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2023-08-06 39:39

第66回「2023年8月の課題図書選定会議」

毎月1冊の本をレビューしていくポッドキャスト番組「ツイてるブッククラブ」

8月になりましたので今月の課題図書を選んでいきます。

サマリー

課題図書選定会議でのエピソードは、セイコーさんが出した3冊の候補本について話しています。その中で、ブルシットジョブの謎や仕事の無意味さについて説明しています。また、子供向けの調べ方の教室の本や自然言語処理の基礎の教科書についても紹介しています。今回の課題図書選定会議では、3冊の本が紹介されています。1冊目は『水のない川、暗虚でたどる東京案内』で、東京の地理的特徴を解説しています。2冊目は『古代ギリシャのリアル』で、古代ギリシャについての解説があります。そして、3冊目は『ゴルゴ13』で、ゴルゴ13の魅力を紹介しています。このエピソードでは、2023年8月の課題図書選定会議の内容が紹介されています。2冊目は『古代ギリシャのリアル』で、1冊目は『子供調べ方教室』と『真珠湾の冬』という本が紹介されています。

目次

00:03
ツイてるブッククラブ
こんにちは、ツイてるブッククラブです。
それでは、また選定会の会がやってまいりました。
今回もですね、1人3冊ずつ候補本を出していただいて、
投票で1冊を選んで、それをその次の会で4票するというわけですが、
それでは今日も早速どんどん入っていきましょう。
セイコーさんの候補本1&2
1人目はセイコーさんからいってみましょう。
はい、僕の1冊目は、限りある時間の使い方、オリバー・バークマンさんという方が書いた本ですね。
ニューヨークタイムズとかのベストセラーにあったということで、時間術の本なので、
いろいろ最新の時間術とか知れるのかなと思って読んだんですけれども、
ちょっと中身をあまり知らないで買ったらですね、意外なことに全然違う本で、
限りある時間の使い方っていうのがですね、時間術とかそういうのはもう捨てろみたいな本で、
トゥードゥリストとかタスクリストとか使って効率的に生きると、
ますます空いた時間で仕事を増やすだけなんだから、いつまで経っても終わりがないんだ。
それでもし仮に休暇の時間が増えたとしても、今度休暇を効率的に過ごそうと思って、
べちゃくちゃで休暇の時に効率的に休暇を取ろうとして、図書館行ったり美術館行ったり、
今回3軒回れたから次は4軒行こうとか、もうあたふたあたふたして、いつまで経っても終わりがないっていう、
そういう無限地獄に陥ってるのではないかっていう。
この著者の方ももともとすごい、そういう効率マニアとか、そういう時間術マニアの方だったみたいですけど、
もういつまで経ってもこれは終わりがない無限地獄だみたいな状態に陥って、
逆に今度は人生は有限だ、親しい人とゆっくり過ごしたり、そういう時間を大事にしようじゃないかとかって言って、
中身に瞑想とかスピリチュアル系の人の異様が多くて、
そういう感じの本で、でもデジタルデトックスとかしようと思っても結局うまくいかないみたいな、
デジタルデトックスっていうことをしてる時点でダメだみたいな。
非常に同感です、それは。
そういう、もうそういうことがいろいろ書いてあって、
思いがけずちょっと私の望むのとは違う方向だったんですけども、
ただ、今これを手に取ったっていうことは私にとって意味があるのかもしれないとか思って、
定期的に捉えて読んだんですけど、皆さんの中でもこういう時間術とかすごい好きな方も多いと思うんですけども、
そういう確かに効率的に時間を増やしても結局、
あいつは早い時間でできるやつだと思われて仕事が増えるだけで、
それが出世とかお金につながるかもしれないですけど、だからなんだっていうことをこの方は言っているので、
疲れた、そういう人生に疲れた方というか危うい、
