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2023-05-16 30:00

ゲスト:長谷川一英・恵美子(E&K Associates)「むんぱれTuesday / by DJナオエレーヌ」2023年5月2日放送

E&K Associates代表の長谷川一英さん・恵美子さんをゲストにお迎えしたトークをお届けします。

 

●長年、大手企業に勤務してきたお二人ですが、結婚後に現代アートに開眼し、二人共通の趣味として作品のコレクションを開始。作家やギャラリーとの交流を深める中、アート業界全体を活性化したいという思いからE&K Associatesを設立。

 

●アーティストの視点・思考をビジネスに活かし、イノベーション創出の実現を支援する人材育成ワークショップ、コンサルティング、アート・イベント等の事業を手掛けています。

 

●今年の春、E&K Associatesで実施したプロジェクトや、アーティストと協業した国内外の企業事例をまとめた、一英さんの初の著書『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』が出版されました。

 

●本著では、現代アーティストの思考や制作アプローチをビジネスパーソンが学び、自らの関心・興味を起点として、常識を覆す革新的なコンセプトを創出する「アート思考」を身につけることを提唱。

 

●名和晃平、AKI INOMATA、田村友一郎、藤井光、長谷川愛といった現代アーティストが社会事象をリサーチし作品化していく過程、また、ヤマハ、コニカミノルタ、マイクロソフト、ノキア等がアーティストを迎えて事業開発や組織変革をした事例を通して、イノベーションを実現していくためのヒントを伝えています。

 

●番組では、本著を中心に、お二人を魅了し続ける現代アートの魅力、コレクションしてきた作品、アート思考を磨くワークショップやプロジェクト、また、今後の展望について掘り下げます。「アート思考」は、「失われた30年」から日本が脱却する原動力となるのか?お二人のトーク、是非、お聴きください!

 

■E&K Associates

https://eandk-associates.jp/

お二人は、アート思考を活用することに賛同してくれる仲間とのコミュニティ作りを検討中。興味をおもちの方はこちらまで。↓

https://00m.in/boPw3

■番組へのリクエスト・ご意見はこちらから↓

https://www.radicro.com/request/munpare.html

 

