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2023-01-03 57:54

#16【万引き家族】前編 "正しくない人たち"と強さと優しさの話

感想、質問、この作品をそろばんさんに見てほしい、などのお便りはこちらまで

[[[今回のトピック]]]

コンビニの限定メニュー / 新年あけまして / 万引き家族 / 今年を占う映画おみくじ / 鼻から息が抜けていくラスト / 正しくない人たち / 他人事じゃない / ひねくれ者の監督 / 社会のスキマに落ちた人たち / どこまで許せますか? / そっとしてやれよ / 違和感のある"絆" / 輪るピングドラム / 日本人と食べもの / 祥太の抱く疑問 / 万引増えてない? / タイトルの意味 / リリー・フランキーの可愛さと… / 是枝組の演出方法 / なんだろうね / 自分に優しくなるということ / 僕の業界では / 強さは優しさ / レジギガス

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00:01
最近、コンビニ行きます?
コンビニ?
コンビニ。コンビニあのさ、最近クリスマスとかさ、お正月とかあんじゃん。
あーありますね。
コンビニ、僕そんなにコンビニ行く方じゃないけど、
最近時間がない時とかに、お弁当とか買いに行くんだけど、
普通の弁当が買いたい時にさ、行ったらたまたまそのクリスマスシーズンの限定のさ、
なんか見たことねぇ、あのパスタとか売ってたりしない?
えー?
なんかバジルとなんとかエビのなんとかチーネみたいなさ。
いやでも割とあるよ、最近そういうの。
ずっとある?
常にある。
いやでもあのちょっとさ、サイズがちっちゃくて高いの。
なんか600円ぐらいしたりするの。
あーなんかツイッターで見た気がする。
ほんと?話題になってるのかな?
ケーキみたいなのが3、400円ずらしながら1200円みたいな。
いやなんかさ、最近ほんとにイベントごとになるとそういうさ、ちょっといいやつ、しかも量少ないみたいな。
あー便乗値上げ的な?
そうそう。
イベント価格で。
普通のが食べてぇのに、それしかねぇみたいな感じで、若干あれ絶対こう単価上げにかかっているなーっていうのがあって。
あーそうなんすかね。なんかあんまりその価格のやつ見てないからあれだけど、でも多分デフォルトで値段ちょっと高いと思うよ。
高くなってんのかな?やっぱ。
ほら原価のね、材料費上がってるからっていうのと、あとまぁちっちゃくなってっていうのはね、よく言われるじゃないですか。
あー言われるね。
速攻付けしてるみたいなのとか、具がほとんど入ってねぇみたいなのとかね。
なんかさ、聞いたことのねぇメニューがさ、結構並んでてさ。
ど、どんな?
もうわかんない。なんかもう覚えきらないくらいこのカタカナのなんか、そんな料理あんのかみたいなのがあって、もうすげぇ困ったんだけど。
そういうことないっすか?
ないっす。
はい、じゃあ。
思ったより無かった。
思ったより無いのか。そうか。俺だけかな。
なんかね、コンビニは割と行くんで、多分時代に追いついてるんだろうなって思うんですけど、そんなに困ったことないかな、コンビニのメニューの名前がどうこうとか。
いや普通のペペロンチーノとか食いてんじゃん。
あるある、普通にある。ペペロンチーノもカルボナーラも。
いやなんかこの時期のそのさ、なんか特別メニューみたいなのにこうグーって全部並んでて、いつものあれがねぇみたいな。
そんな、なんかコンビニ、行くコンビニ間違えたんじゃない?
マジ?何に行ったらよかったの?
何店舗かこう回ろう、じゃあ。
切ねぇな、クリスマスにさ、コンビニ各社回る。そんなクリスマスは送りたくないんですけど。
03:02
まぁでもしょうがないよね。時期的に。
あんまり共感してもらえなくてすごいがっかり。
映画だけじゃなくコンビニでも共感。
満壁してやろうかなっていう話ではないんですけど、これ。
毎日映画トリビアの深めるシネマ。
この番組は毎日映画を見るほどの映画好きと映画初心者が一緒に映画の楽しさも含めていく番組です。
映画に詳しくない人にはこれからの映画の楽しみ方をすでに映画好きの方にも申請の視点をお届けします。
はい。
はい。
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
毎日映画トリビアです。
ソロ版です。
はい。新年明けまして、この深めるシネマも2年目に突入でいいのかな。
年を越しましたね。
年を越したので、割と僕は前回までの、で一旦釘がついたかなってちょっと思ってるんですけど。
シーズン1みたいな。
シーズン1みたいな。
割といい着地したなっていうのが。
着地を決めましたから。
決めたので、ちょっと構成もちょっと変わってますけど。
そうですね。
コンビニ話から入りましたから。
コンビニ話。
はい。
満腹したっていう話ではないんですけど。
え、違うの?
違うんですよ。
お互いに何を満腹したかを自慢し合う回じゃないの?
今日。
今日。
ちょっと過去を思い起こさないとな。どれにしようかな。そんなにしたのかみたいな感じです。
今日語る映画は何ですか?
万引家族。
万引家族。
はい。
これが広勝監督の2018年の映画ですね。
一応あらすじを読みますね。
東京の下町に住むある一家5人は、生活費を補うために親子で万引きなどの犯罪を繰り返していた。
そんなある日、一家の父は息子と共に帰宅する途中、団地内で凍える幼い女児と遭遇。
彼はその幼女を連れ帰り家族に迎え入れるというところで。
で。
で。
はい、ありがとうございます。
冒頭みたいな感じですよね。
そうね。序盤がそんな感じ。
早速ですけど、新年一発目なので、今年を占う。
ソロワンさん的に映画の一年を占うこの一作目。
言い慣れてないから言っとくけど、2023年ね。
はい。
うさぎ年。
うさぎ年。
2023年を占うおみくじ。映画おみくじ。
そうか。
これで決まると言ってもいいよ。
なるほどね。
どうすか。いいすか。じゃあ聞いて。
はい。
どうでしたか。
どうだったんでしょうね。
これ何吉なんだ。これ何吉なの。
今日ではないんだけど。
今日ではないんだ。
どうだったんだろうね。
ざっくり見ながら感じていくと、新年一発目また暗いもん持ってこなってみたいな感じで見てて最初。
06:12
暗かった?
