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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題です。今日の本題は、129億年前の銀河から、窒素と酸素が発見されたというお話をしていきたいと思っております。
そもそも、宇宙ができてから138億年と言われている現在のこの宇宙の中で、129億年前の銀河っていうところからすると、宇宙ができてからわずか9億年、そんな短い期間の間に、
この太陽系、内緒は私たちの生活に非常に必要な、この窒素と酸素と呼ばれるもの、これらが発見された、作られていたという事実ですね。
これが観測的に明らかになったという、かなり面白い研究結果が出ているので、今回はこちらをご紹介していこうというふうに考えております。
でですね、今回のお話は、そもそも私たちのこの地球で、僕たちがこう生活して、人間だったり生物が生活するために必要な空気、酸素とか窒素とかですね、これがいつできるのか。
これって実は、星が進化していく中でゆっくりできていくものだと思っていたのに、その宇宙ができて9億年という本当に初期の状態からあるってことは、
これまた今まで考えていたよりももっと早く、そういった星の進化だったり、あとは元素が作られているっていうことになってくるので、
今回はこちらについてご紹介していきながら、宇宙の歴史っていうところをですね、皆さんに振り返っていただこうかなと思っておりますので、
ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の緊急報告をさせていただこうかなと思っております。
でですね、今3月1日から天文学会っていう、日本天文学会って呼ばれる学会の総会が開かれてるんですね。
これは1年に2回あって、そこのタイミングで1年だったり半年間で研究して出した成果っていうのを日本中の研究者だったり、大学院生っていうのが話していくみたいな、そんな学会が開催されてるんですね。
で、僕自身も研究やってる時には何度か参加しているんですけど、僕はあんまりコロナウイルスの影響を受けるタイミングじゃない時も結構学会出てたので、
学会イコールちょっと旅行に行けるみたいな感覚だったんですよね。補助金とかが出るので基本的には出張費みたいな扱いでただで行けるわけなんですけど、それのおかげで熊本だったり福岡、北海道とか色々行けましたね。
で、あと海外とかも行けたんで、そういった意味で学会ってすごい面白いなっていうふうにすごい思ってたんですけど、最近の人たちっていうのはコロナウイルスの影響で全てがオンライン開催になってしまうというところで、正直僕は研究のモチベーションを一種その学会で行ける旅行みたいなところに標準を合わせていた節があるので、
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そんな中で果たして学会まで頑張れるのかっていうところがすごい疑問に思っていたりします。ただですね、そんな横島な気持ちで研究を進めてる人はそこまでいないのかなと思いつつも、研究やってる人はなんとなくは分かってくれるんじゃないかなと思います。
そんな感じで、今、学会色々開かれてるので、そういったところ行ったらまた色んなネタもらってこれるんじゃないかなと思いつつも、今回はそんな天文学会の中で記者の方に向けて発表するだったりっていうような内容で出てきている観測結果っていうのをご紹介していく。そんな回になってますので、そのまま本題に入っていこうかなと思います。
今日の本題は、129億光年先の銀河から窒素と酸素、これらが発見されたというお話をしていきたいと思っております。
129億光年先の銀河、この銀河を見ている129億光年先のものを見ているっていうのは、結局は129億年前の光がここまで届いているということなので、それだけ昔の状態を見れているという非常に
タイムスリップをしたような、そんな天体になっているんですね。宇宙自体の年齢っていうのも最初に話した通り138億年程度というふうに言われているので、129億年っていうのは本当に宇宙ができてから9億年っていう非常に短いスパンでのタイミングでの星なんですね。
今回は銀河を紹介するわけなんですけど、今回何がわかったのかっていうと、その銀河の中に窒素だったりとか酸素だったりっていうのが一定見つかったというような研究結果ですね。
つまり事実だけを述べると、この宇宙ができてから9億年っていうタイミングで、すでに窒素だったり酸素だったりっていう比較的重い元素っていうのが発見されたっていうところが非常に衝撃的でした。
なぜかというと、こういった窒素とか酸素っていうのは、そもそも地球の空気の99%を占める私たちにとっても非常に重要な空気なわけですね。
これがどうやってできるのかっていう話になってくると、太陽とかって内側で水素とかの核融合を起こして自ら輝いているんですね。
それが40億年とか50億年とか経って今の姿になっているわけですよ。
つまり普通の太陽みたいな星っていうのは、それぐらいのタイミングでもまだ水素をどんどん使っているような段階。
水素を使ってヘリウムを作っていく。ヘリウムを使ってどんどん重いのを作っていって、その後に酸素だったりとか窒素だったりっていうのを作っていく。
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これが核融合と呼ばれるもので、元素同士が合体して次の元素を作る。この順番っていうのが水平理米と呼ばれるような科学の周期表みたいなところに繋がっていったりするわけなんですよね。
つまり太陽では40何億年とか経っているにも関わらず、まだ水素を燃やし続けている段階。
その一方で今回は宇宙ができてからたった9億年しか経っていないタイミングで、窒素だったりとか酸素だったりっていうのがすでに見つかっているというところを考えると、
もっと早いタイミングで星がどんどん進化していくような、そんな環境だったっていうのも考えられますし、
そもそもじゃあいつぐらいから宇宙の宇宙空間において、いつからその酸素とか窒素っていうのが見つかっていたのか、そんなところを研究していくっていう一つのこれは限りになる研究でもあるんですね。
なので今回この地球にある、地球の99%をカバーする大気である窒素と酸素、これが129億光年先で見つかったっていうのは、
今後の研究が進んでいく上でも非常に重要な観測結果だったなというふうに考えられています。
今回は望遠鏡を使って、その129億光年先の光を見たわけなんですけど、今回この観測された光の情報から考えていくと、
太陽系の大体、太陽系にある窒素とか酸素の50%から70%ぐらいの比率、つまり半分以上ですね。
半分以上の量っていうのがすでにその129億光年先の銀河で見つかっていると。
つまりですよ、これって太陽系にあるものに対して、今回見つかった129億光年先の銀河っていうのは、
100億年までは行かないでもそれぐらいの年齢の差があるわけじゃないですか。
で、そうなった時に、そのもう129億光年先、そのタイミングですら、もう今私たちのこの太陽系に存在している窒素とか酸素の50%から70%ぐらいっていうところが存在していたと。
なので、実は宇宙のすごい初期の方からこういう環境っていうのは整い始めていて、
その中のどこかのタイミングで人類がないせば生物が地球上に誕生したっていうふうに考えられるっていうこともあったりするんですね。
なので、今後こういった太陽系にある物質が一体どれぐらい昔に作られたものなのかだったりっていうのは、どんどん深掘りされていく研究の対象になると思うので、
そういったニュースが出てきたらですね、またポッドキャストの中で紹介していきたいなというふうに思っております。
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ということで、今回は結構シンプルにお話しさせていただきましたが、129億光年先で見つかった窒素と酸素、こちらのお話をさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。