1. 積ん読ざんまい
  2. 第21回 雑談ざんまい 〜 パン..
2022-10-04 59:59

第21回 雑談ざんまい 〜 パンクス賢治とバンドクラッシャー太宰、他

今回はひたすら雑談しています。配信から1周年、聴いてくださっているリスナーの皆様、ありがとうございます!

【今回のハイライト】

・あっという間に1周年

・開拓すべきはビジネス書と恋愛指南本

・子どもの頃に読んだ本と癖(へき)の芽生え

・ビジュアル系の思い出、野ばら先生とロリータの時代

・古本屋を訪ねて旅をする

・マト文庫の野望 など

【参考】
『フランドン農学校の豚』(宮沢賢治 文・nakaban 絵/ミキハウス)
『ゴシック・ハート』(高原英理/ちくま文庫)
『カフェー小品集』(嶽本野ばら/小学館文庫)

★番組の感想、おたよりはTwitterのDM、メッセージフォームよりお送りください。
Twitter  https://twitter.com/tsum301
メールフォーム  https://forms.gle/EEF2avHVjq5Vu8zN8

00:15
みなさん、こんにちは。この番組は、誰もが知っている名作から、あなたの知らない日記すぎる本まで、ゆるいトークで紹介する、特書系ポッドキャストです。改めまして、こんにちは、的文子です。
こんにちは、梶原香肥です。よろしくお願いします。よろしくお願いします。前回、3回で、21回。おめでとうございます。おめでとうございます。おかげさまで、1周年です。
今、1周期って言おうと思って、終わってしまうけど。そうですね、1周年ですね。1周年でして。20回やってみて、印象深かった回とかありますか?
そうですね。なんか、やっぱり、どこからか来る人たちの話?森やら。えー、野漏れですかね。
そういう未知との遭遇系というか、全体的に的さんが選ばれる本って、ちょっと不思議な現実にある話なんだけれども、それ本当に今の話ですか?っていうような民族とか、そういうところをチョイスされるので、すごい興味深かったですね。
なんか、人にこう、最近読んだ本、こういうのがあってって話をすると、それ本当に本屋で売ってたの?って言われることがよくあるんですけど。まだ売ってるよ、新刊台に置いてある本だよって思うんですけど。
そうですね。よく本当そういう本を見つけてくるなっていうところが、まず第一印象というか、印象深いことの一つではありますけれども。あとはなんだろう、ちょっとユーモアがあるっていうところですかね。
ユーモア?
なんかほら、スイカにしてもそうだし、え?そこでスイカですか?とか、そういうところがちょっと面白いなって思って、お話を聞いてたりしますね。
ありがとうございます。なんかこう、人文系の本よく読むんですけど、人文系の本ってシビアな話が結構多かったりするので、やっぱりその切り口によってはちょっと重すぎてっていう。ただ現実って思いだけの話じゃないと思うんで、どこかに笑いはあったりするんじゃないかなと思うんですよね。
そうですね。大概で、現実世界でもすごいシリアスなシーンでも、今これ?っていうようなことが起きますからね。大概、どうしても人間ってそういうふうにできてるんだなっていうような、ちょっと間抜けな部分とか、なんでこういう時にこうなったのかなっていうような笑いがありますからね。
本を選ぶ時の基準というか、私こういうの好きなんだなって思うのは、やっぱりちょっとキャッチーなテーマとかキャッチーな舞台っていうか。一番最初のエピソードで紹介したのが、元ギャングたちのパパ会っていう。そんなキャッチーな本ないだろっていう。
03:13
あれも楽しかったですね。あれも面白い本でしたね。
そうですね。でも、あれ本当にシリアな話なんですけど、それこそ麻薬の取引で、今までこの50年間何人死んだかわかんないがスラム街でパパ会をやるっていう。
立ち上げたはいいけれども、毎回パパ会に来ないっていう。
そんな毎回パパ会に来れるような人たちだったらっていう話ですよね。
来たは来たで、いろいろな問題が噴出するっていう。パパ会どころではない。自分たちの問題があまりにも山積すぎてて、そっちを解決しないとパパになることも難しいっていう人たちのトーキングだったり。
子育ての前に自分をちゃんとしましょうみたいな。
まあ、子育てするにあたって、じゃあ父親ってどうなのかっていうのを考えるにあたって、でも自分の父親っていうのは、物心を積んだ時はもういなかったし、いないか刑務所にいたいな、もしくは死んでたりとかっていう、めちゃくちゃシリアな話が出てくるわけですよ。
そうですよね。
見本とする父親がいないのに、どうやって自分は父親になったらいいんだとか。
本当シリアスな話なはずなのに、どこかやっぱりちょっと笑えてしまうっていうか。
今それじゃないだろうみたいな話が出てきたりとか。
あと、書いてる人は女性の方で、そんな男しかいない環境に女性が入って、お前女なのに女に何がわかるんだって言われながら調査したり、そのパパ会を運営していくっていうのは結構面白かったりしたんですよね。
そうですね。なんか男らしさ、女らしさっていう問題にもつながるっていうところが、ちょっとそこも面白かったなっていうのがありますよね。
そうですね。あとはやっぱり、違う属性を持っている人が一人いるっていうのって結構大事なんだろうなっていう。
同じ属性の人たちだけで固まっちゃうと見えてこないけれども、そこに違う属性を持っている人が数人いるだけでもまたちょっと。
違う道が開けるというか、違うドアが開くというか。
それって結構大事なんじゃないかなっていうのは、あの本読みながら思ってちょっと紹介しましたね。
そうですね。また帯がね。
ジブラ。
そうそうそうそう。そのところとかもちょっと、なんかそこにジブラ持ってくるっていうセンスみたいな。総合的に面白い本でしたね。
あれ確か小文社の本だったんですけど、小文社でスネープドッグのお料理教室とか。
あれもなかなかキャッチーな本でしたよね。
キャッチーでしたね。高かったですけどね、スネープドッグ。
でもあれちょいちょいと料理してもみながら。
私はあれを結構熟読しましたよ。文章も面白かったので。
06:03
面白いし、ビジュアルブックとしても面白いし、あんなにいかつい表紙の料理本ないだろう他にっていう感じですよね。
