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2024-08-27 37:12

#18【#スージー・サーチ】後編 2つの病理の正体

ソフィー・カーグマン監督、カーシー・クレモンズ主演「#スージー・サーチ」を深める回後編

感想、質問、この作品を取り扱ってほしい、などのお便りはこちらの他、Xのハッシュタグ #深めるシネマ でお待ちしてます

[[[今回のトピック]]]

レイの存在 / お母さんのbe kind / 最初の呪い / 熱々の正論ティー / 多様性プログラム / キャボットの病理 / メンズコーチジョージ / 全員SNSの中の人 / スージーとキャボットの共通点 / どうしたらよかった / アリとキリギリス / #スージー・サーチ2 / 頂き女子りりちゃん / ありがとうスージー / 鏡としての映画 / 嘘です

次週へ続きます

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深めるシネマ。
さらけ出せる人、もしくはわかってくれる人っていうのが、いればよかったなっていうふうに思うのと同時に、実はそうなる可能性がある人が一人いたんだよ、この映画に。
誰だと思います?
誰だと思います?
みなさんの斬新な意見をメールで上げてくださいって言って、いくつかポツキャスで紹介するわっていう。
誰だったと思う?
じゃあ、ラジオネームトモヒーさんの説、推理を聞いてもらっていいですか?
はい。
スジーが裏の顔、素顔。
お前だーとか言うのはやめて。
トリビアだーっつって。
ドーンみたいなのでびっくりさせるやつはやめて。
はやめとくけど、裏の顔をひた隠しにして表の顔を構築し、角を上げるために必死になって放送する中で、裏の顔をわかってくれる可能性があった。
てか、もうわかっていた人がいましたよね、一人。
いたいた。
レイだね。
レイだね。
ジェシーのボーイフレンド。
スジーを追い詰めてきた野郎です。
でも、話せばね、わかるみたいな感じのこと言ってたもんね。
バレた後に。
あのー。
スコーツって。
まだまだ戻れるよみたいな感じのこと言ってたよね。
そう。
あのシーンが、だから、一回目見た時は、どう考えたらピンチにしか見えないわけ。
もう、やべえと。
バレると。
いうことで、見てるんだけど。
ピンチはチャンス。
だから、突き落としたわけじゃないんだよね、しかもあれ。
そうね。
あそこは本当に不幸な事故なんだよな。
本当になんか、かわいそう。
でも、あれラストチャンスだったなって思うの。この映画で。
レイは、誰にも言わないからって言ってんの。
僕が見つけたものを誰にも言わないからって。
何なの?って言ったら、Be Kindっていう、ジェシーの帽子が出てきて。
あれは両親の象徴みたいなものだったのね。
笑わないし、助けてくれる人を探そうみたいな感じで言ったりしてて。
お前犯人だろっていう追求の意図は彼にはなかったの。
何よりも彼の顔に現れたの、それが。
しめしめみたいな顔してないんだよ。
そういうこと、スージー・ウォリスを救いたいの顔だったわけでしょ。
そうそう。笑い合ってんだよ。
笑い合ってんだよ、スージー。
俺、その元ネタの人、実はあんまり見たことないんだよ。
03:02
俺もよく知らない。
まあね。
何がすごいって、レイはスージーにずっと見てたから、観察してたから、あなたのことわかるよって言って。
孤独だっただけで加害の意図はなかったんだよね。
加害っていう、傷つける意図はジェシーとかを。
傷つける意図はなかったんだよねって言ってるの。
わかってんじゃんっていう。
あれはでも本当にスージーの裏の顔なわけ。
見にくいっていうか、切れ物ポッドキャスターって全然なくて、本当に孤独を抱えた承認欲求に狂ってしまった少女の顔っていう。
その裏の顔、素顔をレイは指摘してたわけよね。
で、一緒に助けになる人を探そうみたいな。助けになるものを探そうみたいなことを言ってて。
お前が探すべきだって、Youって言ってなくて、Weって言ってたよね。
一緒にね。
だから、あいつに降参すればよかったんじゃないかなっていう。
バッと持って近づいてったからね。
もうちょっと時間があればさ、それこそ行けたかもしんないけど、足を滑らせるっていう意地悪な脚本で全部。
そうなんだよな。
これでももう一個あると思ってて。
どうしたら救えるの?
