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読書レビューポッドキャスト「ツイてるブッククラブ」今回は12月の課題図書で決めましたPHP新書より出版されています世界の知性シリーズ「5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる をレビューしていきたいと思います。番組の感想、あなたのレビューは、Twitterアカウント @tsuiteru2020 へどうぞ! #ツイてるブッククラブ #読書会 #ポッドキャスト

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ツイてるブッククラブ
こんにちは、ツイてるブッククラブです。
ツイてるブッククラブは、デジタルハリウッド大学の橋本大也、私と、新見大門の石谷まさき、八戸経済新聞の成功。
はい、タツオのチェンジログのタツオさん。
はい、こんにちは。
映画をお送りする、月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
今回は、12月の課題図書で決めました、PHP新書から出版されている、世界の知性シリーズ。
すごいですね、世界の知性シリーズというのが、今改めて思いました。
タイトルは、5000日後の世界、すべてがAIと接続されたミラーワールドが訪れる。
長い。
長いですね。著者はケビン・ケリーという本をレビューしていきたいと思います。
はい。
それでは、これは世界的なビジョナリーである、特にITを中心とした世界のケビン・ケリーが、5000日後の未来、こうなっているんじゃないかということで、
一両にまとめると、すべてがAIと接続されたミラーワールドが訪れるということなのかなと思うんですけれどもね。
でも、いろんなこと書いてありました。
はい。
それじゃあ、各自のレビューをまず聞いていこうと思います。
最初、石谷さん、どうぞ。
はい、読もう読もうと思ってて、実はケビン・ケリーの本をまともに読んでなくて、僕は。
で、それが読みたかったなというのが読めたので、まず良かったという点と、
それから、彼がどうやって物を考えているのか。
物の考え方を理解できたのも非常に良かったという点と、
それからあと、テクノロジーへの姿勢というんですかね。
彼がテクノロジーというものはどう捉えているのかというのが分かったというのと、
あとこれですね、ネタバレになるから細かい話できないんですけど、
彼が最後の方で言っていったミラーワールドも含めてなんですけども、
出していった話がですね、実はマトリックスの最新作であるマトリックスレザレクションと、
レザレクションズか、と結構テーマ的には被っています。
なのでそれも僕はちょっと先に見てしまったので、それも非常に良かったなと思っています。
ただちょっと星を若干低く3.5にしまして、理由が1個あって、
これ読むと他のケビン・ケリーの本読みたくなるっていう。
この1冊ではちょっと終わらないなっていう。
ケビン・ケリー、ニューマンみたいな感じがあって、この1冊では終わらんぞっていうのがあったので、
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この本自体として最後、そういう意味ではもうちょっとケビン・ケリー成分を俺にくれみたいな、
ちょっと足りない感じで終わるので、星としては若干下げたっていう感じです。
はい、ありがとうございました。
それでは次は達夫さん、感想はどうでしょう。
はい、そうですね。
もともとインタビューをベースに書き起こしみたいな感じで書かれたっていうことなんで、
講演録みたいで、とてもお話っていうか、喋った時のお話みたいな感じでとても読みやすくて、
頭にスッと入ってくる、わかりやすい感じでした。
シンプルにきちっとまとまってて、これはいいなと思っています。
ミラーワールドなんですけど、全てのAIが接続されて拡張現実だっていうミラーワールドで、
ケビン・ケリーはスマートグラス推しというか、それがARだからそうなんでしょうけれども、
ただ、スマートグラス自体は僕自身時期相性というか、またはそもそも人間に合ってないんじゃないかみたいな意見があるので、
その辺が彼とは意見の相違だったりするんですけど、
そもそもスマートグラスでやりたいこと自体が全てスマホでできてないとそもそも進まないんじゃないかとか、
あとチラチラスマホを見るよりもスマートグラスみたいなところで情報提供された方がいいんだけど、
そこまで本当に人間は必要としているのかというところがちょっと疑問で、
よくスマホで時間が分かるから腕時計しなくなるみたいな話があるじゃないですか。
そうだったらそもそもスマホでチラチラ時間を見るよりも腕時計の方がいいわけじゃないですか。
スマートグラスに近いじゃないですか。ちょっと落ち着けなんですけど。
でも結局みんなスマホを見るじゃないですか。
時計っていう単体機能ですらそんな感じなので、スマートグラスでこんなことができるっていうような、