なんか映像もちょっと暗めじゃない。
確かにね。暗い。家の中暗かったね。
家の中暗かった。
結構暗かった。
結構暗い感じで始まって、ああもうそういう感じかーつって。そういうタイトルだもんなーみたいな。
そうね。タイトル。
思ってたんだけど、なんか途中からまあまあこの人たちをこの人たちでやってるからこれでもいいんじゃないって思って。
ほうほうほうほう。
最後、うーんっていう終わり方をした。
なにどういうこと?
最後なんかこうなんだろう、誰かが幸せになったのかなみたいな感じの終わり方だったなーと思って。
で、うーんっていう感じの。
鼻から抜けてった。
鼻から空気が抜けてく感情でしたね。
なるほど。前回最後に告知した時に予告見たことあるかもみたいなことを言ってたじゃん。
本当の家族じゃない話みたいな。
はいはい。
っていう話をしてたと思うんだけど。
そうですね。
タイトルの印象とかも含めて、思ってた映画と違ったみたいなのありました?
あーいやなんか大体その、まあそうね楽しい話じゃないだろうなっていう。
楽しいとこいっぱいでもあった?
楽しそう、楽しいかどうかの結局トータル最後のエンディングの部分かなーと思って。
楽しさが?
楽しさ。
最後のエンディングの部分?
エンディングって楽しかった。
え?楽しかったの?
僕は楽しかったかを聞いているんだけど。
僕に?
うん。
エンディングは楽しい終わり方ではなかったよね。
最後の感情として持ってるのがもやっとしたやつだったから、楽しいって言いづらいなって感じ。
楽しいシーンがない映画だったかって言われるとそうではないけど。
なるほど。
このどころは楽しそうだった。
あのーこの映画で何を伝えたいのかなみたいなテーマ的なものでなんかこれなのかなっていうのなんか見つかりました?
えーいやなんかほっといてやるよって思ったけどね。
どういうこと?聞かせてくれそれ。
そこのさ家族は家族でこう難しいのがさよく言うフレーズでさ人に迷惑をかけないんだったらまあ好きにやれよみたいなのあるじゃん。
09:00
万引きをしている時点で人に迷惑をかけているんだけどなんかこいつらをもうほっといてやれよって思って。
あー。
もうどうしようもないじゃん。
それはどういう立ち位置のどうしようもないじゃん。
こいつらはもうあの酷い奴らだから。
いや酷い奴らっていうかあのいわゆる普通になれない人たちだからもうしょうがないよねって思って。
あー。
優しいね。
優しいっていうかなんか結構あの。
好きなのこの家族たちのことは好きか嫌いかじゃないけど。
好きか嫌いかで言うと好きだねこの人たち。
そうなんだよかったそれはあの結構嬉しい感想かな。
あの前回さあのまあ多分半分ジョークみたいな感じで。
はいはい。
あのまあ万引き家族ってなんか辛そうなタイトルだなみたいな。
うん。
でもほら門松とか万引きするかもしれないしっていう俺が言った時にあのいや万引きを肯定するなよっていうツッコミをあなたはしたんですか。
あーそんなこと言ってました。
言ってたんですよ。
僕はもう死ぬほど深めのシネマを聞いてるので。
大ファンだね。
大ファンだから俺が多分世界で一番聞いてるんだけど。
あのどこにあのあの引っかかるポイントがあるかなっていうのを探す度にいつも出てるんですけど。
そう言ってるんですよ。
そういうツッコミをしたか。
そうでいつもそのそろばんさんはそのやっぱりこう正しい人の方に勘定にするっていう話をしてたよね。
あーはいはいはい。
で前回のロッキーはそのいわゆる全員欠けてる人たちの話っていう話で結構納得してくれたじゃん。
うーん。
なるほどっていう感じになってくれたと思うんだけど今回はさらにそれを突き進んで正しくない人たちの話。
うーん。
なわけよ。だって犯罪行為をしてる人たち。
そうだね。
でそこがどうそろばんさんの目に映るのかがちょっと気になってたんだけど。
あーなんかなんだろう言い方あれだけどいつかそうなる可能性があるなって思いながら見てた部分がある。
あー自分がね。
あーなるほどなるほど。
だからそんな一言でもないよなって。
あーなるほど。
っていう感じ?
あーそれはいい感想っすね。
猫は良いおじさんだったりするじゃない。
うんうん。
でだからなんかあのーそのーなんかお母さん役と知り合ったのが風俗?
うんうんそうだね。
お客さんって言ってたよね。
お客さんって。
でそれでまあ風俗行くのは別に良いとして。
12:01
うん。
でそのーなんか旦那さんを殺して略奪みたいな感じになったのかな?
まあまあ略奪というかまあおそらくまあ想像するにひどい男だったんだろうとそのー。
あーそっか日焼けの後の。
あれは多分ねお母さんからされてるんじゃないかなっていうのもあるんだけど。
分かんないけど。
あのー彼女もそのー同じって言ってたじゃん。
うんうん。
えーと連れてきたえーとユリ。
ユリだのジュリだの。
ユリだのジュリだのね。
リンだの。
リンだのね。
言ってましたけど。
あのーそれがそのーえーと同じ傷があるっていう。
うん。
アイロンの傷みたいな。
であのー略奪されてるっていうことが分かった後のそのー信代っていうね。
安藤さくらさんが演じてるお母さん役の人の反応を見るに彼女もお母さんのことは憎いみたいなこと言ってたから。
あー。
そういうのかもしれないみたいなこと言ってたから多分同じような目にあったんじゃないかなってあるから。
うん。
まあでも多分その想像するにその元旦那なのか分かんないけど。
えー男を殺して埋めたみたいな。
うん。
話。
えーは多分まあひどい男だったのかなっていうのはあるけど。
うーん。
なんかなんだろう。
うん。
手伝ったんですよね。
うんうん。
あのーおじさんの方も。
うん。
そうそう。
なんかあのーなんだろう。
いいか悪いかっていう判断が1個ネジがぶっ壊れてるとしても。
うんうん。
そのー人助けをしたい人だなと思って。
あー。
あのー翔太?
