最初に何から話していこうかなって感じなんですけど、まず僕とヒチクさんはもう結構前なんですけど、2017年ぐらいにとあるイベントで会ってて、
そうですね。めちゃくちゃ前なんですよ。
自分がメモってたメモを見てみたら、こんなイベントで会ってたんだなっていうのがあったんですけど、
すごい。何でしたっけ?
なんかそれは…。
僕は取引所をやるぞって言って、仮想通貨の取引所をやってたんですけど、それも2017年に福岡に引っ越してすぐに勉強会かなんかを出たりやったりして、地元の人たちとちゃんとつながりつくろうと思って動いてたときに赤瀬さんに会ってますね。
イベントで会ったんですけど、そのときに僕もちょうどビットコインの割り勘するサービスみたいなのをちょうどやってて、その頃にお話した記憶があります。
そんな頃でしたね。
ヒチクさんと吉野さんってどういうつながりというか、どういう関係ですか?
でも本当同じ感じですよ。
自分も2017年に知り合いの紹介でヒチクさんと一緒に、旧大の大橋キャンパスでブロックチェーン系のイベントを、当時ヒチクさんが在籍してた取引所主催のイベントを一緒にやりましょうって言って、勉強会を2017年ぐらいにやったのが最初ですね。
勉強会つながりです、ここは。
そこからって感じなんですね。
それぞれブロックチェーンとかビットコインとか触れるきっかけみたいなのは違うと思うんで、お二人に聞いていきたいんですけど、まず吉野さんは前にも聞いたかもなんですけど、もう一回確認のために聞きたいなと思うんですけど。
そうですね、自分がもともと興味を持ったのは、でもそれこそヒチクさんの勉強会の時に初めてちゃんとEthereumのSolidityって言語を使って、DAppsみたいなものを作るっていうことに挑戦して、すごく面白かったなっていうのと、
あとは小学生向けのプログラミング教室でバイトしてたんですけど、そこの給料をビットコインで払うって急に言い出して、それで興味を持たざるを得なくて、勉強を始めたっていうのが最初のきっかけでしたね。
何それ、給料をビットコインでもらったんですか?
結局、ビットコインだったかEthereumだったか忘れたんですけど、暗号通貨で払われるみたいな感じで、プログラミング教室の社長としては、ブロックチェーンめっちゃ面白いから勉強してほしいから、それで給料払うわっていうふうに言い出して、マジかってなって。
その頃はアドレス持ってたんですか?
いや、なんで、それを言われて作りましたよね。
それでも大整備とかする前ですかね、じゃあ。
前ですね、完全に。
完全に前ですね。
そんなんで興味持たざるを得なかったんですね。
持たざるを得なくて、でも実際触ってみるとすごく面白かったなっていう感じですし、
その後、バリューっていうビットコインで個人の株を買えるみたいなサービスがあって、あれもちょっとやったりして、
それでも結構いろいろビットコインもそうですし、それで繋がるコミュニティみたいなものもすごく面白いなっていうのを当時感じた記憶がありますね。
なるほど、そういうきっかけだったな。
ありがとうございます。
では、七九さんは最初はどんな感じだったんですか?触れるきっかけみたいな。
ブロックチェーンですか?