俺は危ういぞと思ってる方にはおすすめな本です。
2冊目がですね、Just Keep Buying、
自動的に富が増え続けるお金と時間の法則っていうやつですね。
これはですね、Just Keep Buyingが現代なんですけども、
直訳すると買い続けろっていう本なんですね。
買い続けろっていうのは何を買い続ける、富を増やすためには買い続けろっていう本なんですけど、
買い続けるには何を買うかっていうと、
最後の方に返すと、インデックス投資、市場平均の株のあれをとにかく買い続けろと。
いつ投資すればいいかとか考えずにとにかく今すぐ買え、
今すぐ買えっていうと煽ってるような感じですけど、
そんなことを悩んでるよりは買い続けとかあれとかないんだからっていう本ですね。
で、著者の方はデータサイエンティストの方で、
投資についていろいろ書いてるんですけど、ちょっといろいろですね、
データサイエンティストと言いつつデータを元にしてるんですけど、
意外に感情もいろいろ入っててですね、面白いんですね。
感情が入ってるところがですね、持ち家か借りるべきかとかつって、
よくありますよね、賃貸派か持ち家派みたいな論争派。
この方の結論は持ち家派なんですけど、
なんでかというと、ステータスもあるからっていうのですよね。
意外にデータ関係ないんじゃないかっていうような、
アメリカと日本だと持ち家に関するあれっていうのがもしかしたら違うのかもしれないんですけど、
それだったら論争にならないんじゃないかとか思ったりするんですけど、
でも有益な知見もいろいろありましてですね、
例えばですね、欲しいものがあると。
何か、例えばちょっとした高級品なもの。
例えば私の感覚で言うと、10万円ぐらいのものを買おうとすると、
ちょっと思い切った感じで、無駄遣いはしたくない感じの金額なんですけど、
もし10万円の金額を使おうと思ったら、
その2倍の金額を貯蓄なり投資してやりなさいって言ってですね、
そうすると罪悪感がないし、現実だから。
10万円使いたい場合は30万円手元にあってから使うようにしろって言って、
なるほどなと思って。
それだと10万円衝動買いすることもないし、
実際10万円使っても20万円貯金が増えるから、いいよねっていう話ですね。
あと給料が増えると、その分生活レベルというか上がったり、
贅沢したくなったりすると思うんですけども、
その場合もその分の金額を増やすんじゃなくて、
20万円上がったら10万円だけ。
10万円だけ上がったと思って、10万円は貯金しなさいみたいなのが書いてあってですね。
いろいろ、なるほどなと思ったと。
面白いのはもう一つあって、借金はすべきかっていうので、
例えば10万円今月足りない、どうしようって言ったときに借金すべきか。
でもそこは借金しないで何とか踏みとどまっても定期用金崩したり株売ったりとかいろんな方法あると思うんですけど、
どうすればいいだろうっていうときにですね、
この本では意外なことに借金はすべきだっていう結論になるんですね。
何でかっていうと、株を崩したり定期用金崩すと、
成し崩し的に崩してしまう可能性があるので、
そこは借金をして心に余裕を落ち着けた方、心を落ち着けた方がいいみたいなことも書いてあってですね。
なんか意外だなと思って、
この日本人の感覚とまたアメリカの方の感覚が違うのか分からないですけど、
そこは崩してでもそっちが得…金利とか考えれば絶対借金しない方がいいと思うんですけど、
そこは違うんだなと思ってですね。
いろいろ考えさせられる本でした。
結論として、買い続けるっていうことなんですけども、
そこは後半に書いてですね、書いてあるんですね。
第一章はお金全般、後半が投資編なんですけど、
一番面白いのが、お金がない人は貯金してください。
お金がある人は投資してくださいって書いてあって、
当たり前のことのような気がするんですけど、
日本でもそうですけど、お金がない人に限って投資とかしたりがあるんですね。