本当にいつかね、レミさんと一緒にこう並んでやってほしい感じ。
やってほしいですね。日米対決みたいな。
日米対決ぜひともしてほしい。面白い。あれも良かったですね。
でもレシピ本って今どうなんですかね。
昔ほどではないですよね。
Googleで見れちゃうっていう。
そういうところもまた本にいろんな影響がありますよね。
ありますよね。
だからそんな中でもビジネス性があれだけ出てるっていうのはすごいなって最近思いますけどね。
本当そうですね。
大体同じ内容なんですけどね。
ビジネス社もちょっとやってみたいなと思いつつ、私が全然そこを通ってこなかったので、梶原さんの方が詳しいんだろうなと思うんですけど。
読んでるだけですけどね。
最近ちょっと気になってるのは、やっぱり失敗した企業の企業分析した本。そういったビジネス社を読んでみたいなと思ってますね。
そうですね。でも成功した話ってありますけども、なんで成功したのかを細かく書いてる本って意外なかったりするんですよね。
成功の継承をきちんとしてるっていうのってあんまりない。
人の成功が自分の成功に結びつくとも限らないんですよね。
まあ確かに。たまたまそういう流れに上手く乗っかれただけっていう。
そう、そういう本が結構多いんですよね。
なんかあれ?っていう、なんだろう、それは特殊なパターンみたいな。
でも本当にそうなんでしょうかね。
成功するとまあ、人間そこでとりあえず安心しちゃうから、どうしても失敗、なぜ失敗したかっていうところに目が行ってしまいますけど、
なんで成功したんだろうっていうところは、時間を取らないんですかね。とりあえずもう成功してるからいいんじゃないかっていう。
まあ確かに、今上手くいってるからいいかってなっちゃうんですかね。
そうですね。でもビジネス賞もまあいろいろ今出てますからね、面白いのもありますけど。
なんか全然ノータッチできちゃったんで、もう開拓するとしてはそこか恋愛しなんぼんかどっちかぐらいの。
あー、ちょっと面白いですね。
全然ノータッチですね、その辺は本当に。
わー、興味深い。
全然興味がなかった。
そうですね。
あとは精神世界とかですかね。
精神世界はほらね、お互い好きな分野ではありますからね、きっとね。
ただあれ扱うの難しいですよね。いろいろやけどが。
そうですね。恋愛本ね。恋愛本ですよ。語れる自信がないですね。
今恋愛本って意外にいろいろ問題を抱えてそうですけどね。
09:04
歌詞ごとなんか男だったらこうしようとか女だったらこうしようっていうのは打ち出しにくいですよね。
打ち出しにくいですよね。一つ一つルッキズも絡んできますし、そういうところから切り込んでいくっていうのもいいかもしれないですね。
いいかもしれないですけど。
地獄みたいな回になりそう。
そうですね。多分遅らいでしちゃうかもしれないですね。
なんかいろんなドス黒いものが巻き起こって。
これダメだなっていう。
収録した次の日の朝ぐらいにあの件なんですけどみたいな。ちょっとやっぱりやめませんかみたいな。
ちょっとね。そうか。恋愛ね。
いつかね。
いつかやりますか。
でも恋愛科学とか面白そうですけどね。
恋愛工学とかでしたっけ。
あと好きな漫画でもあったので昔。恋愛的瞬間っていう。吉野作美さんっていう方が書いた本なんですけど。
すごくいい漫画だったんですよね。
でもそれぐらいですかね。私の中に恋愛って書いてあるような本を読んだのは。
恋愛小説って打ち出されてるようなものを積極的に読んだ記憶がほとんどない。
小さい頃読んでた少女漫画的なものは、あそこらへんで止まってるかもしれないですね。中学校ぐらいっていうか。
恋愛小説とか漫画の中に出てくる恋愛とかでも、面白いなって読める本と全然はまれないって読めなかった本って、結構はっきり分かれてたなっていうのはあったなって思って。
教科を求められると困るっていうのは、戸惑いを覚えるってなりましたけどね。
そうですね。
なんて言ったらいいんですかね。こういうのわかるでしょっていう感じの書き方。
辛い。
全然読めない。全然わかんないからみたいな。
なんか最近読んだ本とかで、恋愛が絡む程度ですよね。恋愛が本筋じゃなくて脇でちょっと絡んでくるっていう時にすごく読みやすいなと思うのは、
そういうジェンダー問題とかをきちんとわかって書いてる方の方が、すごくその共感わかるでしょっていうのが少ないので、読みやすいんだなっていうのが分かりましたね。
なんていうのかな。対等な立場で進んでいく話だと、人と人との話になるので、そこで恋愛なのかそれはって話になりますけど、みんなが求めてる恋愛とは違うかもしれないですけども、
人と人との話になるとすごく読みやすい。けども、かわいいやつめみたいな。なんか頭ポンポンみたいな。そういうふうな反応に私もなっちゃいますね。
そうですね。私この世界ちょっと共有できないんでみたいな。バタンって感じになっちゃう。
12:00
そうですね。なんかポンポンってされる気がしないです、自分が。
うん、確かに。確かにそうですね。全くそこに共感がない。
どっちかと言うと、する方じゃないかっていう。
ワンコ。
ワンコとか。そう、だからそういうところをなんとなく気づいちゃってた子供だと、やっぱり共感できないまま大人になっちゃいますよね、きっと。
そもそもそんなに恋愛物に興味がなくて、ミステリーとかに行っちゃったんですぐ。
そうですね。だから恋愛の要素が入ってないものの方がすごく楽なのに、なんでこんなに世の中には恋愛要素を入れたがる人がいるんだろうっていう。
いや、本当にそうですね。不思議にならなかったですね。
あれなんだろうって思って。映画とかでも、「ここに恋愛持ってこなくてもいいんじゃないですか?」みたいな映画とか、小説もそうですけども、必ず入るじゃないですか。
ありますよね。
でもそこ別になくてもよくないですかっていう。
でも必ず、「いや、あなたたちこれ好きです。」っていう感じで。
だからあれって誰が抱いてる幻想なんだろうって思っちゃいますよね。
そうですよね。
それが好きだっていうのはどこで擦り込まれましたかっていう。
だから逆にそういうの入ってきてしまうと、冷めちゃうっていうか。
そうですね。
なんかそうですね、若い時は本当に飲み屋とかに行くと本当にそういう話になって。
こっちは本当に全然興味がなかったから、結構居心地が悪かったなっていうのはありましたけどね。
