地上の物の大きさをわずか数センチ単位で測ることができる、日本版GPS、導きが達成しようとしている高いレベルの測位とは一体どんなものなのか。
人工衛星を7つ打ち上げることで実現できる世界、どんなところが描かれていたのか、こちらについて紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。それでは行きましょう。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日で1899話目、明日で1900回となります。
ここまで続けてこれたのは、あなたが毎日聞いてくれてるおかげです。本当にありがとうございます。
昨日のエピソード、毎日聞いてくれてるから聞いてくれたかなと思ってるんですけど、
やっちまいましたね。曜日の間隔と日付の間隔とエピソード数をすげー勘違いしてわけわかんないこと言ってた。
金曜日だと思ってたし、エピソードのナンバーもなんか途中でずれてた気もするし、みたいなね。
ひどいもんでしたね。
正確には、まあ今日が12月の26日の金曜日。
エピソード数が1899話なので、明日土曜日が1900回という感じですね。
はい、正しくはそうでした。
これから何か日中特集巻いてやっちゃおうかなとか、昨日の最後にちょっと言ってたんですけど、あれも完全に寝ぼけてますね。
びっくりした。あれ?どうやってやるか教えてたっけ?って聞き直したらなんかわけわかんないこと言ってて。
いやもう、ダメですね。
まあようやく年末年始の休みに入っていけるんで、この休みの間にしっかり養生して、
頭の中もパツパツだったことを一個ずつ整理していって、新年頑張れるように。
で、その間もポッドキャストは撮るんですけどね。
そんな感じで頑張っていきたいなと思っております。
じゃあ反省も程々にして、今日は本編長めにしゃべりますか。
今日お話しするのは日本版のGPS、誤差はわずか数センチという世界を目指していく、
そんな人工衛星導きの取り組みに関するお話をしていきたいと思います。
はい、ということで、
昨日おとといとH3ロケット関連のお話を色々させていただきました。
今回はちょっと疑問点にも挙げられていて、コメントもあったので、
日本版GPS7個打ち上げるってどういう意味があるんだろう、みたいなね。
そんなところをお話ししていこうかなと思います。
で、なんか位置情報のサービスシステムっていうところは、
もう身近な生活、僕らがね、
昨日も僕はご飯を食べに行くとか、移動をする、お客さん先に行くとか、
そういった時にも使いましたよ、マップ。
で、自分の位置が分かんないともうどうにもならんすよ。
これでもスマホになってからですよね。
ガラケー時代に僕、高校生の頃、
イタリアンのデリバリーのバイトしてたんですよ。
で、原付きで行くんですけど、原付きで運んでいくみたいなことをする時に、
当時ガラケーだから、なんとなく地図情報は出るけど、
めっちゃ重いし遅いみたいな感じだったから、
配達圏内のでかい地図がデリバリーの事務所の壁にポカーンって貼ってあって、
それで道全部覚えて、で、本当にたまにドアスレするんですよ。
あれ?みたいな。
ってなって、
うん。
ってなったら店に電話して、
僕今ここなんですけどどこ行けばいいですかね?みたいな話をするみたいなぐらいの、
なんかすげー今から考えたらわけわかんないアナログなシステムの中で働いてたわけですよね。
で、それが今はもう大改善されたみたいな状態じゃないですか。
で、まあそういうところもあり、あとは防災とか、
いろんなところで役に立ってるのはこの位置情報サービスなんですよね。
で、けど、じゃあGPSめっちゃ有名になったよね?みたいな便利になったよね?とは言いつつですね、
アメリカが運用しているシステムなわけですよ。
アメリカが運用している位置測定システムのことをGPSと呼んでいて、
で、これだと、
まあ、アルテミス計画とかもそうだけど、
アメリカの方針によって結構使い方、動かし方が変わってきうるものなんですよ。
まあ困りますよね、普通に。
えー?みたいな、昨日まで普通に使わせてくれてたじゃん!みたいな、
え?とか、運用お金かかるんでやめまーす!とか、
えー?みたいなのもないですけど、
けどアメリカしか使えませんみたいな形に規制されることもなくはないわけですよね。
で、そんな中で、
まあ安定性とかも不安定になったら僕らのサービスにも支障出るし、
ということで、安定指定位置情報を提供して、
日本の中での使い心地っていうのを一気に高めようというようなところで、
