ツイてるブッククラブは、橋本大也、いしたにまさき、聖幸、たつを がお送りする月に1冊本を読んでいこうというポッドキャストです。 2024年12月の課題図書はNHK出版から発売されているレイ・カーツワイル (著), 高橋 則明 (翻訳)「シンギュラリティはより近く: 人類がAIと融合するとき」 をレビューしていきます。
サマリー
今回のエピソードでは、『シンギュラリティはより近く: 人類がAIと融合する時』という本をレビューし、シンギュラリティやナノテクノロジーの未来について深く考察されています。特に、2041年までのエネルギーや生活の質の向上、そして2030年代のベーシックインカムの可能性にも触れられています。シンギュラリティに関する最新の議論が行われ、技術の進化に対する期待や懸念が語られています。また、カーツワイルとハラリの対照的な見解が取り上げられ、AIのポジティブな面とネガティブな面が対比されています。
本の概要とレビュー
ツイてるブッククラブです。ツイてるブッククラブは橋本大也、いしたに正樹、聖幸、たつおがお送りする月に一冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
今月の課題図書は、NHK出版から発売されている霊化発売所のシンギュラリティはより近く人類がAIと融合するときをレビューしていきます。
ということで、いしたにさん、聖幸さん、たつおさん、私、橋本、の順でレビューしていきたいと思います。
ということで、最初のいしたにさんどうぞ。
僕ちょっと白状しますけど、12月あまりにも忙しすぎて、2章の途中で力尽きました。
でも2章ぐらいまでで全体像わかるかもですね。
多分2章を読み切って最後の翻訳者のまとめを読めばだいぶわかるんじゃないかという気はしたんですが、
さすがに2章の途中なのでレビューの方は控えをさせていただきますという感じで申し訳ございません。
さすがに途中すぎることで。
では次の聖幸さんお願いします。
私もですね。私は最後まで読んだんですけど、最後というか途中というか、
電子書籍版だと半分ぐらいまでが本文で、後半がすごい注釈が長いんですよね。
で、まだ半分かとか終わったら突然終わって、何だったんだろうみたいな。
逆にこの調子じゃ終わらないぞと思って、
はしょりながらというか早め早めに読んでたら突然終わっちゃったみたいな感じがして、
あれなんですけど、最初のほうとか、ノート、コンピューターをつなぐみたいなところがちょっとよくわからないというか、
自分あれだったんで飛ばしながら読んだんですけど、第4章の生活は指数関数的に向上するというところで、
この調査の説というか、提唱してるのは2041年に再生可能エネルギーが世界の送電力をカバーするってあって、
今2024年だから、そう遠い未来でもないっていうのがすごい、そんなに?とか思って、
でもいろんなものが指数関数的に進んでたり、パネルも値段安くなったり技術があって、
すごいそうなるとすごいいろんなことができるなと思って夢が広がり、
例えば道路なんかもエネルギーがあり余ってるんであれば、私北国のほうに住んでるんですけど、
道路の凍結なんかもエネルギーで温かくすればスタッドレスタイヤとかもいらなくなったり、
車の事故も減ったりとか、自動運転に弾みがついたりとか、
あといろんなことが今エネルギーがないからお金がかかるからやめとこうみたいなことがたくさんあると思うんですけど、
そういうことがなくなるのかと。2041年にはもう夢のような世界が広がるのかとか思ったんですけど、
太陽光エネルギーの1万分の1を利用すれば世界の送電力が叶えるっていうんで、
こんなに豊かな未来になればもう世界の戦争もなくなるんじゃないかみたいなパラダイスなことを描いたりするんですけど、
あと第5章の仕事の未来は同じように先進国では2030年代初頭にベーシックインカムのようなものができるであろうみたいに予言してるんですけど、
2030年前半というともうあと5,6年、7,8年ですよ。
もうかなりベーシックインカムっていうのはどの程度のレベルのことかわかんないんですけど、
でもその頃になると私仕事してるかどうか微妙な年齢になってるんでちょうどうまみが少ないっていうか、
もうちょっと早くなってくれればなとか思うんですけども。
あと他にそういうふうにパラパラ面白いところは集中的に読んで、そうでないところはパラパラやったんですけど、
あと減る仕事もあれば増える仕事もあるみたいな話で、
自動運転になってタクシー運転手とかいろんな運転手さん減って困っちゃうみたいなのがあるけど、
逆にAIとか発達して、例えばスマホができたことによってスマホのアプリとかいろんな技術者が仕事が増えたりとかしたみたいに、
AIと人間の融合の考察
プラ前は結局そんなにないんじゃないか。
でもそのカット機はつらいんじゃないかみたいな話もあって、
確かに今まで私が高校生の頃とか大学生の頃、
例えばウェブデザイナーみたいな仕事だってそんなになかったりしたのがいっぱいあったりとか、
いろいろそういうのもあったりしたから、
本当10年、20年先なんて意外とわかんないもんだよななんて思ったりもしました。
あと他に生活の質が徐々に向上してて、
GDPとかそういうのには分からないけど、