#アート思考 #アート思考ビジネス #アート思考ワークショップ

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むんぱれTuesday その日の天使
皆さん、こんばんは。ナビゲーターのナオエレーヌです。
むんぱれTuesday 第一週 その日の天使
この番組では、私が気になる様々な分野で活躍しているゲストをお迎えしています。
この番組を聞いて、新たな視点、言い方、考え方を知ることで、リスナーの皆さんの世界観が広がって、少し心が軽くなったり、穏やかになったりする。
そんな風に、この番組が皆さんにとってのその日の天使になれたら嬉しいです。
今回もですね、私たちの世界観や視野を大きく広げてくれる素敵なゲストをお二人お迎えしています。
株式会社E&K Associates代表、長谷川一英さん、そして長谷川恵美子さんです。
こんばんは。ようこそ。
長谷川恵美子 こんばんは。
長谷川恵美子 こんばんは。長谷川恵美子です。
長谷川恵美子 今日こそいらしてくださって嬉しいです。
E&K Associatesはお二人が設立された会社ということなんですけれども、実はね、私が初めてお二人にお会いしたときは、まだお二人とも企業に勤務されていてて、そこから独立して現在の活動をされているということで、後ほどその辺りの経緯もですね、詳しくお話をお伺いできればと思うんですけれども、まずはですね、お一人ずつ簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
長谷川恵美子 はい。こんばんは。長谷川恵美子です。よろしくお願いします。
長谷川恵美子 私は先ほどご紹介ありましたように、実は製薬企業にずっと勤めておりまして、通算すると28年間ですかね、製薬企業におりました。
最初は研究所に行って薬を作る創薬研究をやっていました。それから経営企画とか企業広報を担当するようになりました。
研究をやっていたときに薬を作っていたわけなんですけれども、入社したときは1990年だったんですね。
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それで、まだバブルの終わり頃で日本企業も割と余裕がある、そういう時期で、研究者が自分がやりたい研究っていうのを自由にできていた、そういう時代だったんですね。
それからバブルがはじけて、失われた30年に突入していくんですけれども、それでなかなか日本の産業界全体が元気がなくなってきたなっていうのを見てきた、そういう時代でした。
それで、現代アートを妻と一緒に見るようになって、アーティストの視点とかものの考え方が非常にユニークで、ビジネスの人たちと全然違うなということに気がついて、
これを繋いでいったら、元気がなくなってきちゃった産業界にもう一度新たな息吹を吹き込めるんじゃないかなということを考えて、今、活動をしています。
はい、長谷川恵美子です。私はスイス系の総合科学企業で25年間勤めました。主に広報とかマーケティングとかを担当していまして、仕事大好き人間でして、ほとんど仕事以外のことはあまりしてこなかったんですけれども、
現代アートと出会って、というのもスイスの会社で、スイスの本社があるところがバーゼルという、アートバーゼルという、現代アートでは大きなアートフェアを主催している本家本元だったんですね。
で、バーゼルに本社がありながら、アートバーゼルには行ったことがなくて、出張の機会も何回もあったのに、その時は混んでるから来てはいけないみたいな、街全体が混んでるから来てはいけないみたいなことで、アートバーゼルに行きたい行きたい行きたいっていう一心で、2014年会社を辞めました。
それはちょうど25年を迎えたということもあって、それを機に辞めて、アートバーゼルに行ったというのが、私の世界に向けたデビューです。
夫と結婚してから、アートに目覚めたんですけれども、現代アートを日本で見るようになったんですけれども、そこから色々アートが好きになりすぎて、自分でも活動したくなってしまって、
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アート応援団を作って、ベネチア・ビエンナーレの日本館支援プロジェクトですとか、あと映像作品を応援する上映会を主催したりとかして、最終的には京都まで行って、国際的なアートフェアを日本に作ろうみたいな形で活動しまして、
2018年から19年にかけて京都府の職員として、文化芸術推進事業に携わりました。
その後、企画の初期段階で関わった京都府の現代アートに特化した国際的なフェアの青写真を作りまして、2021年にアートコラボレーション京都として実現しました。
