1. 村音(仮)
  2. (28) あざらしさんがCPSの本「..
2025-06-01 59:42

(28) あざらしさんがCPSの本「子どもの問題行動を解決する3ステップ」を読んで試してみたら

spotify apple_podcasts

あざらしさんに、コラボラティブ プロブレム ソルビング(CPS)関係の本『子供の問題行動を解決する3ステップ』を読んで、実戦に移された感想をお訊きしました。CPSについて更に知りたい方はこちらのリンクから、のだのり(野田徳子)の記事を参考にしてください。

 

サマリー

このエピソードでは、CPS(コラボラティブプログラムソルビング)の原則を中心に、親が子どもの問題行動にどのように向き合うべきかが探られています。あざらしさんは、ロス・グリーンの著書から得た洞察や、実際の子育てでの経験を共有し、親と子どもが協力して問題解決を見つける方法について話し合います。また、CPS(子ども問題解決スキル)を通じて、子どもとのコミュニケーションの重要性と問題解決プロセスが説明され、トラブル時の対処法が具体的に語られています。さらに、CPSの考え方の実践が、家族や教師との関係構築に役立つことが強調されています。 ポッドキャストでは、CPSの手法を用いて旅行時の子どもの問題行動について語られ、特に計画の重要性や親の関与について考察されています。また、プランBやプランCの概念を通じて、子どもとのコミュニケーションを改善する方法にも触れられています。このエピソードでは、あざらしさんがCPSの書籍「子どもの問題行動を解決する3ステップ」を読み、その内容を実践する過程での経験や気づきが語られ、特に子どもとのコミュニケーションや信頼関係の構築の重要性が強調されています。

CPSの紹介と重要性
野田徳子
こんにちは。こんにちは。今日はよろしくお願いします。お願いします。私から自己紹介させていただきますね。私はニュージーランド在住の総合診療科の医師の野田範子と言います。
去年の終わりに、コラボラティブプログラムソルビングという問題を解決する方法があって、これはアメリカのマサチューセッツジェネラルホスピタルに本部があるTHINK KIDSという団体が開発しているんですけれど、そこの公認プラクティショナーになりました。日本人では初みたいなんですね。
それで、これを使って、日本にもこのCPSを広げたいと思って、いろいろ活動しています。今回は、このCPS関係の本を読んで、実践されたお母さんであるあざらしさんにも一緒に参加していただいています。
あざらし
よろしくお願いします。私も自己紹介させていただきます。村夫は初めてなので、改めてなんですけど、あざらしと申します。このコミュニティに入って、大体1年くらいになるんですけど、今は5歳の息子と2歳の娘を育てています。
息子が4歳の時に、投縁しぶりが始まって、自宅保育に切り替えたのがきっかけで、このコミュニティに入らせていただきました。最近、ASDの診断が出て、悩みながらも皆さんに助けてもらいながら過ごしています。
今回、野田則さんのCPSに出会って、すごく新しくて興味深くて、面白いなと思いながら、もっと深く学んでみたいなと思って、今回本を読んで試させていただきました。
全然話が違うんですけど、息子が最近標識がすごい好きで、たまたまニュージーランドの標識で、ペンギンが描かれているものがあって、私すごい生き物が好きなんで、野田則さんが住んでいるニュージーランドじゃんと思って、風景が思い浮かんだだけでもいいなと思って、
今回の野田則さんとお話しできるのがすごい嬉しく思って、ぜひよろしくお願いします。
野田徳子
よろしくお願いします。ありがとうございます。
時々ね、これも関係ないんですけど、馬の歩いている標識とかあります。日本とちょっと違いますね。日本でもあるのかな?
あざらし
すごいですね、そんな自然豊かなところなんだなっていう、そこがすごく最近のニュージーランド、あんまり知らなかったので、野田則さんきっかけに知れてよかったなって思ってます。
野田徳子
そちらに来て本物の標識を。
あざらし
そうですね、ちょっと行きたくなりました。ペンギン、いいなと思って。すいません、余談で。
野田徳子
少しCPS自体について、ご存じない方もいらっしゃると思うので、紹介しようと思います。
アメリカ日本部のあるTHINK KIDSっていう団体がやっているモダリティというか方法なんですけれど、
このCPSの、私が一番最初に思ったのは、私がメンタルヘルスに興味を持って、いろんな子育ての方法とかも学んでたんですね。
子育てが次の世代の、その世代もだけど、次の世代のメンタルヘルスにすごい影響を与えているなと思って。
中でたまたまそのCPSをやってた、今回、小澤さんが読んだ本の著者であるロスグリーンっていう人が話をしているのを聞いて、
あざらし
これはもう私がいろいろ考えていることですごく遭遇やり方だなと思って、そこからフォールインラブしたというか、恋に落ちたみたいな感じでした。
野田徳子
このCPSのフィロソピーというか、すごい元にあるものは、やる気じゃなくてスキルの問題だ。
例えば、子供が問題行動とか望ましくない行動って呼んでるんですけれど、たとえば怒鳴ったりとか、泣き叫んだりとか、親を無視したりとか、
