天体のことをなんか全体的に星っていうしみたいな。で、今回見つかったのも、その半年前に見つかった134億年とかの4億光年とかの、そういった天体って全部銀河なんですよ。銀河。
で、この銀河っていうのが、なんか単純に、何億個っていう星が固まった場所っていう認識でみんな持っててもらいたくて、
例えば僕たちも天の川銀河っていう中にいるし、隣にアンドロメダ銀河っていうのがあるし。
で、この銀河って、ざっくり言うと星の生成工場だったりするんですよ。星を作り出す場所。
その中には星がたくさんあるのもそうだけど、星の材料になるものもたくさんあって、その材料が密集しているからこそ、その場で何かものを作る。
だから星を作っていくっていう現場になってるんですね。だから星の生成工場って言われていて。
で、そんな中で、今回見つかったのは、だから銀河がそのタイミングにあった。
つまり、宇宙ができてから3億年とかっていうタイミングの中で、すでに星を大量に作る気候っていうのが生まれていた。
ここが、今回の研究のポイントになるわけですね。
一体どのタイミングで、どれだけの量の星ができて。で、星ができるっていうことは、その中で核融合が起きて、
僕たちの身の回りにある物質ですね。それこそ酸素とか炭素だったりとか、そういったものがどんどん星の中で作られて、
宇宙の中に元素が、いろんなパターンの元素が充満していく、準備ができているみたいな状態だと思うと、
ここら辺の研究っていうのは、絶対に無視できないポイントだなと思うわけですね。
で、この結果を受けて、宇宙の初期の銀河の形成過程とかっていうところ、この辺りが、
やっぱ従来考えられてきた理論モデルとかでは、やっぱり説明できないところが出てくるんじゃなかろうかということで、
観測結果と理論研究っていうのの照らし合わせがこれから始まっていく。
そして、宇宙の歴史っていうのがまた再び見直されて、宇宙への理解が深まっていく。
そんな局面に立っているかなと思うんで、これからね、またジェームス・エップがより遠くの星っていうのを見つけてくれることを期待して、
そして、そこの辺りにたくさん銀河を見つけてくれると、天文学での理解が深まって、
さらに宇宙の理解が深まっていくというところになっていくと思うので、
ジェームス・エップの活躍にはこれからも期待していきたいポイントかなと思っております。
ということで、今回は宇宙ができてからわずか3億年、このタイミングにある銀河に関するお話をさせていただきました。
アフタートークです。いやー面白いですね。こういうのなんか、
そう、オープンアクセスの論文とかが出ているタイミングでそういうのがピックアップできると、
本当に最新の研究紹介できるし、よくね、宇宙話ってネタ探すの大変じゃないですかとか言われるんですけど、
このアーカイブっていうのが本当素晴らしくて、オープンアクセスになっている論文だけで、
1日世界中で本当に100個近く出てたりするんですよ。
世界中の研究者たちが出した論文っていうのが、そうやってオープン、
アクセスしやすい状態にしてくれている。 それによって天文学の水準ってどんどん上がっていくし、
で、僕みたいなこういう発信するような人とかもそういうのを読めるから、 それによってまた新しく
派生コンテンツができていくみたいな。なので素敵ですよね。 で、そんな中でそのぐらいあるから、宇宙話って基本的にそういうネタ切れみたいなところでならなくて、
世界中のプレスリリースとかを漁ってるだけでも意外とネタも尽きないし、やっぱ面白い動きたくさんあるんですよね。
面白い研究もたくさんあるしっていうことで、そんな感じで最新の研究どんどん追っていってますので。
ただこれポイントなのが、やっぱ論文って基本的には古くならないというか、 この時点で発見されたものっていうのはこれからもどんどん受け継がれていくし、
再現性っていうポイント、つまり誰がやっても同じ結果が得られる。 そしてその理解っていうのは基礎研究において変わらないっていう性質を持ってるからこそ、
宇宙話は1300話とかあるけど、基本的にはどのエピソードから聞いてもらっても、 そのエピソードって論文をベースにしてるから、
全然何の問題もないんですよね。単発で聞いてもらって、古い情報っていうわけでもないと。
ていうので、そういうところで宇宙話楽しんでくれたら嬉しいなというふうに思っておりますので、 過去の回もぜひぜひディグってみてください。
お便り紹介しようと思ってたのにすっかりでした。はい、ということで明日は日曜日です。 日曜となったら日曜特集ですね。
今週1週間どんな話をしたのか振り返っていきたいと思います。 そして日曜日が明けた月曜日、
ちょっとね、どうしても話したい内容が生まれました。 これですね、僕がNASAに行くきっかけにもなっていたミッションですね。
国際宇宙ステーション上で日本とアメリカで連携していく、結構最新プロジェクトみたいな。 これのほんと第1歩目みたいなところ、第2、3歩目ぐらいかなっていうところを、
僕がやっていたものが、なんとNASAのグループアチーブメントアワールっていう、 簡単に言うと賞をいただいたというのが