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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということでですね、早速今日の本題紹介させていただきたいと思うんですが、
今日は国際宇宙ステーションで、袋型の袋の中で野菜を育てる実験、こちらっていうのが実施されているというような、そんなお話をさせていただきたいと思っております。
今回紹介するのは、宇宙空間でどうやって野菜を育てるかっていうところの課題に真剣に向き合う、そんな実験になっていて、
キリンだったりとか、千葉大学、竹中公務店とか、理科大学とか、そういったところがガッと一致団結して、宇宙空間での栽培、野菜の栽培っていうところで、現在レタスを育てていて、それの収穫ができたというような、そんな研究結果出ておりましたので、
今回はそちらについて紹介して、少し未来の宇宙の話っぽいところをお伝えできればなと思っております。ぜひ最後までお付き合いください。
ということで、毎日恒例の近況報告を本題の前に挟ませていただこうと思うんですが、いかがでしたでしょうか。
土曜日、日曜日のコラボ会。今回は宇宙天気という分野を紹介させていただいたんですね。
聞いていない方はぜひ聞いていただきたいなと思うわけなんですけど、僕自身がこのポッドキャストで何回も話している通り、光勢フレアっていう宇宙空間にある太陽以外の星ですね。
夜空見上げて見えるものはだいたい光勢なんですけど、自分で光っている星。で、それの表面で起こる爆発現象っていうのを研究対象にしていたんですよ。
なので、そのフレアって呼ばれる爆発現象と宇宙天気っていうのは非常に密接に関わりがあるんですね。
そんなところで興味を持っていた矢先に日本国内でやっぱりがっつり動いているABラボの宇宙天気プロジェクトっていうところとコラボできて本当に良かったなと思っています。
で、僕自身が研究ずっとやってきた中でも、この宇宙天気っていうワードが本当にその中でかなりどんどん広がっていってるっていう認識はあったんですね。
宇宙空間で人が滞在するっていうところがリアルになってきたからこそ、宇宙空間での環境の話とかっていうのは多分重要性も増してきてるし。
で、やっぱ未来を考えた時に何の対策もなしに行くっていうことは絶対にないわけじゃないですか。
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なのでそういったところをちゃんとリアルに予測していこうっていう動きが加速しているのを最前線で動いている方呼んでお話聞いてすごく実感できたのが良かったなと。
で、この土日のゲスト会っていうところは完全に僕が楽しくできればいいなと思っているというか、毎日僕ポッドキャスト一人で更新してるわけじゃないですか。
で、他のポッドキャストチャンネルとかって見ると、2人組とか3人とかそういったところで活動してるから、やっぱポッドキャストこうだよねとか、あれ伸びたねとか。
あとなんか自分が考えてる以外の話を聞くとか、そういったところが完全に欠落してるわけですよ。僕一人で毎日更新していると。
なので、なんかそういったところで僕がポッドキャストに飽きるのが怖いというのがあるので、僕が一番聞きたい話だったりとか、
あとはなんかポッドキャストだからこそお話できる相手とか、そういった方々と話できて単純に僕がポッドキャストを楽しめればいいかなと思ってやっているので、
そこら辺の土日の部分っていうのは結構面白いコンテンツは用意するつもりではいますが、そんな感じで多めに見ていただければと思っております。
ということでですね、土日結構面白い仕上がりになってるので聞いていただきたいなと思っておりますね、宇宙天気。絶対今後いろいろと注目度は上がってくる分野になりますし、やっぱ朝ドラで特集されたって相当すごいと思うんですよね。
なのでそういったところの売り方上手いなっていう感じていただけたら嬉しいなと思っております。
ということで、そんな感じで土日のポッドキャストいろいろ振り返りましたが、早速本題いきたいと思います。
今日の本題は国際宇宙ステーションで世界初となる袋の中での野菜の培養っていうところの実験が行われているというお話をさせていただきたいと思っております。
今回の研究内容なんですが、ざっくり言うと宇宙空間に今後人間は絶対に生活してくることになるだろうと。
その中で食料っていうのは補給するだけじゃなくて、現地で栽培していかないとどうしても間に合わないだろうっていうところがあり、
