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2021-05-04 14:41

206. 最新技術が129億光年先の銀河の姿を捉えた!!ハナシ

野口宇宙飛行士の地球への帰還で、宇宙への関心が一層高まっている今日この頃。

このチャンネルでは、みなさんの宇宙への興味関心を倍増させていくことをここに誓います。

今日は、最新の観測技術が129億光年先の銀河の姿を捉えることに成功したお話。

宇宙ができたのが138億年前。つまり、宇宙誕生から9億年のときの話。

しかもその頃から、銀河は回っていたようです。私たちがいるこの天の川銀河のように。


本日の放送は『オオマミウダ』さんの提供でお送りしております。


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00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は大間美枝さんの提供でお送りしております。大間美枝さん、どうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠についてはですね、オンラインショップ天文屋で販売しております。
個人、ポッドキャストチャンネル、企業からのスポンサー枠、じゃんじゃん募集しておりますので、興味がある方は概要欄のリンク、または天文屋スペースベースで検索してみてください。よろしくお願いいたします。
ということで、早速今日の本題を紹介していきたいと思うんですけど、今日の本題は、129億年前から銀河は回転していたというお話をしていきたいと思います。
今回紹介するこちらは国立天文台からのプレスリリースとして紹介されていたものなんですね。
129億年前から銀河が回っていた、ここに何かそんなに重要なことがあるのかっていう話なんですけど、私たちの天の川銀河って135億歳とかそのぐらいで、
宇宙自体は何億年とか何億倍とかめちゃめちゃ出てくるのでご注意ください。宇宙っぽい数字がたくさん出てきます。
そんな感じで、私たちのいる銀河が135億歳の中で、129億年前、そのぐらいに実際にあった銀河ですね。
こちらの姿が今回発見されて、そこですでに銀河がぐるぐる回ってた。
つまりは、今私たちがいる銀河の形っていうのは、宇宙ができた遥か昔から同じような形をしていたっていうところが今回研究で明らかになったので、そちらについて詳しく紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、本題に入る前に毎日恒例の近況報告というか活動報告というかさせていただいてるんですけど、
昨日野口宇宙飛行士無事帰還してきましたね。
これ宇宙関連のニュース最近すごいどんどん増えていく中で、やっぱり日本人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに行ったとか、そこから帰ってきたかとかっていうような話も含めで、この1年ぐらいで宇宙関連のニュースめちゃめちゃ増えてると思うんですよね。
それのおかげなのか、やっぱりポッドキャストのこのチャンネルにも宇宙とか宇宙ビジネスだったり宇宙開発、天文とかに興味を持ってきてくださってる方が多いのかなと思ってます。
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そういう皆さんがよく目にするようなニュースの内容だったりっていうのを、その興味をこのチャンネルでさらに倍増させていければすごい嬉しいなと思って最近毎日取り組んでます。
これでいうと、今回野口宇宙飛行士を帰還されたじゃないですか。
それと入れ替わりで、日本人の宇宙飛行士、星出宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに行きましたよね。
先週は星出さんが取り組むであろう国際宇宙ステーションでのミッションの話をして、結構これ好評だったんですね。
ただこれ実は半年前に野口さんが宇宙に行かれたタイミングでも、ポッドキャストとかYouTubeとかでも紹介させていただきました。
例えばすごい面白いミッションの内容だったので言うと、宇宙空間でハーブを育てるだったりとか、
あとは今回星出さんがチャレンジするようなものを宇宙空間で燃やしたらどうなるかとか、
実際衛星を国際宇宙ステーションから放出するなんていうミッションもいろいろやられていたんですね。
なのでこういうのって行く前の方が割とフィーチャーされるというか、
ただやっぱり一人一人一つ一つの研究にすごい熱心に取り組んでいる方がいて、
この国際宇宙ステーションの研究によって多分すごい飛躍的に技術が進化する部分って絶対にあると思うんですね。
なので行くときに今回の宇宙飛行士はこんなことをするんだっていう話を取り上げたのきっかけに、
できれば国際宇宙ステーションでやったミッションがどういう論文としてまとまったのかとか、
どういう研究結果を出したのかみたいなところっていうところまで、
なので宇宙飛行士ミッションのアフタートーク的な部分までこのポッドキャストでカバーできればなと思っております。
なので皆さんが興味を持つような部分と、さらにここで聞いてたらこんなことまでわかるのかみたいな内容をこれからガンガン発信していきたいなと。
皆さんのおかげで今このポッドキャストチャンネルなんと国内20位まで上がってきたので、
そういった他では聞けない宇宙の話をガンガン紹介していきたいと思ってますので、ぜひこれからもよろしくお願いいたします。
ということで宇宙のニュース最近多いなっていうのを見ながら、これからポッドキャストどういうふうに進めていきたいかななんていうのを、
一日作戦を立てる良い休日を過ごさせていただきました。これからもよろしくお願いいたします。
06:02
ということでそんな感じの日々送っていたんですが、今日の本題入っていきたいと思います。
今日の本題は129億年前から銀河は回転していたというお話をしていきたいと思います。