はい。
めちゃくちゃ前ですよね、七九さん。
うかついですけど、2013年頃のビットコインに、当時の会社のサイバーエジェット行った時の上司がイギリス人の人で、
その人が未来のお金があるっていうふうに、突然それだけ聞くと、やばい勧誘を受けてるのかなみたいな。
論文があるから読めっていうのでホワイトペーパーを読んだら、これ結構まともなやつじゃねっていうのがあって、それがサトシのホワイトペーパーで、
そこからですね、アウトボックスの再生再建者ですし、ビットコイン当時から買ってたりとかっていうのがきっかけだし、
イーサリアムっていうのが出たらしい、これがブロックチェーン2.0かって。
ソリュリティっていうのがあるのか、なるほどスマートコントラクトなるほどねーみたいな。
ブロックチェーン2.0だわこれみたいなのが、2014年か15年かそれぐらいに出てますよね。
詳しくは覚えてないんですけど、それぐらいのときに触ったっていうのがあって、
取引所をやろうっていう人とたまたま福岡であって、福岡で取引所を立ち上げようってやったのがMr.Exchangeって言うんですけど、
これまたビットコインとかブロックチェーン、中央集権終わってんだろっていう、
そういうすごいカウンターカルチャーな内容だったにもかかわらず、
そのビットコインを扱う取引所が中央集権でいいのかっていうふうに考え、
当時からDEXを取り扱うっていう中央集権取引所とのハイブリッド型で、
僕らはハイブリッドエクスチェンジでHEXとか内部で呼んでたんですけど、
こういうバランス感覚のいい面白い取引所を作ろうっていう話と相談があったんで、
やろうって言って、そこでCTOをやってたんですけど、
当時DEXなんて誰も言ってなかったんで大変なことになってますけど、
今では当たり前だと思うんですけど、
そういうふうにブロックチェーンに触り、仕事にし、
で、某事件があったせいで立入検査まで食らった挙句、
継続が不可能だねってなったんで、
立入検査の後の業務改善命令はしっかり返して、
犯罪ではない、行政処分しか出せない特別な事情があったんですけど、
それに対してはしっかり返して逃げることなく正面から受けたんですけど、
そこからライセンスを取るまでに、
某取引所さんは結構な金額をかけて1年以上かけてライセンス取れたので、
僕らは先に撤退しといてよかったねって感じだったんですけど、
撤退してた間に立ち上がった会社が今の暗号屋、
ブロックチェーンだけは自分の知識として残ってたし、
これが結構いろんな会社さんと相談が来るきっかけになったりしたので、
なのでそれが今の暗号屋につながってるって感じですね。
ちょっと長いんですけど、
昔からお付き合いしてるって感じです。
途中出てきたキーワードでDEXってあったんですけど、
DEXとは?
そうですね、分散型の取引所ってやつですね。
分散型の取引所。
分散型もしくは非中央集権とかっていう、
ディセントラライズドっていう考え方というかもあるんですけど、
非中央集権。
要はブロックチェーンってのは非中央集権のものを作るための技術だと思ってもらって過言ではなくて、
中央集権な人たちに頼った銀行だとかっていうのは、
あの人たちのサジ加減で口座が作れたり作れなかったりっていうのがあると。
もしくは差し押さえをされたりとかっていうのが起こるんですけど、
対してビットコインとかで例えると、
自分でお財布を作るっていうのは、
行動数字を書いちゃえば作れちゃうんですよね。
それがもうアカウントになって、
そこにビットコインが送られればもうそれはアクティブになってるっていう状態になると。
だしそのビットコインを管理してる会社とかはなくて、
そこに差し押さえされたりだとか、
逆にこれは不便だと思うんですけど、
なくしたから助けてくれとかっていうのができない。
ウォレットのことを自己主権型のIDなんていうふうに呼ぶんですけど、
自己主権型もしくはギャグですけど、
自己責任型のIDっていうアカウントの管理の中で、
データのやり取りをするための技術、それがブロックチェーンであり、
ディセントラライズドっていうものの考え方なんですけど、
ディセントラライズドなやり取りができるデータベースの上の取引所です。
非中央集権型の取引所なんで、
誰か特定の運営者がいるんではなく、
ブロックチェーン上で動くソースコードで管理された取引所。
なので、売りたい人買いたい人とのマッチングっていうのを
ソースコードが管理しているだけで、
実際はお客さん同士が取引するだけっていう、