いろんなものが向上してて、見えない形で世界が豊かになってるっていうので、
例えばこの間私も親戚とかと無料でビデオ会議みたいなのをやったりしたんだけど、
そういうのだって無料でできて、
それ別にお金払ってないから逆にGDPには現れないけど、
そういうものもすごいいろんなものが豊かになってるなとか思いました。
シンギュラリティっていうタイトルですけども、
シンギュラリティって聞くとAIが反乱を起こして人間を人類に挑戦するとか駆逐するみたいなイメージがあるかもしれないんですけど、
そういうんじゃなくてもうちょっとポジティブな未来で、
そういうことを捉えたすごいいい本だなと思いました。
星は5ですね。
もっとAIだけじゃなく人類の未来とか生活がこんなふうに変わっていくよみたいなこともいろいろ書いてるんで、
もっといろんな幅広い人にそういうAI興味ないから僕関係ないやみたいな感じじゃなく、
もっといろんな普通の人にも、普通の人っていうのかな多くの人に読んでもらいたい本だなと思いました。
私は以上です。
ありがとうございました。
では次は辰夫さんレビューしてください。
シンギュラリティとは結局何なんだろうかっていうのは、
自分なりの解釈としては、
生き物としての人間と、
人間が開発したテクノロジーがぐちゃぐちゃっと混ざり合って、
もうそうなったらそれ以前の人間の生活とか考え方とかには戻れなくなっちゃうみたいな、
そういう時点がシンギュラリティかなっていうふうに理解しました。
だからシンギュラリティ以前と以後だともう全然人の考え方も違うと。
シンギュラリティ以降は、
人間と機械の物理的な現実とバーチャルな世界っていうのは区別がもう一切存在しない世界になってしまう。
それが当たり前になってしまうっていうので、
多分インターネットが広まって、
我々の生活とか考え方が変わったみたいな日じゃない何かが現れるということかなっていうふうに理解しました。
理解しましたというか、今回のシンギュラリティはより近くを読むとあんまりピンとこなかったんですけど、
前作何に書いてあったのかなっていうシンギュラリティは近いですね。
エッセンス版をたまたまKindleで持ってたので、
そっちを見てみると結構今みたいなシンギュラリティとは何かみたいな話があったりとかしたので、
シンギュラリティとは何ぞやみたいな話だったら前作の方が理解しやすいかなとは思いつつも、
その辺はネットで調べれば分かる話だからいいかなとはちょっと思いました。
僕が一番面白かったのはナノテクノロジーの話で、
結局人間の脳とかを外部に拡張したりとかインターネットとつないでどうこうみたいな話の時の、
脳と外部をつなぐインターフェースをどうするのかみたいな話っていうところが結局は肝だと思っていて、
アニメとかで漫画とかであるように後ろにジャックでガチャってはめるみたいな話とかはあるんだけど、
そういうのはやっぱり危険性があるので、
ナノテクノロジーでナノボットが何万とか何十万か血液の中に入って脳の方に行って、
そこからネットワークみたいなのを構成してそれぞれ側にデータを持って行ったりとか、
中から刺激したりとかいうのをやるっていう話があって、
これはすごいって言ってちょっと感激して家族に話したりとか、
生たまらん誓いがあったから会社の人たちとかも話したりしたんですけれども、
ふとその後シンギラリティは近い、
全長を読むと全く同じことが書いてあって、
読んだはずなのに何か10年経ってまた同じとこ勘弄してるっていう、
あまり自分で覚えてなかったなっていうのをちょっと愕然としました。
その全長だと2020年代までにはナノボットテクノロジーが実現されて、
応用として脳のスキャンとかバリバリ怒られているだろうみたいなことが書いてあったんですけど、
似た感じあんまりそういう気配はないかなっていうのはちょっと思いました。
今回のシンギラリティはより近くの本だと、
2030年代のどこかでナノロボットでこういうことするだろうみたいな、
ちょっとなんか後ろに押されちゃってるかな。
だからなかなか実現難しいのかなっていうふうに思いました。
20年前に著者が書いたときと比べて、やっぱりそのナノテクノロジーは意外とゆっくりなんだなと思いました。
今回の本だとそのナノマシンが自分でどんどん地球上のリソースを食いながらどんどん増えていくみたいな、
ドラえもんの売買みたいな感じのどんどん増えていって大変だけど、
それに対抗してどうこうみたいな話があったんですけども、
それも多分もう50年とか100年とか先なんじゃないかなっていう感じな雰囲気を感じるくらいすごい、
やっぱり物理的な分野、実際の分野はAIの進化と比べてものすごいゆっくりだな。
シンギュラリティの未来予測
そこの差が埋められない限りはシンギラリティはまだ来ないんじゃないかなとはちょっと思いました。
さっき生光さんの話でエネルギーとかの話も多分そのAIの進化にはまだ全然追いつかないところがあって、
その辺の差っていうのがちょっといろいろと表出するのがここ10年、20年なんじゃないかなとか思ったりしていました。
この本自体はさっきから言ってたんですけど、前兆のシンギラリティは近いアップデート版みたいな、改訂版みたいな位置づけでもあるんですけど、
前兆読んでない人でもこれだけ読めば全然OKだし、むしろ前のは読まなくてもいいかなっていう気はします。
