00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、とうとう日本の民間企業が月面にたどり着くスケジュールが10日後に決まったっていう、この驚きのスケジューリングと、これがどれだけ歴史上すごいことなのかっていうところのお話をメインにしていければと思っております。
プラスで、科学系ポッドキャストっていうところ、こういうところが見どころなんだよっていう、ちょっと溢れてしまう思いというか、そんなところも話しているので、ぜひ楽しみにしてください。
321
スペース
日本
佐々木亮の宇宙話
2022年11月18日始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが773…4だ、ごめんなさい。774話目を迎えているというところで、毎日やっておりますが、今日も昨日に引き続き月面開発のお話をしていきたいと思います。
このポッドキャストね、こないだちょっと人と話したときに、これちゃんとアピールしておきたいなって思ったんですけど、今日初めて聞く方には伝えておきたいなというところがありまして、
何かというと、このポッドキャスト、770話もあるわけなんですけど、基本的にはどれを聞いていただいても、その情報の鮮度が落ちるっていうところはないぞっていうところをお話ししておきたいなと。
で、これ何でかっていうと、基本的には最新の論文だったりとか、そういったところのお話をしているので、どっちかっていうと、いつ聞いても普遍的に宇宙の状況がわかるみたいな、そういう目線で聞けるようなポッドキャストになっているので、過去の好きなタイミングから聞いてもらったらいいかなというふうに思っているというところで、これが実は科学系の強みだったりするんですよね。
教科書よりみたいな感じですね。週刊誌っていうより教科書みたいな、その感じでちょっとやっていければというふうに思っております。
ただですね、そんな中でもやっぱり激アツな宇宙トピックっていうのはあるわけですよ。
なんか天文学っていうところの軸で話すか、宇宙ビジネスっていうところの軸で話すか、みたいな。
っていうところで言うと、今回は宇宙ビジネス寄りのお話をしていこうというところで、若干ワクワクする未来に関するお話をしていければと思っております。
冒頭でお話ししました通り、今日お話しするのは、日本の民間企業がとうとう月面に着陸していく、そんな予定が発表されましたよっていうお話をしていきたいと思っております。
03:02
今回紹介する日本の宇宙スタートアップはiSpaceと呼ばれる会社です。
このiSpaceはもう日本の宇宙スタートアップとか宇宙ベンチャーとか、確か先日公開されていた情報だと、日本国内に宇宙スタートアップはだいたい70前後だったかな?
80まで行ってたかな?っていうようなぐらい存在していると。
その一方で、これって僕が博士号っていうのを取得して、どっちかっていうと宇宙をビジネス側からも見ていくの大事だよねって気づいたときは、確か55とかっていうふうに聞いてたんですよ。
なので、この2年ちょっとぐらいかっていう期間の中で、それだけ宇宙スタートアップの数が増えているっていうところが現状としてある。
その一方で、今回紹介するiSpace、これはもう今月、なんと宇宙、そして月面に向かって自分たちの探査機を飛ばしていくっていう会社になるんですが、
この会社はいわゆる宇宙スタートアップの第一世代って呼ばれるような、そんなもう日本国内に宇宙スタートアップなんてなかったじゃんみたいな頃にできた会社だったりするんですね。
大体時代で言うと2010年とか、それぐらいのタイミングでできた会社だったりします。
そんなiSpaceですが、今日ですね、ちょうど11月の17日に情報が公開されて、11月の28日に月面着陸船を打ち上げることに決まったというところが発表されました。
そもそもこれ、驚きのポイントっていうのはいくつかあって、まず一つは、やっぱり日本の民間企業が月面にものを着陸させるっていうところが具体的なスケジュールとして決まってきたっていうところが本当に面白いポイントだなと思っていて、
これはもう国内初の出来事になるわけですよ。なので、そこが結構重要なポイントになってくるなっていうところ。
昨日、ポッドキャストで話した通り、先日打ち上がったアルテミス計画の第一弾、アルテミス1っていうところの文脈で打ち上げられたスペースローンチシステム、SLSに搭載されていたJAXAのおもてなし衛星、これが月面に着陸するっていうところで、成功させれば日本初っていうところになるっていう話をしましたよね。
ぜひですね、その詳細については1個前のポッドキャストのエピソードを聞いてほしいんですけど、そういうのがあると。で、それに次いで、そこが成功したら、じゃあこれもう民間初っていうところになるよねっていうところを目論んでいるわけなんですよね。
っていうところで、まず民間の会社が具体的なスケジュールとして月面着陸っていうところを提示してるっていうところが面白いポイント。
06:05
そしてもう一つ、これ結構最近の宇宙トピックの結構熱い部分なのかなと思ってるのは、これ今日11月18日で発表されたのが17日なわけなんですけど、打ち上げの予定が今月の28日なんですよ。
つまりもう11日後に打ち上げる。やばくないですか、これ。いやもう本当にすごいタイムスケジュールだなと思っていて、っていうのももう宇宙開発っていうのは何年も先までロケットの打ち上げスケジュールとかが決まった状態で基本的にはこれまで進んできたものが、