そういった分散型の取引所っていう考え方だったんですけど、
それを企業として一般の人に使いやすくするっていうのをやってたっていうのが、
僕らの仕事というかDEXとの付き合い方なんですけど。
なので、すみません、専門用語をしれっと入れるのを拾ってくれて、
すごい良いポッドキャストだなっていう。
分からない言葉だらけというか、
ちょっと難しめのキーワードが多いなっていう。
ほんとそうです。
どうしてもあって。
ウェブエンジニアですらそれなんで本当にそうですよね。
全然。
ウェブエンジニアも大概ですよ。
覚えること多すぎて。
エンジニアになるってすごいことだなと思いますよね。
それは思いますね。
ほんとそんな感じです。
続きましょうか。
すみません。
いやいや。
さっき法整備の話とか、
吉野さんの話のところでちょっとしましたけど、
国内のブロックチェーンとか、
ビットコインとかの関係の法整備って進んでたりするんですかね。
僕この辺全然ほんと分かんなくて。
前は税金とかあんまり意識してなかったけど、
急にすっげー取られるようになったりとか知ってるじゃないですか。
じゃあ僕からしゃべりますけど、
めちゃめちゃ整備は進んでいてですね。
要は仮想通貨、
アンゴスさんって名前になりましたけど、
あれを企業が持つっていうのはまずとにかく悪いことがいっぱいあって、
特に税金もあって、
持ってて期末ってくるんですよね、法人。
その期末になったときに、
持った瞬間から期末に向けてまで、
例えば福見駅ビットコインだったら、
今年600万円から今1000万円超えるぐらいなので、
400万円上がってますよね。
400万円、例えば利益が出てるじゃないですか、
今福見駅っていう。
この状態で期末を迎えると、
まだ2本円ないんですよ。
まだ2本円ないのに、
2本円で400万円分の売り上げに対する法人税を支払わなきゃいけないんですよ。
まだ売ってなくて持ってない。
期末が来た1週間後に、
800万円ぐらいまで落ちました。
400万円分の税金30%ぐらいを払わなきゃいけないのに、
それを払おうと思った瞬間には、
800万円に落ちていて、
なんで1000万円のときの税金を払わなきゃいけないのか、
みたいな時刻がいまだにそこはあるんですけど、
法整備でいうと、
第三者が発行した仮想通貨トークンに関しては、
期末課税をやめます。
期末評価をやめますっていうのがまず生まれてきている。
要は仮想通貨を企業は持ちやすくなったというのが1つあります。
そうなんだね。
あと、VPSっていう法律、
細かいことは言わないですけど、
何が良くなったかっていうと、
VCがトークンに対して投資をできるようになりました。
なので今までできなかったんですよ。
VCがクリプトンプロジェクトに投資するときってどうしてたかっていうと、
株を代わりに投資っていうか、
株しか投資できないんですよね、VCって。
っていう人たちが株に投資をして、
後でトークンと変えようぜっていう手紙を後で握っておくみたいな。
そういう株との交換みたいなのが基本的にはあったわけなんですけど、
それがいらなくなった。
普通に株ではなくトークンに直接投資が可能になったというのが
VPSに変わったところです。
あとは合同会社型DAOっていうのができあがって、
法人としてDAOを認めていこうっていうのを
合同会社の社員っていう仕組みを使って、
ちなみにアンゴMも合同会社なんですが、
その仕組みを使うか別に使わないんですけど、
合同会社がDAOと相性いいよねっていうのは前から思ったところがあり、
と思ったら人党の人たちとかいろんな人が集まって、
合同会社の形を拡張する形で合同会社型DAOっていうのを
日本で設立できるようにしよう。
他の人たちがトークンを発行して資金調達ができるみたいなのをやろうっていう動きができていて、
もっと前ですけど、
IEOっていういわゆる仮想通貨の取引所に
トークンをリスティング上場させますっていうIPOみたいなことを
ちゃんと金融庁のお墨付きの中でできますっていう
そういった仕組みみたいなのもできてきて、
向こうのこれをもっとかっこよく言うと、
株式市場の再発明みたいなことが徐々に起きているっていう意味では、
めちゃめちゃ法律面進歩していて、
株での上場ってまあまあ大変だと思うんですけど、
トークンでの上場ってまだできたてなんで緩かったりとか、
問題があったりとかたくさんあるんですけど、
それで株式市場ができ始めの時の時代も結構同じで、
それで言うと僕が好きな映画で、
