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2021-07-28 12:30

291. SpaceXがNASAの木星の衛星探査機を宇宙へ運ぶハナシ

今日は宇宙ビジネスと天文の融合のハナシ!

SpaceXが、NASAが予算と時間をかけて開発してきた木星の衛星「エウロパ」を探査するミッション

エウロパクリッパーを2024年に打ち上げる契約を結んだ話です。

エウロパクリッパーって名前可愛いよね。


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00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。
こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、じゅんさんの提供でお送りしております。じゅんさん、どうもありがとうございます。
ということでですね、早速今日の本題紹介させていただきたいんですが、
今日の本題は、SpaceXがNASAが打ち上げる予定の木星の衛星探査機、
エウロパクリッパーの打ち上げ担当に決まったというところのお話をしていきたいと思っております。
これですね、数日前に発表された内容で、SpaceXがNASAが長年準備してきた木星への探査機っていうところを打ち上げる、
その権利を得たと。それの契約金がだいたい200億円ぐらいらしいんですね。
これは高いととるか低いととるかっていうところもあったりすると思いますし、
実際にじゃあそのSpaceXが持っていく探査機、そのエウロパクリッパーっていうのはどんなもんなのかっていうようなお話をしていきたいと思います。
なので今日は宇宙ビジネスと天文学の分野が結構融合したようなザ宇宙話っぽいお話になってますので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。よろしくお願いいたします。
はい、そんな感じで毎日恒例の近況報告を本題の前にさせていただきたいと思うんですが、
今週ですね、今週末7月の31と8月1日に放送予定の会がですね、こちらまたポッドキャストチャンネルとのコラボになってます。
で、コラボ相手は一緒の科学系ポッドキャストのサイエントークのお二人ですね。レンさんとエマさんをお呼びして、
それぞれお話を伺うと。サイエントークっていうのはサイエンスのサイとイングリッシュのエンでサイエントークなんですね。
で、そこなので土曜日と日曜日それぞれサイエンスっぽいお話とイングリッシュっぽいお話みたいなところで展開してるんです。
で、この1日2日でそれの編集を行ってたんですけど、大体完成してて、今までいろいろやらせていただいた収録の中で一番カットの数が少なかったかなっていう印象が僕の中ではありますね。
っていうのも、これはポッドキャスト慣れしてるかどうかっていう部分も結構あったりすると思うんですけど、すごく全部の話が流動的に流れてたなみたいな感じを受けて編集してて、
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正直言うといっぱい話しすぎたので、切りたい部分はすごく切りたいのにすごく綺麗に会話が全部つながっていて、逆に切れないみたいな。
というところで、この間の土日のお話もあった通り、基本的にはもうほとんど切らずにガツンと行っちゃいましたでしょうというようなスタンスで編集してますので、土曜日と日曜日それぞれ楽しみにしていただければなと思っております。
今回も結構面白くなっているので、そこの土日にかけてちょっとずつネタバレは挟んでいこうかなと思っているところでございます。
僕自身もサイエントークの方にお邪魔して、宇宙の話とか色々させてもらっているので、そちらも併せて聞いていただければと思っております。
そんな感じで、最近の今日はPodcastの来週の分の編集をしておりましたというところで、今日のPodcastで291話目の放送で、来週の木曜日か金曜日あたりで記念すべき300回を迎えるというところで、そこら辺からまたアクセルかけてやっていきたいなと思っていたり、色々仕掛けを考えていたりと。
しておりますので、ぜひそこら辺も皆さん注目していただければと思っています。
そんな感じで、毎日恒例の緊急報告は以上とさせていただいて、本題に入っていきたいと思っています。
昨日から本当に歯の矯正のメンテナンスしてから、神々でなかなか舌が回らないんですよね。
そんな話はさておき、今日はSpaceXがNASAが長年準備してきた木製の衛星探査機、エウロパクリッパーの打ち上げ担当として選定されたというお話をしていきたいと思っています。
SpaceX、これは宇宙興味ある方はだいたいご存知かなと思うんですが、アメリカの宇宙系の企業になっていて、有名なのはロケットですね。
宇宙に物を飛ばすロケットを開発していて、今まで政府が主導になって行っていたロケットの打ち上げとかっていうところに価格破壊をもたらした、言わずと知れた宇宙大企業といった感じなんですけど、
そのSpaceXが打ち上げることができるロケット、ファルコンヘビーにNASAがこれまで準備してきた木製の衛星、エウロパを探査するエウロパクリッパーという探査機を乗せて打ち上げる予定が立ったと。
