1. 積ん読ざんまい
  2. 第20回 忍耐力と想像力が試さ..
2022-09-01 48:23

第20回 忍耐力と想像力が試される 〜『サメ映画大全』

今回は『サメ映画大全』(知的風ハット/左右社)を紹介しながら、サメ映画の金字塔『JAWS』や、近年増え続けるトンデモサメ映画について、サメ映画をほぼ観ていない2人があれやこれやお話しています。

【今回のハイライト】

・サメ映画の金字塔『JAWS』

・優しい世界を求めると、サメ映画はトンデモ化する

・竜巻の中から、雪山から、便器から、ヤツらは襲いかかってくる!

・サメ映画ポスターから見る映画と社会の変化

・『JAWS』を超えるJAWSは現れるのか

【参考】
『サメ映画ビジュアル大全』(知的風ハット/グラフィック社)
『サクゲキRADIO』(『JAWS』への言及は#5、#26)https://open.spotify.com/show/5aPFP7uyLVoNXI598zsZYr?si=NXchjBULR-izP0Gb4JoF5A&utm_source=copy-link

★番組の感想、おたよりはTwitterのDM、メッセージフォームよりお送りください。
Twitter  https://twitter.com/tsum301
メールフォーム  https://forms.gle/EEF2avHVjq5Vu8zN8

00:14
みなさん、こんにちは。この番組は、誰もが知っている名作から、あなたの知らない日誌過ぎる本まで、ゆるいトークで紹介する特徴系ポッドキャストです。
改めまして、こんにちは。的文子です。
こんにちは。梶原コーヒーです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
また、遠慮い二人が海の話をする的な感じですかね。
そうですね。海といえばですよ。
サメですよね。
山といえばクマだし、海といえばサメですよね。
どこにも暗獣の宙はないんだと。
それをまとめた本を紹介したいと思います。
今回紹介する本が、サメ映画大全。
サメ映画、何を見ようかなと思ったら、とりあえずこれを買ったら間違いない。
そうですね。とりあえずこれを買っておけば、一生サメ映画のことでは苦労しない感じがしますね。
これ全部で100作品以上を紹介されているんですけど、
100作品もあるのか、そもそもっていうところではあるんですけれども。
そしてこれ、出版社左右者なんですよね。
そう、左右者が出してますね。
書かれた方が知的フルハットさんっていう、
最近YouTubeとか、あとは雑誌でも映画の書評を書かれているらしくて、
YouTuberとして初めてサメ映画を専門にした評論、告知、研究活動を行っていると。
そういう方がですね、サメ映画を知り尽くした方が出された、このサメ映画大全ですよ。
これ、表紙の帯がやっぱり決め手になって買った部分はあるんですけど、
ワーカン星にぎやうビーチに、雪原に宇宙に、時には電気の中から奴は襲いかかる。
これ、どういうことやっていう。
電気の中からはだいぶちょっと無理があるんじゃないかなって、この帯でね。
いや、電気とかじゃないですよ。雪原ってなんだよ。
雪原もあれですけどね。
いろいろツッコミのこのしかない帯に煽られて、ついつい買ってしまったんですけれども。
左優者さんのTwitterを私フォローしてて、結構好きなんですけれども、
いろんなジャンルの本を紹介されていく中で、このサメはすごくインパクトがあって、
左優者さんから?っていう戸惑いが私の中にありました。
結構ここの出版社それ出すの?みたいなやつを定期的にポロッと出してきますよね。
ただ私全然サメの映画って見たことないんですよ。
正直ジョーズすら通ってきたことがなかったんですけれども、そのぐらいサメの映画には疎い人間なんですが、
まずそのね、表紙にも書いてあるんですけど、100作品あると。
このようにそんなにサメの映画が存在してたのかっていうのがまず意外だったというか、驚きだったわけですよ。
しかもですよ、これ一応年代ごとに撮られたサメ映画を分けて紹介しているんですけれども、
03:06
1962年から1980年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代っていう括りで紹介しているんですが、
一番その多くサメ映画作られたのって何年ぐらいだと思います?
1980年前後?
って思うじゃないですか。私もそのぐらいかなと思ってたんですよ。
これがですね、2010年代最多なんですね。
この本の中の半分以上は2010年代に撮られた映画で、そんなにやってたかって感じなんですよね。
ちょっとしたムーブメントなんですかね。サメやりたいみたいな。
今こそサメだと。映画館でやってる記憶がちょっと全然ないんですけど、私も目に入ってこなかっただけなんですかね、これ。
3年ぐらい前かな、コロナ禍あたりの時に大きいサメが、ポスターですごい大きいサメが映ってて、
上からのアングルで海の中に大きいサメがいて、上に女の人が一人だけ海に浮いてるみたいなポスターを見たのが最近ですかね。
メガサークなんとかかな。とにかく大きいやつです。
大きいサメのお話ですか。
もしかしたら我々の知らないところで、映画館のポスターの一番端っこあたりに掲示されてる系の映画だったのかなと思うんですけど、50作品ぐらいこの10年間で撮られて、
今も劇場公開されている作品があったりとかもするぐらい、もう年1度こじゃないですよね、このペースだと。年2、3ぐらいのペースで発表されてるということですね。
どういうモチベーションなんですかね。あの監督より俺の方がリアルなサメを出せるっていう風に撮るのか、
それともあの監督、俺の方がバカバカしいサメが撮れるって思ってるのか。
これ年代別になってるのを見ていくと、ちょっと傾向が見えてくる部分もありまして、
この紹介する際に、データブックとしても細かく、誰が撮ってるものかとか、制作した国はどこかとか、
あとはこの方が見て評価をしてるんですね。一応評価基準が恐怖度、おすすめ度、とんでもどっていう評価基準を設けてまして、
これによってあなたの興味のあるサメ映画を見つけてくださいっていう、ちょっとした参考にもなるような指標があるんですけれども、
この指標を見る感じだと、2010年代以降のサメ映画っていうのは、このとんでもどが結構高いんですよね。
5つ星の、宇宙5つ星撮ってるみたいなのが結構ありまして、
どっちかというと、いかに斜め上を、想像力の斜めを上を行くサメ映画を撮ることに血水をあげているみたいな感じの作品群が多くてですね。
06:03
中には結構まともな、お話がしっかりしていて、ただ単にバカバカしいサメ映画ではなく、パニックホラーの上手の系統を継いでいるような名作も10年に1本ぐらいは出てきているという状況ですね。
それだけあっても、やっぱり10年に1本ぐらいですか。
そう、10年に1本、2本ぐらいのようですね。あとはこう、なんていうか、うーんっていうような、なんていうか、これはもう倍速再生でいいんじゃないですかねっていうような感じの内容になってはいるんですけれども。
ちなみにどの国が一番多いんですか?