FXやりたがったりとか、マルチオフがはまったり、
宝くじ買ったり、ギャンブリやったり。
よく考えれば当たり前のことなんですけど、
お金ない人は貯金しましょうって第一章に書いてるんで、
非常に良心的な本だと思いました。
これが二冊目の、自動的に富が増え続けるお金と時間拘束という本です。
セイコーさんの候補本3
三冊目、精神科医が実践するデジタルに頼らない超高速仕事術っていう本ですね。
高速仕事術っていうと、割と多いのが、
パソコンのショートカットを使いましょうとか、
スキマ時間を活用しましょうみたいな本が多いんですけど、
この本はデジタルに頼らないというところにちょっと興味を引かれまして、読んでみました。
著者の方は精神科医の大学の先生です。
大学の精神科医の先生の仕事術って、
もともとどんな仕事をしてるか、私よく知らなかったんですけど、
めちゃくちゃ忙しそうなんですよ、大学の精神科医の先生って。
会議があったり、患者さん見たり、あと書類がいろいろ回ってくるんですね。
紹介状みたいなのが回ったり、逆に自分が紹介状を書いたり、
あと大学生の成績つけたりとか、それをめちゃくちゃやるんですけど、
それが本当にすごい量なんですよね。
これこれこれこれこれやってっていうのが、2、3時間ぐらいしかなくて、
僕だったら1週間とか1ヶ月ぐらいの量、2、3時間でやってすごいなとか思うんですけども、
精神科医なので、精神科医などってっていうこともないかわかんないですけど、
結構裁判所とか警察にも行くんですよね、その事件の関係で。
僕だったら本当、その日警察だとか思ったら、もう1日それ1個の用事しかやらないと思うんですけど、
この方はすごい、いろいろ空いた時間に警察行ったり、裁判所行ったりして仕事をしたりもしていました。
肝心のその仕事術の中身なんですけども、発想の逃さないっていうので、
この本、3分の1がメモ帳を持ち歩き、思いついたことを書くっていうシンプルなルールが3分の1。
他の3分の1が野口幸男先生の超整理法を活用してカスタマイズして、
自分の袖の引き出しに封筒を入れて、使ったのを手前に、じゅんぐりに置いていくっていう。
3つ目が昼寝をするっていう話ですね。
この本、全般的にデジタルに頼らないって書いてあるだけあって、アナログの話しか出ないんです。
20年前に書かれた本かなって思うぐらいデジタルの話も出てこないし、
あと使ってるスケジュール帳も野口幸男先生の超整理カレンダー、A4を4つ折りにして、
背広の内ポケットに入れてるとかあって。
これ何回も僕、本の最後見て、これ出版されたのいつだっけ?とか思うと、2019年なんですよね。
で、すっごい、なんつうかこう、タイムスリップしてるもんね。感覚に陥る。
すごい不思議な本で、もう何とも言えない感じになるんですけど、
これは僕だけかどうか、皆さんにもお聞きしたいんですよ。
その25年ぐらい前って、たぶんもっと前かな。
ブルシットジョブの謎
超整理法が出た頃って、私大学生か社会人になったばっかりの頃だったかな。
いろんなそういう知的生産の技術みたいのがいろいろ他にも出てたかもと思うんですけども、
なんかそういう時代に書かれた本なんじゃないかなって思うような本でした。
でもちょっと一個実践したいのが、他の人と会うときに、その書類できてますかっていうときに必ず鍵をかけた引き出しから出すっていうのがあって、
その辺に散らかってて、一生懸命探して出てきましたとかっていうと、
応対してくれた人を軽んじてることになるので、必ずもったいぶって袖付けの引き出しガチャガチャやって、
重苦しい雰囲気でありましたって言って、ただし時間はかけずに出すのがいいって書いてあって、
なるほど、大学の先生なら確かにそういう雰囲気大事だなと思ってですね。
私も書類出すときは、そうやって引き出しから鍵から出して渡すようにするっていうのがいいことだなと思いました。
