2025-07-11 1:01:26

ep.100│声にしてきた“好き”、映画『国宝』に見た“祈り”

ついにep.100!

喋り続けてきたら、とうとうここまで来ました。


いつも聴いてくれているあなたへ、まずは100回分のありがとうを。

そのうえで、どうしても喋りたかった映画『国宝』の話もたっぷり。


そして次回はいよいよ ep.101。3桁突入!

変わらずゆるく、熱く、これからもよろしくね。


🎧参考エピソード

▶︎ ep.74「吉田修一『国宝』で芸事に囚われた男たちに囚われてしまった私が語る」

https://open.spotify.com/episode/2VZExshMfvupRJlrJmuFBC?si=wupamF05TImZRBA2w736sA

▶︎ 【ビブリオトーク】芸道に命を懸ける熱い男達の狂気の境地『国宝(吉田修一)』from Radiotalk(吉に絡む糸)

https://open.spotify.com/episode/5p41uzHsKIHDaUqx4ocbbt?si=t4J5gduyTvmunI2gKXAJAw



📮番組の感想・おたよりはこちら

https://bit.ly/3v49UX9

サマリー

エピソード100では、映画『国宝』を通じて人々の記憶の美しさと痛みを描くストーリーが紹介され、その背景にある歌舞伎の世界への興味や作者・吉田周一の魅力について語られています。映画『国宝』は、歌舞伎の世界を舞台にした人間ドラマを通じて、感情の衝突や深い人間関係を描いています。特に、主人公キクオの成長と葛藤が、彼の人生において重要な役割を果たすことが強調されています。 映画『国宝』では、主人公キクオの歌舞伎役者としての生き様や彼を取り巻く複雑な人間関係が描かれています。特に、血縁の力と才能の対立が織り成すドラマや、長崎文化が反映されたシーンが印象的です。このエピソードでは、映画『国宝』に対する感想やその特別な意義が語られ、ポッドキャストが100回を迎えたことが祝われます。リスナーに感謝の気持ちを込めて、これまでの活動や今後の展望についても触れられています。 映画『国宝』を通じて、声にしてきた“好き”や“祈り”について深く考察し、作品が持つメッセージや価値を探ります。