やっぱり圧倒的にアメリカですね。
やっぱりですよね。
ええ。
そうですよね。そんな気がプンプンしますよね。
あとはイタリアとか、あとちょっとこれコラム的なところで紹介されていたんですけど、中国のサメ映画についてっていう興味深いお話もありまして。
見たい。
ちょっとこれは最近中国、アニメーションとか特にそうですけど、やっぱりものすごく今、制作資金があるので、なかなかすごい対策を作ってたりするんですよね。
なので、その資金力を活かして、今後中国からもサメ映画の名作が出てくるかもしれないと。
サメじゃない方でお願いしたい感じがしますけどね。
サメじゃない。
いや、またちょっとね、アジアンな感じの見方だとちょっと世界観的に違ってくるものがあるかもしれませんので。
違いそうですよね。ちょっとホラーとかでも、アメリカのホラーとアジアのホラーでちょっと怖さの寒さが違うっていうか。
違いますよね。
同じ文化圏にいるからそう感じるっていうのはあるのかもしれないですけど。
もしかしたら、アジア圏の国で撮られたサメパニック映画だと、やっぱりアメリカみたいにただ単にバカバカしいとかではなく、バカバカしい中にも何か恐怖感が、我々にはわかる恐怖感というものが乗せんされた映画が出てくるのかもしれないですし。
アメリカ人はもしかしたら、このバカバカしい映画が本当に怖いと思ってるのかもしれないので。
いや、どうなんですかね。
なんかこう、13日の金曜日とかも最終的にはトンデモ映画みたいになっちゃった時があったじゃないですか。
そうですね。
だからああいうの好きですよね、多分アメリカの方。
そうなんですよね。
最終的にトンデモにしたいみたいな。
いかにバカバカしい映画を撮るかを競い始めるっていう、本当に不毛な方向に注力してしまうっていうのがアメリカ人なのかなって思うんですけど。
やっぱりゾンビ映画を好きだからですかね。
ゾンビも思考を凝らし、なんだかよくわかんない感じになってますけど、最近は。
で、サメ映画なんですけど、やっぱりサメ映画といえばですよ。これ、言わずとして言ったらジョーズですよね。
09:00
そうですね。
ジョーズ、ちなみにご覧になったことありますか。
私の金曜ロードショーとかで、なんとなく見ていて、なんとなく気づいたら違う番組に変えられてたみたいな感じのイメージですね。
金曜ロードショーってそういうやつですよね。ぼんやり見る感じ。
そう、ぼんやり見る感じでしたけど、でもなんかね、ほんと毎年してた感じはしますよね。
そうですね。
夏の風物詩、ジョーズ。
そう、隣のトトロかジョーズみたいな。
え、そんな感じでしたっけ。
ジブリかジョーズみたいな感じだった。
昔ほどの、なんていうか、存在感はなくなってきてるかもしれないですけど、私もジョーズってちゃんと見たことがなかったんですよ、今まで。
今回、サメ映画の本を紹介するにあたって、これではちょっとよろしくないだろうと。
ジョーズぐらいやっぱり抑えとかないとなと思って、ただなかなか時間が取れず、さっき見たんですけど。
これ有名なんで、もうあらすじとか、わざわざ言うことないとは思うんですけど、一応撮られたのが1975年。
スピルバーグ、28歳の時の作品なんですね。
すごいスピルバーグね。
それがちょっとびっくりだったんですけど、28歳でこれ撮ったんかっていう。
でも今このストーリーを見ると、結構、私これ、どっかで聞いたような話だなって思うんですけど、
アメリカの東海岸にある小さい島で、その島は夏休みになると観光客がいっぱい来てビーチで遊ぶのが一大産業になってるわけですよ。
そんなところにサメが出るわけですよ。人喰いザメが出たって。
でも、オリシも海開き前日ぐらいに人喰いザメが出て、女の子を襲われて、そこに赴任したばかりの警察署長がですね、
ビーチを閉鎖しろって、市長に言うんですけど、何言ってんだと。これが海開きなんだぞと。
この島は海水浴客で成り立っている島なんだから、そんなことしたら、もう全部ここの経済止まっちゃうんだ。そんなことできるかよって言って、ゴテゴテになるわけですよ。
そうしているうちに、また次の犠牲者が出て、でもやっぱり観光客が来て、また悲劇音大きいっていうような、
なんかこれ、どこかで見たな、去年あたりみたいなストーリーの流れなんですけど。前半の女の子がサメに襲われるっていうカットが、
必要最低限のカットだけで、最大限の恐怖を描いているっていうのは、これ今見ても全然遜色のない恐ろしさでしたね。
あの時代のそういうホラーって、そういうのが印象的なシーンってありますよね。本当に少ないカット数で、本当に最大限、最大マックスな怖さを瞬時に、何ですかね、ちょっと言葉にするのも難しいんですけど。
本当に目に焼き付くっていうか、目で見て、もう怖い、これ怖いんだなっていうのが、何も説明なくてもわかるような絵の作り方っていうか。
12:08
そしてあの音楽ですかね。
あの音楽なんですよね。本当にあの映画って、やっぱり音があって動きがあってこそのものだなっていうのを、本当にマックスに相乗効果を使って表現したのが上手って感じでしたね。
ですね。
後半は船に乗ってサメ退治しに行くんですけど、主人公の警察署長が。これがまたキャラクターが立っていて、警察署長は海とかもう嫌いなんですよ。子供の頃覚えたことあるから。