お前のその説ほど、現実的ではないんだけど、やっぱりお母さんなんだろうなっていう。
生きてるかどうか。
死者蘇生のカードで。
墓地から特殊召喚して。
お母さん。
っていうのがさ、この脚本上でさ、さっき言ったその霊にバレちゃう理由なんだか覚えてる?
決定的な証拠として。
帽子だっけ?
そうそう、帽子帽子。
そのさっき言ったBカインドの帽子なわけ。
Bカインド帽子だ。
あれなんでスージーがその燃やそうと思ってたのに、燃やさなかったと思うっていう。
あれはお母さんの口癖だったからじゃん、Bカインドは。
そうね、言ってたね。
言ってたね。
ジェシーと歩いてる時に言ってたよね。
それが多分パッて思い立って、あの帽子だけはなぜか持ってた。
で、それによってバレかけるんだけど。
うーん、何の因果かって感じだな。
すごい因果な話で、で最後、この話、なんでスージーがバレるのかっていうのもお母さんなんだよね。
06:01
あー、そうかな。
だからもう天界からお母さんがこうなんとかスージーを。
てか俺何勝手にもうさ、殺してるけどさ、死んだことにしちゃってるけど。
分かんないけど、やっぱお母さんの存在によって捕まることがハッピーエンドなのかっていうのは、この話で言えば結構正当な見方かなと思うんで。
教訓映画として見たら、最終的にやっぱりこれはもうバレるべきものなんだっていう見方をするんであれば、最後の嘘がバレる。
そのジェシーに誘拐してた時に言ってたお母さんの口癖みたいなのがポロッとまたテレビ見てた時に出ちゃって。
これ聞いたことあるっつって。
なんか3回深呼吸して波の音を思い浮かべるみたいな。
今なんてっていう。
ほーって言うね。
あの時のジェシーの顔も本当に。
あのジェシーの今なんての顔もすごいし、スージーの目が虚無になるあの顔もすごいし、実はぼやけてるんだけど奥に映ってるジェシーの顔すごいの。
やばいんだよね。
それ終わったって瞬間にスージーサーチーズっていうタイトルが出た時に波の音が聞こえるんだよね。
あーそうだわ。
ザバーンつって。
落ち着かなきゃいけない状態だもんな一番な。
やっぱりこれはそのやっぱりそのお母さんの存在によってその教訓映画みたいな形でその綺麗に終わるようにできてるっていうところを考えると。
やっぱ天界からのお母さんの。
あーそうだね。
あれによってスージーつってその止めようと、止めようとっていうかもうここで終わりだっていうのを告げるのはお母さん。
だめよと、だめよと。スージーもうよくやったからみたいな。
死んだことはいなかったけど。
楽になんなさいみたいな。
怖い話だな。
だからお母さんがまあ普通にまあもちろん生きてたとして、難病じゃなくて普通に喋れたとするならば止まってた可能性も高いよねっていう。
そうね。
さっきお前が言ったように裏の顔を出せる相手がいたっていう。
まさに。
そこにもつながってくると思う。
でもね。
なに?
またちょっともうさ。
なになに怖い。
意地悪なこと言っていい?めっちゃ意地悪なこと言っていい?
