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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、「侍タイムスリッパー」がなかなかすごいことになっているので、ちょっとYahoo!に記事を書いてみたのでご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、「亀止めの奇跡再び」ってちょっと煽りタイトルを入れて、映画「侍タイムスリッパーがひらく 時代劇の未来」っていうタイトルにしてみましたけど、
まあすごいと思いますね。亀止めに比べるとやっぱりさすがにそこまで大きいインパクトはないんじゃないかっていう分析が映画界隈の人から教えていただきましたけれども、
いずれにしてもこのパターンは、個人的にはすごいことだと思いますね。このパターンで何かっていうと、いわゆるインディーズ映画が東宝さんとか走り込んで上映するようになるサイクルが起こるっていう話ですね。
ちょっとこの記事書いたのちょっと前なんで、状況今変わっちゃってますけど、もともとは8月17日に池袋シネマロさんの1巻だけで上映が始まった映画です。
これが9月13日から全国100巻以上、今120巻とかもあったようなところで上映されてる映画になってます。
これ本当にすごいことなんですよね。通常の対策映画って最初大体300巻ぐらいでやって、で埋まらないとあっという間に減っていくんですよ。
基本は映画ってこのネットの口コミとかとの相性がすごい悪くて、所属がめちゃめちゃ重要なんですよね。
所属をダッシュアトラッシュするには公開前にできるだけいろんな話題を仕込み、テレビ露出とかも撮り、映画の盤線とかテレビ出まくりますよね、大賀の人たちとか。
そうやって初日、初週の観客動員数を高くして、それをもとにできるだけ上映関数を維持してっていうのが基本なんですよね。
結局映画って映画館が開いてないと見れないんで、いくら話題になっても近所でやってなかったら見に行けないんですよ。
なんで、いわゆる配給率みたいなのがすごい大事なんですよね。
でもインディー映画って当然実績ないから、もう本当は公開されるかどうかわかんないみたいな。
イニシアターがやるって決めてくれて初めて上映されるとこなんですよね。
今回はシネマロサさんが8月17日からやってたんですけど、これから1ヶ月で100巻以上って、これはね、映画の歴史上まだ2回しか多分ないと思うんですね。
1個目がカメラを止めるのです。
僕が本当はエンタメ系の記事を全然書いてなかった頃に書いた数少ないエンタメ系のネタがこのカメラを止めるのだったんですけど、
ちょうど里直ラボっていうラボに参加していて、そこのメンバーがカメ止めにめちゃめちゃハマっていて、
上田監督を招いたイベントとかやってくれたんですよね。
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その関係で僕も見に行ってドハマリしたんですけど、これもすごかったですよね。
これも元々役者の方々の練習的なワークショップで作られた映画が上映されるかどうかもわかんなかったような映画が非常に評判だったんで、
新宿の何だっけ、慶シネマでしたっけ?
慶津シネマですね。
慶津シネマで始まって、日暮里シネマロサの2巻で劇場公開がスタートして、
これも1ヶ月で上映関数増えて、2ヶ月で100巻とかだったかな。
だからサムライタイムスリッパーの方がペースは早いですね。
でもある意味2ヶ月かけた分、熱量はカメ止めの方がでかかったのかもしれないですけど、最終的に200万人動員して、
日本アカデミー賞で話題賞を受賞してますからね。流行語大賞にもノミネットされましたし、
僕もその関係でヤフーニュースに何本か記事を書きましたけど、
この時こういう記事を書いてた関係で、カメ止めの日本アカデミー賞の受賞記念パーティーみたいなやつに、
僕もありがたいことに招待していただいたんですよ。
その時に映画関係者の方々に、僕素人だったんで、これでいわゆるこのインディー映画が大ヒットする流れができたから、
今後やっぱり続く映画出るんですよねみたいなのを結構いろんな方に聞いたんですけど、
みなさん口を揃えてもう二度とないって言ってたんですよね。
今回本当に奇跡だった。こんなこと普通ありえない。