ウルフオブウォールストリートっていうクソ映画があるんですけど、
ヨンマジックリョーが役付けになってて、
面白い映画があるんで見てほしいんですけど、
株ですらなんかこう電話一本でめちゃくちゃ騙して高く買わせて、
儲けを出すみたいなそういう時代があったように、
それから取り締まられて今の株式市場になっているように、
それからトークン市場もそういったものを、
ウルフオブウォールストリートの世界を目指しているとは言ってないですけど、
そういううぞうむぞう出てくるかもしれない中で、
ちゃんと整備をされた、なおかつ株権とかじゃなくて、
トークンでブロックチェーンの上で既にDXされた株式市場の再発明、
進化版みたいなものを目指して作っているっていうのが、
今の日本の法律の改善点だし、
これを大きく名前を付けるとしたら、
渡辺壮太問題っていうふうに名前が付いています。
これは自民党の人たちも言っているんですけど、
渡辺壮太っていうアスターネットワークというブロックチェーンを作っている人たちがいて、
この人が海外で資金調達をして、
企業価値でいうところの1兆円とかユニコーンみたいなのを生み出してしまったと。
これは日本の法整備がクソすぎて、
そんな日本なんて選択肢に全く入らなかった。
日本人の起業家が、
こうやって海外でしか大きい会社を作れないっていうのは本当に良くないよねっていうので、
いろいろと会話をした上で、今の法整備が進んでいるというところで、
全然興味ない人からしたら全然知らないことかもしれないですけど、
本当に新しく株式市場よりもトークン発行した方が良くないみたいな、
そういう雰囲気ができてきているのは、
僕はテレビとYouTubeみたいな違いがあると思っていて、
株式会社として上場を果たすのと、トークンで上場するのと、
今は昔のテレビを僕は見ていたんですけど、
YouTuberなんてクソみたいな内容で面白くないわなんて思っていたら、
実はYouTubeの方が面白いコンテンツが今はたくさんあって、
逆にテレビがYouTubeみたいな番組があったりだとか、
逆にYouTuberがテレビに出てあげるみたいなそういう流れが起きていて、
あとはテレビに出てきた人はYouTubeを始めたりだとか、
そういう市場がガラッと変わったみたいなタイミングが、
今株式市場で同じようになってきているんだぞっていうのが結構、
僕が今ブロックチェーン、仮想通貨、Web3みたいなところを見ている上で面白いと思うポイントです。
法整備についてでした。
めちゃめちゃ面白いですね、法整備の話。
よかった。
超面白い。
木によって課税するとめっちゃ苦しいみたいなのは確かにそうだなと思って、
僕は割り勘ができるサービスをやってはいましたけど、
もらうタイミングと自分が、みんなからお金を集めるタイミングと自分で受け取るタイミングで、
金額の価値が変わってたりするんで、
微妙だなって思ってはいったんですよ、やっているときに。
それが実際に税金としてやってくるとむちゃくちゃ苦しいだろうなって思ったので、
その辺が改善されてるっていうのが分かって、
なるほど、ちゃんと進んでんだって思いましたね。
ビットコインとかは木松課税からまだ外れてないんですけどね。
あ、そうなんですか。
だからそのルールを決めた人をこの前見つけたんで、
マジで何なんだかっていうのを問い詰めたんですけど、
ロビーングが上手い人っぽい解消されて、
何言ってるか分かんないなって思いました。
それは課税対象にならないようになる予定はないんですか?
ふわっと返されるんですよね、それは。
入れさないんですか?ビットコインはならないんですか?みたいな。
ふわっと返される。
ん?なるのかならないのか分かんないんだけど、みたいな。
政治家っぽい感じの解消されてる。
途中キーワードが出てきましたけど、
DAOっていうのが出てきて。
あ、そうだ、さすがDAO。
また拾われてるんで、
吉野くんに喋ってもらったほうがいいかな。
今回はしつゆくさんが喋る回なんで。
あ、そうなんですか。
っていう話をさっきしてました。
じゃあDAOについて。
DAOも話しておくと、
自立分散型組織って日本語訳されるんですよね。
発音が全然なんですけど、
Decentralized Autonomous Organizationっていうものですと。
自立っていうのは自立してるよね。
勝手にみんなが頑張るみたいな。
そういう世界だと思ってほしいんですけど、
エンジニアの方が聞いてることが多いと思うんで、
あえてそっち方面で例えをすると、
