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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、じゅんさんの提供でお送りしております。じゅんさん、どうもありがとうございます。
冒頭で読んでいるこちらのスポンサー枠、興味がある方はぜひ概要欄から覗いてみてください。
ということで、早速今日の本題を先に紹介させていただきたいんですが、今日の本題は、私たちがいるこの太陽系の中の水星のお話をしていきたいと思います。
太陽系の一番内側の惑星ですね。水星の真ん中の核と呼ばれる部分、ここって実はものすごく金属が集まっている部分だったりするらしいんですね。
一方で地球とかっていうのは、マントルとかでドロドロに溶けてしまっている状況なので、なかなかそういったところは見られないというところで、一番内側の水星から地球とか火星とかにかけて、結構そのコアと呼ばれる部分の特徴っていうのが結構変わるみたいなんですね。
そこのお話です。今回最新の研究で、その差がなんでできてしまうのか、なんていうところが解き明かされたというところがあったので、今回は身近な太陽系のお話をしていきたいと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
そんな感じで、毎日恒例の近況報告を本題の前にさせていただきたいんですけど、ちょっと前にですね、ポッドキャスト、科学分野で1位取ったりとか、結構全体ランキングの上の方までいったタイミングで、大学、僕が出身が中央大学なんですけど、東京の中央大学の広報誌ですね。
そこからこの卒業生の特集をさせていただけるというようなお話をいただいて、ポッドキャストっていうところを軸にですね、大学の広報誌に取材をしていただくっていう機会があったんですね。
で、それが大学の中の人とかに伝わればいいかなと思って取材受けさせていただいて、雑誌としても見開き2ページとかで特集していただいてたんですけど、
それが今コロナ禍っていうところもあって、オンラインでもがっつりと公開されてるというところで、そのオンライン版の記事が昨日公開されてました。
というところで、その記事実際に皆さんにも読んでいただけるってことだったので、ちょっとそれを概要欄に貼っておきますっていうお知らせをさせていただきたいですと。
で、この記事の中ではもちろんポッドキャストの話もするんですね。ポッドキャストどんな目標を持ってやってるとかだけじゃなくて、僕自身がなんで大学院博士まで行ったのかとか、あとは今の仕事にどうつながってるのかっていうようなところを結構がっつり深掘りされて、それを特集していただいてるっていう感じになります。
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なので、もし宇宙の話だけじゃなくて、僕自身に興味持ってくださった方とかは概要欄にリンク貼っておくので、ぜひ読んでいただきたいなと。
で、これ言うて僕もまだ今で294回放送とかですかね。
大体1年弱ぐらいしかまだポッドキャストやってない、いわゆる新参者みたいな状態ではあるんですけど、10年選手とかいるんでね。
で、その中でも多分ポッドキャスト始めた頃に、こういうちょっとランキングの方上になったっていう話をしても、そんなに注目されなかったんじゃないかなと思うんですね。
っていうのも、やっぱりこの1年弱ずっと続けてる中で、確実にこの音声市場みたいなところっていうのは、僕がいるこの短い間でも相当伸びてるような感じがして、大学の広報士としてもそれを取り上げてもいいと思ってくださるような存在になってると。
ポッドキャストないし、そういう音声配信みたいなものが。なので、そういったところで早めに特集を組んでいただけたのは非常に嬉しかったなと思ってます。
なので、こういった取材とかしていただける機会っていうのは、ぜひどんどん何でも受けていこうと思うので、そういったところでポッドキャスト、僕はもうこのポッドキャストを日本一、ランキング日本一ですね。
僕、今、科学系では日本一取らせていただいてるんですけど、科学系だけじゃなくて、もう芸能人、オールナイト日本とか、芸能人の方がやってるようなチャンネルに食い込んで、日本全体一位っていうところを取れるようにやっていきたいと思ってますので、ぜひ応援していただけたら嬉しいと思ってます。
はい、そんな感じでこれからもちょっといくつか特集組んでいただける予定があったりするので、そこら辺はまた公開されたり取材を受けたりしたら情報を共有していきたいと思ってます。
そんな感じで本題に入っていきたいと思いますね。
本題は私たちがいるこの太陽系の中のお話ですね。いつも何百光年とか何億光年とか離れた、ちょっとピンとこないような話をしてたと思うんですけど、今回はその太陽系の中、なんなら太陽に一番近い水星ってやつのお話をしていきたいと思います。
太陽系、内側から水、金、地下、木、土、天、海というような感じで覚えた方いると思うんですけど、水星は太陽に一番近い惑星ですね。
一方で私たちのこの地球とかっていうのは3番目、内側から3番目のもの。その外側には火星があるみたいな感じですね。
