川銀河の中にいる私たち、その銀河っていうのはさっきお皿で表現しましたが、お皿自体がぐるぐる回っているというような状況なんですね。
で、そのぐるぐる回ってるスピードっていうのは、もうだいたい秒速数百キロメートルって言われてます。
だいたい220キロ、1秒で220キロ動くような、そんな回転の速度を持っているというふうに言われてる、非常にこう、なんて言うんでしょう、エキサイティングな状況っていうのが、宇宙空間に広がっているっていうのが、この銀河の状況になってます。
で、ただ、私たちはこの天の川銀河の中に生活しているにも関わらず、この銀河が一体どうやってこの巨大な、そして回転する構造っていうのを作り上げてきたのかっていうのは、未だに理解できていないという状況なんですね。
で、これって、例えば、このポッドキャストでも、昨日、特に昨日、おとといですね、コラボ会でサイエントークのレンさんをお呼びさせていただいたと思うんですけど、そこでやったのはJAXAが打ち上げたハヤブサⅡという探査機。
で、この探査機がリューグーっていう小惑星に行ったんですけど、この小惑星に行っていろいろ調査をした結果、というか、調査をしに行った目的っていうのは、これ実は私たちの生活している地球に対して、じゃあ地球にどうやって生命がもたらされたのか。
ひいては、太陽系っていう歴史、そもそも太陽系がどうやってできて、初期の頃どういう状況だったのか、なんていうのが分からないので、そういった情報をかき集めていきたいというようなモチベーションで、このハヤブサⅡっていうのが行ったんですよ。
なので、今、世界中で太陽系の歴史を、みたいな話をしてるんですが、もっと宇宙を引きで見ると、私たちが所属しているのは太陽系であり、そして天の川銀河なんですね。
なので、天の川銀河自体が、いつからそうやって回転して、円盤みたいな構造を作っていたのか、っていうような、天の川銀河自体の歴史を探っていくっていうことも、一つ、宇宙の研究にとっては重要なところになってくるというような理解ができるんですよ。
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で、これ、このポッドキャストでも何度かお話ししている通り、天文学っていうところのモチベーションの一つには、私たちが一体どういう風な経路をたどって、今までたどり着いて、そして私たちが最終的にどこへ向かっているのか、人類の最終到着地点みたいな、そして地球、太陽っていうところがどういうところに向かっているのかっていうのを明らかにするのが、この天文学の一つある意義だと思っているので、
そういった意味でも、やっぱり天の川銀河っていうところの形成、作られていく歴史っていうのを探るのは非常に重要なわけですね。
で、今回、じゃあいつからこうやって回転してるのかっていうのが分かっていない中で、なら、どんどん昔の情報まで遡っていけば、宇宙ができてから、今137億年、じゃあその間にいつ回転運動が起こり始めて、
円盤みたいな形を作り始めていったのかっていうところが分かるというところで、とにかく遠くの宇宙を見よう、遠くの宇宙を見ようっていうような思想で研究が進んでいたというところで、今回はそんな研究の果てにですね、
宇宙ができてからわずか5億年のタイミング、わずか5億年のタイミングで回転している銀河っていうのが発見されたというところで、
この銀河っていうのが、あくまで今、銀河ができて回転運動し始めて、そこからどんどん成長していく過程を見てるんじゃないかっていうような、そのぐらいの理解までできるぐらい、今回の発見っていうのは非常に重要だったんですね。
ただ、やっぱりこれ、天の川銀河は秒速220キロで回ってるとかっていうふうにさっき言いましたけど、
今回見つけた、その宇宙ができてからわずか5億年のタイミングの銀河っていうのは、回転の速度が秒速50キロ程度だったらしいんですね。
なので、これって大体、私たちの住む天の川銀河の回転の速度の4分の1とかっていうぐらいの非常に小さい運動であるというところなので、
宇宙空間、これからどんどん銀河が成長していくっていうところの過程を見ていったときに、じゃあ一体どうやって速くなっていくのかだったりとか、どうやって銀河が成長していくのかっていうところはですね、
今後、また追加の研究で明らかになってくるんじゃないかなと思うので、銀河の成長、そして銀河の歴史っていう部分は、ポッドキャストでもまた取り上げていきたいなというふうに思っております。
ということで、今回は宇宙ができてわずか5億年のタイミングでできた、私たちの天の川銀河に似た回転する銀河というお話をさせていただきました。
ということで、ここまでが一応本編で宇宙の話、以上になります。
ということでですね、最後の最後のところで、近況報告というか、ポッドキャストの状況とかを皆さんにお知らせできたらなと思うんですが、
この直前2日間のコラボ収録会、いかがでしたでしょうか?
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僕は結構、編集しててすごい面白いなぁと思った回だったんですよ。
やっぱり僕自身が宇宙に対してどこまで理解できているのかっていうのを再認識できたような、そんなコラボ会だったし、
で、何にせやっぱ、すごい勉強になったなって思ったんですよね、今回のコラボって。
なので、その勉強できたなっていう気持ちが強かったからこそ、科学系ポッドキャストとしてあるべき姿を提供できたんじゃないかなと思いました。
なので、もしですね、聞いてないよっていう方いましたら、ぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ちょっと長いのでね、まとまった時間だったり、あとは保存とかしていただいて、細かい時間に聞いていただければいいんじゃないかなと勝手に思っております。
でですね、転職期間に入ってるよみたいな話をさせていただいて、7月、8月、マジでポッドキャストちょっと気合い入ってます。
というところで、今週末は大人気宇宙系ポッドキャスター、これですね、宇宙やばいチャンネルっていうのがあるんですけど、
そこの運営をやっているキャベチさんという方がゲストに来ていて、でもすでに収録終わってるので、今週末はそちらを紹介させていただきたいなというふうに思ってます。
で、プラスでですね、追加であともう3組収録が決まってるんですよ。
1人は、なんとこの今ものすごく日本中で話題をかっさらっている宇宙飛行士選抜試験を無事クリアしている。
そして、僕の中でこの人が宇宙飛行士になったら全然納得だわ、みたいな人がいるって話をしたと思うんですけど、その彼ですね、をまたゲストに呼んで、
今週すぐ、なんなら木曜日とかに多分公開するかと思いますので、そっちはちょっと楽しみにしていてください。
そこに加えて、最近は宇宙話のジングルというか、音楽とかを作ってくれたのがワクワクラジオの森口さんという方なので、
その方お呼びしたり、あとは女性2人でやってる深夜のコーヒーブレイクっていうポッドキャストチャンネルあるんですけど、
そこの2人ともコラボさせていただいてというような感じで、かなり盛りだくさんになってます。
で、今、スケジュール調整中のゲストの方もたくさんいるので、そういったところでちょっと7月、8月はですね、気合を入れて宇宙話はめちゃめちゃ面白いじゃん、みたいな、いろんな人出てくるな。
こいつよくこんなとこアテンドしたな、みたいな。アテンドって言うと今あんまり言葉が良くないのかもしれないですけど、
まあそういったのをちょっと皆さんに見せていけるような、そんな7月、8月にできたらなと思ってますので、これからもぜひ応援よろしくお願いいたします。
本気で日本1位を取りに行っておりますので、応援していただけたら嬉しいです。
ということで、今回のポッドキャストは以上にさせていただきます。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、そしてフォローボタンの横にあるレビュー、よろしくお願いいたします。
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番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話、またはSpotifyアプリの下のQ&Aコーナーから、匿名で僕の方にメッセージ寄せられるようになっておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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