エピソード100の祝福
とるにたらんラジオあそびへようこそ。
この番組は、私、はなだはなが、映画やドラマ、推しの話など、大したことないけどなぜか覚えている。
そんな感情について、ゆるく語っていくラジオです。
さて、今回ね、ep.100ということで、ようやく100回目迎えることができました。
ちょっとお休み挟んでしまったんですが、無事に第100回ということでありがとうございます。
いつも聞いてくれてるリスナーの皆さんはもちろんですね、今回ちょっとタイトルがタイトルなので、
初めましての方もいらっしゃるんじゃないかなっていうふうには思っております。
今回ね、100回目を迎えた番組でございます。
初めましてで突然なんだっていう感じもするかもしれませんが、
地味にですね、この番組自体は2022年の4月から始めた番組なんですが、
私、はなだはなとしましては、ポッドキャストの歴史としては2020年の夏にですね、
この番組の前身番組となる基地に絡む意図という番組でポッドキャストの配信者としての人生をスタートしております。
そんな大層なものではありませんが、以前ですね、ラジオトークというアプリを使って12分の短い番組をやっておりました。
その頃からするともう今年で5年目になるんですが、
とるたラジオとしては2022年の4月から始めてで、
2025年の7月に第100回を迎えたということでね、
ちょっと前に半年間ぐらいお休みをしてはいたんですが、
地道にちょっと回数を重ねて重ねてようやくの100回というところでございます。
今回ですね、すっかりスローペースになったとはいえありがたいなと思っております。
なので、今回ですね、このエピソード100を聞いてくださっているおなじみのあなたも、
そして初めましてのあなたもこの番組を作ってくれている一人です。
本当にありがとうございます。
あなたが聞いてくれているからこそ、私はこのマイクの前でずっと話し続けることができました。
ひとまず今回なんですけど、このとるたラジオの100回の歴史の中で、
私に1回刺さったコンテンツが新しく形をなして、また私を刺してきたっていうところをお話をしていきたいというところで、
映画国宝の話をいたします。
なのでね、初めましての方もぜひ最後まで聞いていただけると嬉しいなと思っております。
よろしくお願いします。
100回分のありがとうの話もね、ちゃんと100回目なのでしておきたいので節目なので、
これは改めてエンディングトークの方でさせてください。
つもる話もあるではないですけど、やっぱり100回目の節目っていうのは私にとってはちょっと大きなものなので、
ぜひ最後のエンディングトークまでお付き合いいただけると嬉しいなと思います。
というわけで、いつもよりはオープニングトークサクッと終わりましたので、
ちょっと本編の方に移っていきたいと思います。
というわけで、今回もとるたラジオスタートです。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
映画『国宝』の概要
では改めて、映画国宝の話をここからしていきたいと思います。
国宝という映画、現在公開中の映画なんですが、監督がリース・サンイル監督、
原作が吉田修一さん、そして主演が吉澤亮君という映画ですね。
ざっくりしたあらすじなんですが、人狂の一門に生まれながら、
高層で父を失い女方としての才能を見出されて、
神方歌舞伎役者の家に引き取られたキクオという子が主人公です。
彼はやがて、その家の御曹氏春介と切磋琢磨し、芸に青春を、そして人生を捧げていく。
そんなキクオの50年の奇跡を描く壮大なストーリーというのが国宝のあらすじになっています。
今まとめたあらすじって、本当に映画の序盤だけをギュッと固めたストーリーなので、
この話が分かってからというか、この芸に青春を捧げた後の人生というのが、
すごくこの作品の中では大事な部分で、この後半をぜひ見てもらいたいというのが国宝の内容なんですけれども、
映画を実際に見て、その感想を一言で言うのであれば、
一言で言えるような映画じゃないんだけどね、この映画約3時間あるので、
その話は後でしますけど、そんな長い映画の感想を一言で言うと本当に陳腐になってしまうんだけど、
人の記憶に残すということをこんなに美しく儚く描けてしまうものなのかと、
そして人の記憶に残るということはこんなに痛みを伴うことなのかと、
深く考えさせられてしまう映画だったなと思っています。
私がまずこの国宝という作品に出会った経緯からお話をしていきたいんだけど、
オープニングトークの最後で言った通り、このコンテンツ私に一度刺さってるんですよ。
というのもですね、とるたラジオ自体をエピソード74まで遡っていただきたい。
今回エピソード100なんですけど、ちょっと遡って74まで戻っていただきたいんだけど、
エピソード74でですね、実は私この映画国宝小説版原作についてがっつり語っております。
そこからもっと遡ると、オープニングトークでちょっと言った、
基地に絡む伊藤っていうね、私が前やってた、12分でやってた番組ですね。
最大12分でやってた番組の中で、ちょっとその当時やってた、
基地に絡む伊藤を配信していたラジオトークっていうアプリの中で、
ユーザーの手動型のイベントでね、ビブリオバトルをやったことがあるんですよ。
ビブリオトークっていうタイトルで、ビブリオバトルってあるじゃないですか、
本を紹介するやつ。説明下手くそか。
本を紹介して、どっちに興味を引かれたかみたいなね、勝ち負け決めるみたいな、
図書館バトルみたいなやつがあるじゃないですか。
それのトークバージョンを一回やったことがあって、
その時に私がネタとして出したのが、この映画国宝だったんですよ。
その時、基地に絡む伊藤時代は、5分で喋ってます、この国宝について。
小説で言うと、上下間2冊あるめちゃくちゃ長い小説なんですけど、
それをまず5分で喋ってるんですね。
その時に喋り足りなかったことっていうのを、
この番組とるたラジオのエピソード74で、結構しっかりガッツリ喋ってます、2冊分を。
なので、まず映画を見てない人も、そして見た人も、原作興味がある人は、
ぜひね、私のトークを遡って聞いていただきたいので、
概要欄にとるたラジオのエピソード74の文と、
あと基地に絡む伊藤の該当する国宝の話をしたやつは、
リンクを貼っておきたいと思いますので、ぜひそちらも聞いてください。
ぜひ聞いて、国宝の世界に浸っていただければと思います。
てかね、本当ね、原作読んで。読んでほしい。
私は、そもそもこの国宝の原作を書いていらっしゃる、
吉田周一さんっていう小説家の方がものすごく大好きで、
ほんと吉田周一作品ほぼほぼ網羅してるっていうぐらい、
自負があるぐらいめっちゃ読んでるんですよ。
彼の小説も読んでれば、エッセイも読んでれば、結構いろんな文章を読んでるので、
すっごい好きな人なんですよ。
この国宝という作品を書くにあたって、吉田周一さんがね、
実際に歌舞伎の黒子として、歌舞伎の世界に入って取材をして、
しっかり描いたっていう作品なので、
その辺のバックグラウンドまで知ってね、
ぜひ国宝の世界に浸ってもらいたいなって思うんですよね。
ストーリーとテーマの考察
小説版原作について、私が語ってる日付を見てもらったらわかると思うんですけど、
わかるかどうかわかんないんだけど。
あのね、映画化の話なんか出てくる前から私すごい好きだった作品なんです。
