2026年に月面に人が降り立つ。それに合わせて、月の周りにも新たに宇宙ステーションを作ろうとしている。
そんなゲートウェイに、ゲートウェイと呼ばれる宇宙ステーション、日本はどんな貢献をしていくのか、こちらについてお話ししていこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1438話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいですね。
まあ今現在はちょうどXを開きながらライブ配信して、収録をお届けしているっていう感じになるんで、ちょっと早いタイミングでエピソードとか知りたいよっていう人とかは、ぜひXのアカウントチェックしてみてください。
はい、ということで今日は満月です。昨日が中秋の明月でした。 なんでズレてんのかは昨日のエピソード聞いてねということで、今日の本題行きましょう。
今日は日本がどう貢献していくのか、月の周りの宇宙ステーションに関するお話です。 はい、ということで今回お話しするのは
月の周りに作られる宇宙ステーション、月周回友人拠点、ゲートウェイに日本がどんな貢献をしていくのか、そんなお話をしていきたいと思っております。
これ、2日前のエピソードで1436話、月の周りに構築される国際宇宙ステーション、ゲートウェイとは、というところでお話ししているので、細かい話はそっちを聞いてもらいたいなと思ってるんですけど、
その中で、じゃあ簡単に言うと、いろんな国が技術を提供しながら月の周りに宇宙ステーションを作っていく、そんな形を想定してるんですね。
で、じゃあ日本は一体何を貢献していくのか、というところです。 で、これ簡単に言いますとですね、まず日本は一つ大きく貢献するのは物資の補給関連ですね。
これは今まで国際宇宙ステーションで培われてきた ノウハウが詰め込まれているものになっていて、
コウノトリと呼ばれる物資輸送船があるんですよ。で、これ日本から打ち上げて、宇宙ステーションに物資を運んでいくというところがあった。
そんな役割を担っていた日本が、まあ2025年以降に建設されるゲートウェイと呼ばれる月の周りの宇宙ステーション。
ここにもこの技術、この技術として補給っていうミッションを担っていくことが言われているわけですね。
で、それに加えてもう一つ公開されているこの貢献のところっていうと、まあ一つではないか、まずミニ居住島に対するバッテリーの供給ですね。
まあ月の周りに宇宙ステーションできてたら、その宇宙ステーションの中では電気めちゃめちゃ大事です。
そのバッテリーの供給も日本が行っていくことになっていますね。そして国際居住島っていうところがあります。
この国際居住島のところには、環境制御とか生命維持サブシステムっていうところ、そしてバッテリー、カメラ、あと冷媒循環ポンプの提供を担当していくという形になっております。
つまり、宇宙ステーションの中で僕たち人間がちゃんと生きていけるような環境っていうのを支えていくのが日本の貢献になっていく。
まあ宇宙飛行士が宇宙で生きていくために不可欠な仕組みになっているので、ここに日本がしっかりと取り組んでいくっていうことは、
簡単に言うと、日本の存在がゲートウェイの製品に関わってくるし、今後継続的に使われるっていうところに大きく関わってきそうかなというポイントになってますね。
でもこれって基本的にはやっぱこれまで国際宇宙ステーションを運用してきてたっていう背景が非常に重要になってくるんですよ。
これ、生命維持とか環境制御技術、温度湿度っていうのをうまく制御するような、そんな環境もそうだし、あとは熱の制御もそう。
そしてあとは国際宇宙ステーションの運用の中で得てきた放射線の防御技術っていうところですね。
放射線を測定して、あとは次どのぐらい強い放射線が来てみたいな。
結局中にいる宇宙飛行士の人たちは、そこから受ける影響によって健康面がかなり左右されてしまったり、
あとは運用していく上で、この放射線受けるっていうところの健康面が非常に重要になってくるわけですね。
なのでそこをしっかりと把握できるような技術っていうのは日本から、日本はすでに蓄えているので使われる可能性はありますね。
あとは映像の部分かな。映像、エンタメとかで使われるのもそうだけど、やっぱり通信して月の周りの環境どうなってるかっていうのを映像で把握できるというのは非常に重要なポイントになってきますからね。
そんな感じで、月探査ってなった時にそのベースになるのってアルテミス計画って呼ばれるアポロ計画の後継プロジェクトなんですよ。
そこにはこれまで国際宇宙ステーションに関わっていたわけではない国とかも参加していて、
彼らにできることと、もともと宇宙ステーションとかも一緒に作っていて、こっちの国ができることとってやっぱ違うんですよね。
ノウハウとしてたまってる部分が。だからそれの提供度合いでその連合アルテミス合意の中でのパワーバランスみたいなのがやっぱり変わってきますよね。
彼らがいないとマジでやばいみたいな。とはいえ、43カ国が今参加してかなり熱くなっているっていうのは確かなので、各国どんな貢献していくのかっていうところはちゃんと整理してみるといいかもしれないですね。
例えばNASAが、NASAはじゃあ言い出しっぺだけど何するの?っていう話ありますね。
これで言うと電気推進系、電気で動いていくっていうところの開発についてはしっかりと進めていますよ。
しかもこれちゃんと民間企業を入れてっていうところになっているので注目度高かったりとか、あとはヨーロッパ。
ヨーロッパはここを拠点にしていろんな科学ミッション展開していこうとしているよっていうところをしっかりと考えている。
月面からのサンプルリターンミッションというのも構想していたりとか、あとはカナダですね。
カナダは国際宇宙ステーションに参加していて、カナダは今回ゲートウェイに対してロボットアーム技術というのを提供しようとしている。
そんなところになっていたりします。あとはUAEがエアロック、簡単に言うと宇宙と宇宙ステーションの中の環境をしっかりと切り分けるためにそこに使われる技術みたいなところですね。
これを提供していくっていう風になっていて、UAEに関しては国際宇宙ステーションには協力しているのかな?
