アート作品の評価の変化
みなさんこんにちは。ポップキャスト配信者のKEITHです。
また、すごい久しぶりになったんですけど、配信しようと思います。
今回はですね、久しぶりに読書、し終わったというか、終わりの定義は板を置いておいて、一冊読んだんですけど。
で、僕はアートが本当に興味関心が強くて、その中の一冊を読んだので、今日その紹介したくなりました。
図書館で借りたんで、まあ無料で読めたのがすごくありがたいんですけど、
タイトル、共用としてのアート、投資としてのアート、という書籍を読みました。
で、さっきの終わりの定義ですけど、全部は読んでないですね。面白そうな章だけピックアップしようと思いました。
特にその後半の、後半っていうか、タイトル2つあるじゃないですか、共用と投資ですけど、
その投資の方は僕あんま興味関心がなくて、自分の投資としてアート作品を持つっていうのは考えてもなかったし、
そういうのはあんま好みではないんですよね。
なので、投資としてのアートというのは一旦無事しました。
とはいえ、投資の世界もあると思うので、どういう人たちがどういう観点で語ったりとか、そういう観点を知らないので、
まあ知る意味でも軽く読んだとこは読みましたけど、基本的には共用としてのアートの方をメインに話しようと思ってて。
その中でもピックアップした章は、4章と8章ですね。
4章は発明品であること、8章はアートの新しい評価軸ですね。
8章のアートの新しい評価軸の方が今回のメインですね。
4章、まず発明品であることの方ですけど、
アートのメモっているところを上から舐めて終わろうかなと。
評価が上がる作品の特徴の一つは発明品であること。
今後アート作品の評価ってどういうふうに上がっていくのか。
その特徴の一つはあくまで発明品であることっていうところでした。
これどっかで見たなと。
例えば、全然アート知らない人とか共用ない人だとしても見に来るのは全然ウェルカムだし、
むしろ来てほしいと思っているぐらいなんですよ、アートの世界では。
で、その人がそれを見て、何か見たことあるっていうのだと、
それはやっぱ評価もこれじゃ上がらないっていうことで、
これまで見たことない表現技法とか、いろんな方法、コンセプトとかっていうのがあること。
あと独自の文脈、独自性があること。
例えばピカソって偉大な画家さんです。
まあ余談なんですけど、
彼は生涯で15万点の作品を作り上げた方で、
もうすっごいエネルギッシュな方なんですよね。
結構絵を描くって体力すごいいるはずなんですよ。
確か91歳で亡くなるんですけど、ずっと絵を描き続けた偉大な画家です。
あと68歳の時に4人目の娘が生まれてます。
これもすごい。
大天才みたいな感じかもしれないですけど、実際天才ではあるんですよ。
11歳の時に彼が描いた絵があまりにも上手すぎて、
お父さん自体も絵を描く方だったんですよ、画家だったんですけど、
息子のピカソの絵を見て諦めたというか、
引退を証明したんですよね。それぐらいピカソって天才だったんですけど。
でも実際その天才が天才だけではなくて、
能力をフルに活用してずっと作品を膨大な量作ったっていう、
だから大天才と言われるわけですよ。
まあそれは置いといてですけど。
ピカソってキュビズムっていうような一つのスタイルを確立したんですよね。
すごく面白かったし、理解しないとピカソの絵はやっぱり
なんじゃこれってなるわけなんですけど、教えられたり、
こういう見方をするのになったときに、
この絵のすごさっていうのがわかってくると。
アミニオンの娘たちでしたっけ?
