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2021-09-17 13:25

344. ロマンチックな宇宙の噴水って何!?なハナシ

今日は天文学会でも報告された「宇宙の噴水」のハナシ。

太陽ぐらいの重さの星が、どうやって進化してどうやって死んでいくのかの研究が

どんどん進んでいる、そんなお話です。



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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題をドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日の本題なんですが、今日は宇宙の噴水っていうちょっとロマンチックなテーマで進めていこうと思っております。
この宇宙の噴水って何なのかっていうお話が、ざっくり言うと太陽みたいな大きさの星が最後進化していって死んでしまうときに噴水をバーッと吹き出すと。
こんなざっくりとした説明になってしまってますが、そういった現象が宇宙の中で見られているといったところで、
じゃあそのジェットってどういう感じになっているのかっていう実際の観測結果だったりとかっていうのを天文学会とかで発表されてた結果を用いてご紹介させていただこうかなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで毎日恒例の近況報告というか活動報告を挟ませていただこうと思うんですが、今ですね結構宇宙界隈ざわついておりまして、何かっていうとアメリカからまた民間の宇宙飛行士4名が
アメリカから民間人が4人宇宙に行ったっていうニュースが入ってきてます。これはスペースXの宇宙船に乗って宇宙に行ってるんですが、これ何がすごいって、まず宇宙に人が行くっていうニュースが大々的に取り上げられなくなってきてるっていうところなんですよ。
一つは。だってちょっと前に宇宙に宇宙旅行として3分間宇宙空間を漂って帰ってきたっていうのがもう世界中を駆け巡るニュースだったわけじゃないですか。ただ今はもう本当に頻繁に人が行ってるような感覚になってるというか、宇宙空間に人が行くこと自体にあまりみなが驚きを見せなくなってきてるっていったような状況があるんで
これは本当に時代が動いてるんだなと。プラスして今回スペースXの宇宙船に乗って4名の民間人の方が宇宙に行ったわけなんですけど、もともと国際宇宙ステーションにNASAとかJAXAの宇宙飛行士の方いて、あとは中国の宇宙ステーションっていうのも今宇宙空間にあって
っていったところで、なんと国際宇宙ステーションに7名、中国の宇宙ステーションに3名、そして今回飛び立った民間人4名っていったところで同時に14人もの人が宇宙空間にいるっていう状況なんですね。
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で、しかもこれのうちの一部は民間人であるといったところで相当な状況じゃないですか。だってちょっと前までは宇宙ステーションにしか人いなかったんですよ。
なのにまた別で宇宙ステーションがあったりだとか、そこでさらに民間人も別で来たりとかで、そういった感じで宇宙開発の現場というか宇宙旅行っていう面に関しては本当に時代が変わってきているというところなので、
これからもですね、きっとだんだん宇宙に滞在する時間が伸びていったり、あとはもうちょっと遠くまで行ってみようなんていう話も出てくるんじゃないかなと思うので、そういった最新の話はどんどんピックアップして紹介していけたらなと思っております。
で、こういう流れを見てすごい思ったのは、やっぱ最初が一番注目されるんですよね。どの業界でも。なので、このポッドキャストも、ポッドキャスト界では一応宇宙といえばみたいな立ち位置取らせていただいているので、これからどんどんまた頑張っていって、ポッドキャスト流行ってるらしいよみたいな。
で、ポッドキャストの宇宙のあれすごいらしいみたいなところで、ちょっと認識してもらえるような、なるべく埋もれないようなそんなチャンネルになっていけたらなと思っておりますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。
そんなこんなで、じゃあ早速本題に入っていこうかなと思うんですが、今日の本題はタイトルで話した通り宇宙の噴水っていうちょっとロマンチックなお話というところになっております。
で、これ宇宙の噴水っていうこの現象が起きるっていうのは、噴水っていうぐらいですから水の噴射のようなものなんですよ。
水から出てくる強烈な光っていったところが、星が死ぬタイミングで放出されるある現象によって見られるっていうのが今回のお話でどういうことかっていうのを順によって説明していきたいと思います。
で、今回お話しするのは星が死んだ時のお話なんですよね。で、星って死ぬのっていうざっくりとした話はあると思うんですが、死にます。
で、これどういうことかっていうと、星がなんで輝いているかっていうのは中心で核融合が起きているからっていったところで、その核融合が進んでいって中の燃料を言ってしまえば使い切るタイミング
っていうのが星の死のタイミングということになるんですよ。で、その進化って言ってるぐらいですから、その中心の核融合が進んでいけばいくほど、中で作られる物質だったりとか、あとはそもそも星の大きさだったりとかが変わってきたりとか
っていうような感じになってくるのを進化と呼んでいて、最後その燃料がなくなるのを死ぬタイミングだと言っています。で、これが星が持っている重さによって進化の仕方または死に方っていうのは違っていて
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よく言われるのは一般的に言われるのは太陽の8倍っていったところがすごいキーポイントになります。太陽よりも8倍重い星っていうのは最後どういう姿を迎えるかというとペテルギウスとかでもよく言われる超新星爆発と呼ばれるものですね。英語にするとスーパーノヴァ