うん。
あのー息子。
息子ね。
息子代わりの。
うん。
あの子も要はそこで助けなかったら死んでた可能性高いわけでしょ。
うーん。
でーなんか妹の方も。
そうね。
ね。どうなってたか分かんないしっていうそのーなんか人助けをするーなんか犠牲にしてるとも思ってないかもしれないけど自分も。
うんうん。
とりあえずなんか受け入れられるものを受け入れとこうみたいな。
あー。
なんかそういうところは。
うん。
あのーなんかまあ同じことをやるかって言うとそうでもないけど。
うん。
そのーなんかやりかねないなって自分が。
うんうんうんうんうん。
っていうところはなんかあったかなーみたいな。
あーいい、いいっすね。
もう新年一発目で選んでよかった。
一発目。
いやその去年選んだ映画の中でも例えば最後の決闘裁判とか。
はいはい。
誰にもその感情移入できないっていう話を。
そうだね。
そう話してて。
最後の決闘裁判は多分今見てもまだ無理だと思うよ。
あーまあね。
時代も違うっていうのもあるし。
でー今回まあね日本の話だし。
そうですね。
割と今起きてる問題とか。
うんうんうん。
で、まあでもやってることは割と本当にその万引きもするし。
15:06
うん。
なんか不正、年金不正受給もするし。
うん。
ね、おばあちゃんが死んだのを隠して埋めて。
そうだね。
ね。で、実際これあの実は元になった事件というか。
うんうん。
この小枝裕勝監督っていう監督が。
うん。
あのこの作品を作ろうと思ったきっかけの事件みたいなのがあって。
ほう。
で、その要はおばあちゃんみたいなのが死んだのを隠して年金を不正受給していた家族っていうのが報道された時に。
うん。
やっぱ結構叩かれるというか。そんな殺、まあほぼ死体遺棄なんだけど。
うん。
そんなことをしているっていうのは結構あの悪いこととして取り上げられて。
うん。
えーそれにも結構違和感があったんだと思うんだけど。
うんうん。
で、結構小枝監督はあのいろんなインタビューで自分のことをあの、まあ天の邪悪じゃないけどひねくれ者みたいな自分のことを。
あー。
あの世の中がこういう風に走ったら逆の立場を取りがちみたいなことを結構いろんなところで言ってる人で。
へー。
その視点でそのこの映画っていうのは多分成り立ってると思うんだよね。
あー。
世の中的に悪人とされてる人が本当に悪人なのかっていうのはわかんないよねっていう。
うん。
その人たちなりの何かがあって、で世の中にはそのなんか結構文字通り今回映画見てて思ったのが。
うん。
その隙間?社会の隙間じゃないけど。
うん。
あのカメラワーク的にも。
うん。
このふす間の間とか。
あー。
ふす間のジュリーだっけ?あの女の子を見つけるときもあのベランダの差しの間から見つけるみたいなさ。
はいはいはい。
あったり、家を取るときも扉が半開きの奥に人がいるみたいな。
うん。
狭いところにいたり、あと花火をさ楽しむシーンあった。
あー。
見えないんだけど。
見えないね。
墨田川の。で、あの時も上から見たらその隙間から何とか見ようとしてる家族たちっていう。
あー。
それも多分その社会の隙間に落ちちゃった人たちみたいな。
うんうんうんうん。
っていうのをその絵作りで結構表現したりとかしてるんだと思うんだけど。
メインストリームじゃない人たち。
そうそう。
うん。
あの本当に、あの街中を結構その子供たちが走ってる部分、シーンとかでも周りの人は全くあの子供たちは見てなかったりとかして。
うんうんうん。
本当に存在するけど見えてない人たちっていうのが、あの現実世界にいっぱいいるんだろうなっていう。
うーん。
そういう人たちに焦点を当てて、えーどう思いますかっていう。
まあ問題提起もあって多分作ってると思うんだよね。
うーん。
で、まあなんでこの映画を選んだのかの話もなんだけど。
はい。
あなたが好きな映画。
あの条件。
あー。
えー実はベース。
うん。
あとはぐれ者っていう。
はははははは。
あー。
18:00
はぐれ者たちじゃんまさしく。
あとね、あのある意味ヒーローものかなって。
あー。
人助けの話だから。
あーそうね。確かにやってることは本当に。
うん。
ね、まあダークヒーローじゃないけど。
うーん。
そのルールにのっとってないんだけど。
うーん。
やってることは実はね、あのいいことをしてるというか、あの他の人ができないようなことをやってたりする。
うーん。
で、でも、あのそこを実はいい人たちなんですよって描き方もしてないじゃん。
その。
そうね、なんかありのままというか。
そうそう。
こういうことをしましただけ描かれてたから、そこが逆に見やすかったんじゃないか説はある。
あー。
うん。なんか想像させるっていうよりは直接描いたのかなと思って。
そうそう。なんかちっちゃいさ、悪さを結構みんなしてんのよ。
そうだね。
結構さ、そういう例えば貧しいけど本当はいい人たちで、仕方なく万引きを、あの悪徳企業から万引きしてますとかって描き方もできないことはないんだけど、そうでもなくて普通にスーパーで万引きするし。
なんかやりやすそうなところから。
そうそうそう。それに関しては本当に悪いことをしてるんだよね。
そうだね。
で、ちっちゃいことで言えば、リリー・フランキーがいらっしゃるお父さんが、ゴミを序盤の方に出してって言われて、ビールの缶とかを朝持って行って、ゴミ置き場に行った時に、こうじっと立って、まあいっかっつってポンって置く。
人がちょっとやりそうな、ちっちゃい悪っていうところね。
まあでもそのちっちゃい悪が、あの死体域まで行くんだけど。
ああ、そうね。
そうそう。そこまで行って、どこまで許せますかっていう、一種のコレーダー監督からの挑戦でもあるのかなっていう。
どこまでこの人たちが、この範囲まで見て、この人たちはしょうがないよって思えるかっていう、自分の心の領域みたいな、ちょっと広げてくれるような作品だなと思って、僕はすごい好きなんですけど。
なんか、最近の考え方として、死ぬよりは生きてる方がいいよね、があるんですよ。
だから、かつその、若い人の方が優先された方がいいよねっていう考えに最近なりつつあるから、なんかそんな悪かっていう気持ちにもなっている。
そうね。だからなんかその客観的にこの家族を見ることで、割とその自分はどうなんだっていうさ、その、なんかその結構善悪が分かれるような社会になってきたりとかして、自分のことが許せないみたいな感じで病んでる人も多いのかなっていうのがあって。
21:08
で、その客観的にこういう家族を見ることで、やっぱ自分に対しても優しくなれるのかなっていうのがあるのよ、映画とかって結構。
その感覚がよく分かんない。
その、まあ別に自分は僕はめちゃめちゃ万引きしてるんでっていう。俺をやってよかったんだっていうわけではないんだけど。
なんかね、その人に対しても優しくなれるじゃん。この映画を見たら、そのやっぱりその世の中で例えば、明らかに悪いことをしてそうなんだけど、その人たちの理論があるのかもっていう風に考えられるようになったりしない?