その夢が実現したということもありまして、ちょっと仕事をセーブして、コロナ禍は3年間引きこもっていて、この春からまた活動を開始したような形です。
なるほど、ありがとうございます。お二人それぞれ様々な活動をされていたということなんですけど、そもそも現代アートに出会ったっていうのは何がきっかけで出会ったんですか?お二人が同じ時期にすごい現代アートに開眼したっていう、そんな感じだったんですか?
これは実は結婚してですね、その結婚した次の年に二人で直島に行ったんですよ。直島は現代アートの聖地みたいになってますけども、あそこで作品を見て非常に良かったなっていうのがあって、その時に学芸員の方に作品を説明していただいたんですよね。
そうすると、ただ単に綺麗な絵を描いているっていうことだけじゃなくて、社会事象についてアーティストがちゃんとリサーチして、そこから今までにない発想とかコンセプトを考え出して、それを作品として表現しているっていうことを知って、
非常にクリエイティブな芸術だなっていうことに気がついて、これは素晴らしくて、そこからですね、一生いろんな作品を見るようになった。
じゃあ、直島で出会ったいろんな作品に感化されたってところですかね。ある作家のこの作品っていうことよりかは、どちらかというと。
そうですね。あそこにあるいろんな作品を見て、それぞれにアーティストが考えているものの見方も違うし、そんな風な見方があるんだみたいな。
なんかあれですよね、長谷川さんご夫妻って、結構そのコレクターとしても知られていると思うんですけども、そこからコレクションを始めたっていう、そういうことでよろしかったですかね。
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そうですね。
今、ちなみに何点ぐらい揃えてらっしゃるんですかね。お聞きしてもよろしいですか。
100ぐらいはあると思います。
素晴らしい。
小さいものも含めてですけど。
何か差し支えなければ、どういった作家とかがお好きとかってお聞きしてもよろしいですか。
僕は実はですね、コレクションした中では、実は石川直樹さんって写真家の写真が実は非常に気に入ってまして、彼は山に登って、エベレストとか高い山に登って、もともとは若い頃、五大陸最高峰を全部登頂したのが最年少記録を持ってた人なんだけれども、
それでエベレストに何回も登って行って、あそこのヒマラヤの山の写真を撮ってるシリーズがあるんですよ。
それが非常に良くて、最初にエベレストに行って山頂に登っちゃうと、エベレスト自身の写真は撮れないじゃないですか。
そうですよね。確かに自分が登ってるから。
エベレストの影が雲に写ってるっていう写真を撮ったんですよ。
これはすごい綺麗なんだけれども、その写真を撮りましたと。
今度じゃあ、エベレスト自身が撮れなかったもんだからっていうか、そういう理由かもしれないけれども、その隣にローセっていう山があるんですよね。
その山も8千数百メートルあって、そこに登って今度エベレストの等身大の写真を撮ったんですよ。
当時、8千5百メートルより上から等身大のエベレストを撮った写真っていうのは、石川直樹さんの写真だけだっていうふうに言われてたものなんですよね。
今度、エベレストとローセって隣同士の高い山なんで、それをもうちょっと遠くから双子の山を撮ったっていう3つシリーズの写真があって、それを持ってて。
素晴らしい。
この雄大さをいつも見て、自分も大きく物を考えなきゃいけないなみたいに思ってる。
なるほどね。そういうふうにして自分を感化する。いいですね、そういう。じゃあ是非、長谷川さんのところに行ったら見れるのかな、石川直樹。
是非、公開していただけると嬉しいなと思いますけれども。そんな現代アートに対する熱が高まって、いよいよ会社をお辞めになられた2人とも、自分たちのE&Kアソシエイツという会社を立ち上げたわけなんですけれども。
実際今どういったことをやってるのかとか、ちょっと教えてもらってもいいですか。
私の方で中心にやってるのが、先ほど一番最初に言いましたけど、そのアーティストのユニークな物の見方とか考え方ですよね。
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これをビジネスの人たちも取り入れてっていうか、自分でもそういういつもとは違う見方とか物の考え方ができるようになることで、新しいイノベーションを作れるようになるんじゃないかっていうことで、それを仕掛けるっていうことをやっていますと。
どう仕掛けてるんでしょう。
それでちょっと補足すると、さっきも言いましたように、現代アートは単に美しい絵を描いてるだけじゃありませんと。
社会辞書に対して作家自身がこれはなんか面白いねっていうことに気がついて、そこを結構鍛錬にリサーチするんですよ。
