ドサンの編集を頑張る的な。
そうですね。そこは頑張りましたけど。
逆にそうですね、その当時、ポッドキャストって今だとすごく人気が出てきて、
割と聞いてる人の裾もも広がってきてるなって思うんですけど、
まだ2021年当時って、ポッドキャスト自体はかなり昔からある配信方法ではあったんですけど、
結構一部の趣味人がやっているものっていうイメージがあって、
かつ私、ポッドキャストってAppleのiPhoneとかiPodでしか聞けないものだと思ってたんですよ。
自分でやる時までそう思ってたんですけど、
別にそんなこともなくSpotifyとかアプリが入れられれば、
別にどのデバイス関係なく聞けるんだっていうのを知って、
ポッドキャストを聞き始めたのが2011年だったんですね。
で、暇だったし。
そう、当時ちょっと無職で暇の時期があって、
なんかやることがないなと思って、なんとなくポッドキャストを聞き始めたら、
素人の人がラジオを配信できるんだっていうのが結構びっくりして、
しかも最初に聞き始めたのって、なぜか農家の人がやってるポッドキャストを聞き始めて、
全然知らない分野の人がやってるポッドキャストって面白いなと思って。
そこからいろいろポッドキャストを聞き始めるようになったんですね。
そしたら、だいたい配信してる人が、
ラジオ局とか音声を扱ってるプロの人が作ってる番組も、
その当時からでき始めてはいたんですけど、
本当に素人っていうか、
仕事で何かラジオに関わってる人とかじゃない人とかでも、
たくさん番組を作って配信をしてるっていう。
なんか自分もそういうのやってみたいなと思って、
最初一人でやり始めたんですけど、
一人で喋るってすごいやっぱり続かないんですよね。
確かに。
興味に向かって喋り続けるって正気の沙汰じゃねえなと思って。
びっくりになって。
相手役を探さないと続かないなと思って、
誰かいい人いないだろうかと探してたんですよ。
ありがとうございます。
お声掛けていただいて。
ポッドキャストをやろうかっていう話で誘ったわけじゃないんですけど、
梶原さんとクラブハウスで読書会みたいにやりませんかってお話をして、
話した時に、
クラブハウスって結構不特定多数の人にも聞かれるような設定ってあったじゃないですか。
ありましたね。
だからいろんな人に誘ってみたんですけど、やってみないかっていうのを、
大体の人は知らない人に引かれるのは恥ずかしいから嫌だって言って断られたりしてたんですけど、
ただ唯一梶原さんは結構ノリ気だったんですよね。
いいね、面白いですね。やりましょう、やりましょうみたいな感じのノリで来てくれて、
この人は意外とそういうのは抵抗ない人なのかなっていう印象があり、
そして実際喋ってみたらすごく面白いと。
ありがとうございます。
これはぜひポッドキャストをお話し相手になってほしいなと思ってオファーしたっていう経緯がありますね。
ありがとうございます。
そうですね、SNSずっと住んでるぐらい私やっているので、
クラブハウスも面白そうだなって思っていて、
私もいろんな人に声をかけていたんですが、
嫌いが私はって言われることが多かったので、
ちょっとこう2人の利害関係が一致したというか、
お互い利民。
そうですね、害がないんですけども。
そうですね、一致したという感じですかね。
なので、しかも梶原さんは本も読まれているっていうのは知ってましたけど、
そこを読むんだっていうのはあって、
梶原さんと言えばですね、梶原コーヒーさんとは言えばですよ、
そのコーヒーお好きな方だったら、
その道でははい、シロプトソシロという有名なコーヒー屋さんですし、
コーヒーも美味しいですし、スケジュールもすごくお洒落ですし、
そんな方が犯罪ドキュメントの話ですごく売り上がるっていう。
大好き。
そのギャップですよね。
ついつい読んじゃう。
そうなの?
お洒落な梶原コーヒーさんが、
驚愕、いいですよねみたいな。
いいですよねってノリで話いいのかな、その本みたいな。
実力大好きみたいなね。
オカルトの本とか、こういうカルト宗教の本とか。
大好き。
こういうところでなかなか盛り上がれる人いなかったなっていうのもあって。
でもそれは本当ね、マトさんもそういう本すごくお好きでいらっしゃるので、
すごく助かりました、私も。
助かってるんですね。やっぱり意外関係が一緒ですね。
本となかなかいないので、周りにも。
そうなんですよね。
高校ぐらいまでだったら。
まだ。
そう、いるんですけど。
本欲しいなって言うと、なかなかね、本好きなんですって、趣味は読書ですって言った時に、
じゃあ何を読むんですかって言った時に、うーんって一瞬考えますよね。
考えますよね。
どこまで行っていいのかな、これみたいな。
そうそう、その人とどういう間が合いになっていきたいかなっていうので、
選ぶ本って変わってくるじゃないですか、やっぱり。
そうですよね。
私の本これってこうね、トランプみたいに出すわけですよね。
その人に対して自分をアピールするための本みたいなのがあるじゃないですか。
名刺的なものですよね。
そこに何を持ってくるかっていうので、やっぱり関係性変わってくるので。
そうですよね。
いったんやっぱり初手でやっぱり脅迫持ってくるのちょっと厳しいなってところがあると思うんですけど。
まあまあまあ。
いきなりそれ出すみたいな。
だいぶそれジョーカーに近いやつじゃないみたいな。
オールマイティーカードかなと思って出したんですけどね、私は。
オールマイティーカードですか、あれ。
オールマイティーカードかなと思って出したんですけど。
やっぱり私だったら熊原氏とかですね。
ああ、そうですよね。
そうですよね。
とかなのかもしれないですけど。
たぶん的さん熊原氏がお好きで、私たぶんその頃道国の谷に読んでたので、ちょうどそれあたりで話が盛り上がったことがあったんですよ、きっと。
そうですね、そういうのもありましたね。
だから割と入りやすかったというか。
この本出しても大丈夫だろうっていう。
そうですね。こうしたらたぶんこっちも大丈夫だろうっていう。
