映画制作の背景
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、個人的にもお世話になっております、元日テレの土屋さんですね、電波少年のT部長とかTプロデューサーで有名な方ですけども、
その方が実は、ガマゴーリシと映画を作ったんですけど、その映画がですね、
ちょっとね、不覚にもって言うと失礼な言い方になるかもしれません。
めちゃめちゃツボに刺さって、結構もう号泣してしまいまして、ちょっと悔しいんでヤフーニュースに気にしてみましたんで、ご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、電波少年の土屋敏男が投げかける、日本の地方が忘れている根っこの可能性っていうタイトルにしてみたんですけど、
映画のタイトルは、綿の街応答、綿の街応答せよかな、っていうタイトルなんですよね。
制作をされたのが、その土屋さんと同じく元日本テレビで初めてのお使いとか24時間テレビなんかを制作されていた、
岩間さんっていう監督の方、土屋さんがプロデューサーで岩間さんが監督ですね、でタッグで作られた、ほぼ2人でメイン回されてるんだと思うんですけど、
この映画の面白いのが、その土屋さんがかかってるだけで話題になるよねってのがあるんですけど、
もともとそのガマゴーリシのプロジェクトなんですよね。だからお金も半分ガマゴーリシが出していて、残りはなんかその地域のケーブルテレビネットワークとかが出してるみたいですけど、
もともとは東京ガールズコレクションにそのガマゴーリシの専業会社の若手が出品するから、それの過程を映像に残そうっていう、
記録映像制作のオファーから始まっていて、それを土屋さんに関係者の人が聞いて、それ面白いから映画にしようってなって、映画になったみたいです。
ガマゴーリと繊維産業
もともとは記録映像プロジェクトだったんですよね。でも映画にすると。その結果、もともとこの東京ガールズコレクションが主役だったはずなのに、
この映像は多分違う回なんですけど、2020年の東京ガールズコレクションのやつに出品する予定のものが主役になるはずが、全然違う映画になったってことですよね。
この経緯は同じヤフーニュースで記事を書かれている大宮さんという方がガマゴーリシに在住みたいですけど、
やらせが神を導くか、ドキュメンタリー映画、綿の街を堕とすような際どい魅力っていう記事で、土屋さんとか関係者の方にちゃんとインタビューをされてですね。
ちょっとすいません、僕はコタツブローカーなんで、こういうインタビューをこうやって伝聞で使わせていただいてますけれども。
詳細聞かれていて、やっぱりその、これは映画の中にも出てくるんですけど、やっぱり東京ガールズコレクションに若者が出すっていうのは、これは別にストーリーとしてはアリなんだけど、
やっぱりちょっと映画にするにはちょっと弱かったっていうことみたいなんですよね。
まあちょっと頑張ってる方の方からは失礼な言い方になっちゃうかもしれないですけど、やっぱり本当にそのガマゴーリーの魅力、繊維産業の魅力を出すんだったら、
やっぱりちょっとこの東京ガールズコレクションに出るのを若手が頑張りましたよっていうだけではやっぱり足りないんじゃないかと。
篤谷さんの言葉で言うと、いい感じの音楽を入れて演出をすれば素人は騙せるかっこいい映像を作ることができます。
でもそれはかなり気持ち悪いねと岩間監督と話しましたと。僕たちも映像の作り手として中途半端なものは作れませんということで、
映画の中でも本気の本物っていうのを見つけることにして、岩間監督は自転車をゴーマンプして買って、街中本当に走り回ってたみたいですね。
それによってやっぱり全然位置づけが違う映画になるんですけど、僕も実は社会人になったばっかりの頃は名古屋で就職したんで、