それがなぜそうなってんのかとか、歴史的にはじゃあどうなってんのかとか、文学の中に出てくるとか哲学の中に出てくるとかそういうのも全部調べて、
それをやっているうちに自分なりの新しいコンセプトが出てくるんですね。
そのコンセプトを作品で紹介してますと、表現してますっていうことなんだけれども、この過程っていうのが実はビジネスの人が新しい事業を考えるときの思考の過程と結構似てると思うんですよ。
ビジネスでも社会課題があって、それに対してその課題を解決するためにどうしたらいいかっていうのを考えて、僕なんか研究所にいたんでR&Dをやるわけですよね。
それでいろいろ試して、こういうふうにいくと解決できるんじゃないかっていうことで、その製品とかサービスのコンセプトを決めるわけですよね。
最終的に製品とかサービスになるんだけれども、その過程ですよね。一生懸命調べて新しいコンセプトを作り出すっていうところは非常に共通していると思うんで。
違うのは、やっぱりそのアーティストの調査の範囲が広いわけですよ。歴史とか哲学とかそういうところまでいろいろ調べると。
だけどビジネスの僕なんかも研究やってると、その自分の分野のところはすごい一生懸命調べるんだけど、ちょっと違うところのことって調べてる時間もないし、なかなかそこまでやろうっていう興味もなかったりするわけなんだけど、
そういうところをもうちょっとこのアーティスト的に広く調べたりすることによって、今までとは違う発想が出てくるんじゃないかなと思うんですよね。それをワークショップの形でビジネスパーソンもできるようにしようじゃないかっていうことと、
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もう一つは、企業のプロジェクトにアーティストを招き入れて、そのプロジェクト全体の中で、そういうアーティストの物の見方や思考を注入して、プロジェクト自体が今までとは違う形になるっていう、そういうことをやろうとしてます。
なるほど。それであれですよね、今ちょっとご紹介チラッとしていただいたことを、実は今度ご著書なんか出されて、その中でもまとめられてるっていうようなことだったんですけれども、こちらの長谷川一英さんが初めて出されたご著書、イノベーション創出を実現するアート思考の技術という本なんですけどもね。
こちらに関してもちょっといろいろお聞きしたいなと思ってたんですけども、これを読むと今おっしゃってた、そういった企業で実践された事例なんかも入ってるってことですよね。
長谷川 そうですね。
なるほど。じゃあさっきのお話ですと、アーティストさんを呼んで、皆さんで何かリサーチをするとか、そういったイメージでよろしかったですかね、やってらっしゃる内容としては。
長谷川 そうですね。ワークショップについて言うと、まさに自分でリサーチして、でもこれもこのアート思考っていうのの定義っていうか、これが今日本の中ではあまりはっきりしてないと思うんですけども。
僕はこの本の中で一応定義をつけていて、自分の興味関心を起点として、そこから新しいコンセプトを考える、創出する思考法っていうふうに定義してるんですね。
この自分の興味関心から始めるっていうところが非常に重要だと思ってます。過去のいろんなイノベーションの事例、ウォークマンとか、ちょっと古いんだけども、チキンラーメン、インスタントラーメンですよね。
ああいう事例の開発経緯を見ても、やっぱり作った人たちがこういうのを作りたいんだっていうふうに思ってみんなやってるわけですよ。自分の関心から始めるっていうのはすごい、やっぱりイノベーションにとっては大事だと思っていて。
ワークショップの場合も、だから基本的には個人個人で考えてもらうんですね。グループにしちゃうと、誰かの興味でやることになっちゃう。
そうすると、やっぱり自分のことが対象にならなかった場合は、あんまり興味を持てなかったりしちゃうんで、個人個人で自分が本当に面白いと思ったことについて調べてもらって、今その事象に対して一般的に言われてることとはなんか違うコンセプトを考えたそうねっていうワークショップをやってるんですね。
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なるほど。どうですか、その反応は皆さん。
これはね、それでもう一つ大事なのが、アーティストと同じように最初のゴールをアート作品を作るっていうことをゴールにしてるんですよ。
作品作るんですか、皆さんで。
アーティストとビジネスパーソンがアート作品を作る。で、これがね、すごい効果があってですね、みんなちゃんと新たなコンセプトを考えて作品を作ってくるんですよ。
これはね、なぜ作品を作るかっていうと、新しい事業を考えましょうっていうワークショップって結構いっぱいあると思うんですけども、最初からその事業を考えようっていうふうにやると、やっぱりこうやって実現できるかなとか、
