00:01
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は、ロールスロイスが月面で原子力発電所を作る、
そんなお話を中心に、月面で問題になるであろうエネルギー供給に関するお話を、世界中の動きとともにお話ししていきたいと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。そして最後には、僕が始める新しいポッドキャストチャンネルのお知らせについても話しております。
こちらまで楽しんでいただけたら嬉しいです。それではどうぞ。
3、2、1、イギネション、
スペース、
ジャパン、
佐々木亮の宇宙話。
2023年3月27日、始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが898話目を迎えているというところになっております。
今回紹介するのは、月面で電力をどう確保していくかっていうところに、なんとあの高級車であるロールスロイスまで名を挙げているという、そういうお話をね、月面での電力問題についても言及しながらお話ししていきたいと思っております。
宇宙話、1日10分宇宙時間というのでやってますけど、この話題じゃなくても、とにかく気になる宇宙の話題とかで色々検索していただいて、気になるタイトルから聞いていただけたら嬉しいなと思っておりまして、
そこ聞いていただいて面白いなと思ったら、ぜひチャンネル登録していただいて、他のも聞いていただいたり、毎日宇宙楽しんでいただけたら、みたいな感じで思っているので、日々のお供に使ってやってください。
ということで、今日はね、結構タイトル引きあるかなと思っていて、ロールスロイスが月面?みたいなところが結構面白いかなと思って、ポッドキャストでもあんまり紹介したことなかったので、そちら紹介していきたいなというふうに思っております。
で、今回このお話しするにあたってどんなニュースがあったのかっていうところで言うと、今月3月です。2023年3月にイギリスの宇宙庁が、ロールスロイス、超高級車ですよ。
あそこが開発している月面用の原子炉に対して研究資金を約5億円ぐらい、4.5億から5億円ぐらい提供していくっていうような形が発表されたっていうところですね。こちらお話ししていきたいというふうに思ってます。
03:01
そもそもこういう研究がある、なんでロールスロイスが?みたいなところもあるんですけど、そもそもなんだ、原子炉いきなり原子力発電の話出てくるってなんなんだっていう話だと思うんですよ。実はこれもう2022年とか21年はちょっと早いかなぐらいの時から結構注目は高まっていて、月面でのエネルギーどうするんだ問題です。
月面で今後人間が宇宙飛行士が活動をしていくっていうところも含めで、例えば2030年2040年とかっていうところのスパンで月面に人が住んでいるような状況っていうのを作り上げる。
その先はよりもっと月面が近いような状態っていうのを作り上げていくっていうところを目論で世界中の宇宙開発っていうのは結構進んでいってるんですね。そうなった時に自分たちの生活身の回りのものも思い出してほしいんですけど、何が必要か。確実に電力必要ですね。
なぜか。もうこれ簡単な話で月面で例えば基地の中で何かしらの生活をするっていうのも機械を頼っていかなきゃいけなかったりする。だったりとかもちろん空気とかを生成するだったりもそうだし移動とかもそうですね。
全てに関して電気が必要になってくるっていうところで、なんかみんながイメージするところで言うとやっぱ太陽光発電とかそういうところなんとなく頭に浮かぶ人いるんじゃないかなと思うんですけど、足りないですね。
これっていろんな面で足りないところっていうのは指摘できると思うんですけど、一個重要なポイントっていうのは月面のどこで生活するかっていうところにもよるんですが、月面には地球みたいに定期的に太陽の光が届くしかも短いスパンでっていうところが難しい地区もどんどん出てきたりします。
一番ひどいところで言うと月の半分夜、月の半分昼とか、あとは永久陰って呼ばれるような光が一切届かないようなところみたいな場所も存在するというところで、なかなか太陽に全て頼っていくっていうところは難しいかなと。
あとは他に月面の資材をいろいろ使ってとかっていう話もあるんですけど、地球上でもそうやって自然エネルギーを使って電気を生成していくっていうところはやってるものの、あとはやっぱ燃やしたりとか、あとは原子炉、原子力発電使ったりとかっていうところになってくると思うんですね。