そういうことをしたときに、それはやる気の問題じゃない。たとえば、親を困らせようとしてやってるとか、そういうことではなくて、スキルの問題だ。
そういう問題行動を起こすのはスキルが足りないために、親を持っている期待に沿った行動ができない。
例えば、学校に行かないって、ほとんどの人は学校に行ってるから、うちの子も行くよねとか思ったときに、
その親の期待に沿った行動ができるスキルがその子にいないから、学校に行かないとか、
学校に行ったら泣き叫んじゃうとか、そういうことをやってるのであって、
たとえば、うちに行ったらもっと親の関心が得られるとか、そういう操作しようとしてるというか、目的があるとか、そういうやる気の問題じゃなくてスキルの問題である。
それを見たときに、そんな考え方があったのかと、すごく目から鱗が落ちたみたいな感じだったんですね。
実際の中身は、それだけで何回かのシリーズができるくらいいろいろな中身があるんですけれど、
このコラボラティブプログラムソルビングというのは、共同的、協力的な問題解決法というので、
このCPSで3つの方法が挙げてあって、プランA、B、Cというんですけれど、
真ん中のBっていうのが、まさに共同的に協力して問題を解決するという方法で、
ステップとしては、最初に子どもの話を聞く。子どもがどんなことで困っているのか、そういうことをまず聞いて、
その後に親の懸念を共有する。お母さんはこういうことが心配なんだとか。
最終的に、親と子で協力して解決策を一緒に考えるという、そういうステップなんですね。
他のやり方というか、プランもちろんBがあるように、AとかCもあるんですけれど、
今日は細かいことを、そういう詳しいことは説明しないんですけれど、
自分がどういうやり方をしているかということを、俯瞰的に見るという意味でも、
このCPSのやり方全体像を知ると、すごく立つんじゃないかなと私は思いました。
あざらし
アザラシさんは、今回はロスグリーンが書いた、子どもの不平行動を解決する3ステップですね。
スキル不足とその影響
野田徳子
その感想とかを聞かせていただけます?
あざらし
ありがとうございます。まさに今、野田のりさんに説明していただいたものを深く理解することができたんですけど、
本を読んで改めて、ここで個人的に印象的だったことを3つに絞りました。
まず1つ目が、先ほどおっしゃっていた不足スキル、スキルが足りないというところで、
不足スキルリストがあることで、かなり子どもの困りごとを親から見るときにすごく助けになるなって改めて思いました。
先ほどもおっしゃっていたんですけど、やる気甘えじゃなくて、やっぱりそもそもスキルがないからできないし、
どんなに動機づきをしても一時的で終わって有効的ではないということを実感できたというのと、
あともう1つがリスト化されていて、全部親が考えなくても、ある程度野田のりさんの作ったものとかも結構5個の分野があって、
さらに細かくたくさんリスト化されているので、専門家のカウンセリングがなくても、つまづいているところを見やすいなというので、そこはすごくいいなって思いました。
野田徳子
スキルリストのところかな。
そうですね。ここがすごく便利というか、誰でも取り組めるなって思いました。
あざらし
2つ目言ってもいいですか。
2つ目が本を読んでて思ったのが、プランBの先ほど言ってた子どもの懸念を聞いて、親の懸念を出して、両方をどうやって解決できるかなというステップがあるんですけど、
その中でどこにつまづくかっていうのを本ではすごい書いてあって、自分が一番身に覚えになったことが1つあるんですけど、
それがお座なりの共感というところで、最初の子どもの懸念を明確にするステップで、結構表面上の言葉を受け取ると、すぐ解決したくなっちゃうので、
飛ばしてしまうんですけど、そこをしっかり共感をして、何が不安なのかの本質を探ってからじゃないと、次、親の懸念を言っても耳に通らないんですよね。
そこがすごくわかりやすくて、すごい意識できるようになったなって思います。
つい先日、兄弟喧嘩があって、息子の方が妹に対して、優しい子にはいじめるのがいいんだっていうことを言い出したんですね。
それを聞くと、私は結構、暴力的なことに対しては感情がガーッと上がりやすくて、早く止めなきゃみたいになっちゃうんで、結構感情的に、
じゃあ、あなたにもいじわるしてもいいってことだなぁ、みたいな感じで言っちゃったんですけど、ふとこのお座なりの共感を思い出して、
これは多分本質的じゃないって気づいて、違う角度から、そう思うのねって言って、ところで遊び方がちょっと違ってたのかなとか、
男の子だと戦いごっこ的な遊び方もしたくなるところを、妹はまだ小さいし、女の子でおままごとっていう平和的な感じで遊ぼうとしてたから、
そこに違いがあったのかなっていうので話しかけたら、どうやらやっぱりその遊び方の違いで結構トラブルになってたみたいで、
そういう経験があったので、このお座なりの共感っていうのがすごく、私の中ではテーマになってるなって思いました。
野田徳子
すごい素晴らしい気づきですよね。私とかも考えると良くなってるんじゃないかなと思います。
なんとなく話を聞いた感じになって、それで自分で結論付けちゃうみたいな。
あざらし
早く解決しなきゃと、なおさら焦っちゃうというか。
なんですけど、そこでガッツリ聞くっていうことの大切さを、この本で改めて、確かになって思いました。すごく。