これ自体は2024年に予定なので、まだ少し先ですね。3年ぐらい先の話になりますが、そこで実際にNASAのフロリダのケネディ宇宙センターから打ち上げられるというような感じになっています。
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今回注目したいのは、このエウロパクリッパーっていう宇宙探査機がどんなことをするのかっていうところですね。
これ自身は確かポッドキャストでも一度お話ししているような気はするんですけど、木製の周りに回っている衛星があるんですよ。
衛星っていうのは簡単に言えば地球にとっての月みたいなものですね。
そんな木製の周りを回っている衛星のエウロパと呼ばれるものの表面が氷で覆われているんですね。
その氷を調査するっていうのがざっくりしたエウロパクリッパーと呼ばれる探査機が行うミッションになります。
もうちょっと具体的に言うと、そもそもこのエウロパが氷で覆われているっていう話がある中で、その氷の下には今のところ水が大量に含まれていると。
これどれぐらいの量の水がエウロパにあるのかっていうと、地球にある水の量の2倍ぐらいそのエウロパっていうところに水が蓄えられている可能性があると言ったところで、そこを調査していくっていうのが大きなミッションになっています。
なので、エウロパクリッパーにはいろんなカメラとかレーダーとかがついていて、一番やりたいのはその氷の厚さを測定して、その下にある水ですね。
海にあるその海の深さとか、あとは水がどうなっているのかっていったところの調査だったりとか、あとはカメラで表面を撮ることで、その木星の周りを回っている衛星、エウロパの表面の写真をパシャパシャ撮っていくというところで、そういったミッションを掲げているんですね。
これ、地球みたいに大量の水があるといったところだったりとか、地表があったりとか、地質の調査がある地表があるはずなんですけど、そういったところのバランスから将来的に人間が行ってもいいような衛星の可能性もあったりするわけですね。
なので、そういったところの調査というところの初期段階のミッションになっていたりします。
なので、これが木星の周りの環境っていうのをどんどん解き明かしていくっていうところがありつつ、今回、宇宙ビジネスでどんどん当格を表しているSpaceXが実際にその打ち上げを行っていくというところになってるんですね。
なんでこれSpaceXに話が回ってきたかというと、いくつか理由はあるものの、一つはやっぱりロケットの打ち上げ予算というところはあるみたいですね。
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というのも、もともとはNASAが一般的によく使っている大型のロケット、Space Launch Systemsっていうところのロケットが使われる予定だったと。
ただ、これ自体が開発がかなり遅れていたりだとか、あとはそれの開発予算というところがオーバーしてきているというような状況があったみたいなんですね。
冒頭で話した通り、SpaceXっていうのはロケットの打ち上げっていうのの価格を一気に下げたことで有名だったりもするわけです。
これ下げられた理由っていうのは、基本的にはロケットに使うパーツだったりとか、それこそエンジンだったりとかっていうところを自社で全部開発して、自社で全部作っていくっていうところで価格を一気に下げたりするっていうような手法が取られてたみたいなんですね。
これ余談なんですけど、7月の28日、27日に今日収録してるんですけど、今日の昼間ちょうどSpaceXが作ったこのロケットエンジンの100機目が完成したみたいなSpaceXの写真が流れてきてたりしたので、そのぐらいのペースでどんどん作ってるっていうのがSpaceXの特徴だったりします。
なので、実はこれ全部を内製していくSpaceXの中で全部パーツとかエンジンを作っていくっていうところが安さにつながっているので、よく言われるロケットが再利用できるようになったからっていうのは、実は間違いだっていう話もあったりするんですね。
もちろんそれで安くなってるんだけど、本当はそもそも製造のコストを下げてるっていうところが大きかったりするというような感じみたいです。
こういう余談は去っておき、そういったNASAが持ってる打ち上げ予算がどんどん逼迫してきてるっていうような課題を解決できる、金銭面で解決できるっていうところでSpaceXは一つ選ばれた理由にはなるのかなと。
今回の契約総額っていうのが200億円。この200億円は今の文脈から言えば十分にNASAにとっても払いきれるような比較的安めの値段設定になってるんじゃないかなと。
僕たち一般の人から比べたら200億円なんてものすごい大金ですけど、ロケットを打ち上げるっていう面で言えばそこまで実は安いプランになっていたりするんだろうなといった感じです。
これからはもちろん一般企業が提供できるロケットっていう輸送サービスにNASAが国の予算を使ってどんどん計画してきたミッションっていうところが搭載されて、次の時代の天文学っていうところが切り開かれていくっていうところの契約が決まったお話を今日はさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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