そう言いますけど、的さんもね、いろいろ本のジャンルやっぱり読まれるじゃないですか。
そうですね。20代とかそのあたりまでは小説の方がどちらかというと読むのが多かったですけど、今は小説なかなか2、3冊ぐらいしかちょっと読まなくなってきて。
逆にノーフィクションとか、あとはその学律書、ゴリゴリの研究書とかは流石になかなか読めなくはなってきましたけど、
でもまあ一般の人でも読めるぐらいの学律書とか、ちょっと専門領域の本を読むみたいなのはありますね。
で、本を紹介する番組を作りたいなっていう時に、読書のラジオっていうのはいっぱいあるんですよ。
うん、ありますね。
ありますね。ただ、やる時に小説とビジネス書っていうのはすごく多くて、そこはちょっとレッドオーシャンかなりっていうのもあったし、
小説はそこまで最近のものは追っていないところもあるし、ビジネス書はまずそもそも読んだことがあまりなかったので、
そうなるとちょっとそこから外れた日知ラインの本を紹介する番組っていうのはなかなかやっぱりなかったので、当時は。
何ですかね、新刊の棚とかの一番端っこの方にちょっと背出しで一冊刺さっているような、ああいうものを紹介する番組を作りたいなっていうのもあって、
あと自分の趣味なんですけど、たまたまに。
そうですね。そして読書系といって、本の紹介もするけど、だいたいがもう感想文みたいな感じじゃないですか、我々の。
そうですね。紹介してるのかな、これみたいな。
本の話なんだろうか、これはみたいな。
そう、それからこう自分たちはこう考えたみたいな感じの、ちょっと他の番組とは流れが違うなとは思ってはいるんですけど。
そうですね。
でもそこが持ち味というか、いいんじゃないかなって思ってはいます。
だから本をあまり読まない方とかが聞いてても、そこまで読書読書してないというか、生活感があるというか。
そうですね。何でしょう。読書の知識というか、本の内容を知れるかというと、若干怪しいところがあるんですけど。
まあ、そこまで肩肘張らずに聞ける番組がいいなと思いますし、
まあ、そこまでカッチンしたのを作りたいと思っても作るの難しいんで。
そうですね。私もこの番組をしてて、いくつかやっぱり好きな回っていうのがありますけども、
だいたい好きな回はお互い、わー怖いとかしか言ってないんですよね。
ふわっとしながら。
無理無理無理無理みたいな。
ちなみにどの回が好きですか。
好きな回は、これもね、分かれるんですけども、自分の中で分野が。
でも、一番好きな回は3つあって、山、サメ、クマみたいな感じ。
なんか単語みたいですね。山、サメ、クマみたいな。
山怖い、クマ怖い、サメ怖いみたいな。
その3つは、誰が聞いても分かりやすい本ではあるし。
だから山、そうなん回ですね。
と、クマ嵐回。今またね、クマがいろいろちょっと出てきてしまってね。
いろいろありますけど。
それと、あとまた別の意味で、サメ。サメ映画。
いいですね。夏っぽくてね。
そう、夏っぽくていいですね。いい調子ですね。夏っぽかった。
その3つは、やっぱりちょっとバカバカ。
バカバカしくはないけど、サメだけだからバカバカしいのは。
サメはひたすらバカバカしかったですよね。
そうですね。ひたすらバカバカしいので、何も考えないで聞いていただけるのがサメ映画回。
で、遭難とクマに関しては本当ね、私とマットさん全く山登りしないし、
どっちかと言えばインドア。
なのに山の本をやたら読んでしまうっていう。
そうなんですよ。しかも遭難してる本をやたら読むっていう。
そう、そして遭難に怯えるっていう。
山に登ってすらないのに。
いないのに。小さい山にすら登らないのに、遭難についての知識だけはすごくあるみたいな。
でもわかんないですよ。人生自体が山登りみたいなのかもしれないので。
そうなんですよね。人生ずっと遭難しっぱなしなので。
帰ってこれないですね。
なかなかね。
でもその回は自分の趣味とか好きな分野なので、その3つはすごく好きなんですけども、
トータルで見て結構やっぱり印象的なのはスイカ回?
なんのこっちゃって感じですけどスイカ回って言われても。
そうですね。
スイカ回はですね。
結構前の。
そうですね、その何、かわいさ余って憎さ100倍みたいなのが、まさかね、この時代にまで引きずるとはみたいなね。そうそう。そういうのもあるし、本当今の推し活とかなんだろうな、ちょっとお金をね、そういう推しに対して使ってきたのにも関わらず、ちょっと無限に扱われてしまって起こる事件とかもあるじゃないですか、今。
それと全然変わってないっていう、何、人間って変わらないんだなっていうところもあるし。そうなんですよ。で、しかもなんか最近そのベートーベン熱像が映画化されるって聞いて、びっくりですよね。
思ったんですけど、ベートーベン夜景が古田新田っていう最高に絶妙なキャスティングだなと思って。ちょっとこうね、古田さんにはちょっと失礼かもわかんないですけど、シュッとした感じのおじさま的な俳優の人がやるんではなくて、古田さんがやるっていうのはいいなと思って。すごくこのテーマに合ってると思って。
本当にね、だからそう私もあの映画化になるっていうのをツイッターかな、今エクスですね。あれで見た時に、マットさんと思ってすぐお知らせしたんですけど。
いやーちょっとこれはちょっとね、何とか時間作って見に行きたいなっていう感じがするんですけど。
そうですね。なんといっても我々のベートーベン熱像会は2回に分けての収録でしたもんね。長すぎて。
無駄に力が入ってるし、しかも結構オープニングにちゃんとそのフリー素材の大工とか文明とかを使って、美容に編集を頑張ったなっていう記憶はあるので、年末の時間がないとき。
年末の中にぶち込みたいっていう。
暑さがね。
なんとか和に合わせたいっていう。本当に年末更新をやってたので、その記憶とともにすごく印象に残ってしまっている回ではあるんですけど。
そうですね。あれも面白い。
面白いね。
やらせ会みたいなのも何個かあるんですよね。
ベートーベン熱像の他にも、このやらせ会というか、熱像会が何個かあるんですよね。
そうです、そうです。
で、最近だと椿文庄?