しない。
しないんだ。そこはしないんだ。
そこはしない。
ほうほうほう、そこは違うな。フィクションだからオッケーみたいなこと?
あの、目の前にいる人って実害をこむる可能性があるから。
あーまあね。
そこは、あの、だから僕がこの映画に対して思ってたのも、そっとしてやれよなんですよ。
ほうほうほう。
だから、あの、なんか極端に言うとその、なんかタバコポイスしてましたとかっていう人に論理なんかないと思ってて。
あーまあね。
で、それに対して何か言うことの方がリスクがあるし。
あー、切れられて絡まれたりとか。
そうそうそう。だから、そういうなんか、まあ、よろしくないムーブをしてる人に関してはそっとしておこうっていう気持ち?
あー、そういうこと?
そう。
この家族に対しても?
そっとしておく。
関係を持ちたくないみたいなこと?そっとしておくっていうのはそれは優しい目線ではないのか?
優しい目線じゃないんじゃない?
そういうこと?
うん。
でもその、なんか、たぶん警官側をさ、若干悪人っぽく見える人と正義に見える人が変わるかなと思ってて。
うんうん。確かにね。後半出てくる警官2人出てきてたけど。
そう。
警官というか、まああれは施設の、まあ警察もいたか。
なんか取り調べしてたりとかした人。
してたよね。
で、それも、なんか、ああ、そういうふうに見える人もいるよねって思えるぐらい客観的には見てるんですよ。
うーん。自分の考え的にはどっちにも取れるって感じじゃない?
どっちにも取れる。
社会的には法を犯してる人たちだし、いわゆる、なんていうんですかね、誘拐になってたし。
うん、そうね。
で、えっと、なんだろう。まあ、親がいるはずだし、子がこう探してる可能性もあるし、あの、翔太君に関しては。
24:01
うんうん。
だし、その、社会を、えっと、ある種正常に戻すっていう視点で見ると、正義なんだけど、
うん。
なんか、人の命をって考えた時には、
うん。
あっちが悪になるかなっていうふうに思って。
うんうん。
エフレクトの方が、えっと、ひどい可能性が、あの作品を見てる通りでは高いなと思って。
うんうん。たしかにね。
ただ、その、一般的に生活してる目線で言うと、
うん。
えっと、その、社会を正常に戻した方がいいんだっていう方が、
うん。
気持ち的には強くなるから、
うん。
その、その瞬間だけ両方あるんですよね。
うんうん。
なるほど。
うん。
どっちかに偏ってたわけでもない。
ほうほうほうほう。
でもさっきその、自分もああなる可能性があるって言ってたじゃん。
そうね。
そう。それは、あの、割とマジで、あの、このご時世みんなあるかなと思うんだけど。
うんうん。
そうなった時に、どういうふうに扱われたいかの話になってくるじゃん。
その、ほっといてくれよってなるのが。
あー、でもほっといてくれよなんじゃないかな。
なるか。
うん。
それはでもさ、ほっといてっていうのは、ま。
なんかそれは、自分が悪いことをしてても生きていきたいからほっといてくれよっていうよりかは、
うん。
なんか、そうなったらそうなったで諦めるから、ほっとしておいてくれっていう。
諦めるから。
うん。
ど、どう諦めるの?
えっと、生きること?
え、そういう、そういうこと?
うん。
え、でも生きてた方がいいっていうさっきの話は。
他人に対してはそうなるけど。
あー。
なんで自分に対してはならないの?
自分がそこまでして生きているかっていうとまた別の問題になってくるから。
そうなの?