オープンソースコミュニティがDAOに近いです。
分かりやすいでしょ。
要はみんな自主的に良かれと思って、
これがうまくいくとインターネット業界良くなるよねっていう、
そういうギバーが詰まった組織じゃないですか。
オープンソースコミュニティって。
そういったものも非常に近いんですけど、
DAOだと、DAOの定義とかは分かんないんですけど正直。
トークンがあったりだとか、
トークンを持ってる人が参加者ですよとか、
そういうルールがDAOごとにいろいろ決まっていて、
持ってる人が持ってる量に応じて投票権があったりするっていう、
投資家、DAOのトークンに対して投資をするっていう投資家だとか、
実際にそのトークンを持ってDAOの上に参加する運営者っていうのと、
またそのDAOが提供しているサービスだとか、
その真ん中にあるものですよ。
それを活用するお客さんと、
この3社の境目があんまりないっていうのがDAOの特徴で。
逆に言うと株式会社で例えると、
投資家はちょっと投資家の人たちにも悪いんですけど、
結構投資したんだぞっていう気になりがち。
またその投資した先がうまくいくように頑張ってサポートしたりするVCさんとかも全然いると思うんですけど、
投資してる側っていうふうに今はなりがちです。
投資された側、企業家たちっていうのはサービスがうまくいくように頑張ったりするんですけど、
お客さんに対しても投資家に対しても弱い立場を取りがちみたいなところがあります。
最後にユーザーですけど、ユーザーもお客様だぞみたいな感じがあって、
そこはあんまり良くないと思うんですけど、
お客さんであってもトークンを持つし、
投資家であってもトークンを持つし、
運営者、企業家であってもトークンを持って進めたい方向に引っ張ってくるとか、
いろんな人たちがトークンを持つことによって、
同じ立場の目線に立てるっていう意味ではすごい面白い組織のあり方だなと思いますし、
それがなぜオープンソースと関係があるのかっていうと、
やっぱり自立分散っていう考え方がすごい求められるじゃないですか。
誰かにやってくださいって言われてオープンソースソフトウェアを書くっていうのはあんまり向いてないのかなというか、
仕事だからやってますって人はなかなかすごい少ないと思うんですよね、
お金もらいながらやってるっていうのは。
あれはちょっと話がある部分ですけど、
エンタープライズサポートとかオープンソースならではの戦略があったりするわけですけど、
っていうよりも単純なオープンソースで考えたりとか、
皆さんの中にオープンソースを公開してみたみたいな人がいると思うんですけど、
それぐらいのテンションでオープンソースコミュニティっていうのはあると思いますし、
誰かのために良かれと思ってやるみたいなのは多いし、
これちょっとドキッとする話なので、
ポートキャスト的にNGでカットしなきゃいけなくなっていってほしいんですけど、
例え話をするときに友達と話してて、
これが一番のダオだねって思ったのが、
麻薬の国際カルテルみたいなのってめちゃめちゃダオだなって思うんですよ。
リーダーが殺されたり捕まれたりとかするんですけど、
真ん中にある麻薬っていうものが売れたりするんで、
いやもう捕まるリスクも殺されるリスクもあるけど、
次俺が代表やるよみたいな風に、また新しい代表が湧いて出てくるっていう、
あれはあんな自立分散された組織じゃないって思うんですよね。
みんなが勝手に熱狂する真ん中にある、僕はプロトコルって呼んでるんですけど、
プロトコルに対してコミットすべきだって思う人たちが集まって、
いろんな人たちがそのプロトコルを中心にして、
その組織を維持していくっていう、こういう考え方がすごい面白いし、
麻薬で例えなくても別にビットコインで例えれば一番分かりやすいんですけど、
ビットコインっていうものの価値が落ちないように、
そのビットコインのホルダーが開発に協力したりだとか、
そもそもオープンソースでそれを開発進めていたりだとか、
ビットコイン持ってる人とかビットコインがすごい中央集権じゃないんで、
真ん中にいる人っていうのはいない状態で、
そのETFっていう金とかが登録されてる、
機関投資家が投資できる商品一覧にビットコインが登録されたりだとか、
この動きって誰かがやってくれ、
誰かビットコインの代表がやっているとかではなくて、
ビットコインって金みたいなもんだし、
もっと機関投資家が投資できるようにしようよって、
みんなが動いたかなって思ったんですけど、やばくないです。