2000年前半から取り組まれているのがこの導き、
そして2010年に初号機が打ち上がったみたいな、そんな状態なんですよね。
で、なんかスマホになってからめっちゃいいよね、みたいな話をしているのも、
本当に最近の話で、2018年から4機体制で運用していると。
で、2025年にかけて5号機、6号機、7号機が打ち上がって、
7機体制でいくみたいな、そんな状態です。
で、まあ基本的には純天朝衛星なので、
なるべく日本の上にいるっていうようなコンセプトなわけですね。
で、人工衛星が即位する場合は、4機見えている必要があると。
ただ、ずっと真上にいるわけでもない、純天朝なのね、という形になるんで、
衛星の軌道的に、4機同時に見えない時間帯っていうのが発生する可能性があるんですよ。
そこの可能性を確率的にしっかり排除していくっていうところで、
7機体制っていうのを目標に動かしていく。
で、これじゃあ4機見えないってなったときは、GPSとかの情報を使って、
みたいなところになっていくのが7機体制になれば、
本当に日本独立での導きシステム、単独での即位が可能になっていく。
で、導き、日本に特化した作り込みをしているので、
高い精度での即位ができるようになっていくみたいな、そこがやっぱポイントなんですよね。
で、これ専用の受信機とかを含めての話にはなるんですけど、
どれぐらいの精度までその日本での能力を上げれたのか、気になりますよね。
GPSでの即位に関しては数メートル単位って言われてます。
メートル級の即位。
し、それも5メートルから10メートルみたいなところですね。
の一方で、導きはセンチメーター級補正システムみたいなのがあって、
クラスっていうのがあるんですよ。CLASっていうね。
で、これクラスって読むのかな?CLASかもしれない。
で、これ分かりやすく例えると、
三菱のページとかが出てるんですけど、この作ったね、導きを。
GPSの即位だとテニスボールのコート半面が分かります。
ここにテニスコート、じゃあこれ半面、これ半面でぐらいの能力で分かりますよみたいな。
逆に言うと、じゃあ選手がテニスコートの中を走り回ってても、
実際どこを走ってるかというか、そういうのは認識できない。
一方で日本のこの導き、フルパワー発揮できているパターンで言うと、
テニスボールを認識できるぐらいの精度を誇っているというようなところですね。
はい。ならこれはかなり精度が高いと。
で、しっかりこれ5号機から7号機までバーって出ていくと、
その即位での情報誤差の縮小がどんどん出てくる。
今の時点でも数センチ。
で、どんどんその衛星数が増えていくことでさらに高められるという風になってるんですけど、
今回5号機、導き5号機がH3ロケット8…忘れちゃった。
もう何号機とか数字むずいですね。
打ち上げ失敗によって喪失してしまったというようなところが出てきているので、
どこまで日本のプレゼンスを上げていけるかというか、
その精度をどんどん高めていけるかみたいなところの世界がここからどう動いていくのか、
ちょっと期待していかなきゃいけない部分かなと思っているわけですね。
まあとはいえ、年明けに7号機が打ち上がっていくと、
少なくとも6号機体制っていうのは、6機体制はもう作れるわけなんですね。
なので、その精度の向上、そして日本の技術力の高さっていうところが
しっかりアピールされる立て付けが出てきてくれたら面白いなと期待しております。
そんな感じで今回は、僕らが当たり前に使っている位置情報システムに関する話をちょっとさせていただきました。
以上です。アフタートーク。
本日12月の26日。
今日で仕事収めの人結構多いんじゃないかなっていうのを期待してます。
僕も一応今日でおおむね終わりの予定です。
すごい1年でしたね。
1年の振り返りみたいなのは12月の31日に置いておくとはして、
とりあえず仕事収めのあなたお疲れ様でした。
そして、もうちょいまだあるよって。
29まで働くんじゃい。
いや、31まで仕事なんだ。
っていう方もいると思います。
宇宙話と一緒に頑張ってくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。
変わらず年末年始も毎日更新していくので、
その日その日で楽しんで聞いてください。よろしくお願いします。
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それではまた明日お会いしましょう。バイバーイ。