宇宙でもAIの処理が活躍する日が来るかもしれない、そんな技術実証を行うJAXAのプログラム、革新的衛星技術実証4号機の中身がめちゃめちゃ面白いので、
今回はAI、ないしはその人工衛星の上でデータを処理するコンピューターに関するお話をしていきたいと思います。
実はまだまだ課題がある人工衛星のデータ処理、一体どんな技術実証が行われているのか、ぜひ最後まで楽しんで聞いていただけたら嬉しいです。
それでは行きましょう。
3、2、1、イグネション、
ジャパン、スタート!
佐々木亮の宇宙話。
改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで今日でエピソードが1889話目迎えております。
基本的には一応簡潔でお話ししているので、気になるトピックからぜひ聞いてみてください。
昨日、今日、明日ぐらいまでかな、革新的技術実証の話を積極的にしていこうかなと思います。
というのもね、昨日のエピソード、ペールブルーという水を推進剤にした人工衛星の推進技術、スラスターですね、プシュプシュって吹くやつ。
あれの話しして、僕が先日発売した書籍、宇宙ビジネス著入門でですね、このペールブルーっていう東京大学から出た会社ですね。
これの代表をやっている浅川さんの、本人がしっかりと監修してくれたピックアップ記事みたいなのも本の中に載っているんですよ。
で、その浅川さんが打ち上げている、たちが打ち上げている人工衛星の機能について、本の中でも触れているので、
本を買ってくれたあなたの手元とね、ポッドキャストが連動して楽しんでもらえたらすごい嬉しいなと思って話してるんで、ぜひぜひ昨日のエピソードも聞いてもらえたらと思います。
はい、ということで、土日で双子座流星群、極大迎えてましたけど、どうですか?見れました?
結構ね、Xの方でも見れたよーっていう、ポストをしてくれてめちゃめちゃ嬉しいなーってなったんですけど、僕もね、
昨日?昨日かな?見れましたね。1日ずれだったんですけど、当日はもうね、体が限界で無理だったーって感じだったんですけど、
当日?翌日か?見ることができて、犬の散歩中になんかちょっとウェブでも見ながら歩くか、見れるかなーと思ったら、2分ぐらいしたら見れましたね。
嬉しかった。なんか流れ…うわー流れ星みたいな、なんかその、惑うことなき流れ星みたいなやつあるじゃないですか。シュバーみたいな。
なんなんすかね、流れ星の伝わるかな?ヌルッと感。線が1回描いて、しばらく残ってニューンって消えていくみたいな、ケツの方から。
あのなんかヌルッと感は流れ星にしかない質感な気がしてて、僕は好きなんですよね。そういうのが綺麗に見える流れ星が見上げてすぐ、しかも極大美、極大美の、
次の日かな?見れたんで、まあやっぱ、あくまで極大であり、その周辺もしっかりチャンスあるんだなーっていうのを実感できました。
もし、流れ星綺麗に見えたよーなんていうのがあったら、Xの方だったり、ポッドキャストのコメントの方で教えてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。
はいはいはい、そんな感じで、じゃあまあもう早速本題行きましょうか。
じゃあ本題行きましょう。
はい、ということで、じゃあ今日は革新的技術実証の中身について紹介していきたいと思います。
今回ニュージーランドから打ち上がったのがJAXAの革新的衛星技術実証4号機ですね。
この4号機の打ち上げが無事成功したんですけど、技術実証って言ってるぐらいだからね。
その技術実証で一体何を実証しているのかっていうところが重要なわけです。
で、そんな中で今回はまあこの、今がっつりAI時代なわけじゃないですか。
で、僕もAIの仕事をしてまして、ちょっとね、仕事バタバタしてますけど、それはそれで楽しくやっているというような感じなんですね。
で、AIを処理するのにやっぱり重要なのはコンピューターのこのマシンのパワーというところです。
で、これよく地上のAI使う時とかに言われるのがGPUと呼ばれる、
まあコンピューターの中でも、コンピューターのこの性能の中でも並列処理みたいなところに強くて、
AIの学習とかそういったところに強いのがGPUってものですね。
で、まあそれに対応なして語られるのがCPUと呼ばれるもの。
で、それの、まあなんていうんでしょうね、CPUとほぼ同義で使われる演算をする機能のことで、
MPU、マイクロプロセッシングユニットというのもあるんですね。
この3つが主に登場してくると。
で、今回の宇宙に飛ばされた人工衛星の中には、
そのAIの処理に向いている、というか、コンピューターの頭脳みたいな部分で、
MPUと呼ばれるものとGPUと呼ばれるものが搭載されています。
で、それぞれが、MPUの方が、
SOI、SOC活用オンボードAI物体検知、IRISですね。
これが三菱重工から出た装置になります。
次世代宇宙用MPUの対宇宙環境性能を検証するとともにですね、
その機能を用いて、人工衛星から船舶を検知し、
そして人工衛星上でデータの演算処理を行って、
有用なデータのみだけ地上に下ろすと。
で、取得したデータを利用した再学習による、
オンボードAIチップのAI更新、つまり、
観測データを用いて宇宙空間でAIを一段アップグレードさせる、
そんな取り組みまでやっているのが、この三菱重工のMPUの軌道上実証ですね。
いやすごい、これは。
なんか、そもそも人工衛星のデータってめっちゃ重くて、容量がでかくてね。
で、それで地上を観測したものとかでも、
全部地上に下ろせないっていうような課題感があるんですよ。
そのために、先週がっつり紹介した宇宙データセンターみたいなところが活躍するんですけど、
全員がそのデータセンターを使えるってわけでもないわけですよ。
それはお金もかかってくるし、予算的な問題があるからね。
そうなってきたときに、じゃあどういう対策を取ればいいのか。
そのうちの一つが、人工衛星の上でデータの処理して、
必要なもんだけ地上に下ろせばいいじゃん、というようなアプローチですよ。
このアプローチをしっかりとやっていくことによって、データを無駄にしない。
例えば、適当に地上に下ろしても有用なデータが少ない、みたいなことがあり得るわけですよね。
それを制御というか回避するために、
軌道上である程度コンピューターが下処理をして、
データの必要なものだけを下ろしてくれるっていうのができると非常にいい、
というところで、今回は三菱重工はそういったのをAIでやる。
それだけじゃなくて、しかもこのAIのアップグレードまで
宇宙空間でやっていくというようなところを掲げているのは、
めちゃめちゃ面白い取り組みなんですよね。
プラス、もう一個GPU、民生用のGPUを搭載して、
宇宙空間でどういうことができるのか。
これは三菱電機の取り組み。三菱強いですね、やっぱり宇宙への取り組みとしては。
で、AIの処理。あとは、サー衛星。
宇宙からレーザーを地上に当てて帰ってきた情報を取るっていうのがサー衛星ですね。
これの再生処理だったりっていう高速信号処理を可能にするために、
GPUという並列で計算がしやすくなる演算の能力を用いている。
これも面白くて、GPUに搭載するソフトウェアの開発だったりとかをがっつりやっていきつつ、
軌道上でのAI処理っていうのもこのGPU上で行っていく。
しかも、ここはさらにソフトウェアをこの上で動かして、ソフトウェアのアップデートを行っていくと。
で、AIを活用したアプリケーションの実証なども行っていくという風になっていくので、
これはね、やっぱ宇宙空間かけるAIっていうのがもう結構来てるっていう証拠ですね。
まだ技術実証の段階ではあるもののですけど、