この作品が今パチンて膝とか叩いちゃったけど。
映画化の話なんかも本当に出てくる前から推してきた作品で、
本当に公開を楽しみにしてたんですね。
私は吉田龍くん大好きなので、絶対に見るぞと思って。
遺産で見てきた作品がこの映画国宝なんですよ。
吉田周一さんの原作っていうだけでも本当に見る価値があると私の中では思ってるんだけど、
さらに今回監督がリー・サンイル監督なんですよね。
リー・サンイル監督と吉田周一さんの原作もののタッグっていうのが、
今回国宝で3作目なんですよ。
1回目が2010年公開の映画悪人ですね。
2016年の映画怒りで2回目のタッグを組んでいます。
今回が3作目のタッグになるんですが、
悪人も怒りもものすごい良作だし、
しかも評価もすごい高い作品なので、
今この話を聞いているエンタメのタッグの中で、
きっと見てると思うんですよね。
めちゃめちゃ有名作だから。
下手したら原作も読んでるんじゃないかなって思うんですよ。
原作もめっちゃいいので、
原作は原作で映画にない良さがあるし、
映画は映画で原作が描けていない余白を描いている部分とかもあったりするので、
ぜひこの2作もどっちも見てほしいんですよね。
映画も原作もどちらにも触れてほしいなって思う作品です。
悪人も怒りもどっちも殺人事件が絡んでたりとか、
ヒューマンドラマっていうふうに括るにしては、
犯罪者もいるし、めっちゃ悪い人みたいなのもいるし、
両作は両作なんですけど、
素直に見れない人っているんですかね。
そういう人たちが、
悪人も怒りもどっちも殺人事件が絡んでたりとか、
両作は両作なんですけど、
素直に見れない人っているんじゃないかなって、
コンセプト的にとか、
扱ってる題材的にちょっと素直に見れないみたいな人もいると思うんだけど、
国宝って歌舞伎の世界の話なので、
ある意味めちゃくちゃ歌舞伎が好きとかいう人だったりとか、
私は李縁の中の人ですとか、なかなかいないと思うんだけどさ、
そういう人たち以外にとっては、
一般的な私たちみたいな、一般的な日本人の目からすると、
結構遠い世界じゃないですか。
知ってるようで知らなくないですか。
そもそも歌舞伎って現地に行って見たことあります?
私一回しか見たことないんですよ、歌舞伎って。
それも高校生ぐらいの時に、
学校の芸術館紹介みたいなやつで歌舞伎見させられた。
能動的に見てないですよね。受動的に見た経験しかなくて。
テレビのワイドショーとかで、歌舞伎の誰々が何々を修名して、
みたいなニュースは見たりするけど、
遠い世界の話だと思ってません、結構。
本当に歌舞伎を趣味にしていてとか、
歌舞伎の鑑賞を趣味にしていてとか、
すごい好きでとかいう人以外にとっては、
日本の伝統芸能であるにもかかわらず、
すごい遠い世界の話じゃないかなって思うんですよね。
それをグッと近づけてくれたというか、近づけてきてくれたし、
私にとっては原作読んだ時点ですごく興味深い世界だなって思った場所なんですよね。
歌舞伎の世界っていうのが。
有名な演目もたくさんあるし、
私も国宝を読む前から知ってた演目もあるんだけど、
実際話全部知らないみたいな。
演目の名前は知ってるんだけど、
実際にこの演目ってどういうストーリーなのか、
全然実は知らなかったなみたいなものがあったりとかするのも、
なんかもったいないなって思えてしまって、
特に今回その映画を見た後、
やっぱり歌舞伎ちゃんと見たいなって思ったんですよね。
これは映画が約3時間あったっていう仕掛けの中にもあるとは思うんですけど、
ちょっと話がずれたので、その時間の話はまた後でしましょう。
で、悪人と怒りの話に戻るんですけど、
すごい戻ったんだけど、
悪人と怒りは悪い人がいる、犯罪者がいるみたいな話なんだけど、
国宝って犯罪者といえばですよ、
序盤にね、一番最初の序盤の序盤のストーリーの中に、
キクオのお父さんが出てくるんですが、
キクオのお父さんヤクザなんですよね。
ヤクザ、犯罪者だったりするじゃないですか。
だいたい。ざっくりしてんな。
なのでその人たちは犯罪者だったり悪い人だったりするかもしれないんだけど、
お父さん殺されちゃうしさ、放送で。
だからそこで出てくる人たちは悪い人だったりするんだけど、
その後に出てくるキクオだったりしゅんすけだったりとか、
その他の主要な登場人物たちっていうのは、
少なくとも犯罪者ではないんです。
で、自分の人生を設計するために、
他の誰かにとって悪いことをすることはままあるんだけど、
それって誰の人生においてもあるわけで、
だから一概に悪い人ではないんですよね、みんな。
みんな自分の人生を頑張って生きているだけだったりするわけです。
だから、悪人とか怒りよりも素直に見れるかなって、多くの人たちに。
っていうのは今回ものすごく、
この映画国宝がメガヒットしてる理由にもなってるんじゃないかなって思うんですよね。
犯罪者ではないっていうことと、悪い人がいないっていうのは、
割と感情引入しやすいかなっていう。
この感情引入しやすいというポイント、大きいところがあると私は思ってるんだけど、
主要な登場人物たちって、
歌舞伎の世界の中で生きていくことに本当にめちゃくちゃ一生懸命なんですよね。
で、生きていくからこそ、
感情のぶつかり合い
いがみ合いがあったり、嫉妬があったり、
憎いっていう気持ちがあったり、毛落とし合いがあったり。
これって歌舞伎の世界っていう狭い世界の中で、しかも男ばっかりの世界の中で、
分かりやすく描かれているし、
でもそれって小さな世界の中で起きていることであって、
私たちの人生の中でもままあることじゃないですか。
だからね、感情と感情のぶつかり合いというか、
なんだかさ、ある意味もはや少年誌のバトルモノみたいな、
本当に私は週刊少年ジャンプめちゃくちゃ好きなんですけど、
ジャンプの作品の中にこれ漫画として入っててもおかしくないんじゃないかっていうくらい、
そんな軽いことで、軽い気持ちで使ってるわけじゃないよ。
イメージ的にね、
そういう雰囲気すらあるのではないかと思えるくらいのバトルモノというか、
なんていうのかな、肉体的なバトルはしないんだけど精神的なバトルめちゃめちゃしてるみたいな、
なんかそういうところはあるかなと思います。
リー・サンイル監督と吉田周一さんの原作のこの2人のタッグ作の中では、
一番見ていて誰かに感情移入しやすい作品なんじゃないかなっていうのはすごく思います。
原作を読んでる時点で、ものすごく私も感情移入できる登場人物っていうのが、
場面場面によってたくさんいるなというか、
ずっと主人公のキクオだけに感情移入するのではなくて、
他のシーンではしゅんすけに感情移入をしていたり、
その他のシーンでは別の登場人物に感情移入してしまったりみたいな、
すごい感情を揺さぶられる作品だったので、
そのいいところっていうのは映画版にもそのまま生きていたなっていうふうに思います。
原作と映画の比較
なんていうのかな、原作原作って私が話をしてばっかりいるので、
原作を履修してなきゃいけないのか問題っていうのが出てくるかなって思うんだけど、
正直原作履修してなくても大丈夫です。わかる全然。
ハードル高いんですよ、この小説国宝が、もともと原作の小説国宝っていうのが。
私そのハードルを低くしてほしくて、エピソード74で小説版についてお話をしたのね。
そもそも私が一番最初にビブリオトークで国宝を選んだっていうのも2冊ある。