今もそういうのをあっちも多分気を使ってくれる年になったので、すごい楽。
そうそうそうなの。興味ないからっていう。
なんか小学校とか中学校ぐらいまでわりと秘め事だった気がするんですけど、
なんで20歳超えたあたりから突然みんな咳を切ったように、セキララに話し始めるんだろうっていう。
でもなんかやっぱりプレッシャーがあるんじゃないですかね。恋愛をしていないといけない。
その恋愛の話をする方って、本当に恋が大好きでたまらないっていう人もいるのかもしれないんですけど、
なんか中には恋愛してないとダメみたいな感じで話してくる人もいたなっていうのは、
それを相手にも同じような価値観を求めてくるじゃないですけど、
彼氏いないの?ダメだねみたいな感じで、知らんがなっていう価値観を押し付けられる。
でもあれって、それこそ小さい頃に読んだ本とか漫画とか、そういう刷り込みってあると思うんですよね。
私、村上隆少女だったので、中学校ぐらいから。
懐かしいですね。
村上隆がすごく好きでずっと読んでたので。
ポインロッカーベビーズとか。
そうですね。だから恋愛感がまたヘビーというか、こんな恋愛してられないっていう本ばっかり。
15:05
薬を始めてしまうみたいな。
大体ドラッグですよね。
そうなんですよね。お酒かドラッグかみたいな。
犯罪すれすれみたいな。
犯罪すれすれっていうか犯罪っていう。
イビザに行かなくちゃいけないみたいな。
だからそこで学んだのは、大人になったら早くバーに行きたいということだけだったので。
そうですね。だから恋愛に付随するものは結構好きでしたね。
お酒とかタバコとか、そういうのに対して憧れはすごく。
でも恋愛するとこんなにひどい目にあってしまうんだっていう刷り込みが。
逆にあったので。
でも、パッキリとそういうのはなくなってしまった。
今日この頃っていう感じがしますね。
なるほどですね。
友達同士の会話で恋愛の話をしてくるのが、やっぱりいい気持ち悪かったですね。
楽しいよって言われるんですけど、それはもう人それぞれなんじゃないかなっていう。
だってあなたがドクターFCを楽しいかどうか思うかってまた別の話でしょみたいな。
でも私は別にそれを無理っくり。
もう読まないなんて人生の損だからとか言いながら進めたりはしないのと一緒じゃねって思う。
違いますかね。
違うかな。
恋愛対象が違うっていうことじゃないですかね。
情熱を燃やす対象がそうそう違うという。
そうですね。情熱の穂先が違うってことですね、きっと。
本当ですね。
本当に物見事に本しか読んでこなかったなっていう。
そうですね。的さんは何を読んでいらっしゃいました小さい時。
小さい時、うちでもそんなに本って買ってもらえる家庭ではなかったんですよね。
そうなんですね。
親は全然本は読まないし。
意外です。
よく覚えているのは、保育園に行った時に寝る前に読みかせしてくれるんですけど、お昼寝あるんで保育園なんで。
まずお昼寝の前の本を読んでもらえる時間だけを楽しみに保育園から読んでたの覚えてます。
それだけは鮮明に覚えてますね。
お昼寝の時間大嫌いだったし、保育園に行くのもそんなに好きな子供じゃなかったんですよ。
興味ないことをずっとさせられるところっていう感じがして。
プールの時間と休息の時間だけが楽しいみたいな。
でも一番楽しいのは、読みかせの時間がすごく楽しくて、それだけを楽しみに毎日通ってたようなものだったんですよね。
そうか。だと3歳ぐらい?
そう、3歳ぐらいかな。
それと同時期に、地理図書館だったら本がいっぱい読めるでしょっていうことで、私の名前で図書館のカードを作ってくれて、親が。
で、そこで結構絵本を借りに行ってたみたいですね。
でも私も小さい時、近所の公民館にちょっとした本棚があって、借りてたんですよね。
18:06
ありましたよね。
ありましたよ、昔。
よくそこに夏休みなんかは行って、シャーロッコホームズかな、小学校の低学年ぐらいの時、行って借りてましたね。
シャーロッコホームズ、みんなが通る道ですよね。
そうです。私、江戸川ランプが先だったので。
あー、江戸川ランプ。
そうなんです。
あのコプラ社の、コプラ社のあの怖い表紙のやつです。
そうそう、あのちょっと驚々しい。
そうそう。
そうそう、あれの虜だったので。
そう、なんかあれ、小学校の時に学校の図書館にそれが入って、すごくやっぱり読んでた子はいましたけど、私はあの表紙が怖すぎて読めなかったですね。
そう、ちょっと高いところに置いてあったんですよ、あれは。
分かります?
分かります。
ずらっと、ちょっと高いところに置いてあって。
私、背が高かったから取れたんですかね、なんでしょう。
たまたま取ったんですよね。小学校3年生ですね、多分。それで読んだらすごく面白くて、ずっとそれを読み続けるっていう。
だから私立図書館とかよりは、学校の図書館の方をよく借りてましたね。
私はどっちだったかな、でも図書館、学校図書館だと貸し出しカードみたいなのがあって、私立図書館は昔は貸し出しカード好きでしたよね。
そうですね、貸し出しカード好きだったと思います。あ、違うかな、ラミレットされたカードを渡されたかな。
私ももうそうだったんですけど、古い本を借りると貸し出し表が入ってたりするじゃないですか。
学校ではそれだったんですよ、その貸し出しカードがあって。
裏の方、後ろの方にこう刺さってるんですよね、カードが。
あとなんか自分でもっと記録しとくカードみたいなのがあって、で、なんかそれに何借りたかっていうのを書いて、
1枚いっぱいになるとまたもう1枚色違いやつもらってっていうのがあったんですよ。
で、枚数を競いたいっていうのがあって、なんか貼り出しされてたんですよね、それ読み終わると。
で、クラスの後ろぐらいに貼り出しされてて、やっぱり1番になりたいなというのがあり、
一生懸命読んでたんですけど、1番にはなれなかったんですよね、どう頑張っても。
2番手、3番手ぐらいで、でもそれでもう100冊以上は読んでましたよね。
何読んでたっけな。
でもあれだよな、やっぱり子供の時に読んで1番衝撃的だった本って、宮沢賢治のフランドンの学校の豚ってご存知ですか?
いえ、通ってきてないんです、宮沢賢治。
あ、そうなんですね。
銀河鉄道にいるぐらいです。
あと何?
夜高の星とか?
