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2024-04-02 15:38

ep36-1 「日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか」(岩尾俊兵さん)-日本式・カネかヒトか・構造改革-

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読書の時間36冊目は、やや趣向を変えてビジネス・経営よりの本をチョイスしました。

 

「日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか 増強改訂版『日本”式”経営の逆襲』」という、慶應義塾大学准教授の岩尾俊兵さんの著書です。

⁠www.amazon.co.jp/dp/4334100910⁠

 

1話目は、岩尾俊兵さんの30数年の数奇な人生に少し触れていきます。

幼少期の名門経営者一族としての生活から、中卒自衛官・各種アルバイト生活を経て大検を取得。最終的には東京大学初の経営学博士号まで、といった波乱万丈な歩み。興味深い方です。

 

従来と異なる選書のきっかけは、岩尾俊兵さんのネットの記事を見かけたこと。

「経営者が、ヒトを大事にするか、カネを重視するか。それは経済環境に多分に影響される」

という話で、金融・経済に疎い粟野は、なるほど!と、また1つ新たな視点を得た感がありました。

 

さて、Podcast「アワノトモキの読書の時間」 Work Tellerの放送形態ですが、36冊目から少しだけ構造改革を行っていきます。

これまではキーワード3つを1話にまとめて放送していましたが、時間が40~50分と長くなりがち。

そこで、1キーワードで1話放送に分割し、

1冊の本で全5話というスタイルにさせていただきます。

(少しでもお聴きいただいている方の負担やハードルが下がればと思っています)

 

この新しいスタイルで放送する、

2話目~5話目で取り上げるキーワードは以下の3つになります。

 

1.カネ優位・ヒト軽視のデフレ時代

2.逆輸入される日本の経営技術

3.文脈依存度を下げるべきなのか

 

それでは、読書の時間 36冊目の2話目でもお会いできることを楽しみにしています。

サマリー

「日本企業はなぜ強みを捨てるのか?増強改訂版 日本式経営の逆襲 岩尾俊平さん」は、岩尾俊平さんが執筆した本であり、日本の経営に関する興味深いトピックを取り上げています。岩尾俊平さんの『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』では、金融危機時代における日本の経営技術の逆輸入や、文脈依存度の問題に焦点が当てられています。