うん。
そうかな。
なんか。
しょうがないっちゃしょうがないからね。
だから、どういう理由でそういう状況に陥るかにもよるけど。
うん。
まあね。
なんか。
うん。
まあ、それはでもさ、その、一人の話じゃん。
うん。
家族っていう、今回はまあ家族の話だったから。
そうですね。
その、やっぱりそういう、たぶんあの家族も。
うん。
結構幸せそうに見えたじゃん。
その、お金ないなりになんか鍋とかをみんなに囲んで。
まあ、楽しそうだったかな。
楽しそうだったじゃん。
あれがたぶん一人だったら、全然楽しそうじゃないよねっていう。
あー、そうね。
うん。
だから、やっぱりそういう意味では、その家族みたいなものが近くにいる。
その、地がつながってなくても。
うん。
その、一緒にいてくれる人。
うん。
っていうのがいるっていうのが、やっぱり大事なんじゃないかなっていう。
なるほどね。
そうそう。
うん。
だから、たぶんあの人たちも一人だったら諦めてたかもしれないから、
うん。
集まってたのかもしれないっていう。
あー、なるほどね。
うん。
27:00
そこは今、自分にない感情の部分だから。
なるほど。
うん。
ない感情。
いや、だから、家族もなければさ。
まあね、今んとこはね。
うん。
だから、やっぱりこの、一緒に誰かといるっていうこと。
うん。
その、劇中でも言ってたけど、あの、何だっけ。
家族は自分で選んだ方が。
うん。
あの、割と絆が強いんじゃないか。
あー。
言ってたけど。
あの、小枝監督はインタビューとかで。
うん。
あの、絆って言葉が嫌いみたいなこと言ってて。
はあはあはあ。
その、震災以降結構その、絆っていう言葉が頻繁に言われてるみたいな。
あるね。
うん。で、それに関して、違和感があったみたいな。
うーん。
だから、その、今回の劇中でも、あの、えっと、安藤さくら演じてたのを信夫と。
うん。
あと、キキキリンガ演じてる、えっと、おばあちゃん。
はいはいはい。
と、二人が話してるときに、あの、冗談ぽく、あの、絆がみたいな。
うん。
何、何があって、その、選んだ方が強いんじゃないの?って。
うん。
何がよ?って。
はい。
絆が、みたいな。
ざっかんちょっとこう。
ああ、バカにした感じか。
バカにした感じというか、冗談半分。
テレくさいのもあると思うし。
ああ。
で、言ってるっていうのがあって。
だから、そういう意味で本当に、その、人との繋がりは大事だよなっていうのは。
なんか、その、血の繋がりみたいな、絆みたいなものじゃなくて。
うんうん。
もうちょっとこう、定義が曖昧なその繋がりみたいな。
うーん。
のが大事なんじゃないかなっていうのは、俺は見ながら思ったけど。
そうね。なんか、あれ、なんか家族っていう風に見たら家族だけど。
うん。
何だろう、集団?
うん。
集団だね。
うん。
万引き集団。
うん。
そうね。
悪党の塊みたいな感じになってるけど。
そうそう。
そう、なんか、あのー、えーとね。
うん。
これはどう受け入れるか、まあ置いといて、僕は思った話で言うと。
うん。
似たような作品を見た、似たような作品というか。
うん。
あのー、偽物家族の話。
うんうん。
が、たまたま何度か話に出てくるマール・ピング・ドラムがそういう系の話なんですよ。
それ出てきたっけ?マール・ピング・ドラム。このポッドキャストで出てきたっけ?
なんか番外編の何見るみたいな話でちょっと言った気がするけど。
ほうほうほう。
マール・ピング・ドラムも、男兄弟2人と妹の家族なんだけど、作品でも家族ごっこみたいなこと言ったりしてる、連れてこられた人たちの集まり。
30:02
で、あんまりネタバレになる話は言えないんだけど。
うん。
あのー、それで、なんか家族のなんていうんすかね、なんか形がこう胴あって、何を大切にして生きてるのかみたいなのが書かれてて、なんかちょっと見終わった後に思い出して、見てる時は気にしなかったけど。
おー、ちょっとテーマ的に似たものがあるかもって。
そうですね、割と最後まで見たらテーマ似てるんじゃないかなって気はする。
マール・ピング・ドラムって何年前ぐらいの作品なの?
10周年だから2011年。
じゃあやっぱ震災後?
震災以降ですね。
以降か。
うん、震災後です。
なんかね、その家族っていうか、やっぱその、人と集まる、その犯罪でしか繋がれなかった家族みたいなのが今回のその主人公たち。
その、あれ犯罪がないとそもそも生活できてないっていうさ。
そうですね。
っていう、まあ一種不幸ではあるんだけど、でもなんかその生活してる姿は、今あのお金があって一人で生活してる人とか。
うん。
その、よりも豊かに見えたりするなって思ったの。
あー。
なんかあのトウモロコシおいしそうだったじゃん。
熱そうだったけどね。
熱そうだね。
うん。
あなたいつもあの僕がこの選ぶ作品の文句で、出てくる食べ物が全部まずそうっていう、あのこれポッドキャスト外で言ってたけど。
あー、あ、そう、なんか食事のシーンがあんまりおいしそうに見えるのがなかったよね、今まで。
ロッキーの生卵ぐらい。
生卵のシーンがさ。
あれはおいしそうだろ?
あれは、あれはなんか違うだろ、食べ物かい。あれは。
なんかあのジブリが好きっていう話もさ。
そうね。
食べ物がおいしそうっていうのが言ってたけど。
大事。
まあ日本と家族とをつなぐものって結構食べ物だったりするのかなって。
まあ食べるって生きることだからね。
そうね。
うん。
キリト教的な観点とかだと結構違ったりするらしいんだけど。
うーん。
なんかその。
愛、愛入れないなーって。
愛入れないのかもしれないけど、日本人はやっぱり食べ物がね。
そうね、大事。食べ物の恨みでしか国は動かないから。
確かにね。
だからそういう意味では今回食べ物もおいしそうだったし。
確かにね。
日本だしね。
なんかあれだよね、ジャンクだけどさ、
うどん、カップうどんにコロッケ入れたいなって思ったよね。
あーいいね。
確かに。
あれはやってみたいなと思った。
あれだって関東の文化でしょ?多分。
33:01
あ、関東ではそうなの?
西のほうなくない?