風にも負けず。
あと夜高の星はあれに載ってましたね、教科書に載ってたので。
あ、そうそうそう、そうだったんですよ。私も確か小学校の時の教科書で夜高の星読んで、めっちゃ暗いな、この星って思って。
21:01
そう、暗い。
かわいそうすぎんだろうって思って、でもなんか気になって、短編集みたいなやつが置いてあったんですよ、学校の図書館に。
借りて、その中に確かフランドンの学校の豚が入ってたんですけど、これがちょっと子供が読むにはかなり強烈な話じゃないかと思うんですけど、
あらすじを簡単に言うと、その農学校に飼われている豚がいるんですよ。
で、この豚はもう人と同じように話すこともできるし、人の言ってることを理解できるぐらい頭のいい豚なんですよ。
で、だから学校に通ってる生徒とか、あと校長先生とかと普通に喋ってたりするんですよ、豚が。
そういう世界観の話なんですけど、でもですよ、農学校に飼われている豚なので、
まさか。
豚は肉にされるわけじゃないですか。
でも、最初のうちは豚は自分の運命もあまり考えることもなく、毎日楽しい農学校生活を送ってるんですけど、
国で捕殺するときは、必ず捕殺する動物に、あなたを捕殺しますよっていうのに対して許可をもらって、捕殺しなさいねって法律ができるんですよ。
ケンジ、ケンジ病んでる。
この設定がやべえなって感じなんですけど。
つらい。
だからその学校の校長は豚に対して、今まで飯食えてると思ってたの?っていう感じで、その恩返しするべきだよね、じゃあこれにサインしてっていう。
つらいな、ケンジ。
これは読めるじゃないですか。読める人間の言葉もわかるから。
これ、つまり自分殺されてもいいんですよっていうことですか?みたいな。
そんなの嫌ですよっていう。
忘れたっていうのかい?みたいな感じで迫ってくるわけですよ、校長が。
っていう、そこから豚の過酷な運命が。
っていう話なんですけど。
ケンジ、ブラックすぎるよこれっていう。
そう、ケンジ結構ブラックなんですよね。
ダークサイドケンジだったんですよね、これ。
そう、でも夜高の星もそうだし、教科書に載ってたオズベルト像とかも、結構ダークサイドじゃないですか。
そう、でもやっぱり豚のお家といい、話の家庭といい、ちょっとこれ子供が読むには強烈すぎるんだろうっていう内容でして。
ちょっと気になった方はぜひ、今絵本になってるんですよ。
昔はちょっとなかなか全集探さないと載ってない話だったんですけど、最近ミキハウスの絵本シリーズから、宮沢賢治の絵本のシリーズが出てるんですよ。
寝堀に入れてミキハウスなんですけど。
その中にフランドム学校の豚が収録されてますので、本屋さんでも探しやすくなってるかなと。
子供にちょっと読み聞かせるのどうなのかなって感じはしますけど。
24:03
でもこれってまさに諸地区みたいな。
思ってしまう大人になりましたね、お互いね。
食育とかよりも、さすがって言うとブラックみたいな。
何も考えずに読んでえらい目にあったんだけど、結構宮沢賢治をほんとしばらく撮らのでしたね。
宮沢賢治は教科書で結構、教科書だけでもやられてたので、私。
よだかと聞けばカブトムスの味みたいな。
泣きながらですよね。
もう辛い。朗読できないっていう。
宮沢賢治の話、だいたい辛いですよね。
でも小学校、中学校ぐらいの国語の教科書って、辛い話すごく多くなかったですか?
多かったかも。
小学校の時だと、穴に落ちた犬の話があって。
それは宮沢賢治じゃないんですけど、救出されて目指し目指しなんですが、カロっていう名前の黒猫が、野良猫を可愛がっていたんだけども、ある日引かれてしまっていて。
そのカロがどんどんと車に引かれ続けて、最後の一遍もタイヤについて行ってしまったみたいな話が載ってて。
どういう気持ちでこれを、みたいな国語の教科書に載せたのかしらとか。
あとちょっと著者を忘れたんですけど、ハエっていうタイトルのバサにたくさんの人が乗って、
どこか急ぐうちにバサが事故を起こして、崖から落ちてしまい、そこからハエが一匹飛び立ちましたみたいな。
有名な人ですよね。
そう、有名な人。でもその話とか。
横道理一ですね。
横道理一さん。
路人の故郷とか。
思い出せないけど、路人でなんかあった気がする。
そう、やるせなさすぎて漫画描き始めた。
なぜか漫画描き始めた。
スキンオーク描いてたみたいな。
路人の。
ちょっと的さん、恋愛とか以前の話。
なんでそこでヒットしたみたいな。
よくわかんない。
そう、今描いてたわって思い出しましたね。
お互い心に残ってる話が、結構暗い話ですもんね。
暗いですね。
トラウマ本を読んでますからね。
でもトラウマ本って、やっぱり自分の壁を作った本でもあるなって思うんですけど。
あと小学校の時に読んで、これは壁の原点だなと思うのは、
王の黒猫ですね。
壁になるところあります?
27:01
親戚で、唯一結構勉強をしている感じの親戚がいたんですよ。
あんまり親戚一同そんなに勉強しない家系ではあるんですけど、
唯一すごい勉強ができたおじさんがいて。
やっぱりお子さんもかなり熱心にされてて。
そのお子さん用に買った自動文学全集みたいなのを、
幼いですよ、あんたも好きでしょっていうことで。
でもなんか世界文学全集ってやっぱり取っつけにくかったから、そんなに読まなかったんですけど、
なんか唯一タイトルに黒猫って書いてあるから、
これ猫出てくる話なのかなと思って。
私は可愛い猫ちゃんとキャッキャウフフする話かなと思って、
それだけ抜き出して読んだんですよ。
全然違う家みたいな。
全く違う世界が繰り広げられてるみたいな。
だってタイトルに猫ってあったじゃんっていうね。
なんでこんな怖い話なのって思ったんですよ。
人殺しとかするし、主人公頭おかしくなってるし、
なんかすごい最後ホラーな感じだしみたいな。
だったんですけど、やっぱりこれ親に読んでるとこ見つかったらやばいなって思って。
怒れそうだなって思って。
誰もいないときに家の座敷で隠れながらすごい読んだっていうのを未だに覚えていて、
なんか親に隠れて読まなきゃいけない本を読みたいっていう壁は多分あそこで見つけられたと思うんですよね。
そういう壁。
そういう壁か。
物の見事にちょっと親にこれ読んでるっていうのをあんまり言えないような本ばかり買ってたなっていう。
10代に。
そうですね。ちょっと本棚は見せられない感じが。
私もね、ありましたけどね。
ありましたよね。
なんかオタク趣味とかそういうのとまた別の感じで、ちょっと見せるとこの子大丈夫かしらって言われるタイプのやつね。
事件を起こすとは絶対にいけないっていう時期がありますよね。
ありましたよね。
絶対にこの本を読んだからだって新聞とかテレビに出ちゃうっていう本が並びがちな時期ってありました。通りましたよ、ちゃんと。
でもこれってみんなが通ってるわけじゃないんですよね、きっとね。
たぶん通ってないですよね。
恋愛の、さっきの話と同じで。
我々とか、本好きな人だとわりとその道通ってきたりするので、万人相だと思って話してると全然違うっていう。