岩尾俊平さんの異なる経歴
-みなさん、こんにちは。-こんにちは。
-アワノトモキの読書の時間、本日もどうぞよろしくお願いします。-よろしくお願いします。
-はい、星野です。-粟野です。
-いやー、今日はね、収録前に疲れましたね。
-そうですね。もうここまで、あのー、徹夜で10時間ぐらい喋っちゃったんで、もう。
-10時間は言い過ぎだけど、2時間喋ったからね。
-本当ですね。もう収録しないで終わるんじゃないかっていう空気も漂いながら、その気持ちを、そうですね、ちょっと振り払って、今収録に向き合っているところです。
-はい。じゃあ、力を振り絞り、本日は使う本の紹介をお願いします。
-はい。えー、今日はですね、いつもとテイストが異なります。
えー、「日本企業はなぜ強みを捨てるのか?増強改訂版 日本式経営の逆襲 岩尾俊平さん」っていう、えー、この方は慶応義塾大学小学部の準教授の方が書かれた本ですね。
-なるほどねー。なんか、タイトルだけ聞くと、非常に興味関心の高い分野ではあります。
-とおっしゃいますと。
-ここ最近のさ、収録で、よく日本ならではのマネジメントとか経営とかあった方がいいんじゃないみたいな、コーチングとかさ、ファシリテーションとか、なんかこう輸入型が目についちゃう。
そうじゃないものが意外とすんなり受け入れやすいんじゃないとか。
-出ましたね。
-出たよね。なんかそこに関わる話なのかなっていう。
-鋭い。鋭い。鋭い。
-もう一回も言ってくれ。
-いやいやいや。あの、自分のこう、事前に準備したレジュメの中にはそれ書いてなかったんですけど、まさにそれはあると思う。選んだ理由ですね、この本。
-あー、なるほどね。えー。ここ最近ね、自分でもテーマですよ、この辺り。
-あー。ね、なんかできたらいいですよねって話と、まあ多分今星野さんがおっしゃった内容、日本っぽい〜みたいなのは、多分この都社の方も、なんとかせなあかんという思いで多分書いたのかなと思いますね。
-関西の方?
-えーと、佐賀ですね。九州の佐賀ですね。ご出身です。
-えー。岩尾さんね。
-岩尾俊平さん。
-岩尾俊平さん。
-すごいですよ。名前に兵隊の兵が入ってるんですよ。すごいなと思った時に。
-言われたらそうだね。
-そう。変換できなかったんです、最初。
-へー。
-なるほどね。でも、あのー、この方すごいユニークなご経歴の方で、
-はい。
-これはもうウィキペディアとかAmazonのプロフィリッシュに書いてあるままで読んでみれば、読んでいただけばわかると思うんですけど、
-はい。
-あのー、生まれはですね、江戸時代から続く岩尾直工業っていう会社ですね。経営者一族として生まれになってるんですよ。
-はい。
-で、そのときは論語を読んでた。
-幼少期から。
-幼少期から。
-まあ、英才教育ですよね。慶応学じゃないですか。
-神の玉枠を読んでたんだ。
-多分。幼少期からですね。
で、そのご実家のとこには、製造業の現場を見るってことで、東大とかハーバードから現地視察ですよね。工場を見せてください、経営を見せてくださいって来るような会社、フィールドワークに来るような会社だったらしいんですよ。
-なんかで有名だったんだ。
-おそらく、おそらく。なんで、なんか、ちっちゃい子から経営学者を志望した、心を出したというか、まあ、なんかそういうなんか素地はあったんでしょうね。
なんですけど、お父さんが、まあ、次男だったので、だと思うんですけど、自分で会社を作って東京に進出しましたと。
-ええ。
-ところがその会社が倒産して借金。
-倒産だからね。
-みんな、みんな倒産しなきゃ。
-やだなあ。
-ごめんなさい。うちの父さんの会社、1回倒産しましたね。
-本当ですか。
-怖いな。
-まあ、それはちょっとまた、あの、こぼれ話で。
-はい。
-言いたいと思いますが、まあ、あの岩尾俊平さんお父さんが倒産されて、会社で借金を、まあ、億単位ですかね、背負われたと。
で、えっと、まあ、なんでかわかんないですけど、とりあえず、まあ、お金がなかった、ご実家の支援がなかったのか、ちょっとわかんないですけど、中学卒業した後、陸上自衛隊に入ったと。高校、いかずにですね。
で、働いて、自衛隊で働いて、その後大研ですよね。取って、慶応義塾大学入り、そこからその後、東京大学、大学院。
で、経営学で初めて、東大で博士を取ったという方らしいですね。経営学の分野で、って書いてあるんですよね。経営学ですね。
-経営学ってのが新しい学部ってことなのかしら。
-なのかもしれないですね。まあ、東大自体はもともとね、官僚をね、作るところですからね、官僚を。だから、まあ、あんまりビジネスっていうところには特化しないからかもしれないですけど。
-なるほどね。