意地悪だなお前本当に。
意地悪だよ本当にもう。
意地悪ポッドキャスターか。
意地悪ポッドキャスター。
意地悪ポッドキャスターは跳ねねえな多分ね。
あのさ、お母さんにこそ裏の顔を見せれた素顔をね探せたはずだし、お母さんのメッセージを最後までスージーはいわば大事にしてたわけだ。
09:00
っていうことでできたらなっていう感じなんだけど、これ例えばさちょっと現実的にするのであれば、それこそスージーの心の中から心にいるお母さんの声が聞こえてくればよかったわけよね。
展開からじゃなくて。
実はスージーにはお母さんの別の声が心の中で聞こえてて。
それは何なのかっていうと冒頭に巻き戻してほしいんだけど。
もうあなたには、トリビアさんにはわかったと思うけど。
一応言うと、友達は私と一緒にいたくないみたいな感じで言うときに、なんてもったいないみたいな。
あなたは特別な子なのに、スージーあなたはその力をその能力をつまり犯人を当てるっていうその推理力を活かして外に発信して有名になるのよって言うわけ。
つまり最初の呪いは母がかけてんだよ。
母母とか言って俺が悪のみたいな。
悪の象徴みたいな笑い方してるけど。
脅迫観念ということで言えば、これもすごい心理学的なんだよね。
ディズニーアニメみたいな話じゃん。
ディズニー的でもあるよね。
特に今回のこの話ではそんなに触れられてないけど、やっぱり娘は母から呪いをかけられがちっていうのはよく言われることじゃない。
そういうので痛ましいなっていう生き方をしてる人とかもよく見たりするしね。
両親も与えたんだけどもスージーにお母さんは。
でも呪いも与えてるわけよ。
そしてスージーは味方によってはその呪いから全く一回も逃れられなかったから破綻したっていうふうにも、
なはははって悪の笑い。
愉快愉快みたいな。
それで愉快愉快になれれば俺もサイコパスですげえ生きるのが楽なんだけど、やっぱり辛い映画なんだよねこの映画って。
本当にそうだよな。悲しい話。
いやーやっぱりでも本当に下向きに努力を意識的にも無意識的にも。
そうしてるんだと思う。
うーんやり続けた女の子だったよスージーはつって。いかんこのままじゃ救えないぞ。
ラストインピースっていう感じになっちゃった。
いかんいかんいかん。追悼も大事な行為ではあるが。
まだ戻れるスージーがいるとしたらどうするのかっていうね。どういう声をかけてあげるんですかっていう。
いやでもそう確かに今声をかけるで思ったんだけど、いやーはレイも声をかけてきたわけだよね。
12:06
とかかけたら滑って転んで。
ラストインピースそれこそ本当にラストインピース。笑っていいのかこれっていうね。僕らね裏の顔はこんな感じなんですよ本当にね。
ブラックジョーカーなんですよ本当に。
ホットキャストで裏の顔出してるから俺らは犯罪行為に手を汚さなくて済んでる。
染めなくて済んでるわけなんですが、声かけてきてくれたわけよ言ってみれば。スージーにとっては危機にしか映んなかったんだけど。ピンチにしか。侵略者みたいにしか映んなかったんだけど。
それ、つまり何なのかっていうと、これ俺らの生活に例えていう、即死で言うのであれば、レイって声をかけてくれた人ではあるんだけど、耳の痛いことを言ってきた人なんだよね。
正論ってやつですか?熱々の正論Tってやつですか?
熱々の正論Tをぶっかけてくるやつ。でも待ってくれ、熱々の正論Tをぶっかけてくるやつも結構いいんじゃん。そういうやつはあんまり思いやりないよなんていうか。レイじゃない、そんなやつレイじゃないって。レイはそんなこと言わない。
レイはそんなこと言わないよってやつ。
感じなんだけど、レイはもうちょっと冷ました状態の正論Tをきっと、しかもあなたのそれこそ好みの味に調整したんじゃない?だってずっと観察してるんだからさ。君は孤独なだけで加害の意図はなかったんだよねっていう風に言ってるわけで。
何が言いたいかっていうと、数字にとっては耳が痛かったわけ。非常に。受け入れるわけにもかない。だってもう受け入れたら破綻する可能性が高いから。誰にも言わないとは言っているもののね、レイは。でもレイも敵だと思ってるし、最初のファーストインプレッションから。