これじゃあ世に出した時に売れるんだろうかみたいなことが気になっちゃうわけですよね。
そうすると、最初に作った大きなコンセプトがあったとしても、事業性を気にしだすとだんだんちっちゃくなってきたわけですよ。
これをちっちゃくしたくないんで、その事業性とかを考えないでいいようにアート作品を作るっていうのを最初にやるんですよ。
でも全然素人ですよね、皆さん。それは素材とかはどうするんですか。
それはもうね、完全にその人たち、自分に任されてる。
何に使ってもいいんですね。
何を使ってもいいんで。
縛りがない。
もちろん絵を描く人もいるし、写真を撮る人もいるし、彫刻みたいな立体作る人もいるし、マルセルデュシャンみたいにレディーメイド。
そんなコンセプチャルな。すごいですね。
結構みんなコンセプチャルです。
面白い。それ最後に発表するんですか。
発表します。
なんか恥ずかしいですね。ちょっと私聞くとすごい恐縮というか、ちょっと萎縮しちゃうな。
でもね、みんな自分の見せたいっていう感じでやりますよ。
結構評判いいんですね、皆さん。
もうちょっと自分のアイデアに自信持つとか、そんな感じの効果あるんでしょうか。
会社だとよく若い人が企画書を書いて提案しても、すごいこんなのダメでしょって言われちゃうっていう、そういう人が多いんだけれども、
もうアート作品だから何作ってもいいわけですよね。
だからダメだって言われることはないわけで、何言ってもいいしっていう場なので、非常に盛り上がります。
お二人はちなみに作ったりするんですか、作品。
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いや作らないですよ。
作ったら講師自らやらないといけないですか。
一回ね、やったことあるんです。もう一個の方の文化庁のやつの時に、僕は刺繍をやったことがあって。
パスとして刺繍をやってました。
あれね、楽しいですよ。
そうですよね。創作のプロセスって楽しいですよね。えみこさんは作られたりしないんですか。
私はもともと作るのが大好きなんですけれども、コロナでもパンを作ったりとか、やっぱり手を動かすと何か考えますよね。
これはどうやったらうまくいくのかとか、どうしてこれをやらないといけないのかとか、プロセスのこととか。
やっぱりそういう体験自体がアート志向だと思いますし、アーティストが自分で考えて手を動かしているというところだと思うので、
そういう体験が実は今のビジネスパーソンが仕事していく上で、どんどん少なくなってきてるんじゃないかなっていうのは思います。
そうですよね。この本の中でも企業がアーティストレジデンスをやったりとか、大手のマイクロソフトとかでもそういったことをやってるっていうのは、
私この本の中で紹介されてて初めて知ったんですけれども。
そういった事業の面白さもありますし、すごくアートとそういった産業界がどんどん近づいてきているってことも、この本の中でもいろいろと事例として紹介されてあるんですけども。
現代アートをね、ちょっと興味あるけどわからないって人にとっての入門書としてもとてもいいかなというふうに思いました。
なんかこの中で紹介されてるアーティストも、縄光平さんですとか、それから篠田太郎さんとか、秋井野又さんとか、富士光さんとか長谷川維さんとか、もう本当に今まさに活躍している様々な方をご紹介されているということで。
どうですか、本の反応とかっていうのは。
はい、今おっしゃっていただいた通りの反応がありまして、結構ビジネスパーソンの方で読んでいただいた方からですね。
やっぱり現代アートはパッと見よくわからないんで、今まではほとんど見てこなかったと。
それだけども、この本を読んだら非常にわかりやすく書いてあるし、現代アートってやっぱり非常にいろんなことが考えられてて、面白いっていうことに気がついたと。
なので、これから美術館に行ってみようと思うみたいなメッセージは何かからはいただいてます。
ぜひちょっとお二人でそういう美術館ツアーの誘導とかもしていただけると。
ワークショップとか一緒に美術館とやったりとかしたら、とてもビジネスパーソンの間でもどんどんどんどん現代アートの良さっていうのがわかってもらえるような機会になるのかなというふうには思うんですけども。
どうでしょうね、実際にそういった活動されてて、今の手応えと言いますか、何か苦労された点とか逆に喜びとなったことってあります?
苦労した点は今苦労の最中でもあるんですけれども、やっぱり先ほども言ったようにビジネスパーソンで現代アートに触れてる人っていうのはまだ非常に少ないと思うんですよね。