前にはなかったSNSでフェイクニュースがどうこうとか、生成AIの話ももちろん20年前のほうにはなかったりするんですけど、
そういうのもキャッチアップしつつ、また未来予想をちょっと修正してみたいなのが今回の話であったりなので、
また20年後、まだ著者の方が生きてたらまたシンギラリティはもっともっとより近くみたいな本で、
最新の状況を話してくれるのかなっていうのはちょっと楽しみに思っています。
そうですね、これいしたにさんがさっき言ってたけど、典型的な緩末の解析から読むべき本だなと僕は思っていて、
まず緩末の解説から読むとシンギラリティとは何かみたいなことを、
これ多分緩役者かな、前回、前兆ですね、シンギラリティは近い前の本の役者の方が解説を書いていて、
その辺のことの事情が分かったりとかするので、緩末の解説から読むと全体像も分かって読みやすいかなと思いました。
そうですね、さっきの成功さんおっしゃってたんですけど、参考文献がものすごい分量があったりして、
そこもただ論文のリンクとかだけじゃなくて、こういう動画を見るとこういうのの技術説明してありますよみたいなのが結構こと細かに書いて、
もうちょっと僕も全部読み切ってないとかパラッと見ただけなんですけど、
だから、そういう参考文献を一個一個見ながら、十数回くらいに分けてみんなで読書会、勉強会みたいなのを有志でやったりするのも、
そういう題材としての本としてもいいのかなと思ったりもしました。
私の評価としてはこれは星5ですね。
こういう未来予想系なのは結構好きだし、同じ方が時を置いて書いているっていうところが、
ある意味何がどうなったかっていうのも結構見通しが良かったりはするので、
先ほど言ったようにまた次を1、2、3、ホップ、ステップ、ジャンプで次の本もちょっと期待したいなっていうふうに思っています。
ということで、僕の方では評価は星5です。以上です。
カーツワイルとハラリの対照
ありがとうございました。
それでは最後が私ですね。
私は当然星5つにしてるんですが、
霊界5つといわれるこのシンギュラリティの本と、
あと今年はヨバル・ノア・ハラリが書いたネクサスっていう本がとても2冊対照的で、
ネクサスは来年の3月に翻訳されるそうですけれども、
すごい対照的で、ハラリは略なんですね。
AI否定派っていうか、これはヤバいことになるぞと。
要は2人ともヤバいことになるって言ってるんだけれども、
このカーツワイルはすごい素晴らしい未来になるというようなことを中心に言っているのに対して、
ハラリは世界オワルド的なことで言っていて、
この2冊はとても対照的だなと思いました。
ハラリ側はカーツワイルも名指しで書いてました。
そんなこと言ってる奴がいるがみたいなので。
今アメリカとか世界で起きている2つの対極AIに関するネガティブとポジティブの両極にいる人の本なのだなと思いました。
非常にこのカーツワイルが面白いなと思うのは、
カーツワイルって技術の楽観主義者だから、
基本的に全部ポジティブに考えているはずなんだけど、
ところどころ一応リスクの話をするんですよね。
一応リスク深刻ぶって語るんだけれども、
次の章に行っちゃうとまたすごくポジティブというか、
技術でこんな素晴らしいことになるぞみたいな話をするので、
基本的にリスクの方はシリアスに書いてないなって思ったりして、
毎回笑いながら読んでいました。
このレイカーツワイルっていうのは、
20世紀のフリーマン・ダイソンっていう物理学者がいたんですけれども、
彼も同じようにダイソン級とか、
それこそさっきの太陽エネルギーの話なんですけど、
すごい考想を打ち出して、科学の。
それがこのSFのネタをもとになっているっていう人なんですけれども、
同じようなSF的な考想力の人だなと思いました。
普通の人はまだ何百年も先と思っていることを、
みんな2045年には実現されててっていう話になってるんですよね、この本だと。
もう人もだんだん死なないしみたいな。
どんどん人間の脳はデジタル化していくしっていう話で。
だからすごいですよね。
ナノステクとバイオテクノロジーが同じように進化していくっていうことが前提だなと思っていて、
その世界で何が本当に同じように、
生成AIみたいに短期間に進化が起きるかっていうと、
今のところ起きていないように思えるっていうのがあって、
さっき達郎さんが言った通りですね。
だからよくわかんないんだけれども、
でもまあね、進化って突然来ますからね。
その生成AIの話だって、トランスフォーマーの話だって、いきなり来たんで。
来年とか再来年とかに、
ナノかバイオの方で脳と繋がりましたみたいな話が来るかもしれなくて、
そうなると偶然このカイスワイルドのシンギュラリティは実現してしまうのかなというふうに思って。
だから半信半疑なんですが、
非常に私は面白い、好きな人なんですね。
ということで、私は5つ星です。
ということで全員レビューが終わりました。
レビューした人はみんな5つ星だったということで、いい本になったんじゃないかと思います。
それではお疲れ様でした。
ありがとうございました。
18:16
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