つまり、翻訳するのであれば我々にも通じるような形で。耳に痛いことを言ってくる、でも本当は味方である他者の言葉を聞くためにはどうすればよかったんでしょうか。皆さんの斬新な意見を我々のメールフォームにいくつかのポッドキャストで紹介しますんで。
そうね。むずいなあ。どうしたらいいんだろうこれ。本当に。
温めのセーフォンティーでも拒否されたわけでしょ? そうそうそう。熱く感じちゃったんだよね。毒に感じちゃったんだよ、きっとね。分かんない、これもしかしたらスジだけじゃなくてレイにもあるかもしれないしね。レイももうちょっとこそばよかったみたいなのあるかもしれないしね。
15:06
いやなんかさ、でも、あの、あれさ、それこそさ、その、学校もひどいよなっていう感じはしてきたけど。その校長みたいなやつさ。
はいはいはいはい。 そのレイのことを考えたときに、レイが亡くなったっていうね、自殺と思われるっていうのをさ、っていうのを聞いた後の校長が数字に、なんかその学校のそういうプログラムもうまくいかなかったみたいな。
あれでしょ、あの多様性プログラムがうまく機能しなかったとかって。広い意味での、その多様性さえ担保すれば、そういうプログラムをやれば、生きづらく苦しむ人はいなくなるから自殺もしなくなるはずだねっていう、そういう目論みが外れましたみたいなことを言ってんだよねあれは。
ねえ、なんか表問から出て行ってくれみたいなさ。
ひどいよね、ほんとにそれこそインフルエンスのことしか考えてねえよね。
そうそう。 大人がそういう態度だから、それが子供にそういうものだっていうふうにやっぱり映ってるってことを伝えたいんじゃないのかねっていう、パブリケーションばっかり気にしてるわけじゃん、その子。
そうだね。
高校じゃない、大学か。それが若い世代にどれくらい影響を与えてるのかっていうことなんだと。
ってかあれだろ、もっと言えば若い子がそういうバズり市場社会みたいなのに影響を受けちゃうのはしょうがねえじゃん、若いんだから。でも大人は間に受けずにここに本質はないよっていうふうにちゃんと言えよっていうことではあるよな。
確かに。
なんだよ多様性プログラムって、ほんとに。
そうだよ。なんか怒ってきてる。
いやでもなんかあれなんだ、責任転換してる俺。人って責任転換すると怒るからね。
怒るからね。自分に対する攻撃が外に向くからね。
そうそうそう。これちょっと余談になるんだけどさ、今の話で思い出したから言いたいんだけど、
エドワー・キャボット、つまりこの真犯人に見立てようとした、スジが真犯人に見立てようとしたファーストフード店の中心のバイト先の場先の店長ね。
場先の店長。
異常なまでに細かいルールとか手順にこだわる人で、実は汚いもの、彼は混沌と秩序を乱す、秩序を乱す混沌としたものみたいなこと言ってるけど、
それの象徴としてペットがいるからっていう、よく分かんない飛躍した論理で白瀬作ったりしてる人がいたじゃん。
18:03
俺ら今さ、自分の中の攻撃っていうかさ、もやもやしたものが処理できないと外に向かうって言ったじゃん。
心理学で投影とか言ったりするじゃない。日常的にやっちゃいがちなこと。
自分が嫌いだと思ってる人がいて、嫌いだって自分の中で認められないから、あいつが俺のこと嫌ってるっていうふうに思い込んでしまう。
防衛本能みたいなもんなんですよ。 キャボットまさにそれをじれいく人で、
あの人は混沌とかカオスとか、汚れたものみたいなのに対してものすごい拒否反応というか、それを絶対に認めないというか、排除しなきゃいけないっていうふうに思ってるじゃん。
あれはあの人の数字が調べたところによると、幼い頃にティーネイジャーの頃なのかな、あれは。
なんか若い頃に犯罪行為をしたりとか、反社会的な振る舞いがあったとか、いろいろあって、それが彼の中で治療されないまま、解決されないまま大人になって、
なんとか表立った事件を起こさずに過ごしているっていう状態なんだけど、つまり彼は自分の中にある混沌、カオスと無秩序と汚れたものっていうのを認められないわけよね。
だから外にあるんだってことにして、それを必死で掃除するっていう。 消していく。
これはもうすごいいわゆる神経症的っていうか、投影されてるわけよね。