なんか5人の女性たちの絵だった。
あれがすごく有名でわかりやすいですよね。
まああんなキュビズムのような、
今まで存在しなかった、その当時ですね。
なんだこれみたいな、突然変異なようなものっていうのは、
やっぱアートの世界ではもう少なくなってきてるらしいですね。
今後はやっぱもう何かを掛け合わせることで生み出されるっていうのが、
作品の作り方の主流になってきている、すでに現実として。
ってことはその作品組み合わすための、
各一個一個の作品そのものの源流がなんだというのを
理解することはやっぱ大事になってくるというお話でした。
一つは発明品になること。
もう一つはインパクトが大事だというふうに言ってます。
思いっきり針が振り切れていて、
人間の心を揺さぶるような作品っていうのが大事だと。
それは単なる一家制のインパクトって意味ではなくて、
アートって社会に何か問題提起だったりメッセージを出すことが
今までも多かったし、これは今も変わらないんです。
その社会に放つメッセージっていうのが、
より多くの人に共感とか感動を与えるものっていうのが
大事なんじゃないかというふうに言われてました。
それは制作力に柔軟な幅を持たす。
あとは自分の中で自由に発想をする。
アーティストってやっぱ自分の世界観があって、
自分の中で自分の中の発想を自由にどういう表現をするかっていうことだと思うんですけど、
ただその自分が好きなものと、
世間がでも期待するものってやっぱあるわけですよ、アートとか芸術に対して。
その交差点がうまいこと見つけられて、
いろんな人に感動を与えられるアートが今後は評価されるんじゃないかというところですね。
結局ニーズがないアートを作っても、
それは単なる趣味の延長でしかない。
本当にちゃんとプロとしてやるんだったらっていうのをお話をしてて、
やっぱアート、芸術の世界にもそういうビジネス観点ってなんだかんだあるんだなっていうのを改めて感じましたね。
はい、以上4章の発明品であることっていうところでした。
大衆の視点とビジネスモデル
で、ここから本題の8章。
アートの新しい評価軸です。
ちょっと長いですけどね。
現代はより大衆に感動とか共感を与えることによって評価されてきている。
これはさっきの話の続きでもありますけど。
今まで道の専門家とか権威ある方々がこの作品はすごいとか、こういう価値があるという評価をしていって、
それに対して作品の値段が決まったりとかしてたわけですよね。
つまり大衆の評価っていうのは今までは全然されなかったんですよ。
加味されてなかった。
変わってきてるんですよ、これが今。
現代はより大衆がアートをどんどん評価するようになってきています。
いろんな背景があるんですけど。
簡単に言うとこれはシンプルに面白いかどうかですよね。
アートとか芸術のバックグラウンドがない方が多いし、
どう評価すればいいかっていう知識も技術もない。
なんですけど、今後はその大衆の方の評価、感動共感がその作品の評価に変わってくる。
なった時に大衆はこの作品をどう評価するかって一言で言えば面白いかどうかだと本のティッシャーの方は語ってました。
コンセプトの説明の文字とかって大体今までの作品にはあるんですよ。
この作品はこういうことがあってこういう背景があってここが見どころですみたいなところが書かれたりするんですよね。
そういうのがなくても見たり拝見をしてそれが面白いってなったら
そういうアートっていうのが今後評価の一つだというふうに言われています。
それに応じてビジネスモデルもやっぱり変化してきていて、
今まではトップギャラリーと言われる超有名なギャラリーが専門家のお墨付きであったり、
それを一部のコレクターに販売するっていうモデルだったんですよ。
売れたお金がその作品、アーティストの収入にもなっていくんですけど、
これが今後、今はもうそうですけど一般大衆の入場用収入というモデルがどんどん増えてきていて、
これをアートの世界が受け入れ始めたと認めてきたっていうところが大きくなっていて、
いずれはこの一般大衆がアートを見るっていう展示会の入場用、
それによる収入っていうのが今後は主流になるんじゃないのっていうふうにおっしゃっていて、
そうなった時にアート作品の評論っていうのが専門家ではなくて一般大衆にできるのかっていうのが、
個人的には疑問だったんですけど、できるかできないかっていうかもうする時代が来るっていう話です。
ただですね、弊社の方が面白いっていうか言ってたのは、
一般大衆の中でもやっぱりそういうアートをいっぱい見てきた人も増えてくるし、
今後はそれがもっともっと増えていくんであれば、
大衆の中の方からきちんとアートの教養を身につけて評論をできる人が出てくる可能性はあるんじゃないのっていうふうにおっしゃってまして、
それも確かにあるなって本気で思いましたね。
その評価っていうのも今まで言ってきましたけど、
いろんなスタイルが生まれてきて評価そのものも多様化が進むんじゃないのっていう話はありますと。
それは観点とか見方が違いますからね。
それに応じて作品の制作の手法も変わってくるよねと。
基本アート作品っていうのは個人が自分の世界観があって、それを黙々とこう作って表現をするっていうところだったんですけど、
それが複数人がコミュニケーションを取りながら作品を作るっていうのは今後は出てくる。
もっと増えるんじゃないかなと。