で、見るからになんか多様なさそうだなって感じの都会1個の警察署長と、サメを退治するので生計を立ててるおっさんっていうのがいて、これがもう登場の仕方からしてまず、癖が強いんですよ。
いかにも癖強い王子さんって感じの、いいキャラクターがいるんですよ。癖しかないみたいな。
だから、熊原氏に言うと銀次郎みたいな。まさに銀次郎ですよね。サメ退治だけで今までやってきたんだ俺はみたいな。
あとは海洋学者ですよね。最新の機械とか持ってるけれども、若干実践には弱いみたいな。
で、この3人がサメ退治のおっさんのボートに乗って、ボートっていうか漁船か、漁船に乗ってサメ退治に行くんですよ。沖合に。
で、またそれで、この3人が集まったらどうなるかって話ですよね。絶対うまくいくわけないんですよ。最初。
亡命に亡命みたいな。それがいろんな出来事を通して、結束力が高まり、ただそこに襲いかかる巨大なサメっていう。
このストーリーも好きですよね。やっぱりアメリカ。
本当に王道なんですけど、ストーリーの流れは。で、キャラクターの作りとかも、やっぱりすごくわかりやすいし王道なんですけれども。
でもやっぱり最後のシーンとかで、え、その展開なの?みたいな。え、そうなっちゃうんだ?みたいな。どうする?どうする?っていうところでラストを迎えるっていうのは、本当にやっぱりうまいなこれ。
うまいなこれって、そりゃスピルバーグだからそうなんでしょうけど。いやでも本当に、こういう映画を50年くらい前に作ってるのかっていうのが。
これはね、後に続く映画に影響を与えるよなっていうのも納得っていう。2時間本当にドキドキしっぱなしで見ました。
そうですか。私もちょっと見たくなりましたね。
でもやっぱりスピルバーグって結構やっぱりその人の死を描くときに結構エグい描き方をするので、これちょっとやっぱり心臓が弱いっていうか、怖いの見たくないなっていう人は、そこはちょっとショッキングな映像とかも普通に挟んでくるんで。
それだけはちょっとあのアナウンスしておきますけれども。なんかなかなかやっぱりこれもサスペンスでパニックホラーの定石を踏んでる。
そうですね。定石を作ってるっていうか。でもスピルバーグって意外にそういう今の映画のコンセプトじゃなくて、骨組みっていうか、そういうのを作ったところがありますよね。
15:15
そうですよね。昔の映画とかともっと大きなテーマがありっていうようなところもあったりはしたんですけど、そんなにテーマもない娯楽作品もいっぱいあったと思うんですけど。
やっぱり絵としてすごくその見せるところもあるし、やっぱりストーリーとして、もちろんそのなんて言うんですかね。エンターテイメント、100%エンターテイメントなんだけれども、やっぱなんか要因を残すっていうような。そのなんかバランスがすごく上手いっていうか、本当に絶妙だなっていうのを。
なんていうか、これ私上手見たいなと思ったのは、この本もきっかけなんですけど。もう一つ、またポッドキャストで三宅優太さんっていう監督の方。この方監督なんですけど、脚本も書かれている方で、しかも脚本家だし、人が書いた脚本をアドバイスしたり、こうやって書いた方が無理ないよっていうのは、スプリクトドクターっていう仕事があるらしいんですよ。
かなり職業としてやってる人はかなり少ないらしいですけれども、それをされている方がやっているポッドキャスト番組があって、作劇ラジオって言うんですけど、そのラジオ番組がすごく面白くて。
で、その中でジョーズの話を何回もされていて、ジョーズは私好きすぎて200回ぐらい見てますみたいな。200回見ててすごいなって思うんですけど。やっぱりストーリーがすごく素晴らしくできてると。脚本が本当に素晴らしいっていう。で、なんですごいのかっていうのを解説してる回があって。
うまい脚本っていうのは、何か起こる事件が起こるための理由っていうのを作るために、やっぱり積み重ねが大事なの。納得できるような積み重ね。それがちゃんと破綻していないっていう。その解説もすごく興味深くてですね。
で、そのジョーズもいっぱい続編が作られていて、続編ってやっぱりもうスピルバーグの手から離れているし、なんていうかやっぱりとんでもな感じの設定になってしまってたりはするんですけど。ただ、その中でも結構これは何ていうか、作り手としては結構意欲的な作り方をしたんだけれども、娯楽作品としてはこの作り方で成り立たなくて上手くいってないとか。
ちょっとなんていうかね、ストーリーとしてはすごく意欲的なことをしてるんだけれども、やっぱ娯楽作品として見た時にこれはちょっと失敗だったっていうのはなぜかっていうのを解説してる話とか。それがすごく面白くて。
で、まあジョーズってそういうの見たことないから、もう一回ちゃんと見てみて、それでもう一回この人の番組を聞いたら、より楽しめるかなと思って見たっていうのもあるんですよ。
だから、それもあって、ああそういう作りなのかみたいな。あの時言ってたこれってそういうことかみたいなのがわかって、パニックホラーとかそんなに興味ない人でもお話をどう作っていくかっていうのを参考というか、そういうのを見るの上でもすごく名作なんだろうなと思いましたね。