椿文庄ですね。椿の井戸って書いて、わかりづらいですよね。椿の井戸の井で、椿文庄って、文庄は文章の。
文庄みたいなね。
200年ぐらい前の江戸時代にいた人が、一人で偽物の文章を1000点以上作って、ばら撒いたっていう。
あれもひどい話でしたよね。
だから江戸時代のディープフェイクみたいなことをした人がいて。
嘘をつくチャットGPTみたいな感じの。
とんでもねえことをしてくれたよっていう。
本当にひどい。探してないですけど、山形あたりでも絶対これ被害にあってるよっていうような。
本人はしかも愉快犯みたいな感じで、ただ単に趣味でやってたっぽいみたいなのがまたたち悪いなっていう。
そうそう。でね、本当のことも裏混ぜてるから、余計悪いっていう。
本人はちょっとみんながこれで騙されたら面白いなーみたいな。
本物の中に自分が書いた歴史が紛れ込むと面白いかなーぐらいのノリでやってたと思うんですけど。
でも今実際にそれが本当に本物だと信じられてしまって、町おこしとか町の市の歴史の本っていうかあるじゃないですか。
そういうのの資料として使われてしまってたり、町おこしの根拠になるような資料として使われてしまってたり、それがモニュメントになってしまってたり、
あとは研究者がそれを論文で引用してしまってたりっていう被害っていうか、本当に実害が出てしまってるっていう。
それもまた収録した時よりもまた現実が進んで本当にこうチャットGPTとかが盛んに使われるようになってきてる。
今絶対紛れ込んでますよね。
そうですよね。ちょっと不気味さも感じさせるような。
いったいどれぐらい先の迷惑まで、他にしてこの人はこういうことをしてきたんだろうっていう。
ちょっと趣味にしてはあまりにも。
ちょっと悪質なんですよね。
ただなんかこういうことやるやつってどの時代にもやっぱりいるよなっていうのは。
それもやっぱり人間の業みたいな話なんですけど。
でもその偽物を作りたいとか、あとはそのやらせの話ですよね。
なんて回としては設けてないんですけど、確かあれはブックオブザイヤーか何か、あとは雑談会か何かで紹介した。
探検隊?
川口博士探検隊のやらせと情熱っていう、プチカシマさんという方が書かれた、川口博士探検隊っていう昔その有名な番組があったわけですけど。
私その世代じゃないんですけど。
でもなんていうか、そういう冒険っていうか、そういう物好きな人の中で、やっぱ伝説として残っている番組があって。
書者のプチカシマさんも本当に大好きで、でもあれが作られた番組だったんだっていうのを子供の頃に知ってびっくりしたみたいな。
でもそれでもワクワク毎回胸躍る気分で見てたんだけど、大人になってからあの番組の制作に携わってた人たちってどういう思いであれ作ってたのかなっていうのをインタビューしに行くっていう。
つらい。
10人ぐらいにインタビューしてるんですよね。
もうやめてあげてみたいな。
そういった人もいれば、その周辺の人たち、直接別に制作には関わっているわけじゃないとか、川口博博探検隊にすごく影響を受けた人とか。
だから、それこそ高野秀幸さんとか、すごく川口博博探検隊にやっぱ影響されて、自分もああいう冒険とか、なんか未知の生物追ってみたいと思って、大学時代とか探検部とか入って、今も冒険みたいなことしてますけど。
でも、高野さんはガチですから。やらせじゃないから、本当に高野さんやばいみたいなね。面白いですけど。
そうそう。だから、高野さんの自分の冒険と川口博博探検隊との比較の話とか、すごい面白かったんですけど。
あと、実際に現場で制作に関わってた人たちの話とかも、番組以上にヤバい話しか出てこないっていう。ゲリアに拘束されてたとか、川に流されたとか、とにかくとんでもない話しか出てこなくて、よっぽど相当のヘビ捕まえるよりヤバいだろって話しか出てこないですけど、いちいち。
コンプライアンスとか問題じゃないっていうね。
存在しないっていう。良くも悪くも平和な時代だったなとか思うんですけど。そんな時代じゃなかったら作れなかっただろう。伝説の番組の裏側で、やらせとは何かっていう話に切り込んでいくっていう。バカバカしいんだが真面目なんだがよくわかんない本なんですよね、あれ。
プチ鹿島さん自身もプロレスとか選挙とかそういうところで、いろいろ取材されたり映画撮ったりとかってやってる方なので、バカバカしさと真面目さのバランスがすごく絶妙だなっていう切り込み方が面白かったですし、あれもなかなか読んでいくと、嘘と真実って何が違うのかとか、やらせって何が良くなくて、でも本当に悪いことなのかとか、
いろいろ考えさせられる本で面白かったですね。
そうですね。やらせとかに全部通じているところが、結局これ見たい人がいるからでしょっていうところに通じていくんですよね。ベートーベイの方もそうですし。
本物のベートーベイより交通ベートーベイの方がお好きでしょみたいな。探検にしても何もなく目的地に着くんじゃなくて、こういう試練があった方がみなさんワクワクするでしょみたいな。それがさじ加減ですよね。
ある意味編集なんですよね。ドキュメンタリーとかもその辺結構ギリギリのところってあるじゃないですか。嘘は取ってないけど、編集一つでちょっと意味合い違くねっていうようなことになり得るわけで、だからドキュメンタリーって真実なのかっていうと、そこもなかなか微妙なラインになってくる話もあるよねっていうような。
ありますよね。本もそうですけど。ドキュメンタリーの話も何回かしてますけどね。だからドキュメンタリー面白いんですよね。面白いですよね。結局そこなんですよ。どうしても盛っちゃうっていうね。人間とは話す気についつい盛ってしまうっていう。
ね。盛って大炎上したリストの話とかね。ベトベト熱像の中にも出てきますけど。あれめちゃめちゃ面白いし、裏切らないなって感じでしたね。期待を裏切らないリストみたいな。熱像やらせ義文書っていう。そういうテーマもありますよね。この番組ね。
あとやっぱり探検とか冒険とか見てるのは何かみたいなものも結構取り上げてたりとかしてね。アマゾンの牧地から牧地に住んでる。あのイゾラドっていうね。はい。
NHKドキュメントですごく有名になった番組があったんですけど、最近もなんかそのイゾラドの今の状況みたいな。この間それこそドキュメンタリー30分ぐらいの番組やって、今こうなってるんだみたいなのとかやってたりしましたけど。
それについて書かれた本に、のぼれっていう本があるんですけど、それについて話した回とか、あとあの中国のサルマーシの一個を追ったドキュメンタリーっていうか、ノンフィクション本みたいなのがあって。
最後のサルマーシっていう、写真家の人が中国の2000年代まだサルマーシが2000人ぐらいいたっていう時代があって、街中で見かけたサルマーシについて行って、一緒に自分もサルマーシの巡業に連れて行ってくれつって。列車の不法乗車しながらサルとサルマーシたちと一緒に寝泊まり、その辺の路上で寝泊まりしながら
サルマーシたちがどういう生活してるのかっていうのを写真に収めて記録したって方があって、なかなかすごい世界だなって思いながら。まだこんな冒険みたいな話があったんだ、2000年代にみたいな。
2000年代なのっていうね。
不法乗車するんですよ。野犬に紛れて。
そう、だけどすごい荷物を抱えて無線乗車で、それ絶対見つかるでしょみたいな。
見つかってるんですけど。
でもまあね、そこは昔は見て見ぬふりみたいな。してくれる駅員さん多かったけど、最近は難しくなってきて、やっぱ時代の流れとともにサルマーシもなかなか難しい。
路上でやれてた仕事がどんどん気がつけばいなくなってたなっていうような話とかね、そんなのもしてましたね。
この番組の極端なんですよね。やらせとかの話で、やらせっていうのはどうなのって言いながらも、サルマーシ本当にあった話のドキュメントだとだいたい終わりが切ないんですよね。
そうなんですよね。
だからね、どっちがいいのか本当わからないんですよね。読んでいっても、最初面白かったのにだんだん切なくなる、そういうドキュメントの話が。
ドライブインの話もちょっと似てるじゃない。消えていく者たち。
そうですね。ドライブインは本当に最初期の第2回で取り上げてるんですけど。
そんな前なんでしたっけ。
本当に前ですよ。ドライブイン担保っていう。昔からあるドライブインを営んでる人たちにインタビューしてもらった本で、あれ出たのがもう10年経ったか経たないかぐらいじゃないですかね。
10年経つかもしれないですね。最初のその身に込みっていうか陣で最初発行していって、その陣が本当に素晴らしくて、質感といい、その事態といい、内容といい、もう最高だなっていうような。
これはぜひ何か本にして出ないかなと思ったら、ちくまから本になって出て、それがまた今度去年だったか、文庫になったんですよね。
そうなんです。そろそろなって、うちの配偶者が読んでむせび泣いてました。毎晩むせび泣いてました。
おえつ。
おえつ。本当に。そんなに。いや、でもあれは本当に名著というか、やっぱり残っていく名作の一つなんだろうなっていうような、一つの時代の記録としてすごくいい本だなっていうのは、その身に込みで見た時からすごく思ったんですよね。
ドライブインっていう、一つの場所から見た日本の戦後みたいな、戦後からバブルはじけて、東日本大震災のところぐらいまでですかね。
そんなに?そんなにあるんでしたっけ?