こんな自立分散してビットコインを持ち上げようみたいな、
そういう流れができているっていう、
みんなが良かれと思って真ん中にあるプロトコル、
ビットコインのプロトコルですよ。
アプリケーション層のプロトコルとして、
Wikipediaに載ってるんでぜひ見てみてほしいんですけど、
本当にHTTP、ビットコインみたいなふうに並びがちゃんとあって、
なるほどなってなったんですけど、お金のプロトコルなんで。
それを作るためにいろんな人たちがちゃんと寄って抱かって集まって、
マイニングだとかっていって、
ビットコインを維持するためのサーバーをリソースを貸したりだとか、
そういった流れ、動きができあがってる一大ムーブメント、
これはみんなが勝手にやるという自立分散な組織。
これをDAOと呼んでるわけだし、
さっきの話につなぐと、
合同会社型DAOみたいな、
DAOを法人として認めてサポートをするためには、
引いてはですけど、
税金をちゃんとそこから取るにはみたいなのもあるんでしょうけど、
法人勢で取れるぜみたいな、そのモチベーションもあるだろうし、
僕は法人とかになっちゃったらDAOじゃなくねって。
オープンソースは、法人がやってるオープンソースもあったりするんであれですけど、
MySQLがOracleに変わって違くねってなったみたいな、
ああいう違和感はもちろんあるんですけど、
さっきの株式市場の再発明をしようみたいな流れでいくと、
別に合同会社型DAOっていうのも、
資金調達のあり方を新しく変えてくれるものっていう風にポジティブに捉えれば、
一つ新しい選択肢ができたのでポジティブに捉えてるんです。
そういった新しい資金調達のハブになる組織としても、
DAOっていうのも最近出ておるという感じでDAOの説明でした。
長いですね。
面白い。めちゃめちゃ面白いですよ。
最近聞いたDAOですごい面白いなって、
今Sixさんの話聞いてて思い出したのが、
アビスパDAOってあるらしくて、
サッカーチームの福岡のサッカーチームのアビスパ福岡が、
アビスパDAOっていうのを作って、
先ほど言ってたIEOでコインを発行してるわけですね。
そのコインをアビスパのファンの人に買ってもらって、
ファンの人がもうアビスパのDAOの一員になって、
みんなでアビスパを応援しようみたいな、
ムーブメントが起きてるのはすごく同じような、
今Sixさんが言ってたのが実際に起きた例だなっていうのを感じました。
本当に、アビスパDAOもそうですけど、
真ん中が熱狂しているものであれば、
DAOって成立可能で、
真ん中が熱狂していて、それから株式会社でも、
ただのコミュニティでも何でもいいんですけど、
DAOで地域創生するぞみたいなのを、
僕ちょっとこんなパブリックな場で言うの嫌なんですけど、
言いますけど、
DAOで地方創生するぞっていうのは、
僕新潟出身なんですけど、
山越村っていうのが新潟にあって、そこがDAOを始めて、
なんかうまくいっちゃったんですよ。
ただ話を聞くと、
山越村自体を盛り上げようとしている熱量のある人たちは、
そもそもいたって聞いちゃうと、
地域創生を頑張っている人たちが、
たまたま新しい手段としてDAOっていうものを、
しっかり選んで、
それは面白いと思ったブロックチェーンWeb3界の人たちが、
しっかり支えられたっていう、結構奇跡しか起きてなくて、
再現性のあるものかっていうと、
実はそうじゃないなって思っているんですよね。
なので、DAOで地域創生しましょうっていうのを、
すぐ言う人はあんまり信用していなくて。
で言うと、真ん中にある熱狂できるプロトコル共通言語というか、
コミュニティがある場合に限り、
DAOは成立するなというか、
みんなを盛り上げてあげないと盛り上がらないのに、
DAOだけやって盛り上がるかって言ったら盛り上がらないんで、
真ん中にコミュニティマネージャーみたいな人がいることはほとんどなんですけど、
アビスパの件ってわかりやすくて、
ファンがちゃんともういるじゃないですか。
そういう人たちがDAOっていう形を取るとうまくいきやすいですよ。
何なら法人をあざわざ立てて資金調達をしてっていうような、
株式会社っぽいことをしたいなと思っても、
もうアビスパは会社が多分経営してますし、
それを新たにやるっていうよりは、
ファンの力を組織のお金に変えていこうとか、
組織のエンパワーメントに使おうっていうときにDAOとかを使うと、
すごくうまくいくものだと思って。
熱狂してるもの、ビットコインとかも、