これ、はい、もう僕たち、大体の予定は決まっていたものの、僕たち来週打ち上げますみたいな。来週打ち上げますみたいな感じで発表されるぐらいのものなんだっていうところが正直マジでびっくりしてるポイントですね。
っていう感じでもう、しかも今回打ち上げに使われるのがアメリカのイーロンマスク、最近ねTwitterとかで話題のイーロンマスクが率いている宇宙スタートアップのSpaceXが打ち上げるロケットに搭載されていくっていうところになるので、世界中の宇宙トレンドがギュッと詰まったそんなミッションになってるんじゃないかなというふうに思っております。
で、今回iSpaceが打ち上げるのは、いわゆる月面着陸船、ランダーって呼ばれるものですね。着陸のことをランドって言うんですよ、英語で。で、着陸するもの、着陸船なのでランダー、ERがついてランダーって感じなんですよね。
で、着陸するだけなのでiSpace自体が何かするっていうところではなくて、iSpaceの着陸船の中にいくつかミッションが載っていると。これJAXAが開発する月面ロボットだったりとか、あとは民間企業、他の会社が作っている電池だったりとかが載ってたり、
あとはアラブ首長国連邦UAEですね、が作っている月面探査機みたいなところ、宇宙機っていうところも載っていたりするっていうところがあるので、こういったところが様々搭載されているっていうのが結構重要なポイントになってきそうというところで、
だいたい今月打ち上げて4ヶ月から5ヶ月ぐらいかけて、なので月面着陸のタイミングが2023年っていうところを目論んでいるというところになっているので、ぜひこの辺り注目しておいていただきたいなというふうに個人的には思っております。
で、この着陸船のビジュアルとかマジめちゃめちゃかっこいいんですよ。なんかこう円筒型の筒に足が生えてて、もうこれが月の上にドカーンと降りてくって思ったら結構ワクワクするポイントが多いなって。で、高さがだいたい2.3メートルで幅が2.6メートルぐらいっていうところになってるみたいなので、
09:04
比較的なんかちょっと大きい、何でしょうね、なんかむずいな、タンクみたいな。そんな感じかなと思ってます。で、あとは今回のこのiSpaceの目的としては月を生活圏にするっていうところが最終的に目指すポイントだっていうところが発表されていて、
これがどういうことかっていうと、今回のミッションの中では月面の砂、これレゴリスって呼ばれるものを採取する計画っていうのもあって、この採取したものっていうのを実際にNASAに売るっていうところだったりとかっていう契約まで結んでいる。
つまり打ち上げることに対してのすべての目標がかなっているっていうわけではなくて、そこから物を持って帰ってくるっていうところで、それを人に売るっていうところで一種マネタイズができるような状況、お金儲けにまでちゃんとつなげられていて、そういう循環ができてくることが宇宙ビジネスっていうものがちゃんとビジネスとして成り立っていくっていうような、
そういうポイントになってくるのかなと思うと、やっぱり注目度は今回結構高いんじゃないかなっていうのが個人的な感想だったりします。
ということで、今月の28日に、もう10日後ですよ。打ち上げが予定されていて、ロケット打ち上げはSLSのタイミングもありましたが、延期するのが常なので、あんまり期待せずに安全に月面までたどり着けるタイミングでゆっくり打ち上げてほしいなと個人的には思っていたりします。
はい、ということでですね、今回はとうとう日本の民間企業が月面にたどり着く瞬間に現実味が帯びてきた、そんなお話をさせていただきました。冒頭でね、ちょっと自分の思いとかをいろいろ話させてもらって、やっぱりこう、ポッドキャスト、宇宙話もそうだし、先日こう、すごい進化ラジオと食事に行ってきたんですよね。
ノリさんと、あの、じゅんき君と行ってきて、で、ポッドキャストについてもいろいろ話させてもらって、っていうところから、やっぱりこう、科学系の強みってこういうところだよね、みたいなのが一個がやっぱり陳腐化しない。いつ聞いても新鮮な話というか、いつ聞いてもこれは確かな話だよね、みたいなところがあったりするっていうのも重要なので、今日みたいなニュースみたいな話もありつつ、
基本ベースの宇宙話の内容っていうのは、やっぱり天文だったりとか、そういったところにつながってくるものって考えると、いつ見ても新鮮な気持ちで、そして、まあ、その、例えば、大げさのこと言うと、10年後に聞いてもあんまりこう、なんて言うんでしょうね、真実は変わらない、その事実が覆っていることはない、そんなような話っていうのをね、あの、積極的にしていこうと思っておりますので、
ぜひ、あの、エピソードの数が多いかなと思って、あんまり億劫にならずに、ゆっくりいろんなエピソード、気になるタイトルから聞いてくれれば嬉しいかなというふうに思っております。
12:02
で、まあ、プラスとして、日々ちょっとずつ進化している佐々木の近況も、ちょっとだけ楽しみにしてくれたら嬉しいなという、そんな程度でやってますので、まあ、気負わずに一緒に走ってくれたら嬉しいなと思っております。
はい、ということで、今回のお話は以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にあるレビュー、よろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話、またはSpotifyのQ&Aコーナーから、じゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。良い週末をお過ごし…あ、噛んじゃった。お過ごしください。金曜日楽しんでください。さようなら。