文字通り消していかないと、自分の中にっていう。
絶対認めないみたいな感じになってて、混沌としたものは数字も最終的にペストだってなる。
自分の犯罪行為が露見したから、罪悪感をもう、だから悪を数字にパンってすぐ投影するわけよね。
で、こいつ殺さなきゃいけないってなるみたいな。
ある種、この物語のもう一個の病理みたいな、現代の病理みたいなのを象徴してはいるなと思うよね。
そうね。
半分ギャグだけど、インフルエンサーで、今もインフルエンサーで言ったら、ちょっともう流行ってないけど、メンズコーチのジョージそのものだと思う。
ヤバいよ。一回も部活やったことない男。ヤバいよ。
本当に危機感持った方がいい。
で、お前ら地球優は言うんだろ?みたいな。
えー、でも僕は女の子1個いないってかけ。みたいな感じで口真似して、煽りに煽って、最終的に稼いで。
でも、俺もお前らみたいだった。俺は変わったんだ。
筋トレして、自分のビジネスやって。
21:00
俺は今女にもおもてるし、金もあるしみたいな感じに。
で、お前らも変われるみたいなことをずっと言ってんだけど。
あれは、ジョージさんの中にある地球だった頃の自分を絶対に認めないためにやってるんだよね。
言ってやるなよ、そんなことよ。
ジョージさん聞いてるかもしんないだろうがよ。
でもジョージも救いたいんだよ。
それこそ熱々の正論ティーだろうがよ。
確かに、確かにな。
ジョージさんが飲める形、いやでもわかんないな。
ジョージさんのこと知らないから適当に言ってるっていう、個別性を無視してこんなこと言っちゃほんとはいけないんだけど。
なんか、ほんとこの映画に出てくる人、みんなSNSの中の人たちみたいだなっていう。
先生も含め、先生っていうか校長とかも含めてね。
でもなんか、ただなんかその、この映画に関してきちんと批評するとすれば、
その最後の大落ちになって、江戸川キャボットだっけ、何だっけ。
キャボットね、江戸川キャボットであって。
その病理みたいなものが、その数字とあんまり関係がないところが。
それは確かにな。
そこが、要するに最後の大鈍年返しのために取ってつけたものにちょっとなってるのかなっていうところだけがすごい気になるっていう。
そこがうまく、その数字の持つ問題の成れの果てみたいなものをまざまざと彼女が目の前で見るっていう。
自分が全てをコントロールしてバズりのために行ってきたこと。
そういう自分のコントロール感にあると思ってたら、それよりもさらに過激な自分の何かが目の前に現れて、
自分がその上に危害を加えられそうになる、安全だと思ってたのが本当にやばいことになるっていうような、
終わりだったらめっちゃいい終わりだったんじゃないかなって気はするんだけど。
ちょっとそこの部分があんまり繋がってるように俺は見えなくて。
なるほどな。
そこが普通に見たら楽しいんだけど、結局場先の変な店長がやべえ奴だったっていう。
犯人じゃないよ。
うわーやっぱりみたいな。
おもろいんだけどね。エンタメとしてはすごいそれ一個あるんだけど、
もう一個せっかくここまで積み上げてるものがあるんだったらそこもうまくきちんと終わらせられたら、
本当に日の打ちで起こらないなって感じだったんだよなっていう。
確かになー。
感じはあんだけど。
そう、だからやっぱり俺もさっきちょっと別の病理みたいに。
そこの繋がりが見えないなって。
いやただね、あれなんだよ。これ顔の話だから。
24:00
そっかそっか。
だんだん忘れてきてただろ。
この映画は顔映画だから。
顔だった。
っていうことで言うと、キャボットも一緒なんだよ。
裏の顔っていうのを誰にも共有おそらくしてない。
お父さんだって働けば治るっつって精神療養施設からつまみ出してるし、引っ張り出してるわけだから。
誰かと掃除以外の話をしてる形跡もなかったね、映画の中で。
っていう意味では、やっぱり裏の顔を誰にも見せられていないっていうのと同時に、それはスジとも一緒だよね。
それと同時に、やっぱりもう一個スジと一緒なのは、同じようなことなんだけどちょっと意味が違うこととして、裏の顔を抑圧しようとしてるっていうことだよね。
認めないっていうこと。