なんかすごい軽減な顔をされるっていう。
そうなんですよね。
本当って来ない?この人ってまた別ルートを来た?みたいな、もしやみたいな。
別ルートというものがあるのかみたいな。
ね、不思議。すごく不思議。
もしかして別ルートの方がメジャーだったりする?みたいな。あれ?みたいな。
そう、メジャーだったし、なんか輝いてたみたいなね。眩しいみたいな。
30:00
そっちが王道か、みたいな。
分岐間違った?みたいな。
フランドの豚の影響はでかかったですね。
そうですね。よかった、宮沢ふんでなくて。私はケンジはふんでません。
宮沢ケンジってどっちかというとファンタジーな感じで語られるイメージあるじゃないですか。
どっからそうなったって感じですよ。だからこっち側にしてみたら。
こっちからしたら豚でしょ?っていう。
そうか、ブトムシでしょ?っていう。
分岐間違ってる?みたいな。
だから、原画鉄道の夜っていう響きはすごくファンタジーだけども、あの話自体も別段そんな明るい話じゃないじゃないですか。
そうですね、物悲しいですよね。
物悲しいですよね。アザラシの毛皮とか。
それ必ず言いますよね。
私もアザラシの毛皮と牛乳買ってくる話になるので、全然銀河鉄道に乗ってるとかのイメージがなくて。
そうですよね。
みんななんでそこだけをクローズアップするんだろうっていう。
いや、あれはアザラシの皮と牛乳買いに行く話だからっていう。
何か違うケンジ、私が知ってるケンジじゃないなっていう。
私の知ってるケンジでもないです。みんなが。
皆さんケンジ好きっていう人から、豚の話も聞かなければゾウの話も聞かないし、ブトムシの話も聞かないですね。
どこ見てるんだろうみんな。なんだろう。
注文の多い料理店だって別段そんな、どっちかというとブラックユーモアじゃないですか。
そうですね。
で、真っ当な明るい話ってあります?ケンジ。
え、豚にしか占領されてないから豚のイメージしかない。
だからよくダサいオサムが結構暗いイメージっていうかで話されるけれども、ケンジの方がもうよっぽどひどいですよっていう。
そうですよね。
闇加減で言ったら。
でもだいたいやっぱり死に方に問題があるというか。
でも死に方に問題があるから、気取ってるだけだしっていう。
なんかこう、不幸嫌いなだけでみたいな。あなたいいとこの子だしっていう。
まあそうですよね。
私がよく出がちないいとこの子だしっていう。
何の苦しみはあったかもしれないけども。
そんなに別に文章的に暗いって思ったことないし、ひどいとは思った時があるけど。
そうですね。だいぶひどい感じですね。今の頭のバンドマンとかにそういうタイプじゃないですか。
バンドマン体制がある人には全然ダザイはね。
いけるんじゃないでしょうかね。
いけると思いますね。
ダザイもつんどくざんまいで紹介してますけどね。
そうですよね。
つまるはすごくダザイ暗くてとっつきにくいっていう人にとっても読みやすい気候文だと思いますよ。
すごくいい本だなと思って。
33:02
ダザイのちょっとロワック的なところは鳴りを潜めてるけれども、
自意識過剰なところがちょっと笑える感じで出てくるっていうか。
でも田舎の人あるあるっていうか。
そうそう。ちょっとわかる。田舎者だから私も。
田舎の人あるあるがすっごくよくわかるんですよ。
都会に行くときオシャレしていかないと怒るんじゃないかとか。
わかる。今それ私も思っちゃいました。
しなき気味に決めていくんですよね。
すごい浮いてるライブで私みたいな。都会の人Tシャツとジーンズだけだみたいな。
都会の人はそんなもんなんですけど、でもすっごくよくわかる。
私も高校のときに仙台に遊びに初めて友達と遊びに行こうってなったときに、
やっぱりもうそのとき持ってる服で一番オシャレな。
オシャレだってたかが知れてるんですけど。
たかが知れてますよ。山形のオシャレね。
でもなんかそうしないと、仙台大都会なので大事なことにがいますけど、
東北民にとっての仙台は大都会ですから。
大都会ですよ。ニューヨークぐらいの勢いですよ。
地下鉄走ってるっていう。
犯罪の街ですよ。
国民超怖いみたいな。
なんだったんで、やっぱりオシャレをしないと笑われるんじゃないかっていうのはあったんですけど、
でもたぶんそれはすごく田舎の若者の気持ちですよね。
だからそれをダサいに感じちゃうんですよね。
なんていうか、気取ってるじゃないですけど。
頑張ってるんですよ。
頑張ってるんですよね、すごく。
どっちかっていうと、県寺の方が肩打ちからそこが抜けてるんですよね。
素で行ってる感じしますよね。
素で行ってる感じですよね。
素で行ってたらあのヤバさですよ。
県寺の方がやっぱヤバいんじゃないかって感じするんですけどね。
ライブに行くときTシャツ着ないよ、県寺みたいな。裸はヤバいってみたいな感じですよね。
自然体に行きたいから。嘘をつきたくないんだよねみたいな感じ。
ヤベェ奴来たな。
上裸はホントヤバいってみたいな。
黙るからみたいな。
パンクじゃないから今日はみたいな。
でも本人パンクだと思ってないですよね。
本人はもう自分の信じてることをやってるだけなのでって感じなんですけど、周りからするとあいつマジヤベェよなっていう。
本当そういう感じですよね。
それに比べたらダザイはポーズですからね。
ビジュアル系じゃないですか彼は。
ビジュアル系ですよね。
彼はもう完全にビジュアル系ですよ。わがままなボーカルですよ。
しょっちゅうバンド解散するやつですね。
そうそうそうそう。ソロになるって言い出すやつですよね。
他のバンドマンと喧嘩するんですよね。
本当に大変。それがダザイ。でもモテるみたいな感じの。
だから三島由紀夫とかにすげえムカつかれるんですよ。
あいつ何を何をしててムカつくんだよなみたいな。
めちゃくちゃインタビューに書かれるみたいな。
36:01
抑えてゆ紀夫みたいな。
三島由紀夫の方がナルシズムで言ったら上ですね。
でもあれはまるでまた違う系のビジュアル系ですけどね。
なんだろうクラブロックみたいな。
最初の頃のフジロックに出ちゃった日本のバンドみたいな感じの辛さを感じますよ。ダザイには。
話外れるんですけど、最近本屋に行ってビジュアルロックのビジュアル系の歴史をまとめた新書が出てて。
読みたい。
しかも想定が真っ黒なんですよ。
全部塗ってるみたいな。表紙か何か。
分かってらっしゃる。V型ってこうだったよねみたいな。
そうですね。スカシでバラとか入ってないんですね。レイズとか入ってないですね。
中学校の時はちょうどビジュアル系前世紀だったので、友達にすごく不況されたわけですよ。
カルト宗教にはハマらなかったんですけど、友達がビジュアル系ロックの不況をめちゃくちゃ受けたなっていう記憶はありますね。
あれも面白い世界ですよね。
一時代気づきましたよね。でも今はどうなってるんですかね?今のビジュアル系界っていうのは。
どうなんですよね。今は全然タッチしていないので、個人的に趣味の範囲外になってしまったので。
ショックスとか、ショックスでしたっけ?