結構ありますね。十件、十何数件取り上げてて、もしかしたらもう今畳まれてしまったお店もあるかもしれないですけど、まだ元気にね、やってるお店もありますし、ドキュメント72時間で日本初のドライブイン取り上げてましたね。
ここかと思いながら。本当に昭和のドライブインですよ、あれ。まだ昭和がここにあるぞみたいな、小上がりの座敷があってとか。
あったじゃないですか、昔のちょっと古いドライブインって、座敷みたいになってるところがあって、寝れるですっていうか、ちょっとごろ寝できるみたいな。
ちょうどいいの人が休める的な。
そうなんですよ。だからドライブインの前も結構広いんですよね、駐車場がね。
トラックがね、大型トラックが入れるように。
そうです。だからその道路の発展の歴史とともに、ドライブインが、ドライブインやると儲かるらしいぜっていう話になって、なんとなくドライブインを始める人がすごく多かったと。
でもまあ高速道路ができ、高速道路ができたら、そこから外れたそのドライブインはどんどん下れていきっていう。
だいたい剣道沿いにありますもんね、相乗って。
そうですね、山とかね、山の中とか。
でもやっぱり長距離の運ぶ人にとってはここがないとっていうので、買ってくる人はすごく今も多いとか。
あとは、うちも実家が商売やってるので、
飲食店を。
飲食やってるんですけど、やっぱりずっとそこの店をやり続けるっていう。
さっきのアフリカの話とはまた別なんですけど、また違うんですけど、
一つのお店を構えて、いろんな人といろんなお客さんの相手をしてきた人たちの顔って、こういう顔になるなっていうのが。
不思議と同じ顔。
なんかね、どことなくみんな似たような顔してるんですよね。
そうですよね、なんか笑いじわが似てるというか。
そうそう。商売をずっとやってきた人の顔だなっていう。
なんとも言えない独特の顔っていうのがすごくいいんですよね、写真がまた。
あの話もね、印象的な。
そうですね。ちょっと最初の頃なんで音声はあまり良くないんですけど。
そうか、あれもそうですね、音声まだ。
この音声、音声って言っていて、聞いてらっしゃる方はいまいちわからないかもしれないんですけど、
録音のアプリとかを何回か変えてるんですよね。
そうですね、いろいろありまして、これも。
それで今はズームに落ち着いてるんですよね、録音。
そうですね、なんだかんだでズームが安定してるということで。
ずっと的さんがそういうノイズとかを消す編集とかを鬼のようにしてくださっていて。
いや本当にね、こだわりのある音キャスト番組の方にしたら、マイクもあれですよ。
何だったらマイク使ってないですからね、我々。
iPhoneのイヤホンマイクでやってるっていう。
5年間これでやってるっていう、何だったら。
一回成長したみたいなね。
何の成長もない。
最初はマイク使ってたんですよ、コンデンサーマイク私は。
でもやっぱりコンスタントに録りやすいってなってくると、すごくクオリティを求めるか、それともある程度のクオリティで満足してもいいかなっていうところになってくると思うんですけど。
マイク本当はやってみたいなって思うんですけど、また。
ただやっぱりあれはなかなか扱うのが難しいので、なんだかんだでAppleのイヤホンマイクは悪くないですからね。
そうそう、結局これが一番いいですねみたいになって、今に至ってますからね。
そうですね、クオリティを求められる方にとってはちょっとっていう温室だと思うんですけど、そこまで気にしないよっていう方にとっては、なんとか許容される範囲なのかなとかはどうなんでしょうね。
そうですね、でも視聴してくださっている方が増えているという噂を。
そうですね、こんなにほたらかしで、一応紹介文には月1更新って書いてありますけど、月1は最近更新してないだろうっていうような、いつ開いてるのかわかんない謎のバーみたいな、あるじゃないですか。やってるみたいな雰囲気の店ってあるじゃないですか。
はい。
よくそんな謎の店を、扉を叩いてくれたなっていう。
でもね、日本だけじゃない場所でも聞いてくださっている方がいるっていう噂も聞いております。
そうなんですよ。
Spotifyで出しているアクセス解析みたいなのができるものがあるんですけど、そこの情報によりますと、年齢層は一番多いのは30代後半から60代ぐらい。一番の多分層は45歳から59歳の層が半分ぐらいなのかな。
だから意外と年齢層、この年齢層の人たちボットキャスト聞くんだっていうのが。
今意外でした、私も。
その次は35代後半ですかね。で、その辺りがメインで聞いていただいてるっていう番組ですね。
で、どの辺の人たちが聞いてるのか。日本は95.7%。
そうですね。
で、その次がアメリカ2.1%。だから多分、定期的に聞いていただいてる方がアメリカにはいるんだなっていう感じなんですけど。
そうですね、きっとね。
しかもすごいバラバラなんですよね、この州が。ワシントン州から聞かれてる方が一番多いですね。
あとハワイ。
ハワイ?え、え、え、え。
あとバージニア、ノースカルライア、カルフォルニア。
ノースカルライア、はい。
オレゴン。その辺りがトップ5辺りで、あと10個ぐらいの州から聞いていただいてるんですけど。
あとはドイツもまあ0.6%ですけど、多分ここにもおそらく定期的に聞いてらっしゃる方がいるのかなっていう感じで出てたり。
あとはですね、本当にそんな国から、なぜかですね、うちの番組南米から聞かれてる人多くて、南米の記録がコンスタントに残ってるんですよ。
アルゼンチンとか、あとモロンビア、あとはどこだったかな、あとはメキシコ、ブラジル、ペルーですね。