特にデジタルアートに至ってはそれをさらにオンラインで繋がって、
でも同期的に作ったりとか非同期で作りつつ作成されていく。
で、作品が生み出される。
そんな想像も全然できるよねっていうふうに思いますと。
これからのアートの世の中の動きについていけるかどうかっていうのが、
このアーティストさんが生き残っていけるかっていうところの一つの軸ですよねっていう感じでした。
もちろん美術史的に重要と評価された作品っていうのは人類の文化財として保存をされていて、
その時代人類がどんなアートを評価したり、どんなアートが盛り上がったのか。
つまりアートの歩みっていうのが見えてくると。
そういう意味で歴史を刻むことになるので、
完全に専門家の観点っていうのはなくなるわけではないって話ですね。
むしろそれは絶対生き残ると。
ただそのアートの評価には一部の専門家とかその評論家のある種の詩的な意見ですね。
簡単に言えば好き嫌いです。
その評価する方の好みっていうのが反映される。
そういう詩的な意見っていうのが今まで重視されてきたけど、
最近は誰もが評価をしていく時代なので、
本当わっけわからんというか、今までとは全然違う評価になっていくだろうって話ですね。
アート市場の拡大と未来
でまた今はですねアーティストそのものの数が世界中でも爆発的に増えてるんですよっていう話でした。
で表現方法も比例して多様化していて、
作品の数もやっぱりそれは増えるよねって感じで。
でその表現方法って今までやっぱり画家、絵が多くて2次元で表現されることが多かったんですけど、
最近はもちろん映像もあるし、立体的な作品もあるし、
インスタレーションとかもあるし、あとはパフォーマンスアートですよね。
その場その瞬間で作られるアートとかもあって、
本当多種多様になってきた。
数が増えるってことは作品のクオリティも上がるんじゃないのっていう、
逆にまあ下がる可能性もゼロではないですけど。
まあ上がる可能性も高いよねっていうふうにおっしゃってました。
キーワードとしては大衆化と民主化とマーケットの拡大の3個で分かられていて、
今まで貴族階級とか高尚な方だけがモテるものだった。
そんな時代からそもそも誰でも作れるようになって、
誰でも売買できて、誰でも楽しめる時代になるよって感じですね。
もちろん買える人はっていうところですけど。
で世界規模で見るとマーケットっていうのは年率5%で伸びてるらしいです。
あんまり日本だとこんなにアートのマーケットって伸びてるのって実感しづらいですけど、
世界的には年々5%ぐらい伸びているってことだそうです。
例を一つ出すと、レオナルド・ダ・ヴィンチっていう有名な方いますよね。
地の巨人と呼ばれたダ・ヴィンチですけど、
彼の作品が500億円以上で取引されたっていう事実があるんですけど、
それよりもオークションとか、いわゆるセカンダリーマーケットですね。
オークションで100億円で落札されたっていう作品が30作品も年によってはあると。
ダ・ヴィンチ1個だと500億円なのに、100億円で30作品なんて3000億円ですよね。
っていうようなマーケット市場になってきている。
アートの大衆化
こっちの方がよっぽど数字的にインパクトある。
気軽に買える作品っていうのが浸透していっている。
つまり大衆化と民衆化が進んだと。
でも同時に高価な作品、高い作品のマーケットでも進んでいるっていうのがちょっと意外でしたね。
今はですね、アートの世界っていうのは参入障壁が本当に低い領域で、
そういう美大とかは出ていなくても良いし、資格もいらない、副業も当たり前。
なおかつそういう誰でも一発逆転が可能な世界と言えるかと。
NFTの流れも今起きてますので、そういう時代の流れっていうのも相まって一発逆転あるんだろうなと思いました。
これまでは作品とアーティストっていうのは分かれていて、それぞれに対して価値とか評価があったわけですね。
今はそれが同一視されるようになってきたと。
作品そのものがアイデンティティみたいなことは今なくなってきて。
だからこそタレントとか有名人とか、日本で言うと芸能人、芸人もそうです。
などネームバリューを持っている方っていうのがアーティストにとってはライバルとなりつつあるんではないかと。
人気商売の人が作ったもの、なんだからそれは売れて当然ですよね。
そうなると需要が高まれば価格も上昇していく。
なのでアーティストさんの作品っていうのが有名人とかが作ったものに負けてしまう。
金額とか数字的に。
問題はそういう作品ってそもそもアートと言えるのかっていうのは一つ疑問だと僕も思いますけど。
売れるからといっていい作品と限らないっていうお話が今まで美術界には通説だったらしいですね。
なんだけどこれがもう崩れつつある。
顧客に振り向いてもらえないサービスというのは個人の趣味の延長に過ぎない。
これはビジネスの常識ではあるんですけど、これが美術の世界でもちょっとずつ来たんではないかと。
今まではこれが当たり前ではなかったんですよね。
ただ今は売れない作品っていうのは将来的に価値が認められない作品というふうに言われて、
逆を言えば売れる作品こそが良い作品というような理論が当たり前に近づいていくんじゃないかという見立てがあるらしいです。
もちろん美術史に残るような新しい文脈を持っている作品であれば、
学術的な見地で重要なということは言うまでもないと。
ただ、アートの価値の評価というのは、見てくれる人に共感する質と量。