その時、私が最初に喋った時はまだ文庫版も出てなくって、
新書版ハードカバーで2冊あるっていうすごいハードル高い作品だったのね。
なんだけど、どうしても読んでほしかったの、触れてほしかったの。
っていうのをハードルが高かったのを今回映画がハードル低くしてくれたと思ってるんですよ、余計に。
正直ね、原作履修してた方がわかりやすい流れの部分っていうのも映画の中に存在はします。
突然何年か場面が飛んだりとかするところがあって、その間の説明がなかったりとか、
とある場面で心情の説明不足があるがためにこの登場人物すっげー嫌なやつだなって思っちゃうようなシーンがあるんだけど、
そこの説明に関しては原作の方がすごく感情の流れはちゃんと描いてたなって思うんだけど、
でも、映画は画面で見せるからこそその登場人物の表情とかから押し量ることの良さっていうのもあったと思うんだよね。
この人はこういう状況だったからこんな行動に出てしまったんだっていうのを押し量ることの良さもあったと思うので、
私がこれすごく濁して言ってるのは結構重要なシーンだと思うんだけど、
横浜流星くんが演じてる旬本ですね、歌舞伎役者の家の御蔵の旬介が歌舞伎役者の世界から逃げてしまうシーンがあるんですよ。
そのシーンとかもうちょっと心情描写があってもよかったかなって思うんだけど、
でも横浜流星の顔がすごく雄弁にいろんなことを語ってたなって思ったのもこのシーンだったので、
いろいろ説明台詞がなかったのに逆によかったシーンでもあるかなとも思うので、
いらんこと言わんでよかったのかなと思ったりするからさ、
わからん人は原作読んだほうがいいと思うし、原作読んでなくてもわかるしっていうのはあるかなと思います。
さっきから何回か言ってるんだけどさ、この映画大体3時間ぐらいあるんですよ。
実際の上映時間で2時間50分あります。
長いよね。
映画大体2時間ぐらいじゃん。2時間ちょっとぐらいかな最近の映画って。
120分から140分ぐらいの映画が多いと思うんだけど、
90分ぐらいの映画って今あんまりないよねっていう話はとるたラジオ的には遡ってもらうと、
東京リベンジャーズも東京リベンジャーズ2の話をしたときにこの話結構してるので、
興味がある人は遡って聞いてみてください。東京リベンジャーズの2の後編の話をしたとき、
なんで私さ、今これ全然原稿に書いてないんだけど、今ふと思い出しちゃったからさ、言ってんだけど。
東京リベンジャーズ2の血のハロウィン編の後編の方の話をしたときに、
この90分問題っていうのを話をしてるので、よかったら興味ある人はそっち聞いてください。
今の放画って割と長いんですよ。2時間ぐらいあるのが。
まあまあ、なんていうのかな、マジョリティかなって私は。
私が見た映画の中では結構そういう作品の方が多いかなって思ってるんですけど、
120分前後ぐらいが一番多いんじゃないかなと思うんだけど、
それに比べたらですよ、2時間50分ってめちゃめちゃ長いじゃないですか。
正直ね、映画館で見てるときに周りで立つ人いました。やっぱりトイレ行きたくなったりするよね。
私なんかは映画行くときに大体何分あるなっていうのを見てから行くんだけど、
だから今回国放を見たときに、おお、長いって思ったんだけど、
下調べしないじゃん。この映画見て、大体何時に入って何時に終わるなぐらいのは把握していくけど、
よくよく考えたらこの映画3時間あるぞとかあんま考えなかったりするじゃん。
だけど途中でトイレ行きたくなったりとかもったいないなって思っちゃったんだよね。
やっぱりもともとハードカバーの本で2冊。小説になってもどっちも小説だよ。
文庫版になっても結構分厚めの文庫本2冊っていう形で上巻下巻みたいな感じで、
小説版も2冊あるんですけど、読むのもなかなかボリューミーな作品だったんですが、
見るのもなかなかボリューミーな作品になったなっていうのは映画の時間数見て思ったんですが、
共鳴するキャラクターの関係性
見る前は長いなって思ったんだけど、見たら3時間あったみたいな。
秒じゃん?言い過ぎかもしれないけど、秒じゃなかったって思うぐらい。
見たら納得したんだよね、この時間の長さっていうのが。
それが説明がなかった心情不足だったみたいなところとは、え?って思うかもしれないじゃん。
歌舞伎なんですよ、この作品って。歌舞伎の演目がいくつ出てくるかな。
こんなにがっつり歌舞伎見たことあるって思うぐらい、めちゃくちゃ歌舞伎をちゃんと見せてくれるんですよね。
しかもその歌舞伎の演目を吉澤龍だったりとか横浜流星だったりとかが、ちゃんと自分で演じてるんだよ。
ちゃんと自分がやってんだよね、歌舞伎のちゃんと女型の格好をして。
ちゃんと歌舞伎の舞台に立って花道を歩いたりとかして、ちゃんとやってんのよ。
何がすごいか私はわからないのね、歌舞伎には詳しくないから。
それにこのストーリーって、長い歌舞伎のこの演目の中のどこをやってるんだろうとか、
いまいちわかんないまま見てるもんだから、もったいなかったなと思って。
マジで私は歌舞伎の演目もっとちゃんと知りたいと思ったし、歌舞伎ちゃんと履修してから見たかったなっていうのは正直思っちゃった。
だから今出てきた歌舞伎の演目のストーリーとか見終わった後めちゃくちゃ調べて、
もう一回見に行こうかなと、この3時間をもう一回映画館で体験しに行こうかなとか思ってたりはしますね。
でも本当に、私の周りでも今回、原作履修してなくて、
映画が公開されてからすごく話題になってるからとか、
私がマリーンすごい面白かったよ、見てきたらいいよみたいな布教をしたんだけどリアルでも。
本当に見に行ってくれた人が身の回りにもたくさんいて、
そういう人たちに長くなかったって3時間あったけどさみたいな話をしたら、
全然だったよみたいな、もうなんか集中して見てたら本当に3時間あったみたいな感じで終わったみたいな感想を結構もらって、
それぐらい本当に濃密なんだけど、濃密だからこそ時間を感じさせなかったっていうのは、
この映画のすごいところだったなっていうふうに思うんだよね。
原作履修してなくても理解ができると。
あそこってどういうことだったのみたいなことを、
あんまり原作未履修で見に行った人から聞かなかったのね、私は。
だから割とそんな、あれじゃなかったのかなというふうに思います。
旬本の闘争のところは何人かが言ってました。
なんであいつあんなところで逃げたのって、しかもあの人となんで逃げたのみたいなところはね。
坂畑美月なんだったのみたいなことは言われたけど、そこぐらいかな。
あとはなんか訳わからなかったみたいな話は私は聞かなかったので、なので原作未履修でも全然オッケーじゃないかなと思います。
私が原作未履修で見てないので、私の主観では言えないけど、周りの人たちの反応を見てると原作未履修でも全然見れたんじゃないかなっていうふうには思いました。
あとね、ジャニオタ好きなんじゃないかなって。
私ジャニオタじゃないんだけど、ジャニオタって今でも言っていいのか。
言っといてあれだけど、アイドルのオタクたちがさ、シンメって好きじゃん。
シンメトリーになるメンバー好きじゃん。
コンビみたいなさ、コンビとシンメってまた違うのかもしれないけどさ。
シンメ好きだったら今回の横浜流星と吉澤涼絶対好きだろみたいな。
運命を共にするみたいなさ。
ああいうの絶対好きじゃんみたいな。
アイドルオタクにはもしかしたらこれは刺さるんじゃないかっていうのは私すごい見ながら思ったんだよね。