結構ケビン・ケリーの話も面白いんですけど、実はそんなに世の中求められてないんじゃないかなというところをちょっと思ったりしました。
ただ今ちょっとインカムみたいな感じで工場の勤務の人とか看護師とかオペレーターとかそういう人たちにとってはいいツールとなるんですけど、
普通の人がなんか普段使ってミラーワールドっていうのはどうかなっていうのはちょっと思いました。
あとそのミラーワールド的な話はなんか多分そのインターネット的ではないんですよね。
その一社独占じゃないようなそのインターネットの世界っていうのとはまたちょっと違うじゃないですか。
ワールドワイドウェブみたいな誰でも使えるようなプロトコルでっていう感じにならないとちょっと広まらないのかなとは思うんですけど、
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この辺は多分彼もその辺いろいろ考えているとは思うんですけれども。
ということでちょっとミラーワールド自体はワクワクして面白いんですけれども、それ自体ちょっとなんとなく引けてる感じは僕は思ったりしました。
あとはですねそうそう彼の話だとテクノロジーが良い面が51%で悪い面が49%だっていう話がちょっと後半のところ出てくるんですけども、
それがすごく自分の中では刺さってとても納得できる考え方だなと思いました。
悪い面での被害者みたいな人たちにとってはちょっとやってられない話なんですけども、
その1%の差が積み重なって世の中がだんだん良い方に変わっていくんだっていうのはなんとなく納得実感でできるかなって思います。
スパムのメール判定とかだと精度51%だと使い物にならないんですけど、
株価予想のシミュレーション売買シミュレーションとかだったら別に2択で51%だったら何百回何千回繰り返せば確率的にプラスになったりするので、
そういうのに結構近いのかなと思ってます。
だから良い面がじわじわと蓄積されるってことで、こういう51%良い面で悪い面49%みたいな、
そういう比喩みたいなのがとても刺さってすごいいいかなと思いました。
そんな感じですね。
本自体は結構面白くて、まだ自分的には意見が合わないっていうところはあるんですけど、
そうは言ってもやっぱりその感慨させられるポイントとか、ワクワクする未来を描くみたいな、
未来の乗り物とかそういうところ、いろいろ結構未来のイメージみたいなのが結構たくさん多方面に載ってたりとかして、
非常に楽しめました。
なので僕としては星4.5でいきたいかなと思います。
5にしなかったのは石谷三郎に近いんですけれども、
ちょっと物足りなさはあるのかなっていうのがあったので、
ただ一冊だけ読みたいって言うなったら、これ読めばいいんじゃないかなっていう気がするので、
そんな感じで4.5で。私からは以上です。
はい、それでは次は星子さん、いかがだったでしょうか。
僕読んだ印象に残ったのは、いろんなところで出てくるから、未来予想とかする場合に、
著者の方がテクノロジーに耳を傾けるっていうような表現がよく出てきたと思うんですけど、
その辺が日本人としてはなんとなく馴染みやすいというか、そういう気がしました。
しかしその一方、実際いざやってみようと思うと全然そんなこと難しいなって思うけど、
それはまた自分が技術に対する特権があまり深くないから、
その耳を傾けるとか題名の声を聞く的なものができないのかなとか思って、
まだまだちょっと修行が足りないなと思いましたね。
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あとちょっと印象に残ったこと2つほどあるんですけど、バイオリクの部分が出てきてですね、
今かなり研究が進んでるっていうふうなことも言われてたんですけども、
そういう研究が進めれば、今畜産農家の方とかかなり高齢化進んでたり、
後継者不足だったり、あとかなりきつい仕事だっていうふうに聞いてるんですけども、
休めないって言いますよね、畜産農家ってね。
そういうのがだんだん軽減化されるっていうか、いい方向に進めばいいなと思います。
一方、バイオ肉だけできると牛肉だけ取って、牛肉どうしようとか、
なんかそういうアンバランスな目が出るんで、バイオ牛乳とかいろんなものを作らなきゃないのかなとか思ったりします。
牛乳もでも確かやってますよね。
牛乳もいろいろ。牛乳のほうが逆に人工的に何か作れそうな感じはするかもしれませんね。
あと、自動運転が2040年以降って言って、まだ先のような気もするし、
一方で20年後にもうすでにいろんな車だけじゃなくインフラとかも整備されるのかなとか思って、
その2040年、電気自動車が2030年頃にかなり普及してるんじゃないかっていう予想ですけれども、
それもまたインフラのほうが果たしてそれに追いつくのかどうかっていうような話もあるけれども、
でも一部の高速道路上のトラックとかそういうのは進んでいくのかなと思ってですね。
そっちは多分10年ぐらいで結構進むと思います。