18:18
なんかその、反りの合わない人たちが出てくるとか、それとあと多分足を引っ張る的な人も出てくるんですよね、多分。
主人公がそうなんですよ。3人の中で一番、サメの知識もなければ、海に出て何かするってのもないし、そもそも海行きは嫌いだから、なんかもうお呼び越しなんですよ。
でも唯一その、今回サメを倒しに行くぞって言ってるのは、警察署長だからっていうのではなくて、自分の子供が襲われそうになったと。
だからその、安心して海で遊べるようにしたいっていうのもあって、サメを倒すぞってなって行くっていうところもある。動機としては大きいんですよ。
で、その頼んない男がサメを退治することによって成長していくっていう話でもあるのかなっていう、すごくわかりやすいプロットなんですけど、お話ししてしまえば。
でも、やっぱり映画として見ると、それを段階を段階を踏んで、いろんなエピソードを積んでいくことによって、納得できる流れになってるっていう。
なるほど。
納得はできるし、王道の展開なんだけれども、やっぱりちょっと裏切られるっていうか、え、そんなことになるの?みたいなのもちゃんと用意しちゃって、結構それもショッキングだし、
え、この後どうなるんだ?みたいな感じにもなるんですけれども、そういうのを挟むタイミングとかもすっごく上手くて、もうなんか見てて結構絶望的な気分になってくるんですけどっていう。
この環境のつけ方がものすごくやっぱり上手いなっていう。
ですね。でも、もしかしたらそういうのって、その当時、今もそういうの好きな人はいますけれども、今の若い人ってそういうの苦手なんじゃないのかなって思うと、
成長する的な。
成長するんじゃなくて、嫌な人が出てくるっていうか、ちょっと曇らすっていうところのギンジみたいな感じの人が出てきたときに、
たぶんこの人は悪い人じゃないんだけども、なんかちょっと嫌な気持ちになるシーンがあるんだろうなって思うと、そこでなんかやめちゃうような気がするんですよね。
なるほど。
だから、もしかしたらそう、とんでもの方に行ってしまうのかなって。
誰も気につかない。
そう、誰も傷つかない。
噛まれるけど。
うん、食べられちゃうけども、物理的には傷つくんだけども、メンタル的には傷つくけど、
でも、メンタルが追い込まれたりとか、メンタル的に落ちるっていうか、そういうのが回避していくと、なんだろ、とんでもになっちゃうのかなって。
21:03
人間の嫌なとこよりは、そういうサメとかゾンビとかのとんでもな設定の方に逃げたいみたいな。
そうそう、シリアス。
逃げたいというか、目を向けたいというか。
そうそう、シリアスだったり、ちょっとストイックだったりするところからちょっと離れたいっていう、視聴者の方が増えたのかなっていう気もしなくはないですけどね。
確かに、本当にこのサメ退治のおっさん、本当に嫌な奴なんですよ。嫌な奴っていうか、やっぱり癖が強いんですよね。
もうこれ、周りにいたら大変だなっていう感じのタイプのおっさんで、もうこの2人は何なんだこいつみたいな感じなんですけど、最初は。
でもやっぱりそのサメに対する執着心というか、絶対サメ、俺はサメを倒すみたいな、ナミナミならぬ自信みたいなのもあるので、やっぱり最終的には、なんていうか、今までの戦歴を認めるじゃないですけど、
すごい世界見てきた奴なんだな、みたいな感じで尊敬していくっていう流れとかもあり、でもやっぱりこういうのを描くってなってくると、ただの良い人ではこういうストーリーにはならんよなっていう。
そうなんですよね。ちょっと厚みがでかい、幅っていうか、ストーリーの中にね。
そうそう、良い人だけではどうもおなさめを倒しに行くっていう、命がけで何かをしに行くっていう時には、ちょっと説得力がないんですよね。
だからやっぱりその銀次郎みたいな、人間とは上手く当たり合えないけれども、ヒグマを倒す時、2メートル先にヒグマが立ってたとしても、俺はやるんだみたいな、命をかけてこの仕事をするんだ、でも仕事が終わった後はやっぱり人から嫌われるような、いつもの銀次郎に戻っていくっていう悲しさみたいな。
そうそう、だから、カナダのクマガイドにある、クマに話しかける、みたいな感じとは全然違うじゃないですか、クマを説得するみたいな。
そう、だからもう、なんていうか、毒を持って毒を防いするじゃないですけど。
そういうのが結構時代背景にあるのかなっていう気がしますね。
それは本当に、主人公じゃないんですけど、明らかに主人公を食ってるキャラクターでしたね、あれは。
やっぱりサメと対等なキャラクターっていうかね。
そうなんですよ。サメが本当にもう童貌だし、でかい。この中6メートルなんで、そのまま出てくるサメに比べれば全然可愛い方なんですけど。
本当ですね、本当に可愛らしい。
可愛らしいんですよ。でもやっぱり、何人もの人を数日の間に食い殺してる。それこそ、クマハラシのヒモじゃないですけど、そういう何人の人が束になっても退治できそうにもないっていう、この童貌なヒトクイザメに対応できるのは、そんなクセツイおじさんぐらいしかいないだろうっていう。
そうですね、また山とも違いますからね、海広すぎますからね。