そういうメイン二人の関係性、主人公吉澤涼と、最初はずっとタックなんだけど途中からライバルになっていく横浜流星っていう、
この二人の関係性はバチバチにはまるんじゃないかなって思ったんですよね。
というのも、私が旧ジャニーズ事務所の中でシンメとしてものすごく好きだったのが、今は無きにはなってしまうんですが、
昔のセクシーゾーンの頃の中島健人くんと菊池ふうまくんのタグというかシンメのふうまけんが私すごい大好きだったのね。
あの二人ってバチバチなんだけど仲悪かった時期もすごいあるし、バチバチなんだけど二人が揃うとすごく良かったっていうね。
もう本当に今は無きになってしまったんですが、
二人がバラバラになっても私二人ともバラバラで未だに応援はしてるんですけど、
あの二人揃ってた時すごい好きだったなって思う感情がなんとなく今回の国宝の二人にすごい感じてしまって、
なんか仲良い時もあればなんかもうバチバチで喧嘩しちゃった時もあってバラバラになっちゃってみたいなのをね、
私はすごいふうまけんのことを考えてしまったんですけど。
それ私の好きなシンメがふうまけんだから?違う?違うよね。
まあでもあのシンメ好きだったらハマるんじゃないかなって思いました。
他のシンメのこととかを考えても、一緒に歌舞伎やるシーンとかもあって、
二人揃ってるからこそすごい良いみたいなやつもあってさ。
あとか二人が同じ役柄を別の時に演じたりするんだよね。
なんかそういうのもシンメっぽいなみたいなすごい思ったりはしましたね。
歌舞伎を演じてる時の、もう主にあの本当に吉澤さんと流星くんの話ばっかりしちゃうんですけど、
歌舞伎役者を演じて、歌舞伎の演目をやってる時、つまり女型の衣装を着て、
顔だけじゃなくて肩とか手元とかまで全部白塗りにしてさ、
舞台に立ってる時の二人なんですけど、
なんていうのかな、すっぴんはマジでイケメンじゃないですか、吉澤涼と横浜流星って。
すっぴんイケメンなんだけど、
女型の格好をした時に、吉澤涼は端美なんですよね。
すごい静かな美って感じなんだけど、横浜流星が、私すっごい意外だったんだけど、
横浜流星、私めちゃくちゃイケメンだと思ってるんだけど、横浜流星がすっごい可愛くなったの。
女型のメイクをした時に。
なんかね、なんていうのかな、小悪魔みたいな。
この子に騙されてしまいたいみたいな、みたいな雰囲気になったの。
なんか二人ともすごい整った顔をしてるのに、
メイク後はタイプ違いの女型として成立する良さっていうのを二人あって、
これもなんかちょっと新メっぽいなっていうのを私はすごい感じたんだけど、
白塗りになった時に、またメイクをする前とは違う良さが引き出されるっていうのが、
歌舞伎のメイクの不思議だなって私すごい今回感じて、
いやこれってすごい面白いなっていうふうに思いましたね。
ストーリーのその一番深い部分というか、
主人公のキクオがゲイに青春をそして人生を捧げたことによって、
50年経って最終的に人間国宝になるまでが描かれるんですが、
だからタイトルが国宝って言うんだけどさ、
キクオの生き様
国宝になるため、自分が人間国宝になるために本当にいろんなものを失い続けてるんですよ、彼は。
全てを失うことで一つを得る。
つまり自分が持ってるものとか、自分が手にしたものとかを全部失うことで、
ただ歌舞伎役者としての芸の道というか、人間国宝というトップオブトップみたいな、
女方の歌舞伎役者界でトップオブトップみたいなものを手にするっていうまでの、
全てを失うことで一つを得て、そしてなおかつ全部を背負わなきゃいけない運命みたいなものをさ、
すごい描かれてたなって、全部を通じてね。
全編を通じてそれが描かれていたなっていうふうに思うんだけど、
今回吉澤亮が演じていたキクオっていう人間を見てるとさ、すごい破滅の香りがするのよ、彼って。
美しさもあるし、儚さもあるし、で狂気も感じるんですよ。
ちょっと狂ってるんですよ、やっぱり。
なんだけど、その後ろに破滅の香りがあって、それに惹かれる女たちがたくさんいたなっていう、
まあまあモテるんですね、このキクオという人物は。
まあ顔が吉澤亮だからモテないわけがないんですが、仕方ないよね。仕方ないよね。めちゃくちゃ整ってるもんね。
なんだけど、破滅の香りのする運命の後ろにたくさんの女たちがいて、
それがお付き合いをした女性であったりとか、間に子供を持った女性であったりとか、
それとか子供ですら娘なんだよね。キクオの子供は娘なんですけど、娘ですもん女じゃないですか。
キクオの人生の後ろには男がいないんですよ。
なんかね、これは歌舞伎役社会というか、リエンって言われる、梨野園と書いてリエンですね。
そのリエンっていう世界においての女性というものを考えたときに、
やっぱり男社会なので舞台に立つのは男性だけなので歌舞伎役者って、
なんかそれを思えばさ、女ってこの社会においては影なんだな、黒子なんだなと。
でなおかつ、なんていうのかな、こう失われても痛みを感じないというか、
痛みを感じていないわけ、当人が痛みを感じていないわけじゃないんだけど、
社会的には全く痛みを感じられていないというか、
消えたことによって何らか社会が変わるかと言われればそうじゃないみたいな。
ところを私はすごい感じたんだけど、ないがしろにされているというか、ないんだよね。
無なんだよね、このリエンにおいての女って、結局のところ。
例えばさ、しゅんすけの奥さんだったりとかさ、引き取ってくれたところのおかみさんだったりとか、
主要な女性のキャラクターはいるんだけど、そしてその主要な女性のキャラクターがリエンの中に存在してはいるんだけど、
結局は舞台に上がられないので、彼女たちは見ている場所は客席なので、
だから違うんだよね、そのリエンの女性っていうのは決してメインにはなれないという。
なんかそういうところすごい感じてしまったんだよね。
なんかほら、地下才能家。
だから歌舞伎役者界ってさ、結局血縁でつながっている部分っていうのがすごくあってさ、
接種性っていうのが現実の歌舞伎役者の方たちの中でもすごくずっと連綿と続いているものじゃないですか。
キクオが引き取られた子供なので血はつながってないんだよね。
だからキクオは歌舞伎役者の世界で血を使って成り上がることができないんですよね。
平たく言えば、接種性を使って何らかの名前をついたりとかすることが簡単にはできないんですよね。
ただ彼には才能があって、その才能を認められることで成り上がっていくことができるわけなんですけど、
これと反対のパターンなのが歌舞伎役者の家に生まれた御曹氏、春介なんですよ。
春介には血の力があるんですよ。
優秀正しい歌舞伎役者の家に生まれた御曹氏も後継ぎとして期待されている人間っていう立ち位置なので、
血の力を使って、接種性の力を使って成り上がっていくことはできるんですが、
ただ才能は彼はキクオに負けてしまったって思うシーンがあるんですよ。
だからキクオの才能が自分にあればもっと成り上がることができたのにっていうふうに思っているっていうところがまたちょっと痛々しいところで、
なのでキクオは血の力が欲しい。そして春介は才能の力が欲しいっていうね。
血縁と才能の対立
お互いないものねだりをしているこのシーン目っていうのがまた大吹き深いというか、
見ていてすごく悲しくなったり痛々しい気持ちになったりもするんだけど、