東宝さんとか夏のシネコンがこのカメ止めのために数百巻開けてくれるとか、もう絶対ありえないって思ってたんですよね。
でも面白いなと思ったのは、今回その安田純一さんでいいのかな、
安田監督がこの自主制作映画としてサムライタイムスリッパー制作されてるんですけど、
3年かけて制作。カメ止めもクラファー含めて300万で作ったのが話題になりましたけど、
サムライタイムスリッパーは安田監督が自らの愛車を売って制作資金を確保して、
一時期は貯金を使い果たして残金7,000円になるみたいな苦労した逸話があります。
安田監督なんか農業もされてる変わった監督なんですけどね。
ただこの作品もカメ止めと同じようなルートをたどって今話題化してるんですね。
国際映画祭に先に出して受賞して、今回ファンタジア国際映画祭で観客賞、金賞を受賞して話題になって公開っていう。
カメ止めも国際映画祭でいくつか受賞してから公開されたんで似てる流れですよね。
似てるなと思ったらすごいのは安田準一監督の公開前のインタビューがあるんですけど、狙ってされてるんですよね。
これは本当にすげえなと思いました。公開後か、ヒットになった後のインタビューですかね。
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6年前にカメラを止めるのが安田監督のコメントですね。
6年前にカメラを止めるのが大ヒットした時、いろんな方がこれは後にも先にも一回きりのことと言ってました。
僕が聞いたのと同じ話でみんな同じこと言ってたんですよね。
でも安田監督は僕は一回できたことが再現性があるのではないかといろいろ研究して、
サムライタイムスリッパーを進めてきました。
狙ってやってるってすごくないですか。
言うてもカメ止めだから5年前とか6年前とかになるのかな。
6年前ですかね。
なんだかんだだから結局映画業界の方の言うのが当たってたんですね。
この6年間カメ止めの奇跡は再現されなかったんですよ。
誰も狙ってなかったっていうのがあるのかもしれないですけど、
それをちゃんと狙えば同じようにできるっていう。
結構いろんなインタビューとかコメントも見ましたけど、
劇場で笑いが起きるとか拍手が起きるとか、
そういう感情の動きをいかに映画で再現するかをこだわったんだと思いますね。
カメ止めは最初のワンカットのところに伏線がいっぱい引いてあって、
実はその撮影シーンを見ると、なるほどっていう。
前半ちょっと下手したらおじいちゃんおばあちゃんが途中で帰っちゃったみたいなコメントがあるぐらい、
前半だけ見ると意味がわからないんだけど、
その後なるほどってなるっていう新しいアプローチが撮られてましたけど、
侍タイムスリップはどちらかというとオーソドックスな作りだと映画界隈の方はおっしゃっていて、
タイムスリップものなんだけども時代劇ですよね。
ある意味では王道の時代劇のシーンをみんなが感動してみるっていう面白い作りになってるんですけど、
でも笑えるシーンとかの感情の振り幅がすごいんですよね。
あんまり言うとネタバレになっちゃいますが、
真剣勝負、刀での勝負のこの刀の重さの再現にすごいこだわっておられるそうで、
それが本当に見ててこっちもドキドキするようなシーンもあり、
笑いに振られるシーンもありみたいな。
本当実際僕は東宝日比谷のでかい箱で見ちゃったんで、
それほど大きな笑いも起きてなかったんですけど、
でもそれでもやっぱり笑いが起きてたんで、
観客がリアクションしているのを見ながら一緒に感じることによってやっぱり熱量が上がるみたいな面があるのかなっていう。
結構ちょっと気になっていろんな関連のYouTubeとかも見てもらっちゃったんですけど、
関係者の方々がやっぱり実はすごい方なんですよね。
主演の山口さんも、かねためは完全にどちらかというと無名の人たちが集まって、
ワークショップから始まった映画でしたけれども、
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サムライタイムスリッパー実は出ている方とかサポートに入っている人たちもすごいプロの方々。
本当、演技素晴らしかったですからね。
盾とか空、こんだけやり込んでる人じゃないと無理だなっていう話なんですけど、
そういうプロの方々が実は結構、
まあマーダーとは言わないけどテメントーに近い形で協力したんじゃないかなって、
やっぱり実製作映画だからっていう。
主演の山口さん、山口真木屋さんでよかったですかねが、