野田徳子
今、あずあらさんが言われて、そうだよなって私もよく思ってるのは、親がやっぱり解決しなきゃって思っちゃう。
解決法を知らないと、子供も困ってるし、すごい状況になってるから、ここで私がこの方法って言って解決しなきゃって思いがちだと思うんですけれど、
そう思うことで結構親にもストレスがかかると思うんで、それをお座なりの共感に関連してるんですけれど、
実際にどうして起こってるのか、何が起こってるのか、それを聞いて一緒に問題解決すればいいんだっていう、
自分が解決法を知らなくても、このプランBを使ったら何か解決法が見つかるっていう、そこがもう一つ私がプランBの会話、いいなと思ったの。
今まで親としても、こういうことがあったから、この手でやらなきゃとか、こういうことがあったから、あの手でやらなきゃとか、問題解決法を知らなきゃいけなかったっていうストレスがあったんだけど、
プランBだったら知らなくてもいい。一緒に解決するっていう、そこは私は自分がCPSを使ってみていいなと。
共感の重要性
あざらし
本当ですね、なんかまさにその喧嘩の場面なんかは、ちゃんとその暴力的なことをやめさせないと今後も心配っていう、多分どっか自分の中でプレッシャーみたいな思ってることとか、やっぱり自分が許せないことが起こっていると、
許さないみたいな感じの自分が出てくるなって、つくづく思いました。
野田徳子
そういう気づきも大切だと思うんですよ。
CPSをただ使うだけじゃなくて、お姉さんが本当の自分の懸念は何なんだろうとか、こういうこと言われると反応したくなっちゃうなとか、やっぱりそういうことを見つめる機械としてCPSを使って役に立つなというのは、
あざらし
副産物ではあると思うんですけれど、そういうところも私はメンタルヘルスプラクティショナーであると思う。
確かに自己理解につながる感じがします。自分とも向き合うというか、それはこのCPSをやっているうちに、自分がうまく聞けない時ってどういう時だろうっていうのがすごくわかるようになりました。
ありがとうございます。
あと3つ目言いますね。最後、本を読んでて心に残ったことが、トラブルが起こっている時って結構正しいか正しくないかっていう視点を持ってしまうんですけど、
このCPSの考え方としては、やっぱり一人一人が持っている懸念が扱うべき問題として見て、それをみんなで協力してそれぞれの懸念を解決していくことが大事なんだよっていう考えがあって、そこが私個人的に胸が熱くなるところだなと思ったんですけど、
本だと概要の説明とともにストーリーが展開されていて、すごく現実に起きやすいというか、言い回しとかもいろいろわかるんですけど、そのストーリーが後半になると、一人の男の子の問題行動が結局クラス全体の姿勢にも関わってくるっていうところを見つけて、
担任の先生とクラス全体でCPSを行っていく場面があるんですね。だからそういうシーンを見て、CPSが根付くと未来が明るいというか、誰かの正しいを押し付け合ったり戦うんじゃなくて、それぞれの不安とか弱みを出して、それぞれが解決できるっていうのがすごく胸が熱いなっていうのと、
あとは複数人でCPSが実際に行われているので、自分は教師ではないんですけど、兄弟間とか家族間と先生との相談とか連携先との相談にも、すごくCPSって使えるものなんだなっていうことがすごく勉強になりました。
家族との具体的な経験
あざらし
よかったです。読ませていただいてありがとうございます。
野田徳子
いえいえ、僕が書いたわけでもないしあるんですけど、まさにCPSを始めた方は、最初に始める方はやっぱり一対一でやって、少しずつ自分のCPSをやるスキルも上げていくといいなと思うんですけれど、
本当にどんな状況でも使えるし、例えば仕事場とか、皆さんの中には配偶者の方とかの反対にも、いつもイライラしちゃってるとかそういう方もいらっしゃると思うんですよ。
大人と大人でも本当に大人と子供しか使えないわけじゃなくて、大人と大人でも使えるし、例えば会社の同僚とか会社のボスとか、全く違う場所でも使える方法であるので、まさに私のやってるCPSの方は、ボスの人はスチュワート・アブロンかなって言うんですけれど、
書いた本の中には本当に、これで世界を良くしたい。本当にそうだなと思います。国と国でいろんな国の利害があるときに、力でやりたいことを押し付けるのは、CPS的に言うとプランAなんですけれど、
よく私たちが親としてやってるやつですね。
結局それの大きな規模のことが戦争とか、力を使って相手に言うことを聞かせる。
あざらし
そういう場面においても、このCPSのやり方を使って、もっと平和的にいろんな問題解決をして、良い世の中になるといいなと。そういうことが彼のスチュワート・アブロンの本にも書いてあります。
ちょっとメモしておきます。
ありがとうございます。
野田徳子
今、日本語訳しようと思ってるんですけど、なかなか。
あざらし
出てないんですか?
野田徳子
出てないんです。
あざらし
出てないんですか?
ありがとうございます。
野田徳子
ドラシさんの読まれた本ともう一冊の本しか、CPS関係はまだ和訳されていないので、私も何か貢献できたらと思っているんですけど。
他には、そうですね。
実際に取り入れてみて、どんなやり方があったのか、気がつかれたところとか教えてもらえます?
あざらし
そうですね。実際に野田のりさんに教えていただいたときからやってたことで、共有してみたいことがあったので、状況説明から入るかもしれないですけど、いいですか。
そうですね。まず2つありまして、ゴールデンウィーク期間中に起こった出来事から、結果的に緊急プランBになったことと、それを通して今後、事前プランBを作っていこうと思って、ことと計画したことについてお話をさせていただきたいと思います。
ちょっとラジオで、言葉で説明できるか、ちょっとわかりにくかったら申し訳ないんですけど、話しますね。
ゴールデンウィーク期間中に起こった事件なんですが、久しぶりに遠出を計画をしまして、1泊2日で旅行をすることになってました。
初日が、ちょっと遠い公園、ここで地点Aと言いますか、そういう公園に行ったんですけど、ちょっと遠くてやっぱり、ゴールデンウィーク期間中で混んでたので、約2時間半片道車でかかりました。
そこから次の宿まで、大体40分かけて、その日はその日で1泊したんですけど、翌日はその宿から10分かけて別の遊園地、地点Bに行きました。
その日、遊園地の帰りに、また2時間かけて自宅に帰るっていうプランだったんですけど、事件が起こったのは、帰り、2時間かけて帰っている途中、残り約30分で車で時間かけて帰るっていうところで、急に息子がですね
昨日走った道に戻りたいって泣き出しました。
なんか、そこでちょっと聞くと、昨日走った道のことを聞くと、どうやら初日に向かった公園に行きたいっていう話だったんですね。
そこで私たち夫婦が、つまりここで公園に行くってことは、また2時間かけて行って、また2時間かけて家に戻らなくちゃいけないっていう工程だっていうことが、頭の中ですぐ駆け巡って、もう夕方5時ぐらいになったんですよね。
だからもう帰るしか選択肢はなかったんですよ。頭の中で、もういや無理だなって。
また4時間かけて、その日を終えるわけにはいかないから、もう疲れてるし、遊園地帰りだから、帰りたいなってまず思って、で夫が、もう行かないよ帰るよって言ってたんですけど、私もその気持ちは共感するんですけど。
ここでCPSを思い出して、なんかこっちに懸念があるけど、どうしてそうなったのかなっていうので、ちょっと聞いてみようと思ったんですね。
そこで私の方が、ちょうど私が運転してる場面で、運転しながら聞いてたんですけど、どうして公園に戻りたいのって聞いたら、公園に戻りたいみたいな話をされて、
じゃあ公園で何したいのって聞いたら、歩行者信号のボタンを押したいんだって話が返ってきました。
その場面私見てなくて、夫に聞いたら、どうやら音が鳴る歩行者信号、なんかピョッピョッピョッピョッとか、そういう交換が出る歩行者信号で、そのボタンを押したのがすごい楽しかったらしくて。
ああそうか、じゃあ音が鳴る歩行者信号のボタンを押して渡りたいんだねっていう話をしたら、うんって言ったので、ここでCPS的に、ある程度息子が叶えたい希望みたいなのが見えたなって判断をしました。
そこで私が、こちらの懸念を話したんですけど、もうそこまで行くのがすごくこれから時間がかかって帰ってくるのが遅くなって、明日も寝るのが遅くなるから、明日も元気で遊べなくなるのが心配なんだよねって話をしたんですね。
心配なんだよねって話をして、そしたら無言だったんですよ。納得してない。
ただここでもうそれ以上はちょっと難しいなって思ったので、じゃあ公園にはちょっと行けないんだけど、家からちょっと離れたところに音が鳴る歩行者信号ピヨピヨって鳴るところでボタンを押せるとこがあるからさ、そこを寄って帰るのはどうかなって言ったら、うんって言ってくれて。
そこでとりあえず、それ以上のトラブルはなく、みんな落とし所が見つかって帰りたいということがありました。これが結果的に緊急プランBになってたかなと思って、県会を聞きたいなと思うんですけどね。
CPSによる信頼関係の構築
野田徳子
細かいところを言うと、どうやってこれを確かめてとか、そういう段階があるんですけれども、すごく重要な相手の懸念を聞く、お子さんは楽しかったこと、この楽しかったことをお母さんにも知ってほしくて、そこで戻りたい。
それを聞いてあげたっていうことがすごく、そこがすごく重要だって、うまくそこから多分、最終的にお子さんが心を開いてくれたというか、最終案に乗ってくれたみたいなところになったと思うので、
そんなに楽しかったんだよね、みたいな、直接あざるさんがそう言わなかったとしても、どうして帰りたいかっていう話を聞くことによって、多分彼の頭の中でこんなことがあって楽しかったからなっていう、多分シェアできたような気持ちになってたと思うんですね。
それが素晴らしかったなと思うのと、あとお子さんの場合は、またその、やっぱり、例えばそこで厳密にCPSのプランBに行くと、そこで2人で解決策を考えるんですけど、ただ解決策を考えること自体も結構スキルがいることなので、
小さいお子さんとかだと、じゃあ、みたいなことはなかなか言いにくい。本当にそこをプランしたプランBではなかったので、両方、彼自体もちょっと怒ってたから悲しかった。
感情的になってきた部分だったので、特に多分、解決策を考えることは難しかったと思うんですけれど、そこを親が、じゃあこんなのはどうかなみたいな、その彼の気持ちを理解して、押したときの音の楽しさを理解して、策を出してあげるっていうのはすごく良かったと思います。
その状況で、その策を出したことで彼自体も、お母さんはこれがやって音が出て楽しかったことをわかってくれてるんだって、多分、そこまで厳密に考えてないかもしれないんですけれど、そこで心が通じるものとか、わかってくれてるって彼が感じるものが多分あったんだろうなと思うので、