でもこれってきっと現実の歌舞伎役者さんたちの世界の中でも起きていることなんじゃないかなって思えてしまうんですよね。
だからリアルなのかなって思う節もあったりしました。
でこの摂取性の血の話っていうのがもう本当にキクオが春介と一緒に育っていく中で割と最初の方から出てくるんですけど、
だから本当に歌舞伎役者としては逃れられないものなんですよこの摂取性っていうのが。
ただこの摂取性の血の話っていうのを歌舞伎役者ではない外部の人間からされるっていうシーンがあるんですよね。
この話をめちゃくちゃしてくるのが歌舞伎の興行を仕切っている会社の人っていう役柄の三浦貴博さんなんですけど、
三浦貴博さんってバチバチの二声俳優じゃないですか。
ご両親すごく有名な方なので。
ただこのバチバチの二声俳優の三浦貴博さんに摂取性の血の話させるの。
しかもその摂取性に対して彼はものすごく冷ややかな目線を向けているっていう立ち位置のキャラクターなんですよね。
長崎文化の反映
いやーえぐいことするなっていうふうに思いました。
なんかねこのキャスティングが一番えぐかったなって思うんですけど。
なんかね本人もやってて辛くないのかなとかさ。
ちょっとあれですけどメタな視線ですけどそういうことも感じました。
現状ね今喋ってる時点でもう映画国宝公開から1ヶ月近く経ってるんですけど。
でもねやっぱりこの2時間50分の体験っていうのを映画館でぜひ体験してほしいなっていうのは見た後の本当私の気持ちです。
音だったりとか光だったりとか本当に見せ方がすごく綺麗でビジュアル面というか視覚から入るところっていう点とか音響から入る点っていう面でも映画館で体験するだけの価値はある作品だなって思ったんですけど。
何より静けさなんですよ。何もない無の空間になる時っていうのが映画館だからこそ体験できるものなのかなっていうね。
映画館って基本的には外部からの光の刺激もなければ音の刺激もないじゃないですか。
マナー違反してる人がいたら別なんですけど基本的にはそういう外部刺激がない状態で見ることができるので。
これってさ家で例えばもうDVD化されてからだったりとかサブスクで配信が始まってからとか見ることもできると思うんだけどやっぱり何かしらの邪魔が入るじゃん家で見たりすると。
本当に家の中でシアタースペースとか作ってる人はまた別かもしれないんだけどさ、やっぱり静謐な空間で見ることができるっていうのがもう映画館の醍醐味だと思うし。
何より歌舞伎を大画面で見るっていう経験はなかなか私たち日本人でもすることがないと思うので、ぜひこの機会に映画館で見てほしいなっていうふうに思います。
ああいうの忘れてた。田中みんさんの話をするの忘れてたんですが、田中みんさんが人間国宝の女型の役柄をされているんですが、田中みんさんといえば、ご本人もずっとダンスをされている方でそちらをなりわいとされているんだけど映像作品にたくさん出ていらっしゃる方で、
彼が出ると作品が締まるなっていうふうにいつも思ってるんですけど、それが本当に歌舞伎役者としてちゃんと歌舞伎の演目を演じられるシーンもあって、彼を本当に無駄遣いせずにしっかり使っていった作品だったなっていうのをすごい思ったんですよね。
本当に彼がいらっしゃるシーンっていうのが、そんなに多くはないんだけど説得力が本当にすごくて、その場にいて2つ3つ言葉を主人公たちと交わす、それだけなのにこんなにも説得力のある人がいるのかっていうのを今回田中みんさんに対してすごく思いました。
あの人の存在感ってえぐいなっていう感じですね。
最後にもうちょっとなんか豆知識的な感じの感想みたいな、なんて言ったらいいのかなそんな感じになっちゃうんですけど、原作を描いていらっしゃる吉田秀一さんという方、長崎県出身の方なんですね。
国宝の主人公菊尾も長崎県出身の設定なんですね。そして何を隠そう私縹はなも長崎県出身なんですね。
なので長崎的な部分っていうのにちょっと目が行ってしまうんですが、国宝というこの作品、冒頭のシーン長崎なんですよ。
仁教の一文の構想のシーンですね。菊尾がお父さんを失うシーンというのは長崎のシーンになるんですが、長崎のモデルは丸山っていう裕郭が昔あったってされてる地域があるんですが、そこにある寮邸みたいなところがモチーフになってると思うんですけど。
この映画が始まった時に最初のシーンですね。その寮邸が引きで映って、ヤクザの人たちが広めみたいなところでワイワイお酒を飲みながら、隅っこで芸妓さんたちが何やら歌を歌ってるんですよ。
これって、あんまり長崎の文化に造形が深くない人たちっていうのは、何か歌ってるなぐらいしか感じないと思うんですけど、これ長崎県民だけがもしかしたら気づくのかもしれないんですが、歌ってる歌も結構重要で、あれめっちゃ長崎だなって思うものを歌ってるんですよ。
というのも、あのシーンで歌われている歌っていうのが、長崎ブラブラ節、または単にブラブラ節っても言われる歌なんですが、長崎県長崎市に古くから伝わってる民謡で、江戸時代の初期から明治初期にかけて長崎市内を中心に歌われていたお座敷歌なんですよね。
長崎くんちっていう長崎を代表するお祭りが秋にある大祭があるんですが、それの宝踊りっていう、宝の踊りの中でも欠かせない長崎を代表する民謡なんですよ。長崎県民結構歌える人が多いと思うんですね。長崎市内にルーツがない人たちでも全然歌えたりするし、私も全然今歌えと言われたら歌えるぐらい。
結構馴染み深い歌なんですよね。長崎名物っていう歌が始まる歌なんですが、それがちゃんとお座敷歌として出てくるっていう時点で、長崎わかってんなっていうような感じなんですよ。県民的にはすごく嬉しいなっていう感じだったし、あとね、方言指導すごい上手い人がもしかしたら入ってたんじゃないかって思うんですよ。
結構、私自分が長崎県民だっていうのと、あとね、今回の話には全然関係ないんだけど、私大学時代に福岡にいたので博多弁を結構耳にする機会が多かったりするんだけど、方言指導で長崎弁だったりとか博多弁だったりとかが、わーこの作品上手だなって思うことって結構稀で。
っていうのはさ、多分その地方に住んでる人たち、もしかしたら関西弁が出てくる作品って関西の人たちが見たり聞いたりしたら違和感を覚えるのかもしれないし。
それとかさ、青森弁とか北海道の方言とかすごく特殊じゃないですか、北の方の方言とかって。そういうのって現地の人が聞いたら違うじゃんとか思うことって結構あると思うんですよ。方言指導ってすごい難しいと思うんですよね。
やっぱり方言って生きてる言葉なので、そこの地方で生きてる言葉なので、なかなか難しいんじゃないかなって思うんだけど、私今回のこの長崎のシーン、つまり最初の構想のシーンとその後の気候が長崎を出ていくまでの間ですね、長崎弁を喋ってるシーンがあるんですけど。
なんかみんな上手かったなと思って、意外と違和感なかったなっていうのが正直な感想だったんですよ。なので、吉田秀一さんが、そもそも原作者が長崎の方なので、そういうところで監修がついた可能性もあるし、上手い人がコーディネーター的な人がついてたのかなーとか思いましたね。
ブラブラ節といい、方言といい、長崎県民的には序盤のシーンは、「おお、わかってんねー。」って思うような、そんなシーンもあったよっていうちょっとしたトリビアでした。
というわけで、どうでもいい話で最後締めましたが、映画国宝、本当に私はめちゃくちゃ面白かったと思ってるし、映画見終わった後に原作読み返したんですけど、やっぱり原作もめちゃめちゃ面白いんですよ。