これが今回の私の3冊です。よろしくお願いします。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。それでは辰夫さん3冊どうぞ。
はい、辰夫です。
1冊目はですね、ブルシットジョブの謎。クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか。
講談社現代新書から出ています。著者は坂井隆さんという方で、大阪不律大の教授だそうです。
専門は社会思想とか都市史とかそういうことだそうです。
ブルシットジョブっていうのがテーマなんですけれども、ブルシットジョブ何かっていうと、
仕事なんて雇われてやるような仕事で、その仕事をしている本人でさえも、その仕事自体が正当化できないくらい本当に完璧に無意味で不必要で有害であるみたいなことを自覚しているんだけど、
一応雇用条件の一環というか、表向きは意味のある仕事と見せかけながら進めなきゃならないなっていうふうに感じている仕事。
それをちょっとブルシットジョブと呼んでいます。
いろいろ事例とかがあったり分類されたりとかしているんですけれども、
見栄のために受付所を置く話だったりとか、ちゃんとやっている証拠作りのためだけに社内の何かを調査するだけの仕事であったりとか、
そういうのの類型的な分類だったりとか、そういう人たちがどのような精神状況にあるのかとか、
そういうしょうもない仕事がどうしてこんなに蔓延しているのかとか、何で放置されているのかとか、そういうことを論じています。
興味深い事例いろいろあったりして、面白い本なんですけど、これ本、元ネタ本がありまして、
元ネタ本はブルシットジョブっていう本で、紹介しているのはブルシットジョブの謎っていう本なんですけど、
元ネタはブルシットジョブ、クソどうでもいい仕事の理論っていう、デイビット・クレーバーっていう方が書かれている本で、
もともと2018年に出ている本で、日本語訳が2020年になって、出た当時結構話題になってベストセラーになったりしています。
こっちが元祖なんですけれども、ブルシットジョブみたいなやつを皆さんいろいろレポートしてくださいっていうふうに広く問いかけたら、
すごくたくさんそういう投稿と報告、証言がいっぱい集まってきたので、大量のデータを分析して、緻密に分類と分析をしています。
これが結構ボリュームあるんですけど、圧倒的な世界観で、世の中のしょうもない仕事を題材みたいな感じと、それに対してみんな大変だなっていうことも分かるし、
仕事っていうのはそもそも何なのかみたいな、哲学的なことも分かるし、結構すごい本なんですけれども、結構ボリュームがありすぎて、
600ページ近くと、僕はオーディオブックで聞いたんですけど、普通に聞くと18時間かかるので、3倍速で聞くので6時間か8時間くらいで読めるんですけど、
すごく面白い本なんですけど、情報量多すぎて発散気味で、読んでいるうちに何が主張かわからなくなっちゃう時もあったりするわけですね。
この元ネタのクレーバーさんのブルシッドジョブの翻訳者の一人が坂井さんということで、今回紹介するブルシッドジョブの謎を書いている方なんですよ。
その翻訳者だけであって、ブルシッドジョブの元ネタの元本にもきっちり理解をしている上で、補助線を引いて分かりやすく構成し直して説明している。
事例もね、大量ある事例の中から厳選して分析の解説ポイントも押さえてってことで、とても分かりやすくてシンプルになってます。
単なる要約本じゃなくて、きっちりとした解説本になっていて、ブルシッドジョブに対する大学の講義があったとしたら、それのいくつかの4つか5つくらいのコマで要点を説明するっていう感じになっていて、
非常にブルシッドジョブについて概要も分かるし、学べる本になっています。
僕、こちらのブルシッドジョブの謎の方を先に読んで、もっと事例を知りたいなと思って、本家のグレーバーさんのブルシッドジョブを読んだというか、オーディオブックで聞いたんですけれども、