名古屋のNTTから、実はガマ氷のお客さんがクライアントで一社いて、毎月のようにガマ氷行ってたんですけど、
僕は元々が名古屋出身じゃないかと思って、ガマ氷のことあんまりよく知らなくて、
ボートレース場があることぐらいしか印象が残ってないですよね、正直ね。
ボートレースの時期は電車がそういうボートレースに行く人で混んでるみたいな印象の街でしたけど、
実は日本の繊維産業の中心だった街らしいんですよね。
僕は全然、名古屋の友人からもそんな話聞いたこともなかったんですけど、
だから、1200年前にこの地域に日本に面加が渡って、そこがきっかけでこの地域が日本の繊維産業の中心になり、
実はめちゃめちゃ、何だったっけな、バックマン景気でしたっけ、ちょっとすみません、忘れちゃいましたけど、
めちゃめちゃ高景気に湧いていた時期もあるんだそうです。もう作れば売れるみたいな。
1回すれば1万円みたいな大儲けしていた時期もあるぐらい、日本の繊維産業の中心だったらしいんですけど、
僕みたいに後から名古屋に来た人がそういう話を知らないぐらい、実は地元の人も忘れているんじゃないかぐらい、
2000年ぐらいから、今も本当に繊維作業が社用になっちゃってるらしいですね。
でもこれは本当に、ものづくり産業においては日本全体に起こっていることだと思うんです。
やっぱり中国の安い繊維に勝てなくなったっていうことみたいですけど。
希望を見出すプロセス
ただ、もともとその釜氷市からのオファーで、その釜氷の繊維産業に光を当てる、希望を見つけるみたいなテーマで始めたんだけれども、
もう地元の人たちも完全に実は希望を失っていたっていう状態だったらしいんですよね。
ただ、岩間監督が見つけていくんですよね。映画の中ではね、こと確か要件されてたと思うんですけど、
これがね、本当にすごいんですよ。当然、いろんな人たちの話を聞いて、いろんなところを見て回った結果、見つけていったって話だと思うんですけど、
三河木綿っていうのが、この地域を代表する日本の繊維産業の中心だったからこそ呼ばれていた三河木綿というものがあるんだらしいんですけど、
三河木綿の定義すら、釜氷に住んでいる人たちもすごい曖昧になっちゃっていたところを深掘りしていくんですよね。
そうしていくと、やっぱりね、繋がっていくんですよね。いろんなことが。
今回すごい面白いなと思ったのが、これはドキュメンタリー映画なんですけど、
多分ね、王道のドキュメンタリーからすると、ちょっとずるい作り方になってるんだと思うんですよね。
この大宮さんの記事で、タイトルにいきなりやらせか、神の導きかって書いてあるんですけど、
やっぱり普通のドキュメンタリーでどっちかっていうと、傍観者っていうと言い方が良くないかもしれないですけど、
その状況をそのまま撮るっていう、できるだけ映像に手は食えず、それこそ指示とか、
演出は当然あるんだけれども、できるだけしないようにするっていうのが、多分ドキュメンタリーのイメージだと思うんですけど。
この綿の街王道制は、もうこの土屋さんと山さんが当事者なんですよね。
めちゃめちゃ関与してるんですよね。最終的にイギリスのイベントに出展してみたいなのがあるんですけど、
これ明らかにその土屋さんが多分ネットワークを使って繋いでたり、デザイナーの方と繋いだりみたいなのをしているのが、
映画の中でも描かれていて、やらせというよりはもう自分たちが頑張ってやっているっていうのを隠さずに、映画の中でも言ってるんですけど、
これは多分ドキュメンタリーでは結構ゴハッとな風の話だと思うんですよね。
でもそれをあえてしてるっていうのは、これは僕、土屋さんと去年の秋ぐらいになるのかな、
何かのイベントでたまたまお会いして、実はガマ氷の映画を作ってるんだよみたいな話をしてて、
ちゃんと口出させないという決意にしたからみたいなのを言わせてたのをよく覚えてるんですけど、
土屋さんね、自分のノートでも、ほうれん草は会社を滅ぼすっていう記事を書いているぐらい、