キャボットで言えば、自分の中にある混乱したものとか、ドロドロしたものみたいなのを、カオスを認められない、もうないことにしたい。
俺はまともである。周りが汚れているっていうことになってるわけ。認められてない、自分の心の中の。
見にくい部分、裏の部分認められてなくて、スジは最前から言ってる例の、あなたは孤独に病んでるだけで病んでる人なんだよねっていう指摘とか、強くないわけ。
あの人は、スジは。っていうことを認めないわけ。絶対に認めちゃならない。
そっちは無視して、無きものとするようにして、表の顔を整える、格を上げるっていうことに邁進してるっていう意味では。
やっぱり、裏の顔を無きものにする、裏の顔を認めない、自分で自分の裏の顔を素顔を徹底的に認めないんだっていう、このスタンスが共通してるし、ここはやっぱり良くなかったんだろうなっていうふうには思うよな。
たしかに。人は複数顔があるんだっていうことだもんね。
これはもうさ、俺らが好きの時もさ、考え立ったところじゃん。話し合いの中で。本音は複数あるんだって思うんですけど、みなさんどうですかねって感じなんですけど。
すぐ。お便りお待ちしてますじゃないけど。
そう。
なんかやっぱさ、スージーがどうやったら例の耳の痛い助言みたいなものを受け入れられたかっていうことで言うと、やっぱりスージーが自分の裏の顔をまず自分であるんだって。そういうの。
27:07
そういうふうに思えてたら、だいぶ違ったんじゃないかな。
でもそれ、そうできるようになるためにはどうしたらいいんだっていう。
その通り。本当に。
それはそうなんだけど。
同じことじゃんっていう。
うーん。
でもある意味、なんていうのかな。この映画に関してはやっぱり、因果な話っていうかさ、皮肉な物語、教訓話みたいな形で言えば、出口は多分出しちゃいけないのかもしれないよね。
あー、なるほど。
こうすればよかったじゃんっていう話であったら、ダメなんじゃないかなって今思ったんだけど。
あー。そう。で、実際に描かれてはないわけだしね。こうすればよかったっていう選択肢みたいなのはなくて、ある種一直線に来ている。しかも視点はずっと同じで。
うん。
ありときりギリスの話みたいなやつでしょうね。
あー。きりギリスは凍えなきゃいけなかったわけよね。
うん、そうそう。
スウジはもう、そうなるべき存在として、レストインピース。
グッバイ。
なんか、冷たいようだけど、スウジは救えないんじゃないっていう気がしてきた。
スウジウォリスは救えないって。
救えないって。
ちょっと待って、ラノベのタイトルみたいになっちゃった。
あー。
でもさ、今話聞きながら、なるほどなと思ったんだけど、それこそ耳が痛い人の話、でも本当はいい、こっちは思ってくれてる人の話とかって、聞けるようになるために何すべきかって、やっぱり失敗を重ねるしかないよなって。
だからさ、そういう人の話ってさ、だいたいさ、なんか痛い目見た時にさ、うわ、あの人が言った通りだったわっていう。
なる。
なるよね。
だから、ある種、スウジはもう、インフルエンサーとしてバズリーに失敗したわけだ。
もう、最後のシーンで。あれでもうバレるんでしょう。で、刑事罰に問われるかもしれない。問われるでしょう。
で、その牢獄の中で、スウジが、バズリーなんていらなかったっていう。
30:06
そう、バズリーなんて本当に意味なかった。こんなんで得られるもんなんて何もなかった。空虚だし。そしてジシーもいずれバレるとか言ってたから、あの人もたぶんバレるんだよ。
決めつけられるけどすごいな。でも実際瞑想できてないわけだから、続けらんないよね、あんなこと。虚構だもんだって。
で、ジシーもダメだって、やっぱりスウジは牢獄の中で虚構だったなって。なんでこんな意味ないことを私はやってたんだろうってなった時に、
ああ、例の言った通りだった。私はただ寂しかっただけなんだなっつって、自分の孤独と向き合うようになっていくっていう。
スウジサーチ2。
この続きはどうですか?サンデーさん。サンデーさんに力ないよそんなの。あるかもしれない。
お前は消されるぞお前。
いや、わかんないよ。でももしかしたら、極中からこれをネタにこう書いて、また注目を集めようというスウジが出てくる。
