そうするとまあ ざっくり6年とかですかね
まあそんな中でそういうミッションが動いていく中で今回提案されたのが月面展問題 これ月面展問題ってきてピンとくる人は多分あの漫画を読んでるんですよね
宇宙兄弟 このポッドキャストでは宇宙兄弟
新刊が出るタイミングで編集担当のユヒコさん来ていただいていろいろお話しさせて いただくっていうのがもう結構恒例になってきましたね
実際に7月に最新刊確か発表されるんだったかな ってなっそのぐらいだった気がするんですけどまぁそこめがけてまた一緒に収録でき
たらいいよねみたいな話もしているのでぜひぜひ 宇宙兄弟コラボ楽しみにしていただきたいんですが
そんな中で宇宙兄弟のストーリーってこの月面展問題がかなり鍵を握っているわけ ですよ
主人公の宇宙兄弟って呼ばれる2人ですね ムッタとヒビトが月を目指していく
そして実際にその月であるミッションの中にこういう月面展問題とかっていうのは 構想が入ってきたりするっていうのでこう
あんまりしゃべるとねネタバレになっちゃうからあれですけど 漫画の中でも出てくるのがこの月面展問題です
でこの月面展問題 何がいいかっていうと
ざっくりこう宇宙に人工衛星たくさん飛ばしている理由と一緒で地球で観測するよりも 明らかに見える世界が違うからっていうことですね
地球上で天体観測をしようとすると 僕たちの生活を支えてくれているこの空気が
なんせ邪魔なんですよね 空気の細かい揺らぎのせいで星の光ってブレるし 空気が一定量あることによって光の情報が減って僕たちの目に届いてくる
ってなるとより暗いより遠くのより繊細な天体を見たい時には この大気っていうのはものすごく邪魔なわけですよ
わがままですよね僕らは大気がないと生きていけないし これまで散々
太陽フレアの話してきて僕たちを守ってくれてるって言ってるのに この大気邪魔だっていうこのエゴ丸出しな感じで人工衛星を宇宙に飛ばしていると
でそれでやればいいじゃんと今までもそうやってきたんだからなんでわざわざ 月面に建てる必要があるのかっていうところで言うと
月面に建てられる天文台っていうところは 今までの構想もそうだし今回のジャックさんの構想もそうなんだけど
電波天文学電波望遠鏡っていうのを立てようとしています 電波っていうのは僕たちが目で見える光
赤色から紫色まであって その赤よりも外側に赤外線があってその赤外線よりももっと外側
僕たちがスマホとかで使っているような電波っていう帯域ですね すごい広い範囲であるんですけどその中で
数十メガヘルツ まあなんかメートル波って呼ばれるものを観測しようとする計画がこの月面天文台っていうところが出てるんですね
このメートル波っていうところに目をつけるのが月面探査 月面天文台の非常に重要なポイントで
なぜか これ人類の
未踏の地なんですよ まだできてない
正確にちゃんとできてないって何でかっていうと 地球の地球上じゃまず無理なぜなら地球の大気とかそういった地球の環境によってその
僕たちが見たい光の種類っていうのが地上では観測が困難であると じゃあ宇宙に出たらそれができるのかで言うとそれも違う
なんでかっていうとこの僕たちが見たい電波この光っていうのは 地球宇宙から飛んできて地球から反射した地球の電磁層で反射したものもノイズとして
乗ってしまうし なんなら僕たちが通信で使っているものとかもノイズとして乗ってしまうっていうので
地球の周り宇宙に出ても地球周辺ですらできない科学なんですよ そこで登場するのが月面という舞台ですね
月面のしかも 電波の
天文台を建てるのに適しているのは僕たちから見えない裏側の世界です その裏側に
置くことで地球からの電波干渉っていうのを一切受けずに観測することができる
これがあるからそしてしっかりとした地面がある この条件で
建てるからこそ意味がある つまり月面でしかできない科学があるから月面天文台が提案されているってことなんですね
これをやることで何が分かるのかというと 簡単に言うと宇宙ができてすぐのころ
138億年前のビッグバンからしばらくの宇宙は 星ができるまでの間の謎の時代があるんですよ
その時代の姿を捉えられるのが このメートル波 ギガヘルツ帯 数十メガヘルツ帯の光を見ることで
まだ星ができるよりもさらに前の世界っていうのが見れるんじゃないか この希望を持って実はこの天文学者たちは月面天文台の構想をこれまでずっと積み重ねてきた
実際日本以外も提案しまくってるんですよ でこれを正式に発表したことで今盛り上がりができているっていうところで
実際どのぐらい実現性があるのかっていうのはこれから 検討される部分だと思うんですけど
2023年の日本天文学会の発表資料とかで月面天文台の検討内容とかっていうのが まとまっているものがあったりしたし
これは結構これまで考えられてたものがあるからあとは突っ走るだけっていう状態に なりやすいのかなぁと個人的にはちょっと思っていたりしますね
ここができることによって 今まで人類が見えていない光のない宇宙の時代まで遡ることができる
今世界中で話題になっているジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていう めちゃめちゃかっこいい人工衛星あるんですけど
この衛星ですら見えるのはファーストスター 宇宙で一番最初にできた星の光を捉えようとしている
月面天文台はそれよりも前の真っ暗な世界を観測しようとしている そのためには月の裏側に隠れて
地球の影響を一切受けない状態で宇宙観測ができる施設が重要であるということで月面天文台
これからどんどん提案されてくるかなと思いますので 何かわかんないことあったらぜひぜひ宇宙話に質問投げてくれたら解説していきたいなと思ってますので
ぜひお楽しみにしておいてください ということでアフタートークです
いやなんか今回の月面天文台の話はやっぱり 宇宙兄弟のパワーすげーなっていうところを実感させられるポイントですよね
月面に天文台を建設するっていうのがストーリーの中に入っているもの なわけなんですけどこれやっぱ最新の研究とか10年後どんな研究されている
15年後どんな研究されているみたいな 結構青蛇神っていろんなとこで研究会の中で語られたりするんですけど
そういうところにしっかり取材ができているっていうのが宇宙兄弟の強みだと思うんですよね
でその強みが今こうまた現実になったことで宇宙兄弟ってやっぱすげーって言って 宇宙兄弟きっかけで宇宙の業界を目指した宇宙が好きになったっていう
本当僕みたいな世代の人たちに大刺さりしているミッションが今回の月面天文台なので こっからね
実現してほしいなと でこれを実現させる宇宙飛行士の方って誰なんだろうとか
なんかそういうところまで妄想しちゃうともうなんかね勝手にもう天文台立ったんじゃないか ぐらいまで行っちゃいそうなんで
具体的な研究内容とか話とかまたこれから見つけていったらお話ししていこうかなと 思っておりますのでぜひぜひ楽しみにしておいてください
ということで今回は以上にしていきたいとおもいます 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー
フォローボタンの近くにある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです 番組の感想や宇宙に関する質問については
ツイッターのハッシュタグ宇宙話 またはスポティファイの q & a コーナーだったり
概要欄のお便りフォーム apple podcast のレビュー youtube のコメント欄 じゃんじゃんじゃんじゃんお待ちしておりますので
ぜひコメントそしてフォローよろしくお願い致します それではまた明日お会いしましょう
ばいばーい