もうその辺りにコンスタントに入ってるんですね。
欧州とかそんなに実は多くないんですよ。
なんですか、アジア圏もそこまで多くはない。
まあベトナムとか台湾とか韓国は意外と少ないんですよね。
まあその辺りに、香港とかも入っているんですけど、ただなぜか南米がやたら、南米圏からやたら聞かれている謎の。
あとはですね、アフリカ、南アフリカとか、ドミニカ共和国から聞いていると思いますね。
ドミニカ共和国どの辺なんですかね、ちょっと後出てこないんですけど。
まあでも世界37カ国からですね、アクセスいただいていると。
なるほど。
あと日本の国内だと、東京、神奈川、大阪、北海道、山形は多分古本市山形に行った時に、お尻のようにチラシを配りまくってるからっていうのがあるんでしょうけど。
あと愛知、兵庫という辺りですかね。
すごいですね、世界37カ国。
世界37カ国、海外行ったことないのに自分ラジオだけがやたら世界に拡散されてるって謎の冒険性が起きてるんですけど。
それがポッドキャストの強みなのかもしれないですね。
そうですね。
どこかの誰かに少しでもお笑いを届けることができれば、お笑い。
お笑いなのか、カテゴリーお笑いだった。
教養。
教養。何の教養もたまらん。
一応、学術賞を取り上げてる回とかもありますけど、学術賞つってもあれですよ、予言が外れる時とか。
最近話題になりましたけど。
予言外れる。
予言する人っているんですよ、どの時代でも。やっぱりこれもまたですね。
でも、全ての予言は外れてきたと。
必ず外れるんだと。
それを外れた後に、それをどのように受け入れるか、もしくは受け入れないかっていうのを研究するために、1950年代にこの絵が破滅するっていうのを宇宙からメッセージを受け取って、UFOで迎えに来てくれるんだっていうのを信じて、アルト集団みたいなのがいたんですけど、
そこに潜入した研究者たちの話というのがあってですね。
何なんだそれはと思うんですけど。
どうやったらその検証方法思いつくんだろうなって思いながら読んだんですけど。
これをまた読むとまたちょっとほろ苦い気持ちになる部分もあり。
ほろ苦かったですね、あれ。
あれは中年以降に読むとちょっと刺さるものがあるなっていうような、ちょっと人が出てきたりとか。
でも今このタイミングで読むと面白い本かもしれないですけど。
そうですね、そうそう、この間の7月5日あたりの予言ですよね。
ありましたよね。
今まで私もあれ知らなかったんですけども。
そうですか。
そうなんですよ。あれだけSNSをやっていながら、これだけカルト的なのも好きなのに。
好きと言うとまたあれなんですけど、語弊があるんですけど。
難しいですね、さっきは。
でもそう、あの予言知ったのが結構遅くて私。
何の話ですかみたいな感じで聞いたら、いやいやこういう予言があるんだよとか言われてて。
もう真っ先にこの本を思い出しましたね。
いやどういうオチになるんだろうなと思って。
いや外れるんですよ。
そうそうそうそう。だから外れた時にどういう風にまとまるのかなと思ったけれども、
割とこう何もなかったように終わっていったので。
そうですね、ふわっとまた止息してますね。
それもこう今時っぽいなと思って。
騒ぐだけこうわーって騒ぐ割に、誰も始末はしないっていう。始末することもないんですけども、
でもこう無責任さがすごい出てくるじゃないですか、こう何だろうな、感じられるというか。
ほらノストラダムスを経験してますから私。
あの時は何か一応検証みたいな、それもまた売り上げを伸ばすためだけの検証っぽい特集ではあるんでしょうけども、
そういうのがなされていたけども、今ってそういうこともしなくて、ほんと流れていくんだなっていう嘘も真事も同じように。
そう、同じように溢れてる情報量がノストラダムスのあの時代とはもう桁違いっていうのもあるでしょうけど。
そう、だから一個一個のことにそんな真面目になっている場合じゃないんだなっていう寂しさというか、
何だろう、え、これで大丈夫なのかなって思っちゃうっていうか。
その一瞬ワーッと盛り上がったことによってすごく傷ついたりとか、下手した命を絶ってしまう人とかもいるのに、
その一週間後にはもうみんななかったことになってるっていう、この不思議というか、世相、何だろう、怖いなって思って。
そうですね。
予言が外れる時、その時代と今も全然違う、そこは違うんだなっていう。
人は変わらないけども、人の何かは変わっているっていう、なんですよね。
基本的なところがずっと同じなのに、無責任さだけがどんどん増えていく感じがするっていうか。
そうですね。
なんかそういう、マットさんが選ぶ本と本って、結構昔のことを取り上げていることも多いじゃないですか。
そうですね。
まあ、現代のこともある。
掘り出し物みたいな。
掘り出し物。
だから、その対比が面白いなと思って。
そうですね。
バランスが。
バランスとか、あとはたまにその文学とかも、今、最近はその小説の話をしな、なかなか小説読まなくなっちゃったんで。
でも、何ですかね、若い時に読んだ小説を、古典とかをもう一回この年になって読むと、めちゃくちゃ刺さるみたいな。
めちゃくちゃ現実を持って、ノンフィクションだったこれ、みたいなぐらいの刺さり方をしてくるなっていうのを、本当に最近40も過ぎてくると特に思いよい場面がいっぱいあってですね。
そうですね。
昔、ワーニャおじさんっていうチェーフォフの小説を読んで、昔ってそれこそ夏になると新潮な百札とか夏市とかあったじゃないですか。
今もありますけど。
で、あれで景品欲しさに安く買える昔の古典文学とかを買ってたんですよね。