順番として紹介するこのブルシッドジョブの謎っていうのを読んだ上でもっと事例とか細かい分析知りたい人は本家を読むっていう読み方が正解です。
太古版的な正解なので、やっぱりこちらをまず読んで、世の中のしょうもない仕事とかについていろいろ語り合ったりとかして、もっと深く知りたい人は本家を読むみたいな感じで良いかなと思います。
ということで、ブルシッドジョブちょっと話題になってたけど何かな、なんかちょっと一冊読んでみたいなって方はもうこれおすすめということで、一冊目はブルシッドジョブの謎です。
子供調べ方教室
2冊目はですね、子供調べ方教室。なぜ調べることが大切なのか分かる本っていう子供向けの本ですね。
出版社は完全っていう出版社で、子供何々っていうシリーズ、子供統計学とか、子供経済教室とか、なんかそういうような子供向けのちょっとその難しいことを解説するっていうのをいろいろ出しているところですね。
著者はバウンドっていうコンテンツプロダクションなので、書籍を企画、編集、制作する会社が著者って入ってるんですけど、実質のファースト扱いは監修の方で、監修の方は茂木秀明さんっていう大学の異文化コミュニケーションが専門の教授ですね。
ロジカルシンキングとか教育ディベートとかその辺をいろいろやったりしてる方ですね。
この子供調べ方教室はですね、これからのAI時代を生きる子供たちに調べ方の超基本を解説みたいな、そんな感じな意気込みです。
子供のための調べ方の手順ノウハウとか注意点とかをわかりやすく、過不足なく説明している本です。
全ての漢字にRubyが打ってあるので、小学生でも全然読めます。
これは大人が読んでも役に立ちます。あんまりちょっとコンピューターのリテラシーとかあまりないような人にもお勧めできる本です。
さすがに我々が読んでも知らなかったネタみたいなのはたぶん載ってはないとは思うんですけれども。
もちろん子供に教えるためのネタとか項目とか論点とかいうのを知るためにも全然良いんです。
本当はトンチンカンな大人に読んでほしいんですけど、読まないのでしょうがないんですけど。
内容的にもやっぱり現代的というか、GPTの話とかもあったりとか、嘘情報に気をつけようみたいな文脈だったりするんですけど、
フェイク画像だとかフェイクニュースディープフェイクだとか、こういうことのレベルの偽情報できちゃうので注意しましょうみたいな話とか、
インターバブルの話もあるし、情報は一時情報までたぐりましょうとか、複数情報を方言で裏取りしましょうとか、
情報の裏にある人の発言の意図を調べましょうとか、調べたらまとめて誰かに話すと学習定着率が早いですよみたいな、
自己啓発本みたいな話もあったりとか、あとそうですね、人に聞いた方が早そうな時には聞くのをためらうなみたいな心構え的なところもあって、
若い人たちは結構いつの時代も遠慮しちゃいがちなんですけど、そういうところもきっちり細やかに抑えていて、とても良いなと思いました。
子ども向けとはいえ、結構侮れないくてちゃんとしっかりした本なので、たぶんこれ学校の図書館とかにも結構入ったりするようになるのかなと思うんですけれども、
そういう意味では気と通り読んでみても良いのかなということで取り上げさせていただきました。
子ども調べ方教室が2冊目です。3冊目はですね、専門書なんでちょっと紹介したいなと思って取り上げたくらいな感じなんですけど、
自然言語処理の基礎
ITテキストというシリーズの自然言語処理の基礎という本です。これは何かというと教科書、自然言語処理の講義の15回とか大学であるじゃないですか、
それの教科書として企画されて編纂されたというものですね。僕は職業柄、自然言語処理絡みの教科書としてまとめられたものは、なるべく買って読むように、
読むというかパラパラってどんな内容を取り上げられているのかっていうのを見るようにしているんですけれども、この本は何がすごいかというか、
なぜわざわざ取り上げたかというとですね、自然言語処理絡みの話ってテキスト単語に分けますよとか、かかり受けとかをやりますよとか、
