フジテレビの特別授業
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、いろいろ大変な騒動になってしまったフジテレビさんですけれども、
ちょっと興味深い動きがありましたので、ヤフーニュースに寄稿してみたのでご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、「フジテレビ清水社長と堀江貴文氏の特別授業にみるフジテレビ改革の本気度」というタイトルにしてみました。
これ、どうなんですかね、僕はすごいびっくりしたんですよね。
単純に言うと、タイトル通り、フジテレビの新社長である清水社長と堀江さんが、IU大学ですね、
情報経営イノベーション専門職大学です。僕も一応、教授的な方が芸術をいただいている、面白い大学ですよね、IU大学。
今回、エバタさんの授業に2人が登壇する形になってましたけど、
エバタさんが応募をしたのか、中村さんが応募をしたのか。
面白いですよね。授業というたてつけで、学生向けの授業なんですけど、会場にはメディア含めて、ぎっしりと学生じゃない人もいるっていう状態ですね。
これ、生徒何割くらいだったんだろうな。
チリアのマーケティングの方とかも招待されて参加してたみたいですけど、
知る人と知るというか、業界関係者からすると結構歴史的なイベントだと思うんですよね。
みたいなのをちょっとしみじみ追ったので、ヤフーニュースに記事としてまとめてみました。
堀江貴文氏の過去
普通に考えれば、別に堀江さんと宇治テレビの人が大学の授業に出ただけでしょうって話なんですけど、
やっぱり非常に大きな意味があると思うんですよね。
なので、これFNNプライムオンラインでフルの授業が丸々アップされてますし、
これNHKもニュースで取り上げてたみたいですね。
だから、宇治テレビの改革再生における象徴的な出来事として、多分NHKも取り上げたっていうことだと思うんですけど、
何でかっていうと、もう僕の世代の人はもうみんなご存知だと思うんですけど、
堀江さんといえばライブダウンの社長だったときに、日本放送買収を通じて宇治テレビ買収を目指した人なんですよね。
結果的に色々あったんですよね。
またその買収しようとして、実際に大株主になったわけだからその後提携するのかなと思いきや、
実は宇治テレビ側は本気で組む気はなかったらしく、その後堀江さんが逮捕されることによって成し崩しになっていくんですけど、
実は堀江さんはその後も宇治テレビで金になったらしいんですよね。
で金って、どちらