この番組は、人生において大切な場面での話し方、伝え方に関して、ちょっとしたコツをお伝えしていきます。
元局話などで話し方講師、早坂まき子と申します。よろしくお願いいたします。
前回、【シャープ124のしゃべりの相談室】、多くの方に聞いていただきました。ありがたいことです。
個人的な、紅白歌合戦の感想会だったんですが、やっぱりあれですね、松田聖子さんのお名前がタイトルにあったから、検索とかでこのポッドキャストにたどり着いた方、多かったんでしょうね。
何が理由であれ、聞いていただき、そしていいねを押していただいたり、コメントくださった方、ありがとうございました。嬉しいです。
で、その前回の松田聖子さんの美濁音が美しすぎるという回を受けまして、なんとなんと新規のリスナーさんからお便りいただきました。
なんかね、あまりにこのお便りが早坂にとって嬉しすぎてですね、これなんか知ってる人が隠れて匿名で送ってくれたんじゃないかっていうぐらい、なんかね、ちょっとね、やらせっぽいんですよ。
すごく作り話っぽく聞こえちゃうと思うんですけど、なんかなんでこんな言い訳をしてるかっていうと、ご相談聞いていただければ、なぜ早坂がこんなにも興奮してるかがわかると思いますので、聞いてください。
松田聖子さんの美濁音が美しいという解説拝聴しました。なんとなく素敵だなぁと思っていた歌詞とかが耳心地いい理由がわかり、すっきりしました。
自分はラジオも大好きなのですが、よく聞いてみたら、好きなパーソナリティは、皆さん美濁音が美しい方ばかりだということに気づきました。
だから長時間聞いていても嫌じゃないのかもしれないと分析できて面白かったです。
美濁音以外のこれをやった方がいいよという日本語のルールやテクニックとかあるのでしょうか。ふわっとした質問ですみません。
というご相談いただきました。ありがとうございます。いいんですふわっとした質問だとしても、いやーご相談ありがとうございました。
あまりに美しすぎるパスで、ちょっとねゴール決めるの躊躇するぐらいびっくりしております。
ですが、この綺麗なパスをうまく切り上げられるようにお答えしましょう。
お答えしましょうって言ったわりには、今なんて返答しようかなーって悩んでいます。
なんで悩んでいるかというと、本当はね、このご相談者さんに深掘り質問したくて、これをやった方がいいよという日本語のルールやテクニックを知りたがっているじゃないですか。
どういう場面で活かしたいのかなぁ。っていうのを本当はね追加質問して知りたいんですよね。
例えば学生さんでアルバイト先とか就職活動で使えるようなテクニックが知りたいのか。
すでに社会人でスピーチとかプレゼンテーションとかなんか朝礼とかね、ちょっとした挨拶の時にやっておいた方が、知っておいた方がいい何かルールとかテクニックがあるのでしょうかと聞いているのか。
お友達同士の会話とかね、普段の日常会話で活かせるようなルールとかテクニックを知りたがっているのか、なんだろうなぁと思いつつ、
でも追加質問できないので、どんな状況であっても活かせるようなものって考えています。
ってなるとね、これかなぁ。
ら抜き言葉を使わないかな。
食べれるじゃなくて食べられる。切れるじゃなくて切られるのようにね。
そんなの知ってるよって、もし受け取るんだったらごめんなさい。
ら抜き言葉はやめた方がいいよというのをもうとっくに知っていますっていう方だったら申し訳ないのですが、
ご相談者さんの年代のとこに20代としか書いてなかったので、学生さんなのか社会人なのかちょっとわからないのですが、
どんな立場であれ、これを知っておいた方がいいんじゃないかなっていうのは、ら抜き言葉ですかね。
で、ら抜き言葉って別にね、これ若い方だけじゃないのよ。私昭和56年生まれの44歳ね。
同世代でもら抜き言葉を使っている方いるし、なんだったらら抜き言葉でも伝わるのよ。
そうでしょ。で、この点は美濁音と一緒なのよ。
美濁音だって、私がとか、雨が降ったとか、思いっきりがぎぐげごって、濁ったって伝わるじゃないですか。
理解はできるでしょ。だから本来正しい日本語である美濁音がどんどん伝わっていってしまったのは、まあそういう理由なんだよね。
使わなくたって伝わっちゃうから。
で、学校とか親御さんとかがね、家庭で指導しているっていう人だったらば、ああ美濁音知ってますよってなるんだけど、
学校でも家庭でも教わらないまま成長しましたって方もいらっしゃるんですよね。
だって正直言っていい?早坂もアナウンススクール通って初めて知ったのよ。美濁音というものの存在を。
小学校の先生である友人に聞いたらね、美濁音ってやっぱり義務教育課程の中に入ってないんですって、項目として。
国語の先生とか音楽の先生が美濁音にものすごくこだわる方とか、美しい日本語を話しましょうねって正してくれる先生だったらば、教えてくれるんだけど、
まあ別にそこは重きを置いてないし、いいかっていう先生もいらっしゃるわけよね。
別にそういった先生をディスっているわけじゃないよ。いろんな先生がいるし、義務教育課程にないから。
ら抜き言葉も、たとえ食べられるじゃなくて食べれるって言ったとしても伝わるじゃない。受け取れるでしょ。
あ、トマト食べられるのねってわかるし、大丈夫一人で切れますっていうのも、あ、そうですか。切られるんですね。
で、受け取り側は理解できるから。だから、たとえら抜き言葉を使っていたとしても、会話が成立するんですよね。
あと、最近もうインターネット上で有名になっている文言として、マナー行使の一番のマナー違反は、他人のマナーを指摘することっていうのがあるじゃないですか。
よくね、Xとか見る人だったらご存知だと思うんですけど、そうなのよ。話し方も同じで、話し方行使に名乗ってても、ら抜き言葉を使う人にたとえ出会ったとしても、プライベートだったら注意しないかな。
できないよね。大人であればあるほどね、誰からも指摘されなくなりますからね。
もし、これを聞いている方でね、10代とか20代前半ぐらいのお若い方が、親御さんとか学校の先生に、ら抜き言葉使うんじゃありませんって注意されてね、カチンと来てる方もいらっしゃるかもしれないけど、それはね、言ってくれる時期はありがたいのよ。
大人になると、表だって言わないから。サイレント評価だから。裏でこそこそ、あの人喋り方雑だよねとか、就職活動とかで、この人は正しい日本語が使えませんね、ちょっと接客業とか営業とか無理かなって、本人にはそういったね、評価を伝えないまま、サイレントで落とされたりするからね。