私20年後だと70歳なんで、ちょっと返納するかしないかのあたりなんですけど、
その頃になってもっと安全装備が進んでたり、自動運転が進んでると、
かなりまだ70歳になってもアクティブに旅行とか自分でできると思うんで、
そういう未来があるっていうのは非常に楽しみだったと思いました。
あともう一回タイトルの方に戻るんですけども、
5000日っていうのが約13年だと思うんですけども、
5、6年だと近いし、50年だとさすがに未来すぎるので、
非常にちょうど13年っていうのは予想ができそうな、できなさそうなぐらいで非常に興味深く、
いい設定だなと思いました。
欲しいは4つですね。やっぱり、5でもいいんですけど、なんでマイナス1っていうと、
やっぱり新商品すると、いろんな人に届けたいと思う一方、
専門的な話はちょっともうちょい聞きたいなみたいな部分もあったりとか、
かといってでもね、やっぱりこれでも普通の人にはちょっと難しいんじゃないかなとか思ったり、
興味ある人が買うんでしょうから、そんなにそこは問題にならないのかもしれないですけども、
結構難しいところだと思いますが、その辺のバランスが難しいのかなというようにしました。
私は以上です。
はい、ありがとうございました。
じゃあ最後が私、橋本ですけれども、
そうですね、ケビン・ケリーの本、これ紹介したのは私だったかと思うんですけども、
全部を読んでいて、ケビン・ケリーには深さがあるなと思っていて、
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深さの源って何なんだろうっていうと、やっぱり彼はクールツールズっていうサイトを運営してるんですよね。
これ何なのかっていうと、クールだと思うツール、
ツールってあらゆるものを指すんですけども、毎日紹介してるんですよ。
要は百式なんですけど、百式だけでもっと文章長くてもっと濃い感じになっていて、
彼これをいつからやってるかっていうと、
彼はホールアースカタログの創刊メンバーだから50年やってるんですよ。ほぼ毎日。
それはすごいよね。
だから日本だと百式の田口さんが20年くらいやって終了してましたけれども、
やっぱりその50年の積み上げっていうのを今70歳近いだろうけれども、
ずっと20歳くらいからやり続けていて、
それを総合してこういうテクノロジーとか未来こうなっていくんだって言ってるっていう、
彼の厚みがものすごいと。
彼はこういう本を書くときには決してクールツールズの個別の小さい話はしないんですよね。
すごいディテールに詳しい人なのに、そういうことは言わないっていうのがすごいなと思うのと。
あと日本に来たときにも鎌倉の写真をだいぶ撮ってたようですけれども、
最近だとアジア・グレイスっていうアジアの写真集とか、もともと写真家なんですよね。
またこれ写真がものすごいと。
写真家としてだけでも生きていけるだろうっていうぐらいのすごいアーティストで、
だからケビン・ケリー、この新書の中でも少しだけこんな仕事してたってことを少しだけ話してますけれども、
ケビン・ケリーの人生をもっと知りたいよなと思った気がしました。
これ本は入門書として一番いいんじゃないでしょうかと。
特に翻訳されている本では入門書に当たるものがなかった気がするので、
いきなり退職だと挫折しちゃうしっていうことでありました。
あと個人的に学びというか、今ってメタバースじゃないですか。
メタバース、このビッグウェーブに乗るだの乗らないだのという話なんだけれども。
ケビン・ケリーって落ち着いていて、5000日の本なわりに各所に25年後っていう話が出てきてるんですよね。
例えばスマートグラス、みんなが使えるようになるものが出てくるのは25年後ぐらいだとか言ってたり、
カーファーの台替わりが起きるのも25年後ぐらいだとか、自動運転もだいたい25年ぐらいかかるとかそういうことを言っていて。
そこまでものすごいスピードで変わるとは見てないのかなと案外思いました。
すごいたっかんして大きなしざで見ている。
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だけどその積み上げにちっちゃいディティールもあるっていうのが凄みかなと思ったというのが私のまとめでした。
というわけで、これで今年度一通り終わりで、2021年は12冊の本を1月から選んできましたが。
あとあれですよね、復活してちゃんと1年続きましたっていうのもありますよね。
そう、それがすごいですよ。
こんな立派な番組になるとは思わなかったみたいな。
今年を振り返る回は特別編として12月31日金曜日に配信したいと思っていますので、ぜひ皆さん大晦日に聞いていただきたいなというふうに思います。
では次回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さよなら。
さよなら。
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