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2022-03-31 12:24

541. 【Nature】129億光年先にポツンと星を見つけた

世界中が注目!Natureに今日掲載された129億光年先に見つけた巨大な星の話。

これまで90億光年先まで見えなかったのに、それを40億光年も更新する偉業を達成!


ソース

https://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/press/files/2021/20220331_1.pdf


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、毎日誰でも、最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速、今日の本題です。今日の本題は、129億光年先に見つかった星、そんなお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは、宇宙の年齢が138億年と言われている中で、本当にその初期の初期、宇宙ができてから9億年ぐらいのタイミングで、できている星、しかも1つ、その太陽みたいに自ら光っている星で、1つポツンと置いてある、そんな星を発見した、今回はそちらの研究を紹介していきたいと思っております。
しかもこれですね、なんと、今日、2022年3月31日付で発表された、メイちゃんに載っている論文になっているので、これは世界中でかなり話題をかっさらう、そんな研究になっているかなと思いますので、今、これ31日とか1日にポッドキャストを聞いている方はですね、かなり先取りでこの情報を得られていると思っていただければと思いますので、
この後、たぶん、Yahoo!ニュースとかいろんなところで見かけたら、あ、佐々木が取り上げてたなと思っていただけたらなと思っておりますので、今日もぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
ということで、毎日恒例の緊急報告を本題の前に挟ませていただこうかなと思うんですが、最近ですね、こう、ポッドキャストリニューアルするぞ、リニューアルするぞといろいろ言ってましたが、なんとですね、新しいオープニングソングが出来上がりました。
で、これはコラボとかでもお世話になっていたり、いろいろするワクワクラジオっていうポッドキャストチャンネルの森口さんに作っていただいて、めちゃめちゃかっこいいんですよね。もう宇宙っぽさ全開というか、そんな感じの音源かつ、オープニングに相応しい、なんかこれから始まるぞっていう感じがすごい詰まっている良い曲なので、これはですね、なるべく早く流したいなと思いつつも、
毎日配信してると、ここにどうやって挟み込んでいこうみたいなところが、若干まだ悩みの種になっているというか、それを毎日綺麗に挟んでいくための、なんか手順みたいなステップみたいなのを、まだ綺麗に確立できていないので、そこらへん落ち着かせて、皆さんに早くですね、この音源聞いていただけられるように、ちょっと工夫していきたいなと思っておりますので、
近いうちからですね、オープニングが入り、なんならちょっとBGMが入るかも、話題と話題の転換の間にジングルが入るかも、みたいな、いろいろですね、ありがたいことに素材いただけたので、そこらへんからちょっといろいろ展開していきたいなと思っております。
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でですね、このオープニングのメイキングのお話じゃないですけど、そういったところも含めで、もし時間が許せばですね、ゲストに来てもらおうかななんていうふうに考えてたりしますので、そのあたりはちょっとまた楽しみに、2本立てぐらいで、そのオープニングの曲どんな感じになるのかっていうところと、
あとは作る時にどんなところを注目してくれたのか、なんていうところをですね、ちょっと深掘っていける、なんかオープニングの曲だけでも楽しめる、そんなようなポッドキャストの展開も考えておりますので、よろしくお願いいたします。
いろいろですね、今アートワークとかも作ってるので、これから本当に日本一目指して、配信していくという意気込み、皆さんに伝わればと思います。
大事なところで噛んじゃうのも、ポッドキャスト、そして毎日僕が配信している生っぽさの良さだと思うので、ご愛嬌というところにさせていただければと思います。ということで、じゃあ早速本題に行きたいと思いますね。今日の本題は、宇宙の129億光年離れた星を発見した、そんなお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは、2022年3月31日、まさに今日公開された、Natureっていう世界的に有名な科学雑誌ですね。ここに載った研究結果になっております。
まず、そもそも129億光年先、そして星が見つかったっていうところが、どんだけすごいのかっていうところがピンとこないと聞いててもワクワクしないと思うんですよね。
まず、129億光年がどれくらい遠いのかっていうと、そもそもこの私たちがいる宇宙ができたのが138億年前と言われています。
今回見つかったのが129億光年先、つまり宇宙ができてからたった9億年しか経っていない状態の星を発見したというようなところなんですよね。
これは宇宙の初期っていうのは、今よりももっとエネルギー高くというか、星の進化とかっていうのもすごいスピードで進んでいったりして、
今の宇宙空間を形成する土台となっているような時期なわけですよ。そうなった時に宇宙自体の進化っていうところを解き明かすためにも、
そういった宇宙ができて数億年とか、そういったタイミングでの星の研究っていうのは非常に重要になってくるというようなところですね。
