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2022-02-13 10:49

495. 太陽フレアがもたらす経済損失は7兆円オーバー!?

太陽は私たちの生活には不可欠なものですが、実は大きな危険性を孕んでいます。

それが表面で発生する爆発現象「太陽フレア」です。

その危険性がどのレベルなのか、経済損失の目線で見てみましょう。


ソース

https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/2016SW001491


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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、宇宙天気というワードから、太陽フレア、太陽の表面で起こる爆発が、一体どれぐらいの経済損失を出し得るのか、
っていうような、天文学と宇宙ビジネスというところが掛け算になるような、そんなちょっと面白いお話をしていこうかなというふうに思っております。
今回は、そもそも宇宙からの災害っていうところは、最近結構注目度が高くなっている一方で、なかなかまだ理解が浸透していないというか、
これだけ危険だってわかっているし、世界中もこんだけ動いているのに、なんでみんなあんまり知らないんだろう、みたいな部分が強かったりするんですね。
こういった宇宙天気と呼ばれる、宇宙の本当に気象条件みたいな、そんなところを少しお話ししながらですね、皆さんには、宇宙好きの皆さんにはですね、こういったところは理解しておいていただきたいなと思って、今回のトピックをピックアップさせていただきました。
今回のお話はですね、実は今、宇宙ビジネスメディア、空畑でこれに関する記事を書いているので、そこの一部からの抜粋というか、それについて調べてて、僕も新しく知ったことがいくつかあったので、こちらを紹介していこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告を本題の前に挟ませていただこうかなと思うんですが、なんとですね、今日の放送でこれ495話になるのかな、エピソード495になるんですよ。
もうあと5回放送で500回を迎えるっていうところで、なんかこうすごいそわそわするなというのが率直なところですね。なんかすごいアバウトな感想にはなってしまってるんですけど、1年半前の9月にスタートさせて、当初はなんかもう100いくかなとか、そこを超えたらなんか300いくかなとか言ってたんですけど、もう本当に500目前っていうところで、なんかそうですね、ざわつくというか。
で、これを倍やったら1000回放送なのかと思うものの倍もできるのかなっていう不安もあったりとか、でもですね、ずっとやってる中で音声配信の波みたいなのがすごい来ているのを実感しているので、なんかそのあたりでうまく昔からやっているだけでなくてですね、これだけ毎日配信してるっていうところで何か音声市場に貢献できればいいなというふうに思っていたりもします。
なので、まあ500回に向けてですね、特に申し訳ないです。何か仕掛けてるとかっていうわけではないんですけど、まあ皆さんとですね、なんか盛り上げられたらいいなと思ってます。なので、Twitterとかでお祝いのコメントとか、あとはもう全然あのツブが来たくなかったらDMとかでもいいので、少しコメントいただけるともう100回ぐらいは頑張れるんじゃないかなと思っております。
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はい、まあそんな感じでかなり500回に近づいてきたなというところを実感したそんな近況報告にさせていただきました。皆さんもですね、なんか1年半とか毎日ぐらい続けているようなこときっとあるかなと思うので、まあそう続けているものを一緒に大事にしていけたらなと思っております。
はい、じゃあまあそんな感じで本題に入っていこうかなと思いますね。今日の本題は宇宙天気というワードを軸に、宇宙からの災害がどれぐらいの経済損失を地球上に経済に与え得るのか、そんなお話をさせていただこうかなというふうに思っております。
で、今回紹介するところのまず大枠、宇宙天気って何なんだっていうところのお話になるんですが、宇宙天気っていうのはまあ毎日皆さんも天気予報っていうのはチェックすることが多いんじゃないかなと思うんですね。
今日は晴れだ、今日は雨だとかっていうような自分たちの身の回り生活を取り囲む環境のことを、いわゆる天気と呼んでいたりしますね。もちろん温度とかも含まれるので、ざっくりと自分たちがいる環境の周りのことを天気と呼んでいるというふうになった中で、宇宙天気ってなると宇宙空間にもそれが進出していくっていうところがざっくりとしたお答えになっていて、
でですね、そもそもここ何十年かとかっていうところで人類は宇宙空間に進出していくっていうところになってきてるんですね。