そういった流れで、じゃあ月面でも安定的にエネルギーを供給するっていうところだったりを考えたときにアイデアとして出てきてるのが原子力発電っていうシステムですよ。
それを、これあんまり背景は、なんでロールスロイスがっていう話なんですけど、ヨーロッパではロールスロイスが2029年までに原子炉を月面に設置することを目指して開発を進めているっていうところがあるというところを持っていて、
06:19
この原子炉っていうのが、電力システム、他のやつと比較しても結構小型で設置することができるみたいなところをメリットとして挙げているみたいなんですね。
これ、じゃあ別にロールスロイスがやってイギリスが盛り上がってるだけなんじゃないの?っていうと、実はそうではなくて、アメリカでもこの取り組みっていうのはスタートしてます。
前々回の宇宙話のエピソードで話したみたいに、アメリカの宇宙開発はもう最近定式化してるというか決まっていて、NASAがお金を持ってる。
で、こういう宇宙開発の技術を伸ばしたい、こういうところを進めていきたいってなったら、その技術力を持ってる民間の会社を探す。
で、その民間の会社が手を挙げて競合してコンペみたいなのを勝ち上がっていって、複数の会社がそこのプログラムに選ばれて宇宙開発を行っていくと。
それが前回話したので言うと宇宙ステーション、前々回話したところで言うと宇宙服っていうところになってきます。
そんな中で月面の原子炉を開発しましょうっていう話もNASAを中心に上がっていて、すでに2022年の時点で3社ピックアップされてます。
ロッキードマーチンという会社。
そしてこれがウェスティンハウスエレクトリックコーポレーション。
で、もう一つがIXっていうところで、多分この話については去年宇宙話でしたんじゃないかなと思うんですけど、とにかく月面で安定的にエネルギーを供給していかなきゃいけないっていうところを目指しているっていうのは、
ヨーロッパだけじゃなくてアメリカもそういうふうに考えているっていうところですね。
それに対して名乗りを挙げているのがロールスロイスであると。
ロールスロイスがっていうのが本当にすごいなと思って。
ただでさえロールスロイスの車なんか乗れないのに、ロールスロイスは次も地球から離れて宇宙まで目指してるんだみたいなところは結構すごい取り組みだなと思っているので、
これからどういうところが月面のエネルギーの覇権を握っていくのかっていうところが結構重要になってくる気がしますね。
これロールスロイスの考えている原子炉っていうのは2029年っていうところを目指している。
これNASAのエネルギーを作っているところっていうのは、
2022年の時点から10年以内っていうところを目指すというふうになっていて、
他にも2028年までに原子力で電力を供給するような環境を作るみたいな話とかもどんどん出ていたりするっていうところを考えると、
09:09
どこがアメリカなのかヨーロッパなのかっていうところが、
どこが最初に原子炉、原子力発電所っていうところを置いて月面でのエネルギー供給っていうのを安定化させるのか、
そしてそこに新しい課題っていうのをきっと見つけて、その後どうやって進んでいくかみたいなところは重要になってくるポイントかなと思うので、
宇宙話聞いてる皆さんには月面でもそういう地球みたいな電力確保の話って出てるんだなっていうところをちょっと頭の片隅に入れておいていただきたいなというふうに思ってます。
特に日本人っていう立場から考えると、この原子力発電を月面でやるっていうところに、
なんかやっぱ引っかかる、気持ち的に引っかかる部分っていうのはあると思うんですよ。
もちろんそうだと思っていて、それに対してやっぱりどうやって月面で安全に安定的に供給していくか、電力をっていうところは結構課題としては見られてると思いますし、
宇宙開発、逆に言うとそこで色々問題が発生してしまうと、その後の月面探査っていうところまで結構響いてきてしまうような問題にもなってくるっていうところを考えた上で進んでいくと思うので、
そのあたりはちゃんと周りが見ているっていう状況も大事だと思うので、しっかりと続報を待って、どんな感じで展開されていくのかはしっかり注視していきたいなというふうに思ってます。