-まあ、そういう苦労人の方ですと。でもその苦労は全然、あの、ひけらかしたくないというか、それ苦労をしましたよ、アピールしたくないって、Xに書いてありました、この人。
-へー。
-そんなことは僕はしたくないみたいな。
-毎回さ、この著者のリサーチでXまで見るんだね。
-まあ、検索すると出てくる、出てきますからね、Xが上位のとこに。っていうのもありますけど。まあ、そうですね、人に興味があるっていうのもありますからね。
-そうですね。
-で、また、これ余談で、これもまあ、リスナーの方が聞いてくださったら見ればいいと思うんですけど。
東洋経済オンラインのコラム
-はい。
-東洋経済オンラインで、コラム持ってるんですよ。
-はい。
-それがね、やばいんですよ。
-やばい。
-なんでこじらせてはみかたしてんだよ、みたいな、超ネチネチ系の内容なんですよ。じゃあ、おもろいんですよ。
-はい。
-ネチネチ系ってどんなこと。
-たとえば、高級ホテルのラウンジで繰り広げられるマウンティング合戦は動物園と同じっていうコラムがあるんですよ。
-読みたくなるね。
-で、出てくるのが、有名大学を出た女性2人なんですよね。
-同じ会社に入りました。おそらく大手企業で働いてました、一緒に。
-1人は、そのままバリキャリーのキャリアを歩んだ女性Aがいる。
-もう1人は、結婚して子育てをして会社を辞めたBさん、女性がいると。
-この2人が何年かぶりに高級ホテルのラウンジで会いました。
-そこでお互いが自分の幸せっぷりとか頑張りっぷりをマウンティングしますよっていう情景を描いたコラムがあって。
-それは日本、おかしなことですよっていう話なんですけど、ようこんなこと書くなみたいな。
-なるほどね。
-つい読んじゃいました。
-思い浮かびますね、なんかね。イメージありますね。
-ネーミングが、自作肌荒れ人と子育て不眠人の広報とか書いてある。意味わかります?
-わかんないですよね。
-出張ってこと?
-海外の大きな案件をやってるのよっていう女性、それで肌荒れしちゃったっていう頑張ってるよってアピールする女性がAですね。
で、もう一人はバリキャリーの女性から、あなた仕事忙しくないから肌綺麗でいいわねって言われてるのを反抗するために、いや子育てって夜大変だから実は昔より肌荒れちゃうのよねって言いながら私は子育て幸せをアピールするっていう、なんかそういうどうしようもないコラムを書いてるんですよ。
-これが大変っていうところを、で、このね、愚痴とか文句の形にして自慢をしてマウンティングをとっていく対決。
-そうそうそうそう。だからまあわかるんですよ、とっても。だから面白いなって思って読んだんですけど、なんだこの人はひねくれ者だなって思いながら。
-受ける印象が取れない?
-なんですけど一方で、この方はその、企業界教育の教材、小学校とか中学生向けの教材を無償で配布してるんですよ。あのウェブページで全部ダウンロードできて、えっと、さっき星野さんが別形に見せてくれたこう、えっと、授業の進め方の全部マニュアルもあるんですよ。こう喋ってください。
-あーはいはい。
-こういう反応が来ると思います。だからこう答えてくださいみたいなマニュアルも全部配布してるんですよ。
-なるほどね。
-まあ熱い方なんだなっていう。
-ほんとだね。すごいね。
-そんな方でございます。僕の受けた印象。まあ実際はどうかわかんないですけど。
岩尾俊平さんの活動と選んだ理由
-岩本俊平さん。
-そうですね。89年生まれだから、まあ30代前半半ばぐらいかな、今。っていうそんな感じの方ですね。まあ超優秀な方だと思います。
-でしょうね。大剣とっての慶応ですよ。
-ね。いろんなコンビニとかいろんなところでアルバイトしながらお金を貯められたというふうには書いてますね。
-尊敬。すごい。
-この本を選んだ理由、直接きっかけはヤフーニュース見てて、面白いなと思ったのは、金優位、人優位形式のデフレ時代みたいなそんな話があって、
ちょっとこれもまた2週目でお話していこうと思うんですけど、
人と金どちらに価値があるとその時代にされるかによって企業経営が変わってきたみたいな話をそのヤフーニュースの記事で書いてあって、
-面白いね。
-なるほどなと思ったんですよ。僕は正直すごい気づきを得たんですよ、その時。
-気づき。
-なるほどと、そういう見方があるのかっていうのを思ったので選びましたというのが1個。
で、あとはさっき星野さん言ってた日本式のっていうのはなんだろう、どうなんかあんのかなと思って興味を持ったとこですかね。
-なるほど。ありがとうございます。
-はい。
-非常にね、そそる前菜でしたね。アポタイザーですね。
-アポタイザーって言うんですか?
-なんか言わない?