すごく緊急というか、計画してないものでもうまくいったんだろうなと。
はい、素晴らしい。
あざらし
ありがとうございます。多分これを知らなかったらプランAになってました。
プランAになるともう想像つくんですけど、泣き喚いて、で、次の日の朝まで結構影響があるんですよ。
だから、本当この考えがあって、できる方ももちろんいるかもしれないんですけど、私はやっぱりこういうある程度デザインされてるというか、やり方がちゃんとなっているものに沿ってできるということで、成功してすごく私自身も嬉しかったっていうところですね。
やったって思いました。
野田徳子
それでその成功体験が実感になっていく。こういうやり方がうまくいった。
それはお子さんからしても同じだと思うんですよ。話を聞いてくれて、じゃあ今度はもうちょっと僕が思っていることを言えばいいんだとか、僕も解決策を考えたらいいんだとか、
そういうことをやっていくうちにお互いのスキルも上がるし、やっぱりお互いの関係がすごく聞いてもらえる、話せる、そういう信頼関係がどんどん積み重なって良くなっていくんじゃないかという点からしても本当に素晴らしいと思います。
あざらし
ありがとうございます。もう一つのごめんなさい、長くなるんですけど、もう一個がその日の夜に寝かしつけ終わった後に、今後も旅行とか、あとはうちの夫婦はどちらも実家が遠くて、長距離移動はやっぱり免れないところがあるので、
旅行時の問題行動の分析
あざらし
今後に備えて、じゃあプランBを、事前プランBをちょっと夫婦で計画を練ってみようかということで、そういう時の様子をまた野田のりさんにアドバイスなどをいただきたいなと思って、ちょっとお話ししてみますね。
はい、今回の旅行を踏まえて、野田のりさんに教えていただいているCPSのやり方でちょっとまとめてみました。まず望ましくない行動っていうのが、予定を自分の都合だけで押し進めようとする。
私たち親の懸念は、就寝時間が後ろにずれ込まないようにしたいっていう健康面と、あと今後社会生活をする上で周囲に合わせられなくて苦労するのではないかという他人への影響ですね。
あと、足りないスキルとして、今回車にずっと長時間乗れなかったところっていうので、自分が考えていることや必要なことを言葉で表す。
2つ目、怒りやイライラした気持ちをうまく処理する。3つ目、自分が欲しいもの、ことを待つ。4つ目、ある活動から別の行動への移行にうまく対処する。
最後に、他の人が自分や自分の行動についてどう考えているかを理解するっていうのが足りてなさそうっていうところですね。
解決すべき問題は、車などの長時間を移動するときに、次の目的地までその環境の中で待っていることが難しいっていうところがありそうということで、まずまとめてみました。
これをまとめて、今考えているのが、旅行計画を立てるときに目的地について一緒に話すんじゃなくて、その休憩の取り方について息子と交えて話をしていきたいなと思いました。
休憩は入れてたんですけど、その休憩の取り方がコンビニで好きなお菓子とか、ジュースを買って食べたり飲んだりするっていう、それがあればいいだろうという、私たちが勝手に考えたもの、用意したものでやってもらってたんですけど、きっと息子も道中で何かやりたいことがあったのかなと思うと、その過ごし方。
今回だったらその信号機を見るとか、どっか遊べるポイントを作っておくとか、あとは社内での過ごし方みたいなのも希望があるかもしれないなと思ったので、今後旅行する前はこういうことをやってみたいなと思って夫婦で計画を練ってみました。
野田徳子
お話できるところがいいですよね、できるところがね。そこを相手の方が、まあそんな自分で決めてよとか言われるとちょっと寂しいものがあるけど。
プランBの観点から言うと、今のすごく遠出をするってことにはいろんなことがあると思うんですよ。
例えば、どこで休みを。休みを取りたいぐらい飽きてきて、いつも休みを取るところまで待つのが大変で、いつもそこでギャーって行っちゃうとか、そういう望ましくない行動があるとか。
あとは、例えば渋滞してて車が動かないときになると、いつもすごくそこで耐えられないとか、例えば計画を変更しないといけなくなると、もうそこで叫んじゃうとか。
なので、それをできれば別々の解決すべき問題として、例えば休憩を取るまで、おとなしくしてるっていうのはあまり言葉の言い方じゃないんですけれど、一人で遊んで車の中でじっと遊んでるのが寂しいとか。
そういうふうに、実際に解決すべき問題を立てるときは、子供に話をしたときにどういうことの話をしているかっていうことがわかるぐらい小さく絞って、それがいくつかいろんな問題がある。
そういうふうに定義をしたほうが、実際に話をするときには、いつも起こるこの問題を解決するためにはいいと思います。
一番最初におっしゃられたのは、ちょっと本当にすごく大きな、この長い言葉をこうやって。
あざらし
そうですね。
野田徳子
ただ、今本当に安原さんがおっしゃられたように、プランBという名前は置いておいて、とりあえずまず計画を立てて共有する。計画を立てるのに子供を一緒に巻き込んで計画を立てる。親の計画を押し付けるんじゃなくて。
だから問題解決というよりは、その前の時点で一緒に計画を立てて、彼らの意見を入れるっていう、プランBではないけど、でもこのCPSの基本概念みたいな、一緒に問題解決、計画を立てるとか、そういうのに、すごいそういうやり方は沿ってると思うんですね。
最終的にいろんな問題はやっぱり、親が良かると思ってこれを立てて、これを立てて、これを立てて、計画を立てて、それが子供には理解できないとか、子供がやりたいことをやったっていうことになるので、安原さんが今言ったような計画の立て方をすること自体がもうすでに、問題が起こっててそれを解決するのはプランBだけど、もうそこ行く前にそのまた一歩前を行ってる。