これは129億年前って皆さんどうですか?ピンときますか?
この129億年ってどれぐらいの話かっていうと、宇宙ができたのが、一応ビッグバンが起きたのが138億年前と言われています。
なので129億年前っていうのは、宇宙ができてからわずか9億年しか経っていない、そんなところでできた銀河のお話なんですね。
9億年って宇宙の中で見たらめちゃめちゃ初期というか、宇宙ができてすぐだよねっていう感じになるんですね。
ただ私たちのこの寿命は100年ないとかいう話があったりとか、人間が数えてる年号なんて、たかが数千年とかの話になるんで、
そこと比べると長く感じるかもしれませんが、宇宙の中では9億年って言ったら、すごいね、早いね、短い期間だねみたいな感じになったりすることも捉え方によってはあります。
そんな129億年前の姿が、今回望遠鏡を使った観測で綺麗に見えてきた。
その姿がなんと、私たちがいるこの天の川銀河の姿と結構同じようなものだったっていうお話なんですよ。
そもそもこの銀河っていう、今回の話の129億年っていうのがどれぐらい昔の話なのかっていうのは伝わったと思うんですけど、
きっとそもそも、なんだ銀河みたいなお話の方も結構いると思うんですね。
簡単に言っておくと、銀河っていうのは星がある一箇所に集まって、団体じゃないですけど対立をなしているような、そんな領域で私たちがいる。
私たちって実は天の川銀河という巨大な銀河の中にいるんですね。
夏の夜空に見える天の川っていうのは、実は私たちが実際にいる銀河系、天の川銀河と呼ばれるものの中心の方向を見ているから、
夏は帯状に星がすごいたくさんあるように見えるっていうのが天の川なんですけど、私たちも天の川銀河にいるんですよ。
真ん中にはめちゃめちゃでかいブラックホールがあると言われていて、そのブラックホールの重力に捕まっているような、
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そのブラックホールの周りを回転しながら星がぐるぐる回ってる、渦巻き状の銀河を作り出すっていうのが、私たちがよく目にする銀河系なんて言われたりするものですね。
そんな銀河に注目する今回のお話です。
宇宙の年齢が138億年で、なんと天の川銀河っていうのは現在135億年なんですね。
なので天の川銀河ができたのは、宇宙ができてからわずか3億年とか、それぐらいのタイミングであったことが年齢からわかるんですけど、
今回は、そうすると私たちが今天の川をどんなに観察しても、135億年経った状態の、いわゆる成熟した銀河の姿しかわからないんですね。
ただ一方で、宇宙っていうのは遠くを見れば見るほど、昔の姿が見えるっていうのが特徴的なものなんですよ。
例えば、4光年離れてる星を見てたっていうと、これは光がたどり着くまでに4年かかるっていう意味なので、
私たちが今リアルタイムで見ていても、実際の光は4年前の光ですよみたいなことって結構小学校の時とか、もしかしたら最近もお話ししたことあるかなと思うんですけど、
つまり今回はめちゃめちゃ遠くの星を見てあげる。今回でいうと銀河ですね。めちゃめちゃ遠くの銀河。
どれぐらい遠くかっていうと、129億光年離れたところですね。
こいつを見つけてあげたと、今回。
その結果、129億光年先の銀河を見つける技術っていうのはすごいんですけど、その技術のお話はまたいつかするとして、
今回見つかったこの129億光年先の銀河。
これのまず重さが発見されて、重さが見積もられました。
どれぐらいかっていうと、私たちの天の川銀河は大体太陽の数千億倍とか、あとは最近は1.5兆倍とか言われてます。
めちゃめちゃ宇宙っぽい数字でできてるんですけど、太陽を基準に重さって考えるんですね、宇宙の中では。
で、私たちのいる天の川銀河は数千億倍から1.5兆倍とかっていうような感じになってるんですが、今回見つかったその129億光年先にある銀河っていうのは、
太陽のわずかなのかわかんないですが、20億倍とか30億倍とか、それぐらいの重さであったと。
その銀河全体が。なので、私たちのいるこの天の川銀河に比べたら100分の1とか1000分の1とか、そのレベルの銀河であったと。
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なのでめちゃめちゃ小さいことは確かなんですね。ただこれは若い銀河であるから、周りの物質とかをたくさん取り込めていない、まだまだこれから成熟していくような赤ちゃん銀河みたいなイメージなんですね。
で、この姿がなんと今回すごくクリアに鮮明に画像として発見することができたっていうのが、今回のこの技術革新で非常に大きい部分で、この129億年前の、129億光年先に見つかった今回の銀河はですね、
なんと天の川銀河と同じように回転していたらしいんですね。これ実は今までの天文学の研究の中では、銀河っていうのは結構物をいろいろ集めたりして、重さがある程度いって成熟し始めた頃に回転が始まっているんだろうなっていうような目論みがあったらしいんですよ。
計算的な研究の方とかで。ただ、その姿っていうのが今までの観測技術ではどうしても何百、今回の129億光年先みたいなところが見えないので、初期のそういう銀河の情報が全くなかったから、どういう状況で存在しているかがわからなかったんですね。
ただ今回、非常に私たちの観測技術とかが発展して、それだけ遠くの銀河を見ることができるようになった結果ですね。銀河ができてすぐの状態であっても、銀河っていうのは回転していると。天の川銀河と同じように回転しているってことがわかったんですね。
これがめちゃめちゃ重要で、そうすると、銀河っていうものの姿がどんなタイミングでも回転しているってなると、実際に宇宙の歴史とかをいろいろ解明していく中で非常に大きなヒントになるんじゃないかなというところで、世界中から今注目を集められている研究でした。
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