-アペタイザーって言うんですか?
-アペタイザーって言うのあれ?
-わかんない、八丁は。
-俺もよくわからない。
-メニューに載ってるってこと?
-そうそうそうそう。あれってさ、食欲を増進させるものじゃん。
-なるほどね。
-なので、この本のに入る前に非常にそそる内容でしたと。
-ありがとう。メインディッシュで。
-シェフ、期待しております。
-がっかりさせないように。
-はい。で、今回もキーワード。
-あ、そうですね。キーワードが3つですね。
1つ目は、金優位、人形師のデフレ時代。
ここはちょっと僕自身は気づきというか、なるほどねって思ったところではあります。
自分の僕にとっては。
で、2つ目は、この本で多分言いたいことの、主に言いたいことの1つだと思うんですけど、
逆輸入される日本の経営技術というキーワード。
逆輸入される日本の経営技術
まあこれも。
-僕はね、興味あるね。
-これもね、まあこれはなるほどなというか、そうかっていう。
これも学びというか、気づきはあるところだと思います。多くの方にとって。
例えばティール組織、オープンイノベーション、量機器の経営とか。
-よくね、出てくるキーワードですね。
-来ますよね。検索してもらうと多分それなりに何か解説記事みたいな、いっぱい出てくる言葉だと思うんですけど。
いやいやいや、普段我々がその解説記事を読んで理解している内容は違いますっていう内容です。
実はっていう話がいくつかあると思います。
-経営学のね、博士がおっしゃるんだから違うんでしょうね。
-そうですね。
この岩井俊平さんは製造業メインの、その生産管理が専門分野なので、
そこから見たいろんなこう、製造業の現場から見たいろんな経営のノウハウと技術、
理論とかっていうのがどうなんだろうっていう部分には長けてらっしゃると思いますね。
空中線ではないとは思いますね。
3つ目がですね、文脈依存度を下げるべきなのかという言葉にさすまれました。
-へー、問いですね。
そうですね。文脈依存度っていうのは、2週目以降でまたお話できればと思うんですけど、
うまく説明できるか、あれだし。
個別の、超個別具体的というよりは、抽象度を上げていきましょうっていう話を岩井俊平さんはするんですね。
その製造業の現場の何々っていうノウハウ、A社のノウハウじゃなくて、
それがA社もB社もC社もグローバルでも通用するノウハウに抽象度を上げていきましょうって話をされるんですけど、
僕自身はそれでいいのかなというちょっと違和感を感じたので、持ったので、それをキーワードにさせてもらいました。
-なるほどね。
-という内容でございます。
-あのトモキの読書の時間たるパートですね。
-はい。ただの自分の思い込みですが、はい。
-了解。その3つね。
金優位人形師のデフレ時代
-はい。金優位人形師のデフレ時代と逆輸入される日本の経営技術、あと文脈依存度を下げるべきなのか。
-はい。
-はい。この辺り。じゃあ次回以降。
-はい。
-伺っていきたいと思います。
-はい。じゃあ、本日は収録前に喋りすぎたので、体力が2回目にちゃんと続くように。
-そうですね。
-今日はあっさりめに締めていきたいと。
-はい。
-ちなみに何話してたんですか?収録前。
-えっとー、人生?
-あははは。
-あ、嘘です。
いやいや、まあね、星野さん新しい娘さんが生まれた話とかもあれば、ポッドキャストとは何ぞや。
-はいはいはい。
-ね。
-何ぞやだよね、本当にね。
-そうですね。
-なぜ我々はこんなことをしているのかとも思うし、なぜあなたたちはこんなものを聞いているのかとも思うし。
-あははは。
-もう本当にこう、1回座談会でもしたいよね。
-そうですね。
-ひょっとするとさ、たぶんさ、ポッドキャストの、このね、我々のポッドキャストを聞いてくれてる人たちの中にもきっとポッドキャストやってる人いるんですよ。
-いらっしゃると思いますね。
-我々もそれを聞いてる可能性もあるのよ。
-うんうん、逆もある。
-ね、お互いがなぜそれを聞いているのかっていうのは、ふまびらかにお互い知り合っていきたいなと。
-知ってみたいですね、知りたい。
-はい、なので座談会募集フォームを作っておくので、ぜひ来てください。
-わかりました。
-あははは、青野さん来たらいいですもんね。
まあまあ、置いといて。
-まあまあ。
-はい、じゃあじゃあ、本日はこんなところにして、次回は本論。
-はい。
-はい、入っていきたいと思います。
-はい。
-ではでは、本日はこんなところで、どうもお聞きいただきありがとうございました。
-ありがとうございました。
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