糸掛け女子リリちゃんじゃん本当に。リーちゃんは結構ね、自分と向き合うようなことを書いてるから、なんでリリちゃんを誘導するのよ。
あの子はそんなことじゃないっていう。
リーちゃんを救いたいみたいな。
どうなるかはわかんないけど、でもやっぱり痛い目見なきゃダメって話なのか。これってもしかしたら。
まあ痛い目見る話なのね。スウジがトータルで言えば、バズりたい、承認欲求を満たしたい、人の注目が欲しいと思って行ってきたことが、いざ人から注目を集めるようになったときに、
それが自分が過去犯した犯罪というか、その狂言誘拐に対する注目まで集まっていくわけじゃん。
人から見られたい、人に影響を与えて自分に注目を集めたいって思ってやってたら、レイがポツゲスト全部聞いたよとか言って、あれ?おかしくない?みたいな感じで、いらない注目まで集まってくる。
そう。いらない注目とかいる注目とかないんだけど、それを彼女は理解してなくて、それのリスクがどんどん高まっていって、結果的にそれに足を救われるっていう話じゃん。
有名になることによって人の注目を集めてしまうっていうデメリットも描かれてるから。
そう。
そういう教訓の話であるから、それはもう彼女はレストインピース。
33:01
いやだからあれか、なんかスージーウォリスを救いたいじゃなくて、ありがとうスージーウォリス。
成仏してくれスージーウォリス。
ありがとうスージーウォリス、俺らの代わりに、映画はやっぱりそのなんていうかな、予習なわけでしょ、あんたがよく言うこと。
人生の予習なんだ。
予習をしてるんだっていう。ありがとうスージーウォリス。
本当にありがとうスージーウォリス、さよならスージーウォリス。
サンキューなっていう。
軽い、軽いポッドキャストだな俺ら本当に。
この映画を見てやっぱり思うもんね、自分、俺も一応インフルエンサーの端くれじゃないけど、あんま自分のことインフルエンサーみたいな感じで、
捉えたくもない自分も強いんだけど、やっぱこの映画さ、スージーがカメラをバッて見つめてくるシーンも多いわけ。
あれもう完全に鏡として、映画自体が見てる側の鏡として存在することを多分意識させたいんだと思うんだけど、
お前もやってないかと。
俺らもまさしくポッドキャスターだし。
俺はXとかでポストとかして、いいねを稼いでいるわけじゃん。
そうだね、まさに。インフルエンスしてるわけだ。
インフルエンスしてるから、それじゃどこまで、それこそ監督が言ってたけど、犠牲者のいない犯罪をどこまで犯すのか、有名になるために。
スージーに関しては、本当に根っこにあるのは純粋無垢な、別に人殺すわけでもないし、何ならジェシーだったらわかってくれるぐらいの気持ちだと思うわけ。
勝手にね、一方的に。
ここまでなら大丈夫だろうって引いた線があそこだったっていうことで、それって人それぞれあるわけじゃん。
だから俺もその線をちゃんと見ないとなっていう気にさせてくれる映画だったから、
スージー、ありがとな。
そうか。代わりに痛い目見てくれて、ありがとなっていう。
いや、そうはな。でも本当に、俺らは同じ輪立ちを踏まないように、本当になんか、いやバズりじゃないよ、本当に。
うん、そうなんだ。
俺らが目指してるのもバズりじゃないわけじゃん。
バズりじゃないね。
嘘ですみなさん、本当に深編映画クラブの会員になっていただいて、月額を払ってください、本当に。
お願い、何でもしますっていう。
36:02
私は仕事が辞めたいんじゃ、つって。
っていうでも、なんか汚い部分もあるけど、でもやっぱり俺らはスージーにね、でも学んだよ、やっぱりきっと。
そして問い続けなきゃいけないよね、どこまでやるのか、何をやんないのか、何が大切なのかみたいな。
やっぱ瞑想しよっかな。
そうするか。
ちょっと一緒に瞑想アプリ入れよう。
そうだな。
で、なんだっけ、あの、Be Kindをよく笑い。
自分らしく。
うん、自分らしく。
あともう一個なんだ、よく食べえかな、わかんないけど。
番組の感想は、Xのハッシュタグ深めるシネマや番組概要欄のGoogleフォームでお待ちしてます。
37:12

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