なので、よかったら皆さん、映画も映画館であっている間に是非見てください。まだ多分この作品も結構ロングランするんじゃないかなって、それこそさ人気が出てるから、公開された後から口コミでも広がってる感が私すごい身の回りでもあるなって思ってるので、
長いけどね、約3時間っていう、ほんと見る前はネックになるんじゃないかなっていうような上映時間もある作品なんだけど、歌舞伎って難しいんじゃないの?とかさ、ちょっと引き気味に見てしまうような題材かもしれないんだけど、蓋開けてみたらジャンプですから。
蓋開けてみたら週刊少年ジャンプですから。少年史のバトルものかなっていうぐらいのバチバチのバトルが起こってますからね。そういうところも含めてめちゃめちゃ面白い作品なので、是非映画館で見てほしいなってまだ見てない人は思うし、映画を見て面白かったって思う人は小説版原作にも是非触れていただきたいなと思います。
簡単に触れたいなという方は是非よかったら概要欄の方から私のこの番組のとるたラジオのエピソード74、そして前番組の方でやった5分間の紹介の方も遡って是非聞いてくださいというもう一度宣伝をしておきます。
映画『国宝』の特別な意義
というわけで今日は映画国宝の話をしていきました。はいエンティングです。というわけで映画国宝の話をしていきましたけれども、国宝の話本当にめちゃくちゃしたかったので、映画公開されてすぐ見てから早く形にしておきたいなとは思いつつもなかなか収録ができなくて、これでようやく形に残すことができて安心しています。
というのと今回とるたラジオのエピソード100っていう節目にこの国宝の話を持ってこれたことを私すごく嬉しく思っています。
やっぱりね自分に刺さったコンテンツの話をこういう節目でしゃべれるっていうのはしかもさ、2回刺さってるわけじゃん国宝。私の中で小説も映画も刺さったわけでさ、すごいね私の中でも特別な作品になったなと思っているので、それを第100回に持ってこれたっていうのはやっぱりすごく特別だったなっていうふうに思います。
でね、普段からとるたラジオをずっと聞いてくれてる皆さんからすると、花だらしくないというか。だってさ、私が結構取り上げてきてる推しっていうのが俳優の千葉雄大くん、間宮祥太朗くんなんですが、今回国宝何にも関係ないわけですよ。
唯一関係あるとすれば国宝の主演をした吉澤良さん。吉澤さんが千葉くんと親交が深いんですよね。プライベートでも仲良くしてるみたいなんですけど。千葉くんと間宮くんが共演した作品に吉澤良くんも一緒に出てるんですよね。
2014年にフジテレビ系列で放送された水球ヤンキースっていうドラマがありまして、その作品で千葉くんと間宮くん共演してるんですけど、その中に吉澤さんもいたっていう。
私がなんで吉澤良くんを吉澤さんって呼んでしまうかっていうのは、これは千葉くんのせいなんですよね。千葉くんは吉澤良くんの方が年下であるにもかかわらず、吉澤さんって呼んでるので、私もつい吉澤さんって呼んでしまうんですけど。
吉澤さんと共演をしてるんですよ。わりと最近というかめっちゃ最近の話なんですけど、ババンババンバンバンパイアっていう作品があるじゃないですか。今公開中の映画ですね。これも吉澤さんが主演してる作品なんですが、これに間宮祥太朗一瞬出てるらしいじゃないですか。
私まだちょっと見に行けてないんですけど、マジで超一瞬出てるみたいですね。それを聞いてからちょっと行こうと思ってるんですけど、そもそもちょっと見たかった作品なので、どこかで時間作って公開期間中に行こうかなって思ってた作品なんですけど、ちょっと間宮が出てるらしいので、確実に行こうと思っていますみたいな感じで。
ついつい推しの話をしてしまうんですが、今回の国放に関してはマジで推しが一切関係ない作品だったので、こういう回もあるよなっていうか、そういう回も意外とあるんだけどさ、100回の歴史を遡っていくと。
全然関係ない作品の話をしてたりもするんだけど、今日みたいにオープニングトークなりエンディングトークなりで推しの話をしてしまうという、それはオタクの悲しい習性なので許していただきたいなと思いつつ。100回遡っていくといろんな回があったなと思います。
もっと遡っていくと、5年前ですね。ほぼ5年前ですね。もうすぐぴったり5年になるんだけど来月で。2020年の夏のことですよ。まだコロナ禍真っ只中だった頃、声で残したいことがあるって思ったというか、マイクの前で喋ってみたいというか。
そもそもですね、私高校時代に放送部だったこともあって、ラジオのパーソナリティというものにずっと憧れを抱いて生きてきて、そんなことをできないまま大人になって。コロナ禍でポッドキャストの需要が上がってるっていうことはすごい知ってたんですね。個人でもやることができるらしいということは知ってたんですが。
本当に自分でもやってみれるのかなと思って、軽い気持ちで始めたのが2020年の夏だったんですよ。最初は本当に今はマイク使って、ミキサー使って喋って編集をして世に出してるわけなんですが。
本当に一番最初に収録した頃っていうか、一番最初の半年間くらいかな。本当にマイクも持ってなくって、ミキサーも持ってなくって、iPhone1台で喋ってたんですよ。iPhoneのマイクに直撮りでそのまま喋ったものをポッドキャストとして出してたので、本当に音声的にもすごい拙かったと思うし、喋りも今も全然上手だとは思ってないんですよ。
今この喋ってる状態でも原稿なしでそのまま喋ってたりするので、本当に尻滅裂な部分があったりとかもするかもしれないんですけど、初期の初期ってもっと拙かったと思うんですよ。でも初期の初期の方がマシだったのかな。ちゃんと原稿書いてたもんな。
でもね、そんな拙い喋りを多分誰にも聞かれないまま終わるんだろうなみたいな感じで、私は始めたわけで5年前に。
そしたら少しずつ感想をもらえるようになったりとか、お便りもらえるようになったりとか、SNSでリアクションをくれる人がいたりとか。
この番組に移動してくる前はラジオトークっていうアプリを使ってたので、アプリ内での交流みたいなのもちょっとあったんですけど、結局そこからついてきてくれて、今もう本当にPodcast単体でやってるのにリアクションをくれたりとか、たまにDMとかくれたりとかお便りくれたりとか。
ラジオネームと文章が私の中で紐づいている人たちっていうのが出てきたり。
ラジオトーク自体に仲良くなった人って、ラジオトークっていうアプリ自体がみんな配信者みたいな感じだったので、聞き船の人ってあんまりいなかったのね。
リスナーだけやってる人ってあんまりいなくて、ほとんどが自分が配信をしながら他の人の配信も聞いてるみたいな感じだったから。
それこそコラボ配信とかで一緒に喋ったことがある人たちとかもいたりしたんだけど、もう全然私こっちに移ってきてからは人と喋ってないので、配信をするときに全く喋ってないので、
本当に一人でバーって1時間ぐらい喋ってるみたいな感じで、この100回続けてきたわけなんですよね、2022年の4月からは。
そんな状態なのに聞いてくれる人がいる、お便りをくれる人がいる、そういうのわかるよってリアクションしてくれる人たちがいる。
でもそれだけじゃなくって、多分そういうリアクションをくれる人たちって、この番組聞いてくれてる人たちの中でもごく一部だと思うんですよ。
再生回数とか見てるとね、そんなもんなんだろうなって思うんですよ。