いや、西とか東とか。
そもそもだしだからさ。
あー、合わないのか。
つゆの濃いやつに、一回食べたことあんのよ。
へー。
立ち食いそばみたいなのが駅にあって、立ち食いそばで食べるっていうなんとなくの憧れがあったかと思った。
あるよね。田舎者にとってはあるよね。
田舎者にとって忙しいサラリーマンの真似を大学生がしてたんだよ。
へー。
その時に何かやって、あーこういう感じなんだっていう。
へー。
美味しかった。
あのコロッケだけはお金払って買うんだっていうのがちょっと面白かったけど。
ね。あれは何だろう、あの人は何なんだろうね。
あのおばちゃんに何かあんのかな。
いや、何か単に食べたかった、温かいものは何かお金がかかるみたいな。
やっぱあそこでコロッケのショーケースみたいなのぶち破ってそういうのは無理だからなのかな。
あー。
分かんないけど。他のものは無いんだけどね。
あれなのかな。いやでもそうか。店に並んでるものはまだ誰のものとも決まってないみたいなこと言ってたじゃないですか。
言ってたよね。
あのケースの中はあのおばちゃんのものだっていう認識が。
どういう認識なんだ、認知か分かんないけど。
強かったのかもしれない。
なんかこうガラスケースのさ、外側と内側みたいな関係性じゃん。
なるほど。
店の中のホットスナックもコンビニのものなんだと思うよ。
なるほどね。それで判断するように教えられてるのか。
分かんないけど。
でもなんかその男の子、翔太って名前つけられてた。
彼がさ、一番わりと観客の視点かなって思い浮かびたんだけど。
まあそうね。
途中から冷静になってたもんね。
どこまでがやっていいことなんかをマジで分かんねえなって成長するに従ってさ。
こうやれって言われてるからやってるけど、
あれでもお父さんの言ってることマジでおかしくねって段々に気づいていく。
え、車の中のバッグを取るのはいいの?
お店にあるものは誰のものでもないとか言うけど、
これはだって人のものじゃんみたいな。
そうね。
それでだんだんおかしいなってなって、最後はバスに乗ってさ、行く。
で、最後まで向かないかと思いきや振り向いて、
お父さんが走ってるのを見て、
で、その次はユリ、女の子ね、の眼差しで終わるっていうさ。
あの辺がだから一番子供が親からいろんなことを教えられていくうちに、
親の子間違ってんじゃないかなとか、
いろいろ考えさせられてるわけだよね。
これ結構その、多分監督が僕ら観客に同じように考えてほしいというか、
36:00
どこまでが許せるのだろうかっていう。
どこまで許すべきなのかとか、
その矛盾もあると思うけど、
自己矛盾みたいな。
とはいえ自分がスーパーの店員とか店長で万引きしてるやつ見たら、
嫌じゃん。
そうだね。
嫌じゃん。
普通に嫌だなって思っちゃう。
なんかさ、聞き方あれかもしれないけど、
この作品を経て万引き増えたりとかしてないの?
そのデータは今手元にないんだけど。
増えてはないと思うよ。
わかんないけどさ。
あ、こうやるんだって思うじゃん。
なんかこのクルクルクルポンみたいなやつ。
あの男の子が鏡に向かって指をおまじないみたいな。
あ、これやれば許されるんだってやつ。
似たようなやつラームズであったけどさ。
あったんだ。
全てなかったことにのポーズ。
ああ、なんかあったようなやつ。
それは置いといて。
置いといて。
2人組でさ、司会遮って。
基本的なことなんじゃない?
それ誰でも思いつくような気もするしね。
実際にさ、タイミングみたいなのとかさ、
見てたらまた違うんじゃない?って思って。
今回の劇中の万引きを見て、
あ、そうやるんだとはあんまなんなかったよな。
なんかうめえ!みたいな。
割とさ、それバレるだろうみたいなやり方じゃなかった?
どうなんだろうね。
やったことないからわからないな。
やってみようか。
やっていいよ。
次の番外編は万引きだ!
番外編は牢屋の中で、
やっぱりダメでしたから始まるこの後編かもしれない。
いやーダメでしたね。
でもなんか増えたりしてはないと思うよ。
でもあれだよね。
さすがに本当にそういう意味で万引きするべきっていう、
万引きは許すべきっていう、
あの価値観も押し付けてはないと思う。
そう、なんか万引き家族って言ってるけど、
何だろう、万引きはメインじゃないもんね。
そうね。
だからこれ結構タイトルがさ、
万引き家族っていうのはダブルミーニングだと思ってて、
万引きをする家族の話っていうのと、
家族を万引きしてくる話。
人の家族を自分の家族として万引きしてるじゃん、あの人たち。
まあいわゆる誘拐ね。
そういう意味で上手いタイトルだなと思ったんだよ。
まあ確かに、万引きしてきてたね。
あれはだから、後半でお母さんがかまった後に、
なんかおばあちゃんを埋めたでしょ、
そんな死んだら捨てるなんてひどいみたいなこと言われたけど、
いや誰かが捨てたのを拾っただけで、
出たのは誰か他の人なんじゃないですかねっていう。
39:01
ああいうこう、結構これだ作品で好きなとこなんだけど、
結構会話がすっごいナチュラルな、
マジでこういうこと言いそう合戦じゃん。
家族の会話とかマジで何て言ってか分かんないぐらいのナチュラルな感じで、
みんな言ってんだけど、
たまにああいうグサッてくる、
ああっていう突きつけてくる言葉が、
セリフでバーンって入ってくるのが結構好きだったりするんだけど。
確かにね、あそこは確かにって思った。
誰かが捨てたのを拾っただけじゃんって。
そうなんだよなっていう。
そういうことは、
いわゆるこう邦画で、
臭くなりがちなセリフもサラッといっちゃうところが、
結構好きだったりするんだけど。
そこ良かったですね。
他に何か良かったところとかありますか。
良かったところ。
そうね、なんか良かったっていうか、
1個気になったのが、
基本その汚らしい作品みたいな感じじゃないか。
子供2人がめちゃめちゃ可愛いのよ。
そこの目の保養にはなるけど、
違和感にもなるというか。
なるほどね。
多分リアルなのって、
もっと普通の子。