これの相和であるべきだというふうに言っています。
またこれはですね、技術の進歩によって可視化されるんじゃないかというふうに筆者の方はおっしゃっていました。
アートが大衆化するというのは、自分もアートを買いたくなる人もいるわけで、
いわゆるコレクターと言われる方ですね。これもどんどん増えていくと。
コレクターの方は別に感性で買えば良い。個人の好みとかで買えばいいし、好きに買えばいいんですけど、
その感性とかセンスの磨いていく必要はあるんじゃないのっていうふうに言ってました。
質の良い作品を大量に見て、大量に感じて、そうするうちに自分の中で良いというもののデータベースが出来上がっていき、
コレクターとしての感性が磨かれてくると。
またアート市場もその感性のあるコレクターが買う作品とか、このアーティストさんだっていうふうなものが
価格上昇するようになってくる。ではないかというふうに言われています。
売れるものっていうのも単に有名人が作ったものではなくて、そういういろんなコレクターの方が買ってるってことは、
これは良い作品なんだっていうふうな、やはりさっきの評価につながっていく、帰結するっていう話ですね。
もう一回話に戻ると、アーティストさんっていうのはそういう意味で発明家でなければならないと。
今まで世に無かった新しい発想での表現。
今はこうセルフプロデュースっていうのがしやすくなってきた時代ですよね。
そういう現代だからこそ、まさに発明していく必要があるという感じです。
最後、アート作品とかその業界ですね。
アート業界がテクノロジーと無縁でいられるはずがないって話をされていて、
アートの価格上昇の仕組みとか、価値そのものを決める法則っていうのをやっぱり知る必要があると。
客観的にコレクターがアートの価格を分析するっていうことが必要な時代になってきます。
アルゴリズムによってそれは、具体的に価値をつけられる未来っていうのも遠くないんじゃないかなと。
それは作品だけではなくて、やはり同一視されてきているアーティストそのものも、
もしかしたらアルゴリズムによって変数付けがされるのではないかというのが、
この第8章、アートの新しい評価軸っていうお話の結論でした。
コレクターの重要性
いや、とても興味深いお話で、ここはもうちょっと食い気味で読んでしまいましたね、僕は。
弊社の方はアートの世界の中の方だと思うんで。
どれくらいすごいかちょっと僕は全然知らないんですけど。
その方がいろんな観点でこういう話をしてきたので。
でも読んでて、僕もど素人ですけど、P5GSっていうのを使って、
レジザルアート、もと言うとジェネラティブアートっていう分類のものがあって、それをやってます。
アーティストと名乗るほどのものではないし、趣味の延長っていうさっきの話ですけど、
でしかないですけど、まずはそれでもいいなと思ってます。
この人生を楽しむ中の一つに、絵とか絵画と数学とかアルゴリズムとプログラミングを掛け合わせて何かできるものないかなって探して、
ドンピシャでこれが見つかったので、僕はそれをやり始めて、実際今楽しんでますけど。
でもやっぱりあればやるほど、趣味の延長から抜けたいなって思いと欲が出てくるんですよね。
そして本当に自分にとってもこれがやりたかった、こういうものを表現したかったんだっていうのを見つけたい欲がすごくあって。
それをずっと探してる、探求してる途中ですけど。
それはさっき言った発明につながるのかなっていうのはちょっとわかんない。
それが世間に対してインパクトを与えられたらそれは一つですけど。
ただまあ、でかいインパクトなくても作った作品が、誰かにとって本当にいいなって思ってもらえるものが作れたらいいなとはやっぱりありますね。
ちょっと余談でした。
芸術とかアートの世界のいろんな観点だったんですけど、いかがだったでしょうか。
改めてアートに全然興味なかったという方も、アートってやっぱり絵画が一番歴史的に長かったんですけど、今はそんな感じじゃないよと。
いろんなものが本当にありますし、たくさん表現の幅が広がってきて、自分が好きな好き好みだったっていうもの。
その中にアートがひょこっと出てくるのがもう目に見えてきてるはずですので。
特には映像とか動画っていうのもアート作品の評価の一つにどんどん出てきているので。
YouTube上にアートがどんどん出てくるっていうのもやっぱりあるんでしょうね今後は。
その意味でもっと興味関心とか、日本人の方でもアートにも興味関心を持ってもらえたらいいのかなと思っています。
日本のアートのマーケット、マーケットというか市場ですね。
本当にまだまだちっちゃいらしくて悔しいというか、もうちょっと伸びていいんじゃないかと思ったりはしました。
前回僕転職する時に、日本のアートの世界を押し上げたいというか盛り上げたいという目的で
頑張っている会社さん一社だけ話聞いたことありますね。
すごく面白かったし、自分もやってるっていうのもあって、ここに入るのも一つかなってちょっとだけ思いましたけどね。
そういう会社も出てくるぐらいなんで、もっと盛り上がっていただけたらいいなと思いましたけど。
まずはでも、もっと多くの方がそもそもアートの世界に足踏み入れていただくっていうところが第一歩だと思うんで。
そのきっかけになればいいなと思いました。
日本のアート市場の展望
じゃあ、そんな感じで今回は終わりたいと思います。
また次回お会いしましょう。バイバイ。