なのでJAXAだったり、竹中公務店、キリンホールディングス、千葉大学、理科大学とかいうところが協力して、
小スペースでなおかつ衛生的にもきれいな環境で野菜が栽培できる環境はないかというところで始めた実験になるんですね。
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今回は文字通りビニール袋じゃないですけど、袋の中に種とか培養するためのものが入っていて、
それを宇宙空間に持っていって、その袋の中で植物を増殖させるっていうところが特徴なんですね。
これをやることによってどういうメリットがあるかっていうと、これは地上で野菜を育てたことがある方は何となくわかるかなと思いますし、
イメージもしやすいかなと思うんですけど、普通にやったことない方も。
外気に触れるというか、そのためだけの環境じゃないところだと、やっぱ菌が入ったりとか、害虫、虫が宇宙空間にいるかって問題はありますけど、
害虫とかそういうのがあったりすると。
あとは周りの環境に依存しすぎてしまうと、収穫高っていうところに結構影響が出るっていうのもあったりするんですね。
そんな感じでいきなりなんか宇宙空間で、例えば栽培スペースを作るってなると、供給のペースっていうところが安定しない可能性もある、なんていう懸念があったりするんですね。
そういったところで、じゃあどうやってコンスタントに食料の供給ができるのかだったりとか、あとは安全にできるのかっていうところがいろいろ工夫された結果、
今回提案されたのは袋の中、本当にビニール袋みたいなところの中で培養して野菜をそのまま育てようというようなところですね。
そういうふうになると、衛生面が良かったり匂いがしなかったりだけじゃなくて、メンテナンスが非常にしやすいらしくですね。
プラスで宇宙空間に物を持っていくって、これが実は一番コストがかかるんですよね。
なんでかっていうと、地上から宇宙空間に出るためには重力に引っ張られている私たちのこの状況を打破しなきゃいけないっていうのがあるので、
宇宙空間に出ていく時のその重力を引きちぎる能力、これによって宇宙空間に行くためのコストっていうのはガンと跳ね上がるんですね。
プラスしてその中で重さが少しでも増えると、それだけ燃料が必要になるっていうところで、重さはなるべく防ぎたいというところになると、
出来上がっているものを持っていくよりも、本当に種という種の状態のまま宇宙空間に持っていって、それで現地で成長させる方がコスト的にも抑えられるというところがあるんですね。
そんな感じで、いろんな利点があるなというところで、袋の中で野菜を栽培するという実験が、今年2021年の8月27日から1週間前ぐらいの10月13日までの48日間で行われたんですね。
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これ、袋の中に入れる培養液を入れたりとか、空気を入れ替えたりとか、そういったところで実験を行っていたと。
その結果、9月10日には8月27日にスタートして、9月10日にはレタスの葉っぱが出てきたりとか、その後成長続けてて、実際に収穫にも至ったというようなところが今回報告されております。
というところで、実際に袋の中で衛生的な環境の中、レタスを作ることができるというところは今回の実験で確認されたものの、まだ育成したレタスの実際の品質だったりとか、培養液とか、そもそもの育成の様子ですね。
そういったところの記録っていうのを回収していって、どの育て方が一番ベストだったのかっていったところを今後どんどん評価していくような形になるそうです。
こういう実験っていうのは基本的には1回で、じゃあこれが正解だっていうところにはならないものの、こういった成功体験っていうところが、じゃあ次はもっとここで例えば光の当て方変えてた方が伸びてたよねとか、そういったところが出てくるはずなので、私たちの宇宙空間で滞在する。
ないしは生活する、なんていったところ、そこに供給される野菜の実験が今進んでいる可能性があるというところで、未来を妄想しながら今日のお話聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
今回の実験によって将来的にはウイルスフリーな苗の育成だったりとか、惑星での長期滞在っていったところを支える基盤になりそうなので、今後も是非続報があれば紹介していければなと思っております。
そんな感じで今日は国際宇宙ステーションの中で実施されていた袋の中でレタスを育てるというような、そんな実験紹介させていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。