あんな整った子は捨てられないよなみたいな風には思っちゃったんだけど。
どうなのかな。
どうなんだろうね。
あんまりそれ関係ない。
確かに整った子ではあるけど。
特に翔太くんの。
髪切った時のイケメンぶり。
それもあるし。
本当に垢抜けたなって。
賢そうな感じも出せば、
万引きしてる時の悪い感じもちょっとかっこいいし、
この子ずるいなーって思いながら見てたけど。
可愛いでは僕ね、
割と今回出てくる家族全員可愛いなと思ったんだよね。
キャラ的にはみんな可愛かったよ。
見た目の話ね。
見た目も。
リリー・フランキーさんも可愛いっすよ。
リリー・フランキーの後、ケツが綺麗。
一番俺が、
なんでこの人こんなケツが綺麗なんだっていうシーンがあったよね。
すげー綺麗じゃんリリー・フランキー。
じっくりケツ見なかったけど。
結構アップになってたよ。
すげーなって思ったけど、
それは置いといて。
大人になったらさ、
あれ程度固まってくるじゃない。
姿形というか。
捨てられた子っていう割には、
42:02
整ってんなって思ってみた。
確かにね。
子役だもんね。
なんか結構小枝監督が子供をよく映画に出したりするんだけど、
独特の演技手法みたいな。
演技指導方法みたいなのがあって、台本渡さないんだって子供に。
ナチュラルに演技をしてもらうために、
全部口頭で、こういうことをしてねっていうのを紙砕いて、
シーンごとに、その場で伝えてやってもらう。
全部これ読んできてねっていう、親御さんと一緒に読んでっていうのじゃなくて、
その場で、かなり紙砕いて伝えたりっていうのをしてるらしくて。
その人がこういうことをするから、それに対してこういうことを言ってねとか。
お話の内容とかマジで知らないらしいんだよね。
だからああいうすごい貧しい家族の話っていうのも多分あんまり気づいてなかったりするらしいんだよ、子供も。
単におばあちゃんとこういう会話をしてねとか、
そういう話しかしてないから、見てびっくりするだろうなっていうのは。
そんな深刻な話だったのかって大きくなったりとかして。
確かにね。深刻だったね。
結構今回は、それを大人の演技にも結構使ったみたいな。
後半の取り調べのシーンとかも、その場当日でこういうことを聞いてください。
で、こういうふうに答えてくださいっていうのを言うから、
割とリアルな反応。ドキッとするような質問されるっていう反応が見れたりとかするっていうのも結構生な感じになってて。
その終盤の取り調べのシーンであの安藤さくらさんが泣くシーンあんじゃん。
あれとかもすげえなっていう。
なんかあの、こう涙を拭う感じ。
あの普通、泣いてますっていうのをさ、演技だったらもっと見せないといけないのに。
泣くの見られない。
泣いてないですけどね。
ないですけど、あれ。
髪ちょっと邪魔なだけですけど。
あれもね、結構あの、これがカンヌ国際映画祭で評価されたときの審査になったの有名な、ケイト・ブランシェットかなっていう有名なハリウッドの女優さんがいるんだけど。
その人もそこに、あんな泣き方する女優さん見たことないみたいなこと言ってたりとか。
そういうぐらい、なんか見たことない演技だなっていうのが結構あったりするんだけど。
演技のリアルさとかもあって。
なんか全然嫌な感じしなかった。演技を見てて。
で、その終盤で安藤さくら演じてるの部屋が、何だろうねっていうシーンを覚えてる。
お母さん、なんでその、誘拐みたいなことをしたのかみたいなこととかを取り調べで受けてるときに、
45:10
お母さんが憎かったの?みたいな話をしてるときに、
何だろうねっていうのをすごい言ってたんだけど。
見たこっちもこれ見て、何だろうねっていうような映画だ。
感想がズバンって多分出てこないなっていう。
何だろうねっていう。
なんかこれ見て、本当みんな何だろうねって考えてほしいのかなっていう。
どうしたらいいのかねっていう。
何だろうね。
ずっとこの後何だろうねしか言わないポッドキャストになるかもしれない。
確かに何だろうねっていうのの連続だよね。
なんかその、どこまで許すのかとか。
ちなみにどこまで許すのかっていうのを何度か言ってるけど、どこまで許すの?
それは何だろうねだよね。
個人的にどのぐらいまでは許されるなって感じかな。
それがその状況によるじゃん。
それはそうだな。
この家族でって話?
この家族でそうだな。
この家族だったらもう全部許すよっていうふうになっちゃう。
そうなんだけど。
今この画面上映ってる出来事は、クリーニングでネクタイピン盗むのもいいよ。
ゴミを違う日に出すのもいいよ。
不正事業するおばあちゃん埋めて、年金そのままもらっていいよ。
パスワード知ってたからね。
口に出しちゃいけないって言ってんのにね。
そうだよ。
いいよっていうさ、なんだけど。
それが例えば報道されたら、そこが見えないじゃん絶対。
一気に悪役になるよね。
情報だけになっちゃうから、不正をしてるっていうさ。
そうね。
そういう感じになっちゃうっていうところに多分一石を投じたかったのかなっていう。
それなりの理由はあるなっていうところだよね。
不正事業っていうところも。
それに対しては多分人にも優しくなれるんじゃないかなと思うんだけどな。
自分にも、やっぱそれは自分も、例えば本当にこういう状況になった時に万引きをするかもしれない。
でも本当にしょうがないんであれば、その時にもうやってしまったって自分はもう本当にクソみたいな人間だと。
生きてる価値もない人に迷惑をかけて生きてるような人間だってなるのか。
いや、でもこの家族たちもさ、そんなにそこは自分たち振り返ってないわけよね。
でもしょうがないっていう風になって、生きてるっていうことを考えると自分にもやっぱり優しくなれるんじゃないかなって思うんだけど。
48:05
自分に優しくなるの意味がよくわかんないんだよね。
そうですか?
うん。自分に優しくなるってどういうこと?
よしよしって。
よしよし。
今日も頑張ったね。
頑張った。寝よう。
やっぱさ、人に対して厳しい人って自分にも結構厳しかったりしない?