意味理解しますよとか、クラスタリングしてテキストのグループ作りますよとか、テキストを文字列検索しますよとか、そういう内容が自然言語処理っていう講義の中でのメニューなんですけども、
この教科書では半分以上がディープラーニングっていうか、今でいうとチャットDTPのベースになるような、これに裂かれているっていうのは、
その潮目の変わり目っていうか、潮目が変わる時期の教科書ということで、結構注目だなっていうところでちょっと取り上げさせていただきました。
もちろんワードトゥーベックみたいな単語ベクトル表現みたいのは、今までの自然言語処理の教科書にも時々出てきたりはするんですけど、
本当にトランスフォーマー的なものとか、GPTもそうだしBERTとかね、そういう話がメインっていうか、
一応伝統的な、さっき言ったみたいに文章を単語に区切りますよとか書かれ受けですよとか入ってることは入ってるんですけど、
どっちかというとおまけみたいな感じになっていて、今大学で自然言語処理学ぶと、もうやっぱりそういうディープラーニング的なものがベースになるなってことで、
これはちょっと広くお知らせしたいなということで取り上げさせていただきます。
これ結構数式とか本格的に出てくるので、結構バックグラウンドないとなかなかちょっと難しいかなというところではあります。
これ紹介だけみたいなイメージなんですけれども、ITテキストシリーズの自然言語処理の基礎というのが3冊目です。
はい、以上です。
はい、ありがとうございました。
それでは次、石谷さんお願いします。
はい、サクッといきますね。
『水のない川、暗虚でたどる東京案内』
1冊目がですね、水のない川、暗虚でたどる東京案内。
こんな罠をタイトル見た瞬間に買うんですけども、
その例の早海さんにゲストに来てもらった時の話に通じるものがあるんですけど、暗虚になった瞬間ですね。
川のあった東京、我々は忘れてしまうみたいなね、いう感じで、やっぱりちょっとね、どこが暗虚だったのかっていうのは、
実は見えないんだけども、上の川があったその町にすごく実は影響を与えている。
なんで渋谷が、渋谷という谷がついていて、
あの周辺であると一番低いところに駅があるの?みたいなのも、実はあれ暗虚が絡んでますし、
その辺も含めての、で、意外と暗虚だけの本ってありそうでなかったので、
これは紹介したいなというのが1冊目です。
はい、で、2冊目がですね、古代ギリシャのリアルって、これ藤村志信先生なんですけども、
前にも多分話題にしたと思うんですけど、ゲーム散歩っていう人気YouTubeがあって、
突然、やってる人たちが突然全員いなくなって、全く新しくなって大炎上したっていうやつがあるんですけども、
それの結構、FGOっていうゲームに出てくるギリシャの人たちの解説をするっていうのが結構有名になった方で、
藤村志信さんで、この人が常に古代ギリシャではこうっていう解説をしてくれる人で、
なんとなく自分たちが思ってしまっている、なんとなく知っている古代ギリシャのイメージってのは、
実は意外と近い時代に、じゃあ例えばローマの時に誰かが書いた版であるとか、
そういうものの影響実はかなり受けていて、じゃあ例えば柴良太郎以降の坂本龍馬とかね、変わっちゃってるじゃないですか。
そういうののあるのの、そのもう一個前の元々の古代ギリシャのことを、
この人非常に解説の上手な人なので、これをお勧めしたいなというのが2冊目。
『ゴルゴ13』
3冊目はこれもほぼネタなんですけども、ゴルゴ13。
なんでゴルゴ13にしたかというとですね、これいつまでやってるかわかんないんですけど、
ダジャレですね。最初の55冊がですね、今1冊55円なんです。
つまり3000円で55冊ぐらい書いてしまうっていう。
ゴルゴ13全部で209巻あるんですけど、結構大事な話はかなり前半にほぼできているので、
あとはそれの結構いい焼き直しだったり、舞台を変えてだったりするので、