本当にサイレントリスナーというか、本当に聞くだけの人たちだったり、通りすがって行っただけ、1本聞いただけの人もいると思うんですよね。
ただその1本聞いて気に入って居座ってくれた人、居座ってくれたって表現よくないね。
ずっと聞いて、そこからずっと聞いてリスナーになってくれてるんだけど、お便りくれたこともない。別に私に話しかけたこともない。
けどずっと聞いてるよっていう人もいると思うんですよね。
でも私そういう人たちってすごい大事だと思ってて。
そういう人たちもいるからこそ私はやってこれたんだなっていうのはすごく思ってるんですよね。
特に半年休んでた時に、別に誰からも声をかけられることもなく、ただただ休んでたみたいな期間がちょっとあって。
私半年間休んだきっかけみたいな部分も、ある意味ちょっとしたお便りがきっかけだったりしたんですけど、それについてはあんまり触れないようにしてるんだけどさ。
だからね、言葉は棘にもなるなっていうのをすごく感じたのがその半年ちょっと前、1年尺くらい前かな、ぐらいの出来事だったんですよね。
そこからちょっと配信ペースが落ちたりとかして、でも聞いてくれる人たちがいて、半年ガツンと休んだにも関わらず、再生回数がゼロになった週っていうのがなかったんですよね。
誰かしらが何かしらの形でずっと私が残した音声を聞いてくれてるって思うとすごく嬉しくて、やっぱり帰ってこようって思えたし、多分半年も休んでたらフェードアウトして消えていくことも簡単だったと思うんですよね。
私、割とお休みする前はXでも頻繁につぶやいてたし、推しのドラマの実況とかめちゃめちゃうるさいタイプだったんだけど、なんかパタッとやらなくなって、カナダ生きてんのかなぐらいの感じになってたと思うんだけど、その間にも聞いてくれてる人たちがいて、再生回数回してくれてる人たちがいて、不思議だったんだよね。
だけど、新規の流入もあるんだけど、多分検索してどこかしらから新規で流入してきてくれた人たちとかもいると思うんだけど、それだけじゃないっていうのが私はアナリティクスを見てわかってて、なんかめっちゃ嬉しかったんだよね。
今後の活動と感謝の気持ち
それって、本当に私に対して話しかけるでもない、声をかけるでもないお便りをくれたりとかそういうわけじゃないんだけど、ただ寄り添ってくれてる、そんなリスナーのみんながいたからだと思うんだよね。なんかこううまく言葉にならないんだけど、そういう人たちがいるから100回やってこれたなって改めて感じました。本当にありがとうございます。
なんかちょっとしんびりしちゃったけど、今までの私の熱量のまんまこの先もずっと続けていきたいなって思ってる場所なので、とるたラジオって私の中ですごく大事な場所なので、これから先もちょっとスローペースにはなってるけど、それでも私が話したいことがある限りはここってずっと回り続ける場所になってるので。
なのでね、これから先も私どもどもとるたラジオを愛していただければ嬉しいなと思っています。そんな感じで100回目の区切りのお話とさせていただきたいと思います。
でね、文質のノートっていうのを復活後から続けていて、前回の分はちょっと上げてないんだけど、前回配信分のまとめっていうのと、あと前回配信の時にお話をした強行選挙の話をするノートっていうのを下書きのまんま上げれてなくて。
いや、忙しかった。ちょっとここ最近めっちゃ忙しかったし、あとね、ちょっとXではチラッと言ったんだけど、私ちょっとね、ガチでしんどい病気をしてたのね、ちょっと数週間。めっちゃきつかったんだけどさ、ちょっとその話少しだけしていい?
あの、ジンウジン炎っていう病気になりまして、ちょっと最近。背中が痛かったのね、腰が痛かったというか、なんか体の調子が悪い、肩こりとかの一部なのかなって思ってたら、背中が痛くてさ。
そしたら、ある日突然40度の熱を出しまして、病院に駆け込んだら、風邪の症状が一切ない。熱が出てるだけ。なんだろうなって調べてもらったら、腎臓が炎症を起こしてたっていうね。
なんか、膀胱炎からなる人が多いんだって。なんだけど、なんか私ちょっとそこからじゃなかったっぽくて、なんかちょっと発症が謎だったんだけど、何せ腎臓が炎症を起こしてたらしく。
本当ね、入院寸前だったんですけど、入院せずになんとか息ながられたんだけど、完全に治るまでに2週間ちょっと3週間弱くらいかかって、マジでめちゃくちゃしんどかったのと、あと仕事がめっちゃ忙しかったのと、いろいろあってね。
ここ3週間くらいか配信できてなかった間にあって、しんどかったの。だから100回目もなかなかあげれなかったっていうのもあるんだけど、本当になんか本当にしんどい中、しんどくなる直前になったのかな、ここを見に行ったの。
本当なんかそんな感じで生きてたんですけど、そういうこともしながらね、頑張って生きてます。本当にね、本当に腎臓を大事にした方がいいよ。本当にびっくりした。マジでね、なんかあれって思ったらすっごい熱出て突然。恐怖だったねっていう話です。どうでもいい話です。
そんなこともあって、ノートちょっとあげれてないんですけど、2つ下書きがあるのと、今日の文も少し国報の感想とかまた文章にもしたいなと思っているので、順次ポンポンとあげていけたらいいなと思ってますので、ノートの方もぜひ確認していただけると、チェックしていただけると嬉しいなと思います。
更新があった時は、私基本的にはXの方では絶対リンク上げるようにしているのと、あとね、インスタほとんど動かしてないんだけど、インスタは私ストーリーズの方でお知らせ出しているので、もし興味があればフォローしていただければなと思います。ノートもぜひフォローしてください。
ということで、今回はこの辺にしておいてやるか。
久しぶりだから締め方がわかんなくなってるよ、また。
そんな感じです。
次回からの3桁になってからのとるたラジオもぜひ愛していただけると嬉しいです。
というわけで、今回はこの辺でお別れにしたいと思います。
概要欄にお便りフォームを置いています。
Spotifyのメッセージ欄もあるので、Spotifyご利用の方はぜひそっちも使ってください。
DMも開放しているので、感想もただの一言もいつでもどんな形でも待ってます。
ただね、静かに聞いてくれてるみんなのことも私は忘れてないので、みんなの好きなやり方でとるたラジオに触れていただければ嬉しいなと思います。
たまに私にかまってくれると嬉しいです。
この番組ではこれからも私の偏愛、動かされた気持ち、トルに足らんいろんな感情を深掘り系オタクの気まぐれな情報量とともに少しずつ言葉にしていきます。
今週は懐かしの金曜日夕方5時というね、ちょっと100回目の節目なので、もともと配信していた時間に配信をさせてもらったんですが、今後はまた水曜日に戻していきたいと思います。
リニューアル後というか、私が半年のお休みを経て復活してから水曜日にお引越しをしたんですが、また次回からエピソード101からは水曜日にお耳を貸してもらえたら嬉しいです。
そして今あなたが聞いてくれていることが私にとって何よりも幸せです。いつもありがとうございます。
こんなトルに足らんおしゃべりがあなたのちょっとしたエンタメになっていたらいいなと思いつつ、ここまでお相手は縹はなでした。また次回お会いしましょう。バイバイ。
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