そうですね。もう霊命期を生きてますから、私本当に。それでいうと。本当にお恥ずかしみながらっていう感じですよ。
多分的さんの世代だともうちょっと綺麗になってるんですよね。
どの辺だったかな。これこそマリス・ミゼルドとか、あの辺とかですよ。
あとプラスティック・ツリーとか、あと黒夢とか。黒夢はビジュアル系に入れていいのか?
微妙なところですかね。
微妙なラインの人たちいますよね。
いますね。
ブレも最初は結構ビジュアル系で出てきたようなイメージでありましたけど、
ビジュアル系かって言われる、ガチのビジュアル系かって言われると、いないっていう感じもするし。
そうですね。もうアイシャドウ塗ってるか塗ってないかですかね。
それで言ったら山崎義夫も入っちゃいますよ。
ビジュアル系ですよ。もう完全に。
そうですね。グラムロックとかから発売してきてるのって感じなんですかね。
そうか、グラムロックから来てるのかな。
あと海外のそういう、偉大なる。
カルチャークラブとか。
キュアとか。
古い方だ、そっち側。
デビッド・ボーイ様とか。
そうだね、デビッド・ボーイ様とかね。美しい。
デビッド・ボーイはもう別に何もしなくてもビジュアル系なので、存在が。
火星から来てますから。
そうですね、火星から来ちゃってるから。
39:01
火星に帰られましたね。
でも、たぶんグラムロックよりも、もうちょっと違う文化だった気がします。私の時代って。
Xとかが出てきた時代なので。
髪を立ててる人たち。
そうそう、めっちゃ立ててるなっていう。
立ててるのがビジュアル系みたいな。ダイエースプレー使ってる人たち。
ダイエースプレーご存知ですか、皆さん。
ダイエースプレー知らないだろうな。
ああ、私がすごいなんか出ますよね、ここね。
ここ絶対残したいな。
ダイエースプレーっていうのがあって、それで髪をみんな立てていたわけですよ。
昔、ギャスティのCM思い出してますね。髪立ててる人の頭がパカッパカッってCMシリーズ。
あー、わかんないです。
あったんですよ。
戸坂が真ん中からパカッて割れるっていう。
へー。
あ、わからない。
でも、そういう時代だったので。
確かに。
なんか試行錯誤してる、みんなが。
で、なんか黒い服を着てて。
で、あそこから多分ゴスロリっていう文化とかも出てくるんですよね。
そうかも。
そうですね。
だから、あそこら辺の文化もちょっと辿ると面白いですけどね。
そうですね。ビジュアル系の本も出てたし、ちょっと古いですけど、
チクノリッタとかゴス系の文化をまとめた本とかも出てましたね。
なんだったかな。小説家の人で、今はもう小説家として活躍されてる方で、
その当時はまだ大学生とか大学院生だったのかな。
で、ゴシックハートっていうタイトルで、そういったゴス系の文化史みたいなのをまとめてた本が出てたと思いますね。
なんかゴシックもね、また違う。最初ハロウィンみたいな感じだったのに、だんだんロリータが入ってきて。
なんかね、またあれも不思議な文化でしたけども。
そうですね。ロリータが入ってきて、でもロリータと本当にゴスになっていく人達とっていう。
ゴス寄りのファッションは結構好きだったんですよね。
可愛かったですよね。
あとなんかモードっぽい感じのゴスの服とかもあって、
それはいいなと思いつつ、これ着こなすのはなっていう。
お金のある時代だなって思いますよね、今思うと。
それはすごく思いますね。あれはなかなかいい値段はしましたからね。
そうですよね。もう1セットで10万円コースみたいな感じだったので。
だからそういう経済と結構ああいうのって密接だなって思いますね。
確かにそうですね。今やる人ってなると。
作ってるアパレルもあるんですかね。あるんでしょうけど。
多分あると思いますけども、だいぶ少ないかもしれないですね。
たまに見かけるとなんか可愛いなって。
頑張ってって思いますけども。
あれは本当に気合を入れないと着れないフェイスだね。
42:01
それも今の時代でね、ああいう洋服を着るっていうのは信念ですよね。
本当信念だと思います。
信念だと思います。だからゴス系とかのそういう本も面白そうですよね。
合わせて経済の本読みたいって感じがしますよね。
確かに。あと野原先生がいらっしゃるわけで。
野原先生ね。一時期は気づきましたね。
でも私、野原先生は通ってきてないんですよ。
そうですか。
私その後に出てる、桜庭和樹さんに行ってるんです。
そうか。
野原さんはちょっとゴス過ぎたのかな。
ちょうど自分がそういうのを一回卒業した時に出てきてるのが野原さんだったので。
だからやっぱり的さん世代じゃないですかね。
そうだと思う。ど真ん中ですね。野原先生読みましたね。
でもちょっと痛々しすぎて、そこまでって感じじゃなかったですか。
あの世界観はすごく好きで、作り込んでる感じの。
あの世界観がすごく好きだったのと、
あと確か京都とかいろんな全国の喫茶店を、実際にある喫茶店を元にして、
お話を書いてるカフェ商品集っていうのがあって、
これすごく好きだったんですよ。
それは実際にカフェ巡りの参考にもなる本ですし、
野原さんの世界観でお話がいろいろ進んでいくので、
結構読みやすいし、こういうカフェ行きたいなみたいな、
ガイドブック的にも使えるっていうので、あれは結構読み込みましたね。
野原さんは京都の方ですか?そういうわけでもなくて。
ご出身の京都なのかな?わかんないですね。
世界観に合いますよね。
京都の昔の喫茶店みたいなところは、椅子がベルベットだったりするので。
本当にあほがれました。いつか行きたいなって思いつつ、なくなっちゃったお店もあったり。
でも実際に行けたお店もいくつかありましたね。東京の神田にあるミロンガとか、