地面じゃないから、そこのところのね、またそれも絶妙なんですけど、不安定な中で、いつどこから現れるかわからないサメと戦うっていう。
24:01
だからスピルバーグって、そういうところ上手いですよね。不安定なところ。次元にしても、海にしても、宇宙にしても、すごくそれだけ不安定なところで繰り広げられるストーリーっていうのがすごく上手いなとは思いますけどね。
そんな上手を見て、やっぱり改めて上手すごいなと思って、っていう月並みな感想なんですけど。
そういうものですよね。王道な映画って、たぶんそういう感想に。
だからずっと受け継がれてきてるのかなと思うんですけど、時代にあまり左右されないですよね、ああいう映画は。
左右されないですね。あの頃の映画って左右されない映画が多いですよね。
やっぱり残り続けてますよね。
もう本当王道中の王道じゃないですか。サスペンスの組み立て方が、脚本の組み立て方が王道な分、映像は古いけども、ストーリーとかそういうのにあまり古さを感じないっていうか、
今見ても薄ら怖いっていうか、気持ち悪いとか。
あとやっぱり、これもそうなんですけど、上手もそうなんですけど、この時代ってもう映画って基本映画館でしか見なかったんで。
なんていうか、やっぱり映画館で見るものとして作ってるって感じですよね。
だからなんだろう、大きい画面で見ることを想定して作ってるっていうのもあるので、
あんまり細かいところまで何かするっていうのは、もちろんあるんですけど、そういう芸術的な映画とかでも。
でもやっぱり大きい画面でバッと入ってくるカットっていうのを、やっぱり意識して作ってたりするのかなと思ったりはしますね。
そうですね。そうかもしれないですね。音楽にしてもそうですけども。
なんかこの時代の映画とか見ると、それはすごく感じますね。映画館で見ないと、たぶん本当の良さっていうのはもしかしてわかんないのかなって。
今の映画はもちろんそうなんですけど。
でも今の映画って、もしかしたらこう、家で見られることを最終的に考えて作られているものもあると思うんですよね。
ビデオが登場し、レンタルで、お家で見られるっていう、まあテレビか、テレビで放映されるっていうのは始まり、
で、ビデオが出て、レンタルでも気軽に見れるようになったっていう時代と、やっぱり映画の作り方っていうのは、やっぱりどこか絶対リンクはしてくると思うので。
だから、とんでもみたいなのは、もしかしたらBGM的にずっと流していられるかもしれないじゃないですか。
ご飯を食べながらダラダラ。
そうそう、見なくても流れてるみたいな。
でも昔の映画って、ちゃんと見ないと、見ないとっていうか、ちゃんと見たい感じっていうのと、なんかそういう違いもあるのかもしれないですね。
なるほど、確かに。
ちょっと作ってみようかなっていう、軽くつけちゃうっていうのも、今あるかもしれないですけどね。
27:04
そうですね、CGとかね、かなり発達しているので、低予算でそれなりものがっていうところなんでしょうけど。
でも、なんで2010年代からそんなに作られたのかは、ちょっと謎ですね。
何かきっかけになる何かがあったんですかね。
転換機のものはおそらくあったと思うんですけどね。
ちなみに2010年代の映画たちっていうのは、本当にちょっとこれどうなんだっていう映画ばかりなんですけど、私がこれいいなと思ったのをピックアップしてみたんですが、
シャークネイドっていう、これ2013年に制作されてますね。アメリカで制作されてるんですけど、ストーリーとしてはすごい大きい竜巻が襲いかかってくると。
まさかその中に?
その企画外の自然災害は、海を泳ぐサメの群れを巻き込みつつ、カルフォルニア湾に向かって北上を続けていた。
ただ単にサメが被害に遭っているだけじゃないんですか?
いやいや、もう。
え、それ怖いの?
怖い。
まあ、怖い×怖い、より怖いっていう図式でおそらく作ってると思うんですけど。
ちょっともう1回言いますけど、それ被害に遭ったサメじゃないんですかね。
ぐるぐる回っちゃってるわけですからね。
それでなんか食べちゃったりするんじゃないですかね。
たぶん巻き込まれた人たちとかを食べちゃうんだと思うんですけど、なかなか強引。
いやほら、今までは海から襲ってくるのが定番だったじゃないですか。
そのサメがですよ、空から降ってくるって、こんな恐ろしいことはないっていうことですよね、たぶん。
そうですね、たぶんそういうことですよね。
そうしか思えないっていう、なんていうか、それ以上の感想が浮かんでこないあらすじなんですけど。
そう、今目次を見てるんですけども、だからこのゴーストシャークとかだって、ゴーストなわけじゃないですか、シャークがもうすでに。
だけど、だけど食べちゃうんでしょうね、人をね。
そう、そうなんです。
まあ食べちゃいますからね、シャークものは。食べないと始まらないですかね、人間はね。
そう、食べないと始まらないんですよ。
あとはですね、シャークトパスVSプラペクータっていう、シャークトパスだとは何ぞやって話したんですけど、名前の通りですよ。
シャーク、そしてオクトパスですよ。上半身はサメ、下半身はタコっていう。
もう全然強くない。
いやほら、サメのそのなんていうか、強靭な顎と、そのタコの。
吸盤?