結構ゴルゴ生誕の秘密に探る重要な話とかも、だいたいこの最初の50冊でほぼできてしまうので、
ゴルゴはとりあえず最初の50巻は読もうみたいなところで言うと、
55巻が55円のうちに買っておこうっていうネタでした。
はい、以上です。
なるほど。
たった3000円で書いてしまいますからね。
はい、じゃあ最後が私橋本です。
一冊目が、大規模言語モデルは新たな知能化。
チャットGPTが変えた世界。
岩波科学ライブラリーというところから出ている本です。
岡野原さんと言って、プリファードネットワークスの創業者の一人ですね。
この人がチャットGPTのことを書いてるわけなんですけど、
ある意味決定版というかね、今いっぱい出ているんですけど、
チャットGPTってのは何なのかっていうことを真正面からちゃんとわかっている人が書いた本ってこれしかないかなみたいなところがあって、
他の本っていうのは活用法とか見るものがいろいろあって、
面白いんですけど、いろんな立場の人が活用法を書いてくれていて、
いわゆるプロンプとエンジニアみたいな、
そういう話は全然出てこなくてですね。
どう活用するかっていうか、この大規模レンゴモデルっていうのがこれまでどういうふうに発達してきて、
数式とか一切使わずに仕組みはこうなんですという話をしていて、
でもこれが人間にとってどういうメリットとかリスクがあるのかっていうことを、
極めてバランスの取れた専門家の立場から一般の人向けに書いているというところで、
非常にバランスが取れた本だなと思いました。
なのでこの本は、ちょっと俯瞰してチャットGPTって何なのかっていうことを理解したい人はこの本がいいなというか、
これ本以外であまりいいのがない気がしていてですね、そういうレベルの本は思いました。
それから2冊目が『真珠湾の冬』っていう本なんですけど、
これは面白い推理小説なんですけど、2022年かなの江戸川賞を取っています。
要はアメリカで一番面白い推理小説に与えられる賞で、2021年とか。
日本人ね、これ好きっていうか、日本はすごい関係ありまくりなんですよ。半分くらい日本人が話してるんですよ。
そうですよね、真珠湾ですもんね。
真珠湾の直前に殺人事件が起きていて、刑事の主人公がその捜査をするんですけど、
被害にあった一人は日本人女性なんですね。
2人の男女がハワイのホノルルで斬殺されてたんですよ。
その犯人を追っていくと、どうやら香港に逃げたらしいっていうことになるんですね。
それでこのマグレディっていう刑事は香港に向かうんですね。奥さんをホノルルに置いて。
ところが行った途端、真珠湾攻撃が起きて、香港から戻れなくなるんですね、主人公は。
しかも追っていた犯人に落とし入れられて、日本軍に捕まってしまって日本に連行されるっていう、
とてつもない展開になってですね。
当面主人公は日本で暮らすんですけど、脱走して一人戦火の東京に隠れ住む。
そんなことは可能なのかっていうのが設定なんですけど。
だって外国人誰もいないその戦時の憲兵隊が外をうろうろしてる中、
白人のこの人を隠れるわけですよ。
外は東京大空襲とか襲ってきて、大変なことになるんですけど。
っていう話で、最初単なる殺人事件が起きて推理小説だと思ってたら全然違って、
いきなりスパイ小説みたいなものなんですね、途中から。
途中から刑事でさえ亡くなってしまうので、身分がなくなっちゃうので。
ミッションインポッシブル的な凄さがあってですね、超ハードボイルドだし。
ということで、関係者に日系人とか日本人が多いのと、東京もかなり舞台になるので。
しかもここに描かれている日本っていうのが独特で、
この著者そんなに日本のこと知らないかもしれないんですよね。
変更世界のもう一つの戦時の日本みたいな。
そこにもしアメリカ人が一人隠れてたらどうなるみたいな。
そういうスリルが面白い、そういう本でしたね。
最後がまたチャットGPTなんですけど。
ソフトウェア開発にチャットGPTは使えるのか?