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太陽系のそれより外側、例えば木星とかっていうのはガスでできてるんですよ。なので地表がないみたいな、ざっくり言うとガスでできてるようなガス惑星である一方で水素から火星まで地球を含むそこの4つの星っていうのはいわゆる岩石惑星と呼ばれるものなんですよ。
この岩石惑星の中に入っている金属の量っていうところに今回は注目した研究を紹介していきたいと思います。
これなんかちょっとややこしく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと今回注目するのは惑星の中心に何があるか。
中心って角って呼ばれるんですけど、その角の部分に一体惑星ごとにどういう違いがあるのかっていうお話ですね。
これわかりやすく地球で例えると地球のコアっていうのはドロドロに溶けたマグマがある部分だったりするんですね。
あれって地球の全体で見たときのだいたい5割ぐらい、半分ぐらいがそのコアと呼ばれるような物質になっていたりします。
そこにある程度金属とかも含まれている状況にはなりながら、若干真ん中温度が高すぎてそういった原型をとどめてないみたいな状況になってたりするんですね。
ちょっと前に火星ってどうなってるのかっていう話をしたときも、火星のオリンポス山の話をしたときに、結局あれって火山活動の一環ですよという話をしたと思うんですね。
オリンポス山っていうのは太陽系の中で一番大きな火山でできた山なんですけど、それがあるみたいな感じで結局火星も同じように真ん中で火山活動の元になる活動が起こってると。
じゃあそんな感じでコアと呼ばれる部分があります。火星とか地球に比べて水素っていうのはそのコアの部分がまずめちゃめちゃでかい。
だいたい星の8割ぐらいがコアと呼ばれる部分になったりするんですね。地球とかだと5割とかだから全然違う割合なんですけど、その水素、水性のコアっていうのは全体の8割ぐらいを占めてます。
しかも地球とか火星に比べてものすごく金属が含まれている。金属が含まれているってどういうことかっていうとスカスカのもの、例えば私たちのこの周りにあるものと金属って同じ大きさで持ち比べてみたらやっぱり金属の方が重いですよね。
なんで重いかっていうとよりギュッと中にものが入っている。つまり密度が高い状態なんですよ。これがそのまま太陽系の内側から外側にかけて水素の密度は、水性の密度はものすごく高くて火星の密度はものすごく小さいと。
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それより外側に行くとガスになるっていうので内側から外側にかけてだんだんこの密度が減っていくっていうのが傾向としてあったのが太陽系の実際の姿です。
でもこれがなんでこういう密度の違いがあるのかというところが実際よく分かってなかったみたいなんですね。これまで。今回はそういったところを昔の太陽とかっていう状況を数値シミュレーション。
いわゆる理論屋さんってやつですね。僕がよくポッドキャストでいう、天文学をやってる方には実験屋さんと理論屋さんっていうのがいて、観測してものを見つける実験屋さんと、そうではなくて計算式で宇宙を解こうとする理論屋さん。
今回はその理論屋さんのお話で、昔の太陽っていうのを数値で再現してあげて、その時に惑星たちがどうやってできていくのかっていうのをシミュレーションしたと。
そうすると、今回明らかになったのは、なんと太陽が持っている磁場ですね。太陽って言ってしまえば地球もそうなんですけど、大きな磁石なんですよ、星って。なので、大きな磁石ですとまずものすごく強い。
そこから磁石って結局近くにいるとすごい引っ張られるけど、離れれば離れるだけその磁石の効力って弱くなるじゃないですか。
それと同じ感じで、その太陽が持ってる磁力っていうのがものすごく強くかかる太陽系の一番内側、水星については、その磁場のおかげで金属をたくさん確保することができたと。
一方で、地球とか火星とかっていう方に来たときに、水星に比べて太陽から受ける磁場の力っていうのが弱すぎて、そこで金属っていうのをなかなか取り入れられず、密度の低い星になってしまったというような違いが出てくるみたいですね。
今回これを実際に太陽の周りで数値的に作ってあげると、だいたいどの惑星も説明できる。
プラスして、ハヤブサ2とかで話題に上がってくる小惑星とかみたいなより小さい星っていうのも、もっと密度が薄かったりする、軽い星だったりするんですね。
そういったところも全部説明できるというところで、今回の見つかったモデルというか研究結果っていうのは、太陽系の歴史っていうところを新しく理解するのに役立つような研究になったんじゃないかなというお話でした。
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それではまた明日お会いしましょう。300回まで残り7回ですかね。6回かな。ぜひ300回放送お楽しみに。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。