Kotaro Motojima
その中で、
そのトークンというものがどういうふうに活用できるのかっていうのを
少しご紹介できればと思うんですけど、
その前に何かコメントとかあります?
何か岡さん。
いいですか。
Takashi Oka
すみません、何度も。
一応、今回合同会社がDAOで発行されるトークンって、
社員権トークンとユーティリティートークン、リワードトークンですね。
ってなるんですけど、僕これあんまり健全じゃないなとは思ってます。
理由として、例えば株式会社って、
株式の価値を最大化するっていう1つの目標があるので、
これを上げていこうっていう分かりやすい指標になるじゃないですか。
ただ、合同会社がDAOで社員権トークンの価値も上げつつ、
ユーティリティートークンの価値も上げつつっていうことをやってしまうと、
いわば会社にとって重要な資本政策、
しかも時価総額を上げるべき主体が2つできちゃうので、
これはねじれが後々生じるだろうなって思ってる感じです。
補足すると結構同じDAOでエリアとして活動はしてるんですけど、
ちょっと思想強めな部分で失礼します。
Kotaro Motojima
ありがとうございます。
ちょっとそこについて僕から反論をしたいなと思っていまして、
トークン2つ分ける意味なんですけど、
これは背景には今までいわゆる暗号試算上場をして、
意思決定権を持ちながらいろんなものに使えて、
しかもキャピタルゲインも得られるみたいなものがごっちゃになって存在をしているがために、
今ブロックチェーンプロジェクトってほとんど分散化してないものが多いんですよね。
結局その意思決定権が最初の貢献に応じて、
いっぱいトークンを持ってる人に偏っちゃっているっていうのが現状としてある中で、
僕らはそこを不健全だろうというところで、
社員権トークンっていうものを最初に一定程度分散する形で売りに出すと。
そこでもガバナンスの分散性を一定程度確保しながらやっていく。
ポイントはこの社員権トークンの価値を上げていくっていうところでやるんじゃなくて、
リワードトークンの方、
貢献に応じてもらえるトークンの方の価値をみんなに上げていくっていう方に注力するっていうのがポイントだと思ってるんですよね。
この社員権トークンの分散ってどういうことかって言ったら、
イメージとしてはかなりバリレーターって呼ばれるような、
ブロックチェーンの中でこれが正しい、信用が受けるみたいなところをチェックする人たちですよね。
そういうのを設計するようなイメージでまずいます。
ちょっとそのまま説明させていただくと、
ちょっとこの合同会社なり、NPO法人でも同じなんですけど、
描いている未来として考えているのが、
その最初に意思決定権を分散して現金だったり暗号試算で資金調達をします。
その資金を使って事業を行っていくと。
その事業をやりながらその事業で使えるリワードトークンを貢献に応じて、
貢献は先ほど申し上げたように、お金を出したという時もあれば、
技術を出したという時もあれば、人で労力を出したという場合、
それぞれその堂ごとに比重みたいなものを考えてトークンをプレゼントします。
そのトークンを実際に事業を成長させながら、
使える形を最初で得たお金を使って進めていく。
さらに次のスペースとして、もっと資金が必要という話になると、
例えばフィナンシェさんとかそういうところでトークンを売り出したりとか、
次のステップとしてはそのリワードトークン自体を
IEOみたいな形で売りに出して資金調達をするとか、
その事業で使えるような形、いわゆる金本位制に近いようなものですね。
その状態が確保された状態で、
もう既にいろんな事業で使える状態が起きている。
その中でいわゆる暗号資産上場をするというのをロードマップとして考えていました。
これをやると、実はいろんな合同会社だったり、
NPO法人だったりを使ってやる事業で、
みんなで使えるトークン、暗号資産みたいなのを設計すると、
同時に20社とか上場できちゃうみたいな、
そういうところがかなり面白いと。
いわゆる事業をいろいろやりながら使うトークンというか、
いわゆる株式に近いようなものですよね。
そのストックオプションに近いようなものを、
そのまま暗号資産上場というような形でやることで、
流動性も担保しながら、使い道も担保しながら、
みんながキャピタルゲームを得られるみたいな、
そういうのを描けるんじゃないかなという風に思っています。
ちょっと時間ない中ですけど、すみません。
上泉くんの方から何かコメントだったり質問とかいただきたいなと思います。
Yuki Uwaizumi
ありがとうございます。僕からは結構ディープな議論になっていると思うんで、
ユースケースの話を具体的なベースでさせてもらった方がいいかなと思うんですけど、
それでも大丈夫ですか?
Kotaro Motojima
はい、お願いします。
Yuki Uwaizumi
分かりました。ありがとうございます。
僕らはどっちかというと結構お客さんの中でも、
合同会社型DAOをやりたい人ってまだまだ一部でして、
どちらかというと大きいエンタープライズの企業さんとか、
そういった方々が多いんですね。
そういった方々いきなりガバナンストークンといって、
全部DAOの運営に自分たちの会社の事業を任せるっていうのは、
ちょっとやっぱり難しいところがどうしてもあります。
どちらかというとリワードトークンをまず使って、
何かやりたいですっていうクライアントさんが結構多いんですね。
なんでそちら側の事例とかでお話しさせていただくと、
例えばファンコミュニティをちょっとDAO化していきましょうかと、
その人たちに対して、
例えば今メーカーさんとご一緒している事例なんですけど、
メーカーさんの中でその商品だったり、
メーカーさんのアイテムが好きな人がある意味コミュニティに集まりますと、
その人たちがある意味告知活動であったり、
私この商品使ってこんなライフスタイルをやってますよ、
みたいなのを発信してもらうんですね。
逆にこのメーカーの商品欲しかったりとか、
選んでいる吟味されている人たちっていうのが、
その人たちに質問をして回答をもらうみたいな、
そういう形のDAOっぽい組織を作ってたりしますと、
こういうところだと、例えば発信をしますとか、
質問に1回答えますみたいなところで、
1回1回リワードトークンを配布をしていったりできるので、
結構ある意味でファン、
貢献をされているファンの方々が、
例えばメーカーさんであれば独自のアイテムの購入権であったりとか、
限定パーツの購入権みたいなのを割り出していく、
リワードトークンと交換で与えていく、
みたいなユースケースが結構あるかなと、
そこを経てようやくガバナンストークンを出して、
その商品の一部の回収をDAOに任せてやっていきましょうか、
みたいな文脈がようやく生まれてくるのかなという、
そういう変遷なイメージだと自分は捉えています。