あざらし
これもさらに一歩前なんですね。
野田徳子
いつも問題がそこにあれば、いつも休憩時間で、親が決めたところに行くまでにもうじたばた始めてしまうのであれば、じゃあいつもその休憩の時間になる前まで一人でじっとしてるのが難しいみたいなんだけど、どうしたのか教えてくれるって言って、プランBの会話になるんですけれど、いつもそうですか。
いつもそうであれば、プランBの会話として話をしてもいいし。
あざらし
あんまり遠出をしないので、いつも何かもわからないですけど、でも結構やっぱりルールになってるものはありますね。
またこれ別の話ですけど、エレベーターのボタンを絶対自分が押したやつじゃないと乗らないんですよね。
例えば、エレベーターがあるところの施設に行くと、このエレベーターからじゃないと絶対に乗らないとか。
それはもうそういうもんだと私は思ってやるようにしたので、もう問題とは思ってないんですけど、そういう形で何か急にルールがやっぱり発生しちゃうことがありますね。
やっぱり行った先ですごい面白いものがあると、そこからすごく離れなくなっちゃったりとかはよくあります。
野田徳子
特にASDの診断があると、そういうこだわりもすごく強いと思って、年齢的なこともあるので、
ASDの方も年齢が経ってくると周りから学んで、会うような行動をするということをどんどん学ばれている方は多いと思うんですけれども、お子さんの場合だと難しいと思うので、
なのでその時に自分の期待、親として自分の期待が現実的かどうか、本当にアザラリさんがおっしゃったようにそのボタンを押すっていうのも、例えば仕事をしているような状況になって同じとこから行けないということになると、それ自体は問題になるかもしれないけど、今の時点では置いておいてもいいんじゃないか。
CPS的に言うとプランCですね。自分の機体、どこからでも乗れるようにするっていう機体をとりあえず置いておいて、置いておくっていうのは断念するわけじゃなくて、いつかは大問題として一緒に解決できるかもしれないけど、今の時点ではそれがとても大切な問題ではないしとか、
スキルを考えると簡単にできることではないので、置いておく。できることをプランBにするっていう、そういうやり方ですごくいいと思うので、アザラリさん本当に考えてやられなかったけど、素晴らしい。
あざらし
そうですね、プランCは知らなかったですけど、結果的にプランCなんだなと思って読んでました。
野田徳子
プランCのいいところは、プランCをすることで関係を悪くはさせない。プランAは自分の親の気持ちの押し付けなんですけど、プランAをすることで関係が悪くなることがありますよね。
CPSの実践とその課題
野田徳子
プランCで置いておくことによって、関係は悪くならない。子どもは親が思った行動を今のところはしないかもしれないけれど、問題行動を起こすことはない。
例えばそこで私たちの意思を押し付けたら、ギャーって叫んだり泣いたりするかもしれないけど、そこでもそのまま置いておきましょうということにしたら、そういう問題行動は起きないので、実はプランCはたくさんいいことがあるんですよ。
プランBができればいいなと思うと、プランAに行くよりはプランCをした方が生まれることが多い。
それをあざらしさんは本当に自然にしていらっしゃるので、それもそう。
あざらし
この1年でそれしかないなっていうところの諦めもあるかもしれなかったですけど。
私からはCPSで実際に実践してみたら、その2つがとりあえずちょっとなんとなく印象的だったので、共有させていただきました。ありがとうございます。
野田徳子
もう一つお聞きしたいのが、私がこのCPSを一緒にいるコミュニティで紹介したときに、やっぱり試みをした方もいらっしゃるけれど、なかなか続けられなかった方もいらっしゃるみたいだなと。
あざらしさんは今、本当に続けてやっていらっしゃるけれど、あざらしさんにとってはCPSもやっぱりこれは大変だなみたいなとか、そういう思いはありますか。
あざらし
やっぱりそのおざなりの共感ですね。
やっぱりトラブルが起こっているときに、例えば自分自身が次にもうやらなくちゃいけないことがいっぱい溜まっていたりとか、時間が決まっていることに合わせなくちゃいけない場面だと、
相手の言っていることが全然自分の考えていることと全然的外れだと、もう感情的になっちゃって、理解できないから、もうそんなこと言ってないで早くやれよみたいな感じの思考になるので、
この一番多分大事なところなんですけど、一番難しいっていうのは結構思います。
はい。
野田徳子
そこに関して言うと、
子どもたちが言っているように、特に最初に始める人はプランを立てて、そのときはもうそこで置いておいて、本当にいつも起こる問題であれば、2人とも落ち着いているときに話を、計画を立てる。
本当にその場でやるのって難しいと思うんですよ。私たちの感情の起伏をどれだけコントロールできるスキルが。
本当にいろんなことが関与しているので、今あざりさんがおっしゃったようなことがよくあるようであれば、本当に時間を見つけるのも大変だと思うんですけれど、
実際、その物事が起こってないときに計画を立てて、物事が起こってないときに話をして、こんなことちょっとお母さん気になったんだけど、ちょっとどうなってるのか教えてくれるみたいに話をして、
で、次のときに対処する仕方を知ってるみたいな、そういう、できればそれは一番いいと思うんですね。
あざらし
ロールプレイング的なところもあるかもしれないですね。もう想定をして。
野田徳子