そう、吸盤というか、自在に泳げる八本足ですよ。
もうサメがタコの足を手に入れたら、こんな恐ろしいことはないっていう話だと思うんですけど。
ねえ、もうメガシャークVSメカシャークとかね、メカ?みたいな。
なんだろう、キングギドラVSキングゴジラみたいなのですよね、もう。
ええ、みたいなね。あ、ほら、我々の好きな雪山が舞台の。
30:00
そうそう、雪山が舞台ってなんだよって話なんですけど。
雪山が舞台のサメ映画って何ですかね。
スノーシャーク、悪魔の深ひれですよ、それはもう。
もうこの放題がひどい。
あとはデビルシャークっていうのがですね、ジョーズVSエクソシストっていう、もう何かよくわかんない映画もありまして。
エクソシストと戦わせるのも好きですよね、アメリカの方ね。
そうそうそう。まあヒトクインサメの悪魔っていう話らしいんですけど。
なるほど。でもここに13日の金曜日はジェイソンでしたっけ。
ええ。
ジェイソン出てこないのはちょっとあれですね、踏み落ちない感じがしますね。
なんか一種格闘技的な感じで登場してほしいですよね。
ですよね。なんかほら、ビーチで楽しい若者たちを襲うのはね、ジェイソンが先かシャークが先かみたいな。
ちょっとジェイソン、ジェイソンビーチ暴れるとかちょっと絵面的に結構きついものあるな。
でも、でもほら若者たちがね、羽目を外した時に現れるのがジェイソンじゃないですか。
まあ確かに。
あとはですね、
帯に書いてあった便器から出てくるサメですね。
これハウスシャークっていう2017年に撮られた映画があるんですけど、
これのあらすじもなかなかで、
シングルファーザーの元警官フランクと息子の手を2人が暮らしている家のトイレにとちどとしてヒトクインサメが出現。
スバンに雇っていたシッターは食い殺してしまった。
ヒトクインサメの正体は寝室起没の海生哺乳類のハウスシャークであることが判明。
しかもハウスシャーク専門家っていうのがいるらしいんですよ。
ああ、なるほど。
そういう世界線の話らしいですね。
もうね、おうちにいてもおうちおうちトイレにも行けないよっていう世界ですよ、これ。
そうですね。
一体どこに逃げ込めばよいのか、人類はっていう。
ねえ、もうトイレにも行けなくなっちゃったら人類はね、つらい。
つらいですよ。
海に行かなければいいという問題ではないですかね、もう。
つらいですよ。もう雪山にもいるし、メキシコにもいるし。
そう、空から飛んでくるし。
そう、そう。
そう、なんだったらもっとわけわかんない映画があって。
うん。
ジョーズキングオブモンスターズっていうストーリーを紹介すると、夢の中に存在するヒトクインサメが現実世界にやってくるっていう。
エルム街の悪夢ではなくて。
紹介文にエルム街のジョーズって書いてありますね。
みんな引っ張られすぎっていうか、もっとオリジナリティ出してっていう感じが、たりき本願すぎるっていう感じがしますけど。
でも今結構流行ってるじゃないですか、昔のものをちょっとリメイクじゃないですけど、コラボレーション的な。
それ公式なんですかね。
どうなんですかね、これOK撮れるのかな。
なんかすごい。
ここまで来ると想像力の限界に挑戦するような作品ばっかりで。
ですね。
香ばしいことになってますけども。
だからやっぱり最初の1970年代とか80年代にもう出尽くしちゃったから、サメがもう取り尽くされちゃったからね。
33:09
取り尽くされちゃった。
やっぱりちょっと未知のジャンルを攻めていくしかないと。
そっちしかもう残ってないっていう道は。
でもなんでこんなにサメにやっぱりこだわるのか。
そこですよね。
さっきの紹介したラジオだと、夏休みといえばサメ映画みたいな。
そういう流れはやっぱり商業的にあったらしく、ただやっぱりネタっていうのは何年もやってれば尽きるわけで。
ただやっぱりサメ映画は欲しいと。
サメやっぱりドルバコっていう時期があったんでしょうね、時代的に。
そしたらこれそのうちワニとかでも来るんじゃないですか?
ただやっぱりゾンビとかもそうだと思うんですけど、ゾンビ映画でも名作があるわけですよね、過去の。
あとエイリアンとかでも過去の名作があり、名作があるジャンルはそれをリメイクなりパロディなりしていく作品があって、一大ジャンルとしてなっていくと思うんですけど。
ワニ映画ってアリゲーターとか?そんな映画があったと思うんだけど、あれを名作って言っていいのかっていう。
でもアリゲーターも最初はトイレに流されちゃったワニから始まるはずで。
そうそうそうそう。
確か。
確か。
こうハウスアリゲーターになって踊ってて、いい気はしますけども。
ジョーズ映画みたいにそのダブルヘッドジョーズじゃならぬダブルヘッドアリゲーターとか、頭増やしたがるの何なんだろうなとか思うんですけども。
それこそギドラじゃないですけど。
そうそう。
やっぱりそこはドラゴンとかも頭がだんだん増えていくじゃないですか。
この3人も最終的にはシックスヘッドジョーズっていう、6つになるっていうところまで増えるんですけど。
でもよくこれ企画通ってね、制作費がおりますよね。
どういうテンションでこれ企画通してるのかわかんないですよね。