今、ゲートウェイの方は覚えてるけど宇宙ステーションどうだったっけな?っていうのがあるぐらい、
まあでも比較的、あ、UAEなんだって思った人多いと思いますけど、まあそういうところで貢献してくれたりもするというような感じですね。
まあじゃあこのゲートウェイできて何していくのか。 まあやっぱ月の探査というところの拠点になるのは間違いありません。
例えば表面で撮った物質を地球に持って帰る前に一旦、ゲートウェイに中継していくとかね、そういったところを考えられているポイントになっていますので、
これが実現してね、そこから例えば生中継で映像が見れるとか、まあ生中継じゃないにしても常に月をモニターできる宇宙ステーションで一体どんな姿が見えているのか。
ここはね、きっと映像がどんどん出てくるんじゃないかなと思います。
僕個人的にあの国際宇宙ステーションから地球をこう見て、ぐるぐるぐるぐる回ってる映像めちゃめちゃ好きなんですよ。
わかる人いますかね。これ結構見たことある人いると思うんですけど、例えばそこで夜の面に行った時、あの宇宙ステーション、国際宇宙ステーションって90分で地球の周り一周してるんですよね。
だから90分で一周してっていう中で明るい場所もあれば暗い場所もあるっていうところ。
で、16周すると1日ですよね。で、なんて16回朝と夜を見るわけなんですが、こう例えば日本が夜のタイミングで上空を通過した時にですね、
日本列島の形がくっきりこう街灯というか、あの光で浮き彫りになっている姿とか。
あ、ここってこの都市じゃないかってわかる姿もめちゃめちゃ好きだし、あとはあのオーロラとかね。
最近オーロラめっちゃ見えるじゃないですか。オーロラ見えるタイミングで宇宙ステーションからも見えてるみたいな。
そうするとなんか僕たちは下から見上げながらカーテンがゆらゆら揺れているような感じだけど、なんか一箇所のエリアが赤くボワーってなってるとかってめちゃめちゃすごいことだと思うんですよね。
そういう映像とかが出て、なんか繰り返し見ちゃうっていうのはあると思うんですよ。
なので、じゃあ月面、月の周りにゲートウェイっていう宇宙ステーションができた時に、どういう映像で僕たちのことを魅了してくれるのかみたいなところは、なんか
かなり期待したいポイントだなぁと思ってますね。ただあの前回、前々回のエピソードで話しましたけど、
ゲートウェイに関しては月の表面を、上空をぐるぐるぐるぐる回るっていう感じではなくて、
楕円形で実は近づくタイミングってほんの一瞬で、それ以外のタイミングは結構遠くを回ってるっていうね。
はい、ということで冒頭にも話しましたが、今Xのライブ配信つなぎながら収録させていただいているんで、一つコメントを紹介させていただきます。
リスナーネームサイロさんからいただきました。 中秋の明月とか話したタイミングなんですね。
曇り空ですが夜空が明るいです。満月のおかげか先ほど女の子が生まれました。って言って、牛のね、
牛さんの写真が載っています。 リョウさんが生まれた日はどんな月が出ていたんでしょうねとコメントいただきました。サイロさんありがとうございます。
いやそう、あの満月のタイミングだと、 こう、子供生まれやすいみたいな。ちょっと迷信チックな話あるじゃないですか。
ね、あの僕も、子供、あそうだもう4ヶ月になるんですよ。 ね、子供生まれて、いやマジで早いなぁと思ってるんですけど、
生まれる前のタイミングとか満月近づいてきたら、いや満月だから生まれちゃうんじゃないの?みたいな、言われたぐらいね。
だったんですけど、でもそうですよね。こう、月の引力ってバカにならないよねみたいな話前したじゃないですか。
あのウェブメディア読みたいでも連載させていただきましたけど、 あ、まだか。やべぇまだ出してねーや。
やべぇこれから出す連載の話しそうになっちゃった。 あのまぁ簡単に言うと、月の満月とかのタイミングって大地震起きやすいよっていう話があるんですよ。
前ポッドキャストでも話したと思うんですけど、 まぁつまり地球規模で影響を受けるんだから、人一人が影響を受けるっていう話もありそうなもんですけどね。
ただ、あのここらへんってあんまり統計的に有意な差は出てないっていう感じですが、 まぁ別に月が出てようと出てまいと満月だろうと関係なく、
あの今回のサイロさんみたいに、 こう、かわいい牛の女の子が生まれたとか、
ね、あの多分これ聞いてるポッドキャスト聞いてる人でも親戚の子供生まれたとか、自分の子、自分の子供生まれる人はあんまりポッドキャスト今聞いてないかもしれないですけど、
あると思うんで、まぁとにかくね、元気に生まれてくれれば何でもいいですね。 めっちゃ思います。子供できてからそう思います。
はい、ということでコメントありがとうございます。 ぜひ皆さん、あのXの方もフォローしていただいてですね、
あのこういった生中継しながら収録している姿、 チェックしていただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します。
はい、ということで、 あの本日、水曜日ですね。9月の18日水曜日になっております。
水曜日は僕がもう一つやってるポッドキャストチャンネル、隣のデータ分析屋さんの最新は公開しておりますので、
夜19時に公開されます。ぜひこちらもチェックしてみてください。 はい、ということで、じゃあ今回は以上にしていきましょうか。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。