クリエイティブなものを作るんだったら、やいやい周りに言わせちゃダメなんだっていうのが基本コンセプトなんで、
だからこそ今回も、もともとは東京ガールズコレクションの記録映像だったかもしれないけども、
映画を作るんだからこっちに任せてくれということで、完パケするまで見せなかったらしいですからね。
お金半分出してる相手に対してそんなことしていいんだみたいな話なんですけど、でもその結果やっぱり土屋さんも山本さんも自分ごととして関わってるんですよね。
だからこれね、僕はアクティブドキュメンタリーみたいな新しい単語を作った方がいいんじゃないかぐらい、
映像関係者が逆に地元のコアを探しに行ってるんですよね。
土屋さんというと、どちらかというと電波少年をご存知の方、若い方は知らないかもしれないんですけど、
電波少年時代って土屋さんはあくまで我々視聴者と同じ、こちら側からある意味出演者の人たちに圧をかける立場ですよね。
無理難題をふっかけて出演者に頑張らせるっていう、それの究極的だったのがナスビの懸賞生活で、
実はナスビの懸賞生活は、海外の会社が去年ドキュメンタリーを作っててですね。
もう海外からすると、こんな懸賞だけで生きて、パダカンにして懸賞だけで生きていかせるなんて、人権もクソもないから訴訟した方がいいんじゃないかみたいな話になるぐらいのものをドキュメンタリーにするっていうのがプロジェクトで発してあったんですけど、
土屋さんこれにちゃんと悪者役で対応されてるんですよね。
ドキュメンタリーを作られた倉谷さんも、土屋さんを対応したことに本当に感心しますって。
この土屋プロジェクト当時やったことは論理上正しくないっていうことをあえて言葉で伝える必要ないって、見れば明らかだからって。
でも本当あの頃は、僕らもみんな面白く見てましたからね。
なんならなすびさんスターになったから良かったでしょうぐらいに思っていたっていう。
実際はなすびさんやっぱりかなりメンタルにもきていろんな思いがあったみたいですけど、それがドキュメンタリーで描かれていて、最終的になすびさんそれを元に震災にいろいろ活動したりっていうふうに自分なりに整理をして先に進まれてるんですけども、
ガマゴーリーの映画プロジェクト
多分こういう経験をされているんで、やっぱり我々からすると土屋さんっていうと電波少年のイメージだから、てっきり僕はガマゴーリーで映像作品作るって言ったんだから、電波少年的にガマゴーリーの若者をいじるのかなって勝手に思い込んでたんですけど、今回全然そうじゃないんですよね。
土屋さんは前の成功体験を別にガマゴーリーで再現することをせず、この映画の中では実は出演者の一人なんですよね。
土屋さんがカメラに映ってるんですよ。こっち側を向いて喋ってるんですよね。これね、ちょっとその電波少年の土屋さんに慣れてる、我々からするとちょっと違和感があるんですよ。
土屋さんはそっち側なんだっていう。だからある意味岩間監督がこっち側から語りかける側だからっていうのもあると思うんですけど、ある意味土屋さんもその出演者の一人として多分圧を受ける側として今回このプロジェクトをやってたんだと思うんですよね。
その中でも土屋さん自身がショックを受けるシーンというのが予告にも入ってるんですけど、この土屋さんと岩間監督が何とかしようと思っていろいろをうぐくことに対して地元の人たちが余計なことしないでくれっていう会議のシーンがあったらしいんですよね。それが予告にも使われてますけれども。
ここにすごい日本の地方とか地域創生とかそれに関わる難しさみたいなのがめちゃめちゃ出てると思っていて、当然土屋さんと岩間さんは良かれと思って、映画っていうプロジェクトをきっかけにガマゴーリーの生産業に希望の光を見出そうとしてるんですけど。