確かミロンガも舞台になってたと思うな。
京都でそういう感じだと、本屋さんがあって喫茶店だったかな。
今もうなくなっちゃったんですよ。経営してる方が確か亡くなってしまって、
そこにある本を誰か引き取ってもらえませんか?みたいな。
ツイッターで見たかも。
渋沢さんとかのサインが入ってる書版の本とかがすごい積まれてるような。
一回だけ行けたときがあって、全然探せなくて、難しいところにあったんですけど。
山形から行くとね。地元の人たちはご存知かもしれないけど。
でも中も本当にゴシック調の、もう本当暗くて。
いいですね。
靴を脱いでスリッパで上がって。
そうなんですね。
本がたくさん平積みされてて、ほんと寸読みたいになってて。
45:06
昔の古本屋ってそうですよね。積んでるみたいな。探して自分でみたいな。
そうなんですよ。
その辺の山にあると思うからみたいな。
そうそう。でも一冊一冊がもう本当にお高くて、もうその頃行ったときは、まだすごい若かったので、全然買えなくて、お葬式会館だけを堪能して、ありがとうございましたと書いてたんですけども。
でもそういう古き良き古本屋っていうのも、今なかなか経営者が多いので。
難しいでしょうね。
今でも新しく本屋をされる方っていうのはすごく増えてきてるので、新しいのもまた楽しいんですけど、やっぱりでも古い、なんていうか、家庭触んなみたいな。
めっちゃ怖い古本屋の奥さんがいるとか。
それまた一つ文化ですよね。
今の古本屋さんとはちょっと雰囲気が違うっていうか。
違いますよね。
敷居も高かったですしね。
でも古本屋って敷居が高い系のザ・古本屋っていうのは、私が地元にいたときにあった古本屋で、表側はブックオフみたいな感じの古本屋とかあったんですよ。
ブックオフっていうか、ブックオフ的なシナゾンへの古本屋っていうんですかね。
すごく古本的な価値が高いわけじゃないけれども、読み古した本を売りに行くみたいな。
ちょっと奥まったとこに、いわゆるビニボンがあるっていう。
2段構えのお店って結構あったんですよね。
ここから先はのれんがかかってる感じの。
そういうお店とかもありましたよ、昔は。
ありましたね。奥には入ってはいけないゾーンみたいな。
奥には入ってはいけないゾーン。
ありました。
子供のときに安く漫画本を買いたいから、古本屋だったらどこでもいいやと思って、何も知らないそういうお店に入っちゃって、
お前みたいな子供が来るとこじゃねえよみたいな顔をされるっていう。
あったなーってちょっと思い出したりしましたけど。
郊外の田舎だと、それこそブックオフがそういった霊祭っていう個人でやってる小さい古本屋を一掃したじゃないですか。
一掃しましたね。
地元でも本当に古い古本屋ってたぶん1軒ぐらいしかないですし、
そういうところって昔からやってて有名な古本屋なんで、いわゆる格式の高めな古本屋というか、
昔の資料をいっぱい持っててっていうような感じですよね。
そうじゃない古本屋は本当にもうブックオフに駆逐されましたよね。
ねー。だから神田とかね、よく頑張ってるなって思いますよね。
そうですね。あそこ、ああいう場所だから生き残ってるのかもしれないですね。
そういうものが集まってるっていうか。
でもやっぱ難しいでしょうね。
48:01
ポツポツなくなってはいるからな。
そうですね。専門的なものを扱ってる。和と字の本だけ扱ってるとか。
そういうところだとまた差別化があっていいのかもしれないですけど。
そうですね。あとここに行けばこれ系の本があるとか。
そういうの探しに行きましたもんね。大学の論文書き書くための本を。
なんかすごい立派な話してますけど、全然大した論文書いてないですよ。自分何書いたっけって感じなんですけど。
なんかわざわざあるじゃないですか。ネットで日本の図書店でしたっけ。
あれで探して、東京に遊びに行くついでに神田の本屋に取りに行こうかなって思って買いに行ったりした覚えはありますけど。
そう、だから古本屋さんに行くための旅行とか、それこそさっきの京都じゃないですけども、目的地が古本屋っていう時がやっぱりありましたね。
ありましたね。
そうですね。あそこ、今亡くなってしまった大きい本屋さんがあるじゃないですか。神田中部町だったかな。
あそこがやっぱり強かったですもんね。そういう時に先生方を呼んでっていうか。
だからね、本とかも全部ググっちゃえば情報が出てきちゃうから、わざわざ本を買ってっていうことがなくなっちゃったかもしれないですよね。
専門書とかでも、欲しいページだけPDFが出てくる時代っていうか。
いやー、でもどうなんでしょうね。やっぱり私は本は紙の束で読みたい派なので、いまだに。
でもこの間その話をしてたら、研究使いたいような文本はPDFで買った方が早いし安いんですよって言ってて。
そうなんだけどっていう。効率の面を求めるんだったらそうなってくるんでしょうけど。
なんかどうでもいいページとかに面白い話が載ったりするじゃないですか、本って。
そういう多分余裕がなくなってきてるっていうのもあるかもしれないですよね。実感的な。
それは本当にそうですね。
その調べたいところ以外のところに何かあるかもっていうふうにページをめくるほどのそういう余裕がないっていうか。
情報をどれだけ詰め込むかっていう感じ。
詰め込まなくても外付けとしてこうやってGoogleとかがあるっていう時代じゃないですか。覚えておかなくてもどっちかって言ったら検索能力が高ければやっていけるっていう時代っていうか。
まあそうですね。
意外と検索スキルも人によって違ったりしますよね。
そんな手があったみたいな。
でもそれって意外に語彙力だったりしません?