だからもしかしたらなんですけども、2010年代ぐらいになると、カメラが多分すごく安く軽量化してるんじゃないかなって気がするんですよね。
うんうんうん。
だから割とアマチュアでもいい映像が撮れるのと、もしかしたらそのCGとかも2010年代あたりからコストが安くなったんじゃないですかね。
違うかしら。
多分2010年代ぐらいってiPhoneが出て広がり始めたって何年かぐらいだと思うんですよね。
だからそういう機械的な要素が、いい要素があったのかもしれないですね。
うん、確かに。
売りやすくなったっていうか、ムービーを。
だからもうとんでもなくても全然作れちゃうっていうのがあるのかもしれないですけどね。
あとそれに加えてそのCGとか、実際にその海に行ってサメを撮らなくても良いとか。
36:01
そうそう、そういうソフト的なところなのかな。わかんないけど、そういうのが進んだ時代な気もしますよね。
うん。それは確かにその三宅さんのラジオでも撮影費が本当に飛躍的に上がってるっていうのは、それによって今まで撮影にかかっていたコストとか時間的なところとか人員的なところがもういっぺんに変わってしまったっていうのは、
なんか2010何年だったかな、やっぱりそのソニーから出たすごいカメラがあってみたいな話をしていて、
これでもうゲームチェンジしてしまったんだっていう話はおっしゃってましたね。
それすごく面白い開発したけど、なんかそれが確かに2010年代後半ぐらいにやっぱりそういうのがあったっていうのも、
それまではちょっと妄想で、こういう映画あったら面白いかもなっていう妄想がですよ。
でもそれを撮るにしても金もないし、それをうまく撮る技術もないからっていうので、
お蔵になってたものが、それはできる技術が開発されてしまったがためにこういう妄想がですよ。大爆発してのサメ映画。
だからある意味大人映画ですよね。大人外的な感じの何か大人の遊びですよね。
で、なんとなくサメって他のものよりもCG作りやすそうじゃないですか。
まあ確かにツルッとしてるから。そんなになんか凹凸があるわけでもなく。
確かになんかよくわかんないクリーチャーとか作るよりは。でもクリーチャーぽくはなってるけどね。
頭六つとかタコと一気つけてみるとか。
なんかでもそれってこうね、多分それ工数かかんないんじゃないですかね。
確かに。
だってゾンビとかはまたちょっと大変そうじゃないですか。
確かにな。なんか動きとか微妙だし。
だってやっぱ普通の人使った方がいいですよね、特殊メイクで。
でもやっぱそうすると人権費かかるからって話なんですけどね。
まあそこら辺もコピペでね、コピペですよ。
でもなんかそうか、そういうなんかいろいろ大人の事情っていうか、そういうのもありそうですけどね。
そうですね。技術の進歩に伴いサメ映画爆発的に増えていると。
こんなものを撮るために発展した技術じゃないはずなんですけど。
私最近ちょっと視覚の勉強し始めて疲れてる時にですね、こういうのを見るととても癒されるなっていう。
そうですね。
でも実際見たいかっていうと、これに2時間かける時間はないっていうところでもあるんですけど。
タコは多分あのサメ映画好きのためにしか作ってないですよね。
我こそはみたいな、いやいや、我こそはサメ好き。
サメって聞いたらもう何も考えないとりあえず見るぐらいの人じゃないと。
そうですね。
もうそれが良いか悪いかじゃないんですよ。もうサメって書いてあったら買うみたいに。
ああ、わかるわかる。なんかいつも私妖怪って書いてあれば全部見てましたからね。
これから多分進化していって、なんだろうね、優しくなっちゃうかもしれないですよね、シャークが。
39:00
ああ、なんて誰も傷つけない優しい世界に戻ってくる。
なんか猫村さんみたいな感じになっちゃうかもしれない。
サメ村さんみたいになっちゃうかもしれないですよね。
猫村さん的に誰も傷つかない優しい世界のサメ。
そうそうそう、もうそういう感じになっちゃう方向に行きそうな。
えー、やっぱり私はなんというか頭を増やしたいとか、
ちょっと悪夢から出てくるサメとかの方向性で、これからもやっていただきたいところはありますけどね。
まあ見ないけど。
見ないけどね、見ないけど。
まあそういう世界があってほしいっていう。
ほんと尖っていてほしい気はしますけども。
この知的風ハットさんが監修したサメ映画のポスターを集めたビジュアルブックっていうのがまた出たんですよ。
見たい、欲しいそれ。
もうサメ映画好きにはもうたまらんなっていうサメ尽くしの、もう全部どこ開いてもサメしか載ってないっていう。
でもいいそれ。
そう、ちょっと見たんですよ。本屋に行ってバラバラと立ち読みして。
共通点として面白いなと思ったのは、サメと水着の美女っていう組み合わせなんですよね。
だいたいもう際どい格好の水着の美女が海に浮いてて、その下にサメがいるみたいな。
とか、あとそのサメがまさに襲いかかろうとするサメから逃れようとする美女とか、まあまあもう食われかけてる美女とか。
だいたいその2つの組み合わせなんですよね。
そこら辺ジェンダー的にどうなんですかね。
ね、と思うし、なんかやっぱりこう、死の恐怖とエロスなのかなっていう。
ね、なんかおじさんでもいいじゃないかって思いますけどね。
いやでもおじさん、おじさん。
ね、見たいですか?