で、人類が行った先にそれぞれ対応しなきゃいけない環境がある。じゃあその環境を理解するっていうような文脈で考えたときに、宇宙空間の状況も一つ天気として考えられるじゃないかというところで命名されたのがこの宇宙天気だというふうに言われていたりします。
で、具体的にそこにどんな要素が加わるのかっていうと、大きく影響を与えるのは太陽フレアですね。太陽フレアっていうのは太陽の表面で起こる爆発現象になっていて、その爆発に伴って太陽の周りにあるものだったり表面にある物質っていうのが地球上に飛んできて、その飛んできた物質だったりとかが地球と相互作用を起こしていろいろ悪さを起こすだったりとか
爆発に伴って飛んできた放射線ですね。体に悪い放射線がどれぐらい飛んできているのかっていうところで、今宇宙環境が良い状態なのか悪い状態なのかそんなところを見分けることができるっていうようなのが宇宙天気っていう文脈の一つに繋がってきていたりします。
そんな中で一つ過去にものすごく大きい宇宙天気、ないしは太陽フレアの影響っていうのが地上にもたらされたことがあって、これは昔1980年頃に巨大な太陽フレアが発生して、この太陽フレアによって放出された太陽周辺の粒子、物質みたいなのが地球にぶつかったことによっていろんな相互作用を起こして、
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なんとカナダのケベック州と呼ばれる州だったりとか、その周辺の街全体をブラックアウト、つまり停電させてしまったというような、そんな事象が発生していたりします。
で、これで世界中で太陽からの災害っていうのは非常に注目しなきゃいけないというふうに認識されたわけなんですけど、この時の被害総額っていうところが経済損失ですね。これが650万ドルっていうふうに言われていて、日本円にすると大体7億円から8億円ぐらいの、そのぐらいの経済損失をもたらしたというふうに言われております。
で、こういうのの影響っていうのは太陽フレアの規模によって本当に左右されるものになってくるので、これよりもさらに大きい太陽フレアが発生するだったりだとか、あとはより直撃する角度、太陽全体が爆発するわけじゃなくて、太陽の表面の一部で爆発が起きるので、
それが地球の方向にその爆発の衝撃が真正面に飛んでくると一番厄介だったりするっていうところがあるので、そういったところで最大でどれぐらいの経済損失が世の中にもたらされ得るのかっていうところが実際に研究としていくつか発表されていたんですね。
で、そのうちの一つをいろいろ見ていったところですね、なんと最悪のシナリオが用意されていて、これは具体的にはアメリカの中部というか、アメリカってかなり大きいので、低緯度のところから高緯度のところっていうところで、下から上まで幅があるじゃないですか。
で、そんな中でニューヨークだったりとか、あとは西海岸を栄えている部分とかって、アメリカの中で見ると、いわゆる中位の緯度のところにあるわけですよね。そのあたりを含めで、一気にアメリカ大陸というか北米が被害を受けたらどれぐらいの経済損失を出すのかっていうところが見積もられていて、それが4.8兆円というふうに出ておりました。
で、この4.8兆円なんていう数字、あんまりピンとこないっていうと思うんですけど、これアメリカの1日のGDPに相当する額と、つまり巨大な太陽フレアがモロに直撃すると、なんとアメリカの1日の総生産量、
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つまり世界中の中で結構な割合を占めるアメリカの経済的な生産量っていうのが1日分ごそっと失われてしまう可能性があるというふうに言われていました。
なのでそれだけ危険な状況がある宇宙空間、そして私たちが生活する上で必要なこの太陽っていうところの活動について、本当はもっと知っていかなければいけないっていう状況がありますね。
ただ、この太陽フレアの被害を含む宇宙天気って呼ばれるワード、まだまだ一般的には浸透していない言葉だったりとか、詳しく知らない人っていうのも多いかなと思うので、このポッドキャスト聞いてですね、少し興味持った方とかはご自身で調べていただくなり、あとは過去にも太陽フレアの話とかさせていただいているので、少し注目してみていただけたら非常に嬉しいなというふうに思っております。
ということで、今回は宇宙天気、太陽フレアがもたらす経済損失というお話をさせていただきました。
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このポッドキャストでも何度か紹介している、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡という昨年末に打ち上がったものが、ファーストライトといって一番最初の観測結果というか画像というのが公開されたというニュースを見かけたので、
明日はこちらについてお話しできればなと思っておりますので、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
ご視聴ありがとうございました。
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