20代の時にチェーフォフのワーニャおじさん読んでも全然ピンとこんなっていう。これ何が面白いんだろうなっていうのがあって。
なんか冴えない中年のおじさんがグダグダやってるなみたいな言い方を選ばなければ。
でももう年になると本当に真面目に一つの仕事をやってきたのに気がついたら48歳で自分には何もないっていうのを後と気がついて、そして仕事は奪われそうになるし。
昔から好きだった女性に思い切って告白したけど、振られてしかも自分の親友のちょっとイケメンの親友の方に走っていくし。
なんかもう俺は何なんだって言って、一冊死ぬって言ってピストル一冊を仕事するけどそれも阻止され、もう俺はどうしていったらいいんだみたいな。
俺何もねえじゃんみたいな終わり方をしていくのが、いやマジ中年校だよなみたいな。
世知辛い。
世知辛いしこれ現実味めちゃくちゃあるなみたいな。
ある。
でもあんまり悪くはないんだろうけど、でも多分この年になってくると何もしないと本当にただ後退していく一方なんだなっていうのをちょっと怖いなっていうのはあり。
それでまあそれぐらいの年頃、今の日本に当てはめるとほんと氷河期?氷河期は過ぎているのかな。
でもそんなにこうなんだろう恵まれた就職をしている人がそこまで多くない世代じゃないですか、割と。
そうですね。
派遣制度とかそういうのがわーっと出てきた時の影響があったりして、だからワーニャおじさんぽい悩みを持ってる人の方がこの世代6割ぐらいはそんな感じじゃないかって。
多いな。
どうだろう。
でも6割はいないかさすがに。
でもなんでしょう、その就職の仕方とか働き方とかもあるでしょうけど、でも私前その働いていた会社で、結構その大きい会社で、で正社員で働いていて20年働いてた方で、その時40代後半ぐらいなのかな、40代半ばぐらいの女性の方だったんですけど、
その方が研修か何か受けに行って、でなんか自分の今までの人生を何ていうか川に例えてみて書いてくださいみたいなのがあったらしいんですね、研修の中で。
何かの人とグループ組んで、なんかそういう課題をやるって振り返りをするみたいなのがあったらしいんですけど、なんか隣の人はもうなんか滝とかなんか濁流みたいな人生の絵を描いてたんだけど、私ずっと小川だったんだよねーっていう話。
素晴らしい。
いや、何にもなかったんだけど、なんかその濁流の人の絵を見て、私何にもないなーって思ったんだよねーっていうのをポロッと言ってたのが、なんか印象に残っていて、
まあ多分肩から見たら大きい会社でずっと勤めてて、まあ安泰じゃないですか、いいじゃないですかってなるんでしょうけど、まあその人にとっては私の人生何もねーなーっていうのをまだまだと思ったみたいな。
ワーニャンおじさん的なものが拠来してたのかなーっていう。
その方、その後どうされたかちょっとわかんないですけど、それもまた人生っていうような、余らんだ人生って思いながらですね。
48ぐらい、そうね、アラウンド50ぐらいだと、誰もの心の中にワーニャンおじさんが住んでいる。
ワーニャンおじさんが住んでいる。
もしくはすぐそばにワーニャンおじさんがいるみたいな感じの。
そうなんですよ。だからあの話は20代とか10代の若造にはピンとこないですよ。
あれはある程度年をとってからでないと意味がわからないというか。
身に迫りたくないっていうのはあるんですよね。
身に迫りたくないですけど、でも多分言わんとする内容がピンとなってるんでしょう。
多分頭でこういう話なんだなっていうのは理解はできるかもしれないですけど、実感を伴って理解するっていうのは40過ぎてからじゃないとこれ無理だったなっていうのを
40過ぎてふと読んでおっかねえ話だなって思いながら読んだっていう。
なんだこの、めちゃくちゃ怖ぇなこの話っていう。
でも小説って結構、その若い時になんとなく読んだ文学とかって、やっぱこの年になってくるとすごくグッとくるというか。
ありますね。
時間を持って思い出したり読んだりする本ってすごくあるなっていう。
ある意味面白いっちゃ面白いですよね。
あ、そういうことかこれみたいな。答え合わせきたみたいな。
そうそう。だから読めない本とかもあるかもしれない。
逆にそうですね。
逆にもう恐ろしくて読めない。
恐ろしくて読めない。答え合わせしたくねえなみたいな。
そう、絶対したくないみたいな。
あと、あの方いくつぐらいかな。60体なのかな。
ちょっと詳細は控えますけど、言うとたぶん気づかれる方もいましたでしょうから。
でももうそれこそバリバリ働いてきた方、女性の方なんですけど、バリバリ働かれた方でだったんですけど。
今までそのビジネス書はすごい読んできたけど、小説はそこまで読んできたことはなくて。
でも今オーディブルでいっぱい聞けるからっていうので、いろいろ聞き読みみたいなことをしてるんですけどっていう方が、
アルジャーノンに花束を初めてだったか、なんかわかるときさらっと読んでもう一回読み直したみたいな話をこの間聞いて、
その感想はすごく、そういう風に読むんだそれっていうか、その場面でそれを思い出すんだっていうのがすごく興味深くてですね。
まあちょっとプライバシーに関わることなので詳細は言えないですけど、
アルジャーノンに花束を読んで感想で、そんな話聞いたことなかったなって。
でもこれは本当にその時代をバリバリ生きてきた、バリバリ仕事をやってきた女性じゃないとなかなかこういう感想って出てこないのかなっていう。
すごいその人の人生が出てるような感想で。
そういう風にあの人説読めるんだ。びっくりした。
でもそうそう、アルジャーノンは今流行ってるんですか?