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だから私がこの現代アートと産業界をつなごうっていうことでやってるんだけれども、やっぱりなかなか理解していただけない点は多くて。
その意味もあって本を出したんですけれども、今後も地道に理解していただくっていう場を作っていかなきゃいけないなというふうには思っているのと。
あと嬉しかったのは先ほどビジネスパーソンが現代アートの面白さに気が付いたっていう話があるんだけれども、逆にですね、実はあるバレリーナさんからメッセージをいただきまして、
この方は非常に国際的にも活躍してて、海外のバレー団とかでもやられてるんですけれども、長年バレーをやってきたんだけど、起業したいと思ってると。
MBAに行くことにしたんだけれど、バレーばっかりやってきたからMBAでちゃんとついていけるかどうか心配でしたということなんだけれども、この本を読んでですね、自分にもできることはいっぱいあるなっていうことに気がついて勇気をもらいましたみたいな。
それはすごい。
非常に嬉しかった。
嬉しいですよね。そんな風に勇気を何かもらったって言われると。
今後のお二人の活用のことなんかも色々お聞きしたいなっていうふうに思うんですけれども、えみこさんは実際に自分でも色々アートフェアの事業にも関わられて、今ちょっと現代アート界の中でこういったところを変えていければとか、今後のやりたいことなんかもつなげて、お話とか意見とかあったらぜひ聞かせていただければと思います。
そうですね。コロナの期間中に現代アートのマーケットが本当に拡張しているというふうに聞いてまして、ギャラリーさんとかに伺っても本当に今現代アートが売れているっていうふうに言われてるんですけれども、もちろん資産としての現代アートがどんどん広がっていくのはとてもいいことだと思うんですけれども、
一方でやっぱり地道な活動をしているアーティストさんの声とかをきちんと考えとか、そういうものを伝えていけるような、そういう活動につながっていけばいいなというふうには思っています。
今後お二人が、生きているうちにって言ったら変ですけれども、実現したいこととか、今後予定されていることがあったらぜひお聞かせいただけますか。
はい。先ほどもちょっと言いましたけれども、本を読んでいただいて、ビジネスパーソンの中でも現代アートの面白さとかに気がついていただいた方が徐々に増えてきているということがあります。
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あと、僕のワークショップを受けていただいた方も徐々に増えてきていますけれども、それで僕の考えているアートと産業界をつないでイノベーションを起こそうということに賛同していただける方が徐々に増えてきているなという感じはしているので、
この皆さんの力を結集することで、これをもっと加速していきたいと思っているので、そういう賛同してくれる皆さんが集まれるコミュニティというか、それを今後作っていって、社会がどんどん良くなるようにしていきたいなというのが私の夢です。
いいですね。やっていこう。コミュニティ入りたいです。
ぜひぜひお願いします。
そうですね。アーティストとして生きていくって本当に覚悟のいることだと思うんですよね。人生をかけて自分の作品をこの世に残したいという気概を持って取り組んでいる人たちですので、私たちとても刺激を受けますし、
今アートがこうやって皆さんに注目されているっていうのは、やっぱりそういうアーティストの活動自体が世の中に必要とされている時代が来たんだなというふうに思っています。
なので、もっと皆さんアートを見に行きましょう。アーティストとお友達になりましょうという、そういうつなげられるお仕事ができたらいいなというふうに思っています。
すごい楽しみにしています。これからもE&Kアソーシエイツの活動に注目していきますので。
ありがとうございます。
最近おすすめの展覧会とか作品って何かございますか。
六本木の森美術館でやってます展覧会があるんですけど、その関連で六本木ヒルズのマクドナルドで高山明さんのマクドナルドラジオ大学っていうプロジェクトが行われています。
これが非常に面白いプロジェクトなので、難民の人が話しているのが聞けますので、ぜひ行ってみていただきたいと思います。
本の中でもご紹介されているプロジェクトですね。
こちらの展覧会ワールドクラスルーム現代アートの国語算数理科社会っていうのが9月の24日まで開催されていますので、ぜひリスナーの方も見ていただければと思います。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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