でも、ね、やっぱりそこはほら、平等にやっていかないと、これからの、そうですよ、これからの時代は。
そういう意味では、もしかすると、さっきのトンデモ映画の方に発展していくサメ映画っていうのは、もしかするとそういうジェンダー的なところも関わってるのかもしれないですね。
そうかもしれない。
昔だとパニックになってキャーって逃げる女の子とサメみたいな感じだったんでしょう。
まあそれを楽しめっていうような側面もあったのかもしれないんですが、ただ今はね、なかなかそういう絵だと撮れないというか。
そういう世の中でもないので、じゃあどのようにしてサメ映画が生き残っていくかというと、トンデモ方向に。
やっぱりほら、誰も傷つかない方向に行くんじゃないですかね。
そうですね。
よくわかんない怪物対それぞれ戦う人々っていう。
そうそう、ルッキズムとかも関係なくなるし、だってやっぱり美女じゃないですか、そこにいるのは。
そうですね。
だからやっぱりそういうのもあまり良くないんじゃないっていうことで。
サメの方が。
じゃあトンデモで、みたいな。トンデモで行きましょうみたいな感じになるのか。
42:03
なんかそういう意味でも、この映画の歴史っていうか、映画を取り巻く社会の歴史っていうか、やっぱりフォスターってそこらへんがとても野実に出てくるので、あそこもすごく興味深かったですね。
ちょっと買おうかなーって思っているんですけど。
あとちょっとそのトンデモ映画ばっかり撮られてるわけではなくて、これも最近の映画ですね。2016年で、ジョーズ以来の永久サメ映画って書いてあるんですけど、
ロストバケーションっていうメキシコ旅行中に秘密のビーチを訪れた、医学生の女の子がいまして、
亡くなったお母さんが、昔あなたを妊娠するときに来たことがあるのよっていうのを聞いて、一人でサーフィンしに来てたと。
そんなところに一匹のホウジオザメが現れ、ナンシーを襲撃し、左足に噛まれて傷を負いながらも、なんとか岩場に逃げるんだけれども、出血もしてるからだんだん衰弱していくし、
逃げた岩場は道潮で沈みつつあるし、周りにはサメがナンシーを狙っていると。でもそんな状況でも、ナンシーは諦めずに死にあがらうことを決心するっていう話で、
サメと戦うことによって、ナンシーの母親っていうのは、この解説を読むと、糖病の末に亡くなったっていうのがあり、
死と戦った母親と、今まさにサメっていう死の象徴と、戦うナンシーみたいな話がシンクロしていくと。
かつ、お話としても面白いし、映像としてもすごくうまく撮られているので、ジョーズ以来の永久サメ映画ということで書かれていて。
50年ぶり。
ちょっとこれは気になるなと思って、見てみようかなと思ってますね。
そういういい映画も撮られてはいるんですよね。
多分これ話題になったのかな。なんか聞いたことあるんですけどね、タイトル。
なんかこういう、なんか両作もただサメ映画というジャンルに押し込まれて、一緒くたにされちゃうと、その先でシックス・ヘッド・ジョーズとか、
なんかそういうものと同じところに並べられてしまうのは、ちょっとどうなんだろうなって思ったりはするんですが、もったいない感じはしますよね。
まともな映画の前には20割をつけてくれるとかね、タイトルの。
こうわかりやすくしてほしいですね。
でもこれだけなんかね、また別のジャンルに置いとくわけにもいかないんでしょうけど、やっぱりサメはサメとして置いとくみたいな感じになっちゃうのかもしれないんですが、
ストーリーもちゃんと見せてくれるサメ映画等も10年に1編ぐらいは出てくる。
なるほど。
その10年に1編出てくるところには、数々のしょうもないサメ映画が土台になっているわけですよ。
屍みたいなものをね。
サメたちの屍の上に、こういった名作が成り立っているのかもしれないですが。
45:04
そうですね。
まあでも、たぶんそういうしょうもない映画はそっちを目指してないですから、最初から。別ジャンルですから、たぶん。
大変、こんな乱立している中でいいサメ映画を撮ろうって思う監督ってすごいですね。
そうだし、こんなにいいサメ映画を撮ったとしても、それをちゃんと売り出すのに失敗すると、なんかそのとんでもないサメ映画の中に紛れてしまって、もったいないことになるっていうちょっとリスクもあったりするなっていう。
今ね、サメ映画といえば忍耐の早朝みたいに言われてるわけじゃないですか。
俺はサメ映画だって見れるみたいな。あのサメ映画よりはマシだとか。
いや、サメ映画界隈の人たちに、このサメ映画はひどいって意味ですごいっていうのを語ってほしいですね。
まあそれがこの一冊なんでしょうけど。
まあそうですよね。嫌いじゃないです。
でもこうね、愛のあるディスりっていうのをちょっと会話みたいなとは思ったりしますけどね。
そうですね。そうそう、愛のあるディスりいいですよね。参加したい。
ちょっと旗から見たいなって感じですけど。
見たいですね。ああ、でもそうですね、すごい出てる。
すごい出てるんですね。
すごい出てる。
本当にちょっとこの目次を見ただけでもお腹いっぱいだよって感じのぐらい。
でもなんかこれ見てると本当に2000年くらいから増え始めてるんですね。
そうですね。
2011年からはすごいまた増えてるけども、2000年の前は結構後派なものを作ってるのかなと思ったんですけど、やっぱりその中にも死神ジョーズ、千年の乳吹みたいなね、乳吹とかね、好きなんだなみたいな。
で、本当これ見てると思うんですけども、ジョーズが大ヒットしたからですけども、もうリターンしすぎってね。
何回帰ってくんねんお前はみたいな。
そうそう、ジョーズリターン、ジョーズ3みたいなとか、ジョーズ87、復讐編とか、なんかそんなに?みたいなね。
ジョーズで言ったら、まだ最近のシックスセットジョーズとか、エルム街のさっきのジョーズキングオブモンスターズとか、まだまだ現役ですよ、ジョーズは。なかなか引退させてもらえない50年経ってるのに。
ですね、ちょっと使いすぎですよね。
でも50年経ってこんなに出てるのにジョーズを超えてくるジョーズはいない。
いないってすごい。
ね。
やはりジョーズはジョーズや。
そうですね、キングオブジョーズですね。
はい、じゃあ今回はこんなところですかね。
はい、ありがとうございました。
番組へのお便りは、つんどくざんまいツイッターアカウントのDMか、概要欄に記載のメールフォームにて受け付けております。
皆さんからのお便りお待ちしております。
それではまた次回まで、さようなら。
48:02
さようなら。
48:23

コメント

スクロール