いつもなんかあれって結構リバイバルっていうか、リバイバルブームみたいなのっていうか、コンスタントに生まれ続けてる名作みたいになってるなぁと思いますね。
なんかそう、最近私は何かでアルジャーノンの感想を見たんですけど、あれも読む時代っていうか、自分の年齢によって誰に感情移入するか、誰にイラつくかが変わってくる小説なんだなと思って。
私はもう読まないよと思って。
本当にそれはそうなんでしょうね。だからずっと読まれてるっていうのはあるでしょうし、いろんな年代の人に、いろんな時代の人にも読まれ続けてるのかもしれないですよね。
私は常にアルジャーノンのことだけを考えてるみたいです、あの本が。
どんな話だったか覚えてない。それこそ10代の時に読んだっきりなんで、今読んだらどう読むんだろうなーっていう。
あれですよ。ネズミのアルジャーノンに頭が良くなるような実験をするんですよね。
人間にも急に賢くなっていく。それで急に賢くなって恋とかもしちゃう。
また急激にそれが衰えていくみたいな。
私もだいぶ前に読んだので、またちょっと違うかもしれないですけど、賢くなっていった方が人間は幸せなのか、賢くない方が幸せなのかみたいな。
ちょっと簡単に言えば、そんな感じの感想しか私はなかったんですけど、その当時は。
それ読んだのが高校ぐらいだったので、なんかまだね、人生の推移も甘いもわからず。
うすっぺらい時に読んでるんで、うすっぺらいこととか多分。
難しいですよね、小説を読むって。
そうですね。でもアルジャーノンは多分今読むと全然違う、捉えることができるだろうなとは思う小説ではありますね。
その人ともう一つ話してたのが、やっぱり夏目漱石の心。
私はあれが人生の章みたいな感じになってるんですけど、中学生の時になんとなく読んで、すごい衝撃を受けて、もうそっから漱石はすげえなって思うようになったっていう、単純なあれなんですけど。
でも多分中学生のあの時期に読んだからこそ、すごいインパクトがあったっていうのはもしかしたらあるのかもしれないし、
でも当時はやっぱりその、友達を、あんなに親友だった友達を裏切ってしまって、しかもその友達は自殺してしまったっていうのが、先生の人生にとって本当にもう汚点というか、
繰り返しにつかないこととして、結局自分ももうそこに引きずられるように死んでしまう、おそらくそういう展開になったんだろうなっていう感じの終わり方を知っていて、
それを受け取った私はどうするんだこれみたいな感じの、えーっていう、後半のその中から話にすごくインパクトを受けたっていうところがあって、
でもあれってなんていうか、前半の先生と私と私と両親と先生と一緒っていう三分創生じゃないですか。
やっぱり一番インパクトがあったのはその先生と一緒。で、その次が先生と私。で、その中間にある私と両親っていうのがすっげえ長くてつまんねえなって思ってたんですよ。
ここな。ここいる?ここみたいな。なんかいつも読み返すためにここいるかなっていうふうに若い時は思ってたんです。10代の時は。
でもこれがまた10代でその親元を離れて、その大学生活が結構楽しかったんですけど、あの大都会仙台に住むってなって、
でも大学も楽しいなった時に田舎に帰るとほんとつまんねえなみたいな。田舎つまんねえ。早く仙台に帰ってみんなといろいろ喋りたいっていうのがそのまま書かれてるんですよ。
私の心として、私の主人公の私の気持ちとして抱えてすげえわかりみみたいなことを思ったんですけど、
でも、そこからまたさらに何年も経って30歳ってきて田舎に帰ると、親の後姿にちょっと老いを感じ始める。そういうシーンとかにすごく目が行くようになってくるんですね。
で、まああとは先生への裏切りとか、あとは若い時に親戚に裏切られたとか、大人のすごい嫌な部分の話。こういう大人になりたくないなと思ってたら自分もそうなってたみたいな怖い話みたいなこととか、そこをまた苦味みたいなのもなんとなくわかるようになってくる。
なるよな、こういうのみたいな。新聞にもあるし、そういう話を聞くよねみたいな。っていう話をしてたんですけど、さっきのアルジャーノンの人と。そしたらその人は、私は最近は私と両親の話がすごく見にしみるようになったと。
私は今、あの親の目線で私のことを見てるっていう風に言ってて、なるほどみたいな。卒業証書を持ってきて、子供にとってはこんなの何の価値があるんだろうなぁみたいな感じで持ってくるんですけど、お前にとってはつまんないかもしれないけど、俺にとっては結構なことなんだよみたいなことを言うシーンがあって、本当にそうなんだよねみたいなことを言ってて。
なるほど、一人子供を育てあげるってこういうことなのかな、こういうことを思うってことなのかなっていう、そういう経験がないから何とも言えないですけど、なんかそういう話を聞いたりとかしてですね。
あれ、なかなかすごいな。いろんな人生のライフステージによって視点がどんどん変わっていく小説なんだなっていう。
そうそう、よく私話してますけど、赤毛の庵もそれですもんね、まさしく。完全にマリラ視点だったし、最近だと林道場さん視点になってきたりして。
だからその小説って面白いですよね。
面白いですよね。
アルジャーノンにちょっと戻るんですけど、中学校に読んだとき、中学生、高校ぐらいか、読んだときには、やっぱりこう、一貫してアルジャーノンのことだけしか私は考えてないんですけども、それに出てくる人たちが割と嫌なやつとかも多いから、あれは。
そうですね、そうだったような気がする。
でも一周回って、この歳で今しみじみ考えてみると、なんとなく高校の時の感想にまた戻ってる気がします、私。
へー。
なんとなくこう、途中ちょっと自分もいい気になってる時期にあれを読むと、たぶんその嫌なやつの方に感情移入するんじゃないかなって。
なんだけど、またこう、歳とった時に自分の力がなくなってくると、また嫌なやつは嫌なやつだなって思うようになってくるというか。
なんかこう、自分の力とか生命力によって、戦闘能力によって、勝手に目線が変わっていく小説ってありますよね。そういうなんかこう、感想が変わっていく。
だからすごく、何歳になっても読み続けられる本っていうか、どの世代からも読まれる本って本当にすごいし、そういう本とどこかで出会えたっていうのはすごくラッキーなことなのかも。
ラッキーっていうかわかんないですけど。
そうですね。
ラッキーなことなのかもしれないですね。
糸政試験師みたいな感じじゃないですか。
そうですね。
今どう見てみたいな。
あと自分のコンディションっていうか、モチベーションとか、それによって本って読めないときは全く読めなくなるじゃないですか。
そうですね。
だから、そういうのがわかる。師匠にもなるし。
そうですね。
そういうきっかけになる番組であってもいいなとは思いますけど。
そうですね。あるといいな。
正直その読書って何かの役に立つから本を読むっていうのはないですし、違うかなと思うし、別にそれでもいいと思うんですけど。
時々その文学とか小説なんかより何の役に立つんだっていうふうに言うのが原説って定期的に湧いてくるみたいなのがあるとは思うんですけど。
これもやっぱりある程度年を取ってくる。年取らなくてもいいと思うんですけど、たぶん調子いいときって文学そんなに読まなくてよくて。
でも、人生においていろいろあるじゃないですか。生きてるとどうもならんなっていうこととか突発的に起きる。なんでこれみたいな感じの話とか。