なんか自分がさ、自分が失敗した時とかに、やらかした時とかに、自分はそういうことを責めたりしない?
する方が多いかもね。
でしょ?それはみんな多分するからさ。
それがちょっと自分に優しくなれるっていうことかな?
どういうこと?優しくなったらその時にどうなるの?
まあしょうがないと。次々っていう風になれる。
甘くなるのと違うの?
甘くなるのにって同じなのかな?どうなんだろう。一緒だと思う?
分からない。自分に優しい気持ちが分からない。厳しくもないし優しくもない。自分は自分だっていう。
俺は俺だ。
自分は。
そこがちょっと気になりながら半年じゃないけど、数ヶ月過ごしたね。
このポッチゲース始まってから。結構それ気になるポイントですか?
気になるポイントセレクションに入るね。
自分に優しくなれる。
自分に優しいっていうのはどういう感じなんだろう?具体例があればそれでもいいし、フワッとしたやつでもいいけど。
引きずらない?失敗をした時とかにずっと自分ダメだ、もうダメだってならない?
それは僕の業界では、業界っていうか自分の中では。
自分の中の業界って言い出したの?
人として強いっていう状況のことを言うのかな?
そうだね。そういうことなんじゃない?それこそ。
強くなれるってこと?
優しいっていうのは強いってことなのか?
なんかすごい道徳の授業じゃん。
強さは優しさ?
そうなんじゃないかな。僕もずっとこのことを考えてるわけじゃないけど、今の会話で確かにその強さに繋がるよなっていう。
強さ、なんかちょっと強くなった気がするとかっていうニュアンスなら、まあ心の強度はちょっと上がったのかなと思うけど、ストレス耐性みたいな意味ね。
51:08
優しくなるっていうか、優しい優しい優しいとはっていうのが難しいかな。
多分それは自分のことを客観的に見てダメなやつだなって思ってるとかが柔らぐってことじゃない?
ダメだけど優しいやつだからさ、自分が。
優しさの話?ややこしいな。優しいって言うのが難しい。
優しさはそれなりにはあると思ってるから。
それは人に対してでしょ?
人に、自分に対しての優しさってなんだろうな。
自分のこと好きですか?
普通。
普通!普通ってなんだ。
5のうちの3。
若干好き。
普通よだから。1から5の3よ。
5の3か、そうか。なるほどね。じゃあ割と自分に対しても優しい方なのかな。
自分に対しての優しさってどういう時に感じるの?
俺今自分に優しいなって思う瞬間。
立ち直りじゃない?絶対生きてたら失敗することあるじゃん。
で、その時に結構世の中を見てると、人に対してすごく攻撃的になってる人とかがいたら、それは多分人に対してじゃなくて自分への言葉なんじゃないかなって結構思う。
で、それが人に優しくなることで自分にも優しくなれるんじゃないかなっていうのが自論なんだけど。
優しくいいなって思う時はやっぱり許せる時?
自分を?
自分を。ありのままの自分を。
分かる?伝わってないかこれ。
どうなんだろう、自分を許すっていうか、甘やかすっていう意味では常に許してるから、自分をね。
その甘やかしてる自分のことは好きなんですか?
普通。
もう普通禁止。
そういう状態が常になってしまうと、こういう時にこういうことをしたっていう事実の積み重ねになっていくだけで。
例えば、痩せようと思っているのにたくさん食べてしまったとか、貯金しようと思っているのに使い込んでしまったみたいな事実の積み重ねであって、別にそれが自分を甘やかしているのとか、自分に対して優しくしているとかっていう感覚じゃなく、そういうことをしたという事実がある。
54:11
という認識。
じゃああんまり引きずったりとかもしてない?
引きずってもないから反省もしない。
じゃあもうちょっと厳しくした方がいいと思う。
そうか。
だから多分自分に対して優しすぎるから優しさを感じないのかもしれないね。
なるほどね。
俺の前提が間違ってる可能性もある。
いわゆる自分の心の強さみたいなのって、最近よく聞く言葉で言うとレジリエンス?
レジギガス。
レジギガス。
ポケモンくれたからね、レジギガスの話。
レジギガスをあげてないけど。
しなやかさみたいな。
柔軟性みたいなところの話なのかなっていう。
それを養うのが本を読むみたいなことだったりした気がするんだけど。
人の考えに触れるっていう意味では映画も近しいのかもしれないね。
そうだね。
他の人の心をちょっと覗き見るじゃないけど。
確かに。人に優しくなる。
やっぱりいろんな作品に出会うと、前回まではロッキーの回の最後の方で、
割と第一シーズン終わったなって思ったのは結論として、映画っていうのは後からじわじわ来るもの。
見た人たち、ロッキーとかタイラー・ダーデンとかが後ろに立ってると。
で、何かの時に出てきてくれるんじゃないかっていうのが割と結論だったじゃん、俺らの中の。
そうね。
だから考えると、やっぱその孤独っていうのはそういう仲間を増やしていってる感じ。
で、心強くなっていくみたいな。っていうのがあんのかなと思って。
そういう意味では励ましてくれもするだろうし。
自分に優しくなれるっていうのもそういう意味なのかなってちょっと思ったよ。
自分というかね、他人から優しくされてる感覚になるみたいな。
あんのかなと思ったんだけど。
どうなんだろうね。
なんだろうね。
でも、そういういいともあんのかなと思ったよ。
なるほどね。
優しさについてはちょっと保留で。
57:03
保留で。分かりました。優しい絵が今度も撮られる。
優しさを今度も教えてよ。
愛じゃなくて優しさを。
優しさがテーマのね。
優しさがテーマって難しそうだけど。
後半ちょっと優しさも含めて、この映画が伝えようとしてたんじゃないかっていう。
これも一種の優しさだと思うんだけど。
正しくない人たちっていうのも結構最近ホットなトピックがあるんで。
それからちょっと絡めて話してみたいなっていうのがあるので。
後半に行きましょうか。
じゃあまた来週お会いしましょう。
57:54

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