で、これ宇宙広いといえども、このポッドキャストが何度か紹介してるみたいに129億年とか、そういうそのぐらいのレベルの星ってどうやって見つけるのかっていう話になってくるじゃないですか。
これなんですけど、どうやって見つけるか。これは普通のめちゃめちゃ性能の良い望遠鏡一つの能力だけではどうしても叶えることができないと。
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じゃあどういうふうにするのかっていうと、その見たい天体と望遠鏡の間にある星を利用するんですね。
まだピンとこないですよね。これを重力レンズ効果って呼ぶんですけど、ポッドキャストでも最近は話してないけど、ちょっと前には何回か話してたかなと思います。この重力レンズ効果。
簡単に言えば重力をレンズのようにしてズームアップできるという機能ですね。これは重力っていうのは結局光とかが通るその場を歪ませる作用がある。
単純に物を引き寄せるっていう能力だけで考えてみても、光っていうのすらその重力っていうのは光の進行方向を変えるみたいな感じでググッと曲げることができるっていうのが重力の性質としてあるんですね。
で、そうなった…失礼しました。そうなった時に…この音とかって入るの嫌ですね。けどもう喋っちゃいますね。そうなった時に望遠鏡と対象になっている星との間にあるその天体っていうのがまるで虫眼鏡のような役割をすると。
つまり、例えば新聞を虫眼鏡使って読んでる僕のじいちゃんとかそうだったんですけど、それって結局自分の目の焦点では解読することができないものをあえて一つレンズっていうのを噛ませることで見えなかったものが見えるようになるっていうのをその虫眼鏡の効果をそれの星と人工衛星の間にある天体に任せてしまおうというようなそんな研究の仕方なんですね。
なのでこれはちょっと昔とかだと、やっぱりそういった光の通り道っていうのはこうやって出る…こういうふうに出てくるからとかっていうのもなかなか予測しづらかったでしょうし、あとはその結局光を集めたところでこっち側で検出するその望遠鏡の性能も一定高くないとこの研究ってのは成り立たないので、まさに今のこの年代というか今の時代だからこそできる。そんな研究になってます。
で、今回この重力レンズ効果っていうのを用いて発見した星っていうのは大体太陽とか宇宙空間の星の重さって太陽を基準にするんですけど、今回見つかったのは少なくとも太陽の50倍ぐらいの重さを持ってるというふうに言われてます。
つまり、宇宙ができてから9億年しか経っていない状態で、太陽の50倍の重さを持つ星っていうのが誕生して、そこで生きていたというのが今回の研究結果で明らかになってるんですね。
で、この太陽の50倍っていうのは結構ポイントで、宇宙ができてから最初の方っていうのは、そもそも使える素材みたいなのがすごい狭い空間にあったからこそ、宇宙っていうのは結局今広がり続けてるわけですね。
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最初のビッグバンで宇宙空間が出来上がって、そこからはれ上がっていくっていうようなどんどん大きくなっていくのが宇宙の姿なんですよ。
膨張とかっていう表現したりするんですけど、そんな中で9億年しか経ってないタイミングって、その爆発から9億年だから、今って130億年とか経ってるって考えると全然宇宙の大きさとかも違うと。
ただ、その中に存在している素材、例えば最初から宇宙空間にある水素とかっていうのが、その狭い空間にたくさんあるみたいな状態になってくると、星っていうのをどんどん作りやすい。
素材と素材が近くにあるから、どんどん大きい星になっていこうっていうので、こういった50倍ぐらいの重さになっていても自然であると。
プラスで、太陽よりも10倍以上重い星っていうのは、その後進化していく過程でブラックホールとかになったりするんですね。
で、これブラックホールっていうのは、皆さんご存知の通りで、光すらも吸い込むようなものすごく重力の強い天体というようなところで、そんなブラックホールになったりするような天体なので、
今後、宇宙の進化っていうのを解き明かすにつれてですね、9億年時点ではこういう星があって、その後どれぐらいでブラックホールになってしまったのかなんていうところが
宇宙の歴史を解明する上で非常に重要になってくるんじゃないかというふうに言われています。
で、プラスして、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうこのポッドキャストでも何度かお話ししたり、皆さんも1回はニュースとかで見かけたんじゃないかなと思う
宇宙船みたいなものすごいかっこいい望遠鏡があるんですけど、この望遠鏡の目的の一つにファーストスター、つまり宇宙空間で最も最初に
最初に誕生した星、宇宙空間に光を与えたその星っていうのを、最初に光出した星っていうところを発見するっていうのがミッションの一つにあるんですね。
なので、そのミッションを達成するためにも、今回9億年先の星を見つけましたけど、それよりももっと遠くの星っていうところを探していく。
そして、そこが発展していくんじゃないかっていうところで、今後5年の研究っていうのは非常に注目度が高いなと思っております。
ちなみにこれ最後追加で補足しておくと、今回見つかったのは129億光年先の星、それまでは1個の単体の星で見つかっていたのって距離は90億年だったんですよ。
なので、一気に40億光年先まで見えたっていうので、今回の研究はかなり注目度が高かったというような背景があったりします。
ということで、今回はですね、129億光年先に見つかった単独の星、宇宙の歴史を解明するかもしれない非常に重要な研究をご紹介させていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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