あとは月面×原子炉とか原子力みたいなところで言うと、ポッドキャストでも何度か喋っているプラネテスですね。プラネテスって漫画があるんですけど、月面を拠点にして木星へ行く宇宙船を作るようなエピソードがあったときに、
エンジンが核融合反応を使ったやつみたいな感じだったのかなってなってくると、結構、原子力発電のところと連想される部分はあるかなと思うんですけど、
そういうところを考えた上でも、月面でこういう風なエネルギーを確保していくみたいなところの実験って、昔からSF的にも考えられてたし、
SFが現実になる世界が最近どんどん来てる中で、やっぱりそうなのかっていうところも思う部分もあるかなというのが、
宇宙作品とリンクさせて宇宙の話を楽しんでしまう、僕としては結構ワクワクする部分だなと思ったので、
そういうところもし思い出したなっていう方いたら、ぜひTwitterとかで教えてほしいですし、
あとは月面でのエネルギー、こういうのいけんじゃないのとか、そういった質問とかもいただけたら、本編に盛り込んでいけたら面白いなと思ってるんで、
みんなで一緒に宇宙話作り上げていきましょう。そんな感じで今回の本題以上にしておこうかなと思ってるんですけど、
12:07
もうですね、エピソードも900回を目前にしてっていうところで、僕のポッドキャストの新たなチャレンジの話もちょっとしたくて、
今、新しい番組作ってますっていう話を先日させていただきましたが、なんとそちらですね、どんな内容かで言いますと、
データ分析に関するポッドキャストをやらせていただきたいなと思っております。
これ初めて皆さんに伝えるんじゃないかなと思うんですけど、違うかな、一回話したっけ、ちらっと。
僕が本業でデータ分析の仕事をしていて、前の職だとデータサイエンティストって感じなんですよ。
で、ちょっと大学の友人を誘ってですね、2人でやるポッドキャストを、なので1人で語ってるようなこういう感じっていうよりは、
いつもよりもフランクで、あとは友達と喋ってる感じが出るから、結構自然体な佐々木が見れるんじゃないかなというふうに、
自分で自分に期待しているみたいな、そんな感じのポッドキャストになってます。
なんか、宇宙よりも多分もっと地に足のついた話になっているかなと思っていて、
みんな会社とかで仕事してたりすると、どうしてももうデータ、データみたいな話ってよく出るじゃないですか。
けど、何なん?みたいな、っていうところを解決していければいいかなって。
で、コンセプトは、隣にこういうの、こういう人がいてくれたら何でも相談できるのにな、みたいなデータ分析屋さんが横に2人いるイメージです。
その名も、隣のデータ分析屋さんっていうポッドキャストチャンネルですね。
隣のデータ分析屋さんっていうポッドキャストチャンネルを公開させていただきたいというふうに思っております。
内容も実は、ちょっとずつもう収録も始めていて、4月くらいには、4月の頭には公開できるかなと思っているので、
色々詳細とかは、明日とかは、今ガツッと作ったオープニングの部分とかも公開していこうかなと思ってます。
で、そこからどんどん盛り上げていって、公開を一緒にみんなで祝ってくれたら嬉しいなと思っているので、
是非、データ関連のお話、興味あったり。
で、宇宙の話とかもたぶん絡んでくるところあるんですよ。
相方の方が衛星データ触ってたことあったりするというところもあるので、そういったところを話したりとか、
結構色んなゲストの話とかも、宇宙話がみんなが聞いてくれて人気になったおかげで、
色んな人に注目してもらえているので、ゲスト出てくれるっていう人もいたりして嬉しい気持ちになっておりますので、
これからも是非、僕の展開と、宇宙話と隣のデータ分析屋さん両方ね、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
ということで、今回のお話は以上にしていきたいと思います。
今回のお話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー。
15:02
フォローボタンの下にある星マーク、こちらでレビューをお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ、宇宙話で募集しておりますので、
じゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。