そうですね。いつも起こる問題であれば、いつも服を着替えるのがすごい大変であったら、服を着替えているときにプランBをしようとするのではなくて、
全く関係ないときに一緒におやつ食べている時とかに、お母さんの方が、あなたはいつも服を着替えるときにすごい大変みたいだなと思ったんだけど、どうなってるのか教えてくれるっていう、全くそこと違う場面で、
で、どういうふうに子どもが思っているか聞いて、自分の懸念を言って、じゃあ服を着替えるときはどうすればいいかなみたいな計画を立てて、で実際服を着替えているとこに。
あざらし
なるほど。そうですね。やっぱり一番ちょっと難しさを感じたのが、その事前に計画を立てるって言ったところで、多分あんまりやったことがないことだったから、最初理解するまでというか、スキルを見るにしても慣れると何となく見えてくるんですけど、最初やっぱり
CPSの活用と問題理解
あざらし
野田のりさんのような、やっぱり教えてくれる人に教えてもらいながらスキルを一緒に見るとわかりやすいと思うんですけど、自分一人で多分始めてやるときは、やっぱりちょっとわからないことも結構多いなっていうのと、やっぱ時間を作れないっていうところがやっぱり一番壁な気はしました。
ただ、身に着くとやっぱり緊急的にセオリーみたいなのを頭に描いてやれるので、身に着けるまでは大変だけど、何となく自分の肩にはめていけば、いつでも使えるなっていうのは感じました。
野田徳子
たぶん本の中にもあったと思うんですけれど、ほとんどの物ましくない行動、問題行動というようなものは予測できる。旅行の話でもそうだけど、旅行に行ったらまた。
たぶん皆さんわかっていると思うんですよね。何か行きたくないとか。
それを意識して、本当にいつもスーパーマーケットに行くとこういうことになっちゃうよね、みたいなのを、そこに意識を向けて、これがいつもよく起こる問題だということを、
本当にもうちょっと時間がある時でも車を駐車して、誰か待ってる時とかでも、どんなところがよく起こる問題で、これが最終的に解決されるといいかなっていうのを、まずちょっとリストでも書いておいて、
そこから練習として、どこかプラベットを始めるとか、どうですかね、ちょっとそれも難しそう、どうなんでしょう、皆さん忙しいから。
あざらし
どこまでが問題コードとして取り組んでみようかなっていうのは難しいのかもしれないですね。大まかすぎるかもしれないし、細かいところでこれができるわけないだろうと諦めているところもあるのかもしれないですね。
もしかしたら、例えばテレビの見過ぎとか、きっとCPSをやればできるのかもしれないですけど、やることがなんか難しそうだし、現に今うまくいってないからちょっと本当みたいなところが、もしかしたらあるかなとは思います。
野田徳子
CPSの最初の問題定義、問題コードというか望ましくない行動をどう定義して、それは目に見える行動であることが多いんですけど、そこから解決すべき問題をどういうふうに定義するかっていう、そこをもう少しCPSのやり方を学ぶと、解決すべき問題がもうちょっとクリアに見えてくる。
皆さんがおっしゃったように、本当にみんな、みなさん多分、もう何を言っても聞かないとか、やらないとか、すごく大きな問題みたいに見えて、問題だと思うんですね。
いつも聞かないとか、聞くときもあるだろうし、言うときも聞かないのは、あるパターンがあると思うんですよ。でもそれも学校に関しても、塾に関しても、食べ物に関しても、CPSをやるときはそれぞれに対して解決すべき問題を立てて、
よくあるというか、聞くのは、例えば食べ物、ご飯に関してご飯を食べるときにテレビを消すとか、そういうある一つのことを一緒に解決すると、他のようなことも自然に解決するとか、自然に解決が見つかるとか、自然にプランBをしなくても子どもが解決法を見つけてやってるとか、
そういうこともあって、そこの解決すべき問題の定義の仕方っていうところも、また私の記事を読むのも一回かかると思うんですけれど、そこをちょっと勉強していただくと、皆さんがもうちょっとここから手付けていいのかなっていうのがわかるかもしれないですね。
コミュニケーションの重要性
野田徳子
どこかでお話もしたいなと思うんですけど。
あざらし
そうですね、なんか信頼関係が増すので、耳を傾けてくれやすくなった気はします。こちらもやっぱり話し方に気をつけるようになったので、だから一個解決がうまくいくと、多分他のことも一緒になって考えてくれやすいのかなと、なんとなく私も思います。
具体的には言えないんですけど、そんな感じは確かにしますね。
野田徳子
そうですね。他には何かありました?これが大変だったなぁみたいな。
あざらし
そうですね。やっぱりその計画、勉強する時間がやっぱりなかなか難しいってところかな。でもそれが乗り越えられれば、ちょっとずつ私も育児にやりがいが出てくるというか、ちょっと張り合いが出てくるぐらいに、なんかこうやってみようかなっていう気持ちになってきたので、
それをちょっと乗り越えて、一個成功体験があればいけるかなっていう思いはあります。
野田徳子
そうですね。寺田さんがおっしゃったことにも関係があるんですけど、その本当のCPSの教えているやり方をやると、本当にいろんなステップがあるんですけれど、全部をやらなくても本当にいいことがある。
全部をやろうと最初からして、やっぱりこれはできないっていうふうに諦めていただくよりは、まず例えばレンズを変えて、泣き叫んでいる子供は自分を操ろうとしているとか、なんかそういうふうに思うんじゃなくて、何か困ってて、何が困ってるんだろうっていうことを直接子供に聞く。