どちらかは聞いたことある方多いんじゃないかなと思うんですが、宇宙空間で星がもう限界になってバーンと爆発する。本当に宇宙に広がる花火みたいな状況になるので、どっちかというと結構花々しくというか綺麗に散っていくようなイメージがあると思うんですが、逆に太陽よりも
重くない。太陽の8倍よりも重くない。つまり太陽と同じぐらいとか太陽よりちょっと重い星っていうのはそんな綺麗な爆発で人生の最後を迎えることはできないんですね。イメージで言うとグシャッみたいなそんな感じになっていて
中心で核融合していたのが終わり、その星っていうのは基本的にガスでできているので、そのガスを周りにドバーっと放出していくっていうような結構地味な最後を迎えるって言ったところがあるんですね。
で、この最後ガスを撒き散らす、爆発っていうほどの規模じゃないけどガスを周りにドバーっと放出していくような現象の中で、自分が持っているガスを両方向、縦方向と縦方向の上と下に思いっきりジェットとして噴射するっていうような現象が見られることがあるんですよ。
これちょっとイメージしづらいかもしれないんですけど、このポッドキャストでも何度か話しているみたいに、ブラックホールだったりとか、あとは星ができるタイミングでだったりとかで円盤ができて、それとは逆方向、垂直な方向にジェット噴射を起こしますっていう話をよく知っていると思うんですね。
興味がある方は是非、星、ジェットとかでググっていただけると画像が出ると思うんですが、そんなジェット現象、ジェット噴射っていうのが、星が死ぬ時にも発生すると。
なので、星が生まれる時にもジェット噴射があって、星が安定して、星が死ぬ時にもまたジェット噴射が出るといったような感じで、結構、宇宙の中では星が生まれる死ぬだったりとかとジェット噴射っていうのは非常に密接に関わっている現象ではあるんですね。
ただ、星が死ぬ時のジェット噴射の現象っていうのは、なかなか短い期間でしか起こらなかったり、あとは巨大な爆発を起こすわけではないから、死んだタイミングからジェット噴射までの短い期間っていったところでうまく捉えることができず、なかなか研究が進まないなんていう状況が続いていたみたいなんですね。
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そんな中で今回、新しい研究でそのジェット噴射についての研究の結果が報告されていたので、今回はそのお話といったところでようやく噴水っていうワードが出てくるんですが、そのジェットがありますよね。
今言ってた、星が死ぬ時に上方向、下方向みたいな感じでドバーっとジェットを飛ばすと。
そのジェットの中に水が含まれているっていうのが知られているんですね。
その水から出てくる光の放射、これレーザー光線みたいな感じで、ちょっと難しい言葉なんですけどレーザーではなくてメーザーと呼ばれる、これ光の種類によって違うだけなんでレーザー光だと思っていただければいいですね。
そんな水からの光がゾワッと出ると。
それを地上から観測してあげると結局はその光っていうのはジェット由来で飛んできている光なので、今まで研究が難しかった星が死ぬ時に出るジェット噴射を見ることができる。
そんな感じです。
つまり、宇宙の噴水っていうすごいキラキラしたワードが出てくる理由っていうのは、天文学的な目線で見ると、まず今まで観測がなかなか難しかった星が死ぬ時のジェット。
その中に水が含まれていて、その水から出る光っていうのを地上で観測してあげたっていうところなんですね。
この水の噴射、水から出る光の放射っていったところと付随して出てくる光っていうのを見てあげることで、今回その星が死ぬ時のもやもやっとしたガスの中から出てるジェット。
これが始まった。これが放出が始まったっていったところの合図として解釈しています。
といったところで、これからは観測技術がいろいろ進歩してきたりとか、あとは他の研究でジェットがどういう風なタイミングで出るのかっていうのがイメージできるようになってきたからこそ、星が死ぬタイミングっていったところを予測できるようになった。
予測できるというか、今後研究が進んでいく兆しが見えたっていったところが結構今注目されております。
これが何でそんなに注目されるというか面白いのかっていうと、やっぱり超新星爆発っていうスーパーノバっていう現象はよく見られる一方で、よく研究される一方で、私たちの地球っていうのは太陽の周りを生きていて、太陽っていうのも実際に進化してて、いずれ太陽も死ぬわけですね。
宇宙空間を研究するっていうところは最終的には私たちの体ってある元素とかでできているので、それが宇宙空間のどこから来た、つまり私たち自身がどこから来たのかっていったところと、あとは太陽系がどうやってできた以外にもこの先太陽系がどうなっていくか、太陽がどうなっていって最後どういう場面を迎えるのかなんていったところの現象まで突き詰めていく。
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つまりざっくりまとめると、私たちがどこから来てどこへ向かっているのかっていうのが宇宙の研究をする上の大きな課題だと僕は思ってるんですね。
で、そう考えると、この太陽が最終的に行き着くであろう、最後死ぬタイミングっていうの研究がどんどん進んでいってるっていうのは非常に面白いことだと思うので、今後もこういう話、僕もちょっと専門外なので言葉足らずになる部分はあると思いますが、紹介していけたらいいなと思っております。
ということで、今日は宇宙の噴水っていうちょっとキラキラしたお話をさせていただきました。今回の話も面白いなと思ったら、お手元のPodcastアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなで募集しておりますので、ぜひつぶやいていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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