やっぱり想像ですけどガマゴーリーの方々は海外の競合との競争に疲弊しているから、海外に出展しようみたいなオファー自体がやっぱり余計なことに聞こえちゃったっていう話だと思うんですよね。その結果余計なことしないでくれっていう。
その結果土屋さんたちから良かれと思ってやってるのに余計なことしないでくれって、映画も作らないでってことですかみたいに聞こえちゃうみたいな。これねめちゃめちゃ本当にクールなんですよ。ちょっと思い出しきちゃうんですけど。ちょっと最近年のせいか。
でも本当その山監督がこのガマゴーリー獣を探し回って、ガマゴーリーの外も探し回って、その原点、三河モメンの原点を見つけていくことによって、もう本当ね、イギリスも最後ね、本当にびっくりしました。
こんなに映画で泣いたの久しぶりだなっていうぐらいなんか泣かせようとしてる映画じゃないんですけど、悲しいんじゃないんですよね。その感情の起伏で持ってかれちゃったっていう、もう最後本当なんかボロボロ泣いちゃって、見終わった後に実はその後ろ振り返ったら知り合いの人がいて話しかけられるっていうちょっとその涙出ている状態で喋るっていうちょっとすげー恥ずかしい経験をしましたけどね。
本当にね、こういうことだよなと思ったんですよね。やっぱりその日本の地方とか、地方という言葉の使い方もどうかっていうのはあるんですけど、地域の産業とかやっぱりそこで苦労してる方々ってね、やっぱりその昭和のピークにおいてすごい成功体験がある分、やっぱりその安く真面目に作れば売れるっていうのを経験しちゃってるから、それこそが日本のものづくりって誤解をしてる方がやっぱり多いんじゃないかなっていうのをやっぱり今回思ったんですよね。
だから、実は本当の日本のものづくりっていうのはそのすごいこだわりであったり、その職人芸であったり、その海外の人たちがびっくりするようなところにこだわるところだったりするんだと思うんですけど、でもやっぱり一回その戦後の高度経済成長期で、もう人件費が日本安くて円安だから、その品質の良いものが驚く値段で作れるから世界中で売れるっていう体験で上書きされちゃってて、多分日本のその根っこですね。
その原点みたいなものをやっぱりみんな忘れてしまってるんじゃないかっていうのをすごい気づかされる映画なんですよね。
いや、びっくりします。
ほんとその海外の人たちの方が日本のその三河門面の素晴らしさをわかっているっていうのは終盤で次々に出てくるんですけど、めちゃめちゃいい映画なんですよね。
でも僕この映画を見に行ったのが公開から1ヶ月経ってからなんで、今ね、ほぼ映画館で近くで見れるところがないんですよね。
新宿の最終日の前日に見に行ったんで。
でもね、ちょっとこれを本当にいろんな方に見ていただけです。めちゃめちゃ勇気をもらえるし、やっぱりその日本のその頑張っている人たちの努力の方向性がやっぱりちょっとずれてるんじゃないかっていう。
やっぱり日本がその活路を見出すとしたらこっちなんじゃないのっていうヒントがめちゃめちゃ込められてる映画なんですよね。
たぶん土屋さんのことなんで、きっと大勢の人に見られるように、ガマゴリがお金を作っている作品ですし、きっと配信でなんだかんだって見れるようになるんじゃないかっていうのを信じて、
YouTubeで公開する選択肢もありますからね、ちょっとその前の参考になる記事になればなと思ってちょっと記事は書いてみました。
見れる映画館もありますので、見れる方は近くにおられたらぜひ見ていただけると。
これは本当、いわゆる地域の方で悩んでいる方が見ると本当にね、勇気が出る。
勇気が出るってちょっとつきなみですけどね、ご威力がなくて申し訳ないんですけど、多くの方に見てほしいなと思ったのでご紹介です。
はい、ということでこちらのチャンネルは日本のエンタメの明るい未来を応援するエンタメのSNS活用や視覚の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
おめでとうございます。