それを例えばするだけで、聞く前の段階でも、これは困ってるって、このスキルが足りなくて困ってるんだなっていうふうに思うだけで、その子さんを見る目が違うと思うんですね。今までまるで敵のように思ってたのが、なんか大変な思いをしているもう一人の人間なんだなみたいなことで、感じ方が違って、それも多分関係にも関わってくると思うし、
全てのステップをやろうっていうふうに思わなくても大丈夫。ちょうどあさらしさんが言われたように、とにかく聞く。問題の定義のところをすっ飛ばしてでも、とにかくそこ困ってるね、どうしたの?みたいな、そこだけでもすごく意味があると思うし、
自分の懸念をはっきりしただけでも意味があると思うんですよ。今までにただ単に、良くないだろうと思ってたけど、自分自身が何を心配してるかとかね。
あざらし
それがなんか、たぶんすっきりするだけでも、なんか勝手に解決してる時もあります。確かに。なおさら言えないことが分かるだけでも結構本人が安心して、また切り替えて仲良く兄弟とかだとよく遊んでたりしますね。喧嘩からいつの間にかすっきりしたらまた仲良く遊んでるっていうのは結構目撃しました。
野田徳子
素晴らしい。このセンクキッズのトレーニングをやってるところのトレーナーとかが言ってるのは、失敗してプランBはない。もうプランBをしようって思ってレンズを変えたところでも、それは成功なので、子どもが話をしてくれなくても、子どもが話をしてくれたけど解決法が見つけられなくても、もうどの段階で終わって、ああとか思っても、もうそれ自体がもう意味がある。
行動してたというか活動してたっていうことを、試してみたいなっていう思ってる方には覚えておいていただきたいと思います。
あざらし
ありがとうございます。勉強になります。すごくこのラジオを通して改めて。
野田徳子
また次の機会に、もうちょっと例えば具体的なことがあってどうしたらいいのかとか、そういうこともお話ができたらいいなと思います。
よろしくお願いします。ありがとうございます。谷原さん、最後に付け加えたいこととかありますか。
そうですね。このやってみてストレスレベルの変化について話してみて。
あざらし
私自身がこの1年でやっぱりASDっていう特性がやっぱりあるっていうことが分かってから、どちらかというとプランAでは全くうまくいかなくて、今思い返すとほとんど。
どちらかというとプランC多めで、子供の要望を叶えて叶えて、時々どうしても譲れないところはお願いって感じで、もう結構ちょっと押し付けでプランAをやってたっていうところがあって、
その時はすごいストレスがやっぱり高くて、特性があるし仕方がない。自分の気持ちもちょっと蓋をして、成長を待つしかないんだっていう。
どちらかというとそれしか方法がなくて、消極的になる時が結構あって、もうちょっとうつみたいな感じの日も結構多かったんですけど、
このCPSの考え方を取り入れることで、自分の懸念も伝えることも大事なんだとか、ちゃんと子供の懸念をしっかり聞いて、その上で自分の懸念も同じぐらい扱うべき問題なんだって思えることができて、
ただただアイメッセージで押し付けのプランAじゃなくて、アイメッセージの使いどころがよくわかってきたから、子供自身も自分の気持ちをできるだけ言葉にする練習になるし、
それを汲み取った上で、この親の懸念っていうのも同じぐらい聞いてほしいものなんだよっていうことを、結局社会的スキル、今足りてないであろう社会的スキルを自宅で言いながら、自分でも伸ばしていけるかもしれないって思うと、
結構、この問題構造がチャンスに変わって、嫌だったのが、ここで頑張って向け合えば、いろんなものが成長できる機会なんだって思えるようになって、家でやれる自宅保育がすごくニガティブなものだったんですけど、
成長の機会
あざらし
この信頼環境を作って、どんどんコミュニケーションするトレーニングができると思うと、逆にやりがいというか張り合いが出てきて、かなり自分の気持ちも伝えられるし、アイメッセージが上手にできるようになったっていうのがすごく良かったっていう思いを伝えたいなって思います。
野田徳子
はい、ありがとうございます。
そうですよね。発達障害とか診断を受けて、いろいろ大変な時に本当にこの発達が来るまで、もう待つしかないっていうふうに、ホープレスというか希望がないみたいな、最終的にはどこかにあるんだろうけど、出口が見えないみたいなところにいるのでなく、
やっぱり対話を行うことによって、まさに本当に安原さんがおっしゃったように、この3Bの会話をするってことは、お子さんにとっても自分の問題を自分の考えていることを言葉にする。
安原さんが考えていることを聞いて、どう言わせなくても、そういう考えもあるんだな、別の視点もあるんだなっていうことを頭に入れて、一緒に何か解決策を考えるっていう、本当にいろんな世の中を生きていくのに、本当にとても基本的な必要な、たくさんの大人が多分あんまり持っていないようなスキルを使っていくのに、本当に役に立つと思います。
あざらし
私自身は、難しいからこそ、そこができた時がすごく達成感があって、そこでちょっと自分が不安に思っている息子の、これから誰かに助けを求めるスキルとか、相手の話を聞くスキルとかを、この親子間でも伸ばしていけるんだって思うことがすごく、私は逆にちょっと大変なのかもしれないけど、
私は結構救いの手法だなって私は思っています。ありがとうございます。本当に出会えてよかった手法だなって思っています。
野田徳子
じゃあ、これからさらに一緒に伸ばしていくスキルを広めていけたらいいなと思います。
あざらし
はい、よろしくお願いします。
野田徳子
今日は本当にありがとうございました。
あざらし
はい、ありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
59:42

コメント

スクロール