設定からコーディングまでAIの限界を探るっていう本で。
今いっぱい出てますけども、開発者向けって少ないんですよね。
Pythonとかでコードを書く人。
これは入門書ですね。
すでにやってる人にはちょっと簡単なんですけど、
今までいろいろ活用してきて、プログラムのコーディングにも手伝わせたいなっていう時に、
これを読むと入り口としてとても良い本で。
私もとても参考になり、こうやって作るのかということがあって、
普通の文章を書かせる時の使い方とちょっと違うので、
コーディングする時にはこうやって命令出すんだとか、
デバッグとか、きれいにする、リファクタリングとか、
そういうのにどう使うかっていう話とか。
後半はOpenAIのAPIを使った、
ChatGPTを使ったアプリケーション開発のところが後半なんですけど、
非常にタイムリーに出てきていてですね、
コーディングもやってみようっていう人、今までChatGPT使ってるけど、
これからコーディングに使いたいっていう人にすごいお勧めな内容になっています。
以上です。
ということで、12冊出たので投票していきます。
プレゼン順で発表していきます。
では、セイコウさんお願いします。
はい。
1冊…いや、今回も悩んだんですけどね。
3冊。
プルシッドジョブと水のない川と大規模言語モデルで悩んだんですけど。
水のない川も悩んだんですけど。
プルシッドジョブを1位にします。
現状のほうも読んでなくてですね。
キーワードとしてプルシッドジョブっていうのも気になっておいたんですけど。
こういう機械じゃなきゃ読まないかな、今更という感じもしたので、
せっかくの機械なので読んでみたいと思います。
大社の決定版じゃないのこれって言ったのがちょっと気になったので、
大規模言語モデル。
それが決定版というのであれば、これさえ読めばみたいな感じもあるのかなと思ったので、
2位が大規模言語モデルにします。
はい、どうもありがとうございました。
それでは次が達夫さんですね。
はい。
僕は1つ目が限りある時間の使い方ですね。
これ読もう読もうと思っていたんですけれども、
推薦される方がちょっとキラキラした感じな方だったので、どうなのかなと思ってたんですけど、
セイコーさんのお墨付きもあるので、ちょっと読みたいなと思いました。
2冊目はですね、古代ギリシャのリアルですね。
古代ギリシャのリアル
これなぜかというとですね、黙ってたんですけど、これ何回か前に僕も紹介したんですよ。
そうそうそう。
そういうわけなので、これは推したいですね。
ということで、2冊目は古代ギリシャのリアルです。
では石谷さんどうぞ。
僕はですね、実はまたチャットGPT絡みの本をまたやっておりまして、
橋本さんのおすすめの2冊は実はもう買ってあります。
もう実は買っておりまして、
どうしようかなというところがあるんですけど、難しいな。
1冊目がですね、ちょっとタイムリーでもあるので、
1冊目をですね、子供調べ方教室。
うちにはまだ小学生の子供がいるので、やっぱりこれいるかなという感じですね。
これは紙の本で書いたいなという感じですね。
子供調べ方教室と真珠湾の冬
で、2冊目がちょっと割れてしまうんですが、
パラレルワールドの日本が気になるので、真珠湾の冬という感じですね。
ありがとうございました。
私なんですけども、1冊目がですね、選ばれないだろうなみたいなことを言われてましたが、
ITテキスト、自然言語処理の基礎で、これは非常に今ある意味タイムリーな本だと思っていて、
技術の世代が変わっていて、両方入って書いてくれるっていうのは今読んでおくべきところなのかなというふうに思っていました。
なので非常に読んでみたい本ですね。
で、もう1冊が子供の調べ方教室で、なぜ調べることが大切なのかがわかる本ですね。
これは今まさにチャットGPTとか出てきて、大人でさえ何をどうしたらいいのかがわからない中、
子供向けのほうが明快にその指針を示すだろうということで、
ちゃんとした人が書いてるわけだろうから、ぜひ読んでみたいというふうに思いました。
はい、以上ですね。
で、そうすると2回出てきたのが、子供の調べ方教室ですね。
なぜ調べるのが大切なのかがわかる本ですね。
結構割れましたね。
これはなかなかみんなで読んだらいいんじゃないかという気が、議論したら。
そうですね。さっきも紹介のときも言ったけど、もちろん多分みんな知ってることだけが書いてあるっていう感じなんですけれども、
どういうところに力点を置いてるかとか、どういうところを細かく説明この中でもしてるのかみたいなところに注目しながら、
皆さんの調べ方のこだわりとかも、合わせて紹介していただければ、身のある回になるかも。
そうですね。はい、ということでぜひ、子供向けの本を選ぶのは珍しい回かと思うんですが、
ちょっと楽しみな回になりました。
ということで、今日も皆さんお疲れ様でした。
ありがとうございました。
39:39

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