そういうときに事例じゃないですけど。
そうそうそうそう。事例集ですよ結局は。読書っていうのは人の体験の。
あと実際に起きたこととかじゃなくても、ピクションだったとしても、もしかしたらこれに近しい話なのかなとか。
今悩んでることって、もしかしてこいつが悩んでることと一緒なのかなとか。
役に立つかどうかわかんないですけど、自分の混沌としているときの自分の現在地を知るっていうか。
手がかりとなるのがもしかしたら文学とか、あるいは哲学とか、金にならなそうな知識みたいなところなのかなっていう。
ひらたく言えば、言葉に合わずに言えばですけど、なのかなって思うんです。
ビジネス書とかにもしかしたらそういうの書いてあるかもわかんないですけど。
でもまたビジネス書とは違う引き方というか、役に立つって言い方ってちょっとなんか微妙な言い方ですけど。
助けてくれるものになるのかもしれないですね。
そうですね。あと読書で言葉を覚えるじゃないですか。
言葉を覚えるというか、感情を覚えるというか、知識としての感情を覚えていくと、
自分に何か、さっきマットさんがおっしゃったみたいに、自分に何かあったときに当てはまる感情を言葉にできるので、
だから自分自身に説明することができる。
言語化っていうのかもしれないですけども、自分の今の心情を言語化できるから、
言葉を知れば知るほど詳しく言語化できるじゃないですか。今の自分の心情を。
だから人に伝えやすくなるのもあるけども、自分の中で考えて解決していくときの手がかりになっていくっていうか、
言葉を3つぐらいしか知らなかったとしたら、あいつムカつくみたいな。
あいつムカつくしか知らない場合と、何でムカつくのか、それはどこからやってくるのかとか、
そういう一つ一つの繋げることができる。うまく言えないんだけど。
そういうことをすると、自分の中でも若干収まることができるっていうか、
自己解決の道を見つけやすくなるっていう感じのことはあるなと思って。
なんかちょっと最近、反抗期の少年と関わることがあって、小学校年生。
始まってくるあたりですね。
で、今の子だから、本はもちろん、漫画も読まないと。
だから、出てくる言葉がもうほんと少ないんですよね。
〇〇に対して頭にくる、〇〇に対してもうやりたくないとか。
だから、ほんと言葉を覚えると、君は本当に楽になるのになって思いながら。
もうちょっとね、そうそう、なんだろう、ワンピースかなんか読むといいのかなとか言って。
おばあちゃん読んだときないけど、ワンピースいいんじゃないかなみたいなこと言って。
なんかジャンプ、ジャンプ読みなよみたいな。
漫画を読みなよっていう、すごいですね。
なんかほら、友達、冒険、友情みたいな。
そういう、あれじゃないですか、なんかジャンプってもともとのテーマが。
友情、努力、勝利ですよ。
そうそうそうそう。
それをね、全てを肯定するわけじゃないよ。
どっちかっていうと、私は否定的だよ、ジャンプに対してね、みたいな。
争いでね、なんとかしようなんて思っちゃダメだよって思うんですけど。
だけども、なんかね、そういうのを読むべき年頃っていうのはあるんじゃないかなと思って。
たかんなときに、そうそう、いろんなそういうのを読むといいんじゃないかなと思って。
そうですね。
いろいろおすすめしてるんですけど。
まあね、うまくやってこれた人は別に、またあれなのかわかんないですけど、人生そうとも限らないですから。
そうそうそうそう。
人生の、なんか今日ずっと人生人生言ってるような気がするんですけど。
お前が人生を語るかって感じですけど。
本当にいろんなことがありますから。
そうですよ、いろんなことがありますから、もしよかったらこの番組も最初の頃の聞いていただいて、何かの気の紛れ合わせにしていただければ。
聞いたところで何か残るのかっていうと、たぶんね、9割は残らないと思うんですけど。
1割残ればっていうところでしょうし。
で、唯一私がここだけは自信があるなと思ってるのは、もう既に売れてる本っていうのはほぼたぶん、名作以外はそんなに取り上げてなくて、こんな本あるんかっていうような。
本当に人にこれ本当に売ってる本なんですかって聞かれることが多いんですけど。
その辺の本屋の新刊台にちゃんと売ってる本を、しかも大型書店とかでもないところの新刊台に載ってた本なので。
そこからでもめちゃくちゃ話題になったかっていうと、そこまでそうではないかもしれないが、絶対面白い本っていうのを紹介するつもりではいるので。
本当にこんな本あるんだっていうのをですね、それだけちょっと覚えて書いていただければ大丈夫ですし。
そうですね。こちらからは以上ですっていう感じですね。
人間にとってスイカとは何かというタイトルだけ覚えていただければ大丈夫ですみたいな。
山と熊とサメには気をつけろみたいなね。
あとベートベン熱像とかね。
そうですね。ムーン4度剣みたいなね。
さっきちょっとムーンの中の人もゴタゴタしてるっぽいですけど。
ちょっとゴタゴタしてるっぽいですね。
大変ですね。オカルトの付き合い方もね。
一歩間違うと。
我々そういうのも大好きなんですけど、大好きって言えなくなってきちゃったなっていうのもまたこうね、難しい時代になってるなと思うんですけど。
不謹慎とか言われちゃいますもんね。
不謹慎なのか、本当にそっちの方を信じてる人がわらわら来ちゃうか。
いやー、半笑いでこう楽しむ。
そうなんですよ。
そうだったんじゃなかったかな、あれはっていう。
そうですよ。不謹慎さを笑ってなんぼっていう時代だったのになーみたいな。
でも、今日ちょっとまたお話ししたやらせと情熱とか、やらせ偽文章熱像の本たちって、その辺の話にもちょっとつながってくるのかなっていうのもあって。
楽しい嘘っていうかはいいんですけど、なかなかそれが今難しくなってるのは。
偽文章にしても、ベートーベンにしても、かなり後草でありますからね。
かといって、だから全部正しくて優しい世界のものしか発信してはいけませんって言ったら、そんなこと言ったらうちの番組もう終わっちゃいますからね。
そうですね。
やってはいけないですよ、これはっていう。
それはやっぱ違う。そうなってしまうのまた違うだろうと思いますし。
ベートーベンでさえそんななんだからしょうがないじゃないって思ってきていくといいんですよ。
ベートーベンでさえそんなに熱像されてしまって、今はどうしようってなってるんだから、ちょっとしたことは大したことないって思って聞いてほしいな。
そんな50回目ですけど、集まりが見えない。
最終的に押してたはずなのに、だんだん弱気になってくる50回目みたいな。
でもね、これからもどうぞよろしくお願いします。
ちょっとペースがあれですけれども、相手はいると思うので。
いつの間にか気がついたら更新されてるというか。
更新されたらラッキーというか、もしかしたら幻の生物的な番組になっていくのかもしれないですけど。
相当のヘビ並みにいるのかいないかわからない。
ツチノコのように。
そんなわけで、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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それではまた次回まで、さようなら。
さようなら。