それもありますね。
いろんな言葉を知ってる方が検索の近道ができるっていうか。
だから本とかを読んで語彙力をつけておくっていうのはこういう検索時代になってからも役に立つんだなとは思いますけども。
51:08
あとなんかやっぱりGoogleって結局Googleのシステムで出す出さないっていうのを順序決めしてるわけなんで。
結局埋もれてる情報ってのはいっぱい。検索でどれだけ拾ってこれるかなんでしょうけど。
意外と効率悪いんじゃないかなと思うんですよね。
そうですね。
だったらそれの本を探した方がいいんじゃないかって思ったりするんですけど。
なるほど。そこら辺はあれですね。探すものとかにもよるかもしれないですけどね。
そうですね。情報の内容によるんでしょうけど。
でもそうですね。今山形だと、でもそうか、図書館とか使えばまた違うかもしれないですけども。
なんか本屋さんもすごく少なくなってるじゃないですか、今。
そうですよね。
そう。で、扱ってる本もやっぱり手堅い本になってきてしまうので。
それがマルゼンだったりとか、そういう大きい書店があればまたちょっと違うのかもしれないですけども。地域格差は出ちゃうなあと思いますね。
それは全くそうですよね。
仙台ですら本当にこの10年で、おそらく市内の本屋さん半減してると思うんですよね。半減どころじゃないのかな。
私が昔勤めていた東北県内で一番大きい本屋だったんですけど、去年も最後の1店舗が撤退し、ゼロですね。
あれだけ派遣が起こっていたのにっていう。
そうね。
って思う一方で、やっぱり本屋って大きい本屋って残っていけるのかっていうのは、勤めていた当時からすごく疑問には思ってたんですよね。
人気費もかかるし、場所代もかかるし、でも売り上げは年々減ってくるから、これ維持するのは難しいし、何でもあるだけだったらこっちでいいじゃんっていう感じじゃないですか。
本屋さんは大きければいいとか小さければいいとか、何か言えないところが難しいですね。
そうなんですよね。
だからといって専門的だったらいいっていうわけでもないじゃないですか。
そうなんですよね。
専門的なものを求めている人の絶対キャパ数が少なかったらできずにやっていけないし。
本屋ってすごく特殊な商売だなと思う。何の商売でも特殊なんですけど、目的なんてわけでもないし、暇つぶしに行くような感覚でみんな結構来るなって思うし。
だから、暇つぶしに来れる空間としての本屋っていうのも一つ大事だし、それだけだと本来のいろんな本を売るっていうのが損なわれていってしまうし、そこバランスの攻め合いですよね。
そうですね。だから、本当にバイヤーセンス?
本当にそれは結構大事かなと思いつつ。本屋本当に発球ですからね。
54:02
もうスチがないぐらい発球ですから。
そういうわけでは当たらないですよね。
こういう趣味のものを売るっていうか、やっぱり生活に密に必要ではないものを売るところのお給料の少なさっていうのは、私もわかりますよ。やっぱりアパレルも似たようなものでしたから。
本屋に勤めたいっていう方って本が好きだからっていうやる気はすごくあるんですけど、なんかでもやっぱりっていういろいろ思うところがありすぎて、ちょっと私は一人暮らしと給料で働くのはもう無理だなっていうところで辞めざるを得なかったっていう、とても挫折体験ではあったんですよね。
腰も痛みますしね。
腰痛との戦いですよね。
そうですよね。
まあでも、それでもやっぱり本屋に行きたいんだって言って、本屋やられてる方もいますしね。
私も本屋、やれるんだったらやりたいですけど、ただどうなんだろうな。現実問題。雇われでちょっと働くのは難しいかなっていう。
もう本屋やるしかないですね、この後来たら。
そうですね。
次は本屋をやる。
そうです。本屋をやる。野望に近い。
野望ですね。まともなこの野望。
まともな野望じゃないですよ。
そうですね。本屋をやる。だからその仕入れとかも、一冊ずつの仕入れにならないところがまたねつらいところですよね、本屋さんって。
そうなんですよね。
今あれですね、仕入れの仕方っていうか卸しの仕方もだいぶ変わってきてるっていうか、融通が効くようになってきてる部分はあって、今まではもう中卸しが全部まとめてるっていうところがあった。
取り継ぎっていうところなんですけど、取り継ぎが出版社から卸したのを一斉に全国の本屋さんに配布していくっていうシステムで動いていて、今それは大体のところでやってるんですけど、
小さいところって参入しづらかったんですよね、本屋さんとして。
今小さい本屋さんっていうのはあちこちにできてるっていうのは、その流通システムがだいぶ変わってきてるからっていうのはあると思うんですよね。
小さいところでも卸してもらえるところがあったりですとか、あとは結構小さいところだからやれるっていう商売の仕方もあって、
個人で出してるような小さい、それこそニトルブランド、あと地方の小さい出版社とか、ああいう本って逆に大きい書店だと取り継ぎ通さないで、個人でやり取りしなきゃいけなかったり、直接取引でマージンどのぐらい取るかとか、
その辺、あと返品できないとか、回帰ですとか、そういう話でやらないといけないので、あまりにも煩雑すぎるっていうんで、逆に大きい本屋さんをちょっと取り扱うのはめんどくさいですっていう、
57:02
なるかあんまりタッチしてない部分はあるんですけど、小さい本屋さんだったら自分でそれを決められるので、そういう方をいっぱい揃えるっていう、本屋さんも結構あったりしますよね。
そこで特色出していくとか、小回り木暗くからこそのやり方っていうか、そういったのはすごく今増えてきてるのかなとはちょっと思ってたりはしますけど。
そうですね。じゃあもう本当、的文庫。
的文庫。もうダークな方しか置いてないよっていう。
そうですね。動物のコーナーみたいなところには、とりあえず宮沢賢治が。
豚が。あとヒグマ。
ヒグマ。
ヒグマの方やたらんだ、この店みたいな。
そこはね、抑えてほしい。
そうですね。あとアウトドアのコーナーはだいたい遭難してるみたいな。
そうですよ。もちろんですよ。山、海。
メキアもあれば海南遭難もあるよみたいな。
あとサメ。
あとサメ。
いいね。植物のコーナーはサボテンの方しかないとか。
あとちょっとドラッグ系じゃないけど、キノコとかね。
そうですね。ちょっと幻覚見ちゃうような感じ。
幻覚見ちゃう系と。
ちょっと元気になるハーブとか。
なぜかそこに料理本が置いてあるみたいな。
葉っぱね。
葉っぱね。野菜を育てていますみたいなね。
でも的書店に置いてあるのはそういうわけではないんですよね。
かなり裏路地とかでプロネアイトされてるような感じのヤクザシリーズみたいな感じのところに。
本当に偏った本屋さんを作ってほしい気がしますけれども。
ちょっとあそこに行くのやめたほうがいいよ。
それこそお母さんの目を盗んできましたみたいなね。
お母さんの目を盗んでくるような。
袋にはマトソボーって書いてあって、マトリョーシカの印刷がしたんだっけみたいなね。
パッと見かわいいみたいな。
あなたのプライバシーは守りますみたいな感じ。
黒い。マトリョーシカが黒い。内側が黒い。
そうですね。開けてはいけないみたいな。
そうですね。PTAからちょっと睨まれちゃうかもしれないですね。
はい。じゃあ今回はこんなところですかね。
はい。ありがとうございます。
はい。ありがとうございました。
番組へのお便りは、つんどくざんまいツイッターアカウントのDMか概要欄に記載のメールフォームにて受け付けております。
皆さんからのお便りお待ちしております。
それではまた次回まで。さようなら。
さようなら。
59:59

コメント

スクロール