実はタイガーとか水戸コウモンとかも出られているような、本当に年金の入った方ですし、
映画が捧げられた方、キラレ役の方が本当は出ていただく予定だったみたいです。
その方なんかも業界でめちゃめちゃ有名な方。
その方の代わりが見つかったから出来たみたいなイツアもありましたけど、
なんつってもすごいのがやっぱり撮影所ですかね。
運営の票と撮影所が全面協力らしいんですよ。
てっきりじゃあ投影で作ってるのかなと思いきや自主制作映画っていうのはすごいんですけど、
しかも配給も投影さんではなくてギャガが流行っている感じになってますけど。
実はその脚本が非常に面白かったんで、
やっぱりその時代劇界隈の方々がこれは面白いから映画化手伝いたいっつって、
テメントーに近い形で手伝われてたらしいですね。
だから山内さんも公開前の動画で桜さんとの対談で、
その業界がめちゃめちゃすごい人が普通に脚立運んでるみたいな。
たぶん本当にその年金の入ったプロの方々が手伝ってくれたから、
それこそ徳山さんていうんでしょうっけ。
髪型とか衣装の人とか、縦の指導とかが本当にその時代劇のプロが重なって、
本当に監督の時代劇愛が伝わったから作れたみたいな作品らしいですけども、
それによって作れたっていうことだと思うんですね。
やっぱり愛は伝播するんだなっていう。
これちょっと見てない方からすると何の話か全然わかんないと思うんですけど、
見てください。見たらわかると思います。
本当にコストをかけずにできるだけ撮ってるんですけど、
やっぱり日本で京都の撮影所があり、お寺とかがあるから撮れるって話だと思うんですね。
やっぱりすごい本当に運命的なものを感じるなと思ったのは、
今回ね、将軍が同時にこのME賞、埼玉受賞を成し遂げたタイミングで、
この侍タイムスリッパーが出てきたって両方時代劇ですからね。
アメリカで時代劇がME賞を取りまくっても、
こっちはもう片家350億円使われたんじゃないかぐらいの超大作に対し、
自主制作の映画側でも京都を中心にプロの時代劇のプロが手伝ったことによって、
これだけクオリティの高いものが作れるっていう。
もう一個ぜひ皆さんに見ていただきたいのが、
ファンタジア映画祭で上映した時の様子が、
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侍タイムスリッパーのYouTubeチャンネルに上がってるんですよね。
もうね、すごいです。
当然国際映画祭だからそういうのが好きな人が集まってきてるんでしょうって話はあると思うんですけど、
780席満席だし、めちゃめちゃ笑ったり拍手しながら見てるんですよ。
これ見てから見ると、ちょっとぼかしが映画のシーンにかかってるんですけど、
ここでこんなに笑うんだっていうのが。
だから本当、時代劇こんなに海外で受けるのねって、
改めてちょっと日本人として反省する感じもありますよね。
今回の侍タイムスリッパーではそもそも日本でやっぱり時代劇がどんどんテレビで放送されなくなって、
時代劇の関係者の仕事がどんどん減ってるみたいな。
結構その業界の問題に対してもフォーカスを当てた作品になっていて、
今回の将軍と侍タイムスリッパーでその流れを止められるかどうかだと思いますね。
結構将軍のMV賞受賞の下りでは、
そんなこと言ったらもう日本にはまともに髪の毛言える人とかは全然残ってないんだよみたいなコメントをX側で見ましたけど、
でもやっぱり本当その技術を絶やしちゃいけないんだなっていうのが今回将軍と侍タイムスリッパーが証明してくれたことで、
やっぱり日本らしい日本の作品で世界で勝負することができるっていうことだと思うんで、
これはね本当映画も大ヒットになってほしいですし、
これが本当に業界に影響を与えてくれるといいなと思った作品でしたので、
まだご覧になってない方は、
本当ね面白いですからシンプルに時代劇、興味ない人でも大丈夫じゃないかな、
シンプルに楽しい作品ですね。
ぜひご覧になっていただければなと思っております。
こちらのチャンネルでは、日本のエンタメの未来や世界の展開を応援すべく、
エンタメのデジタルやSNS活用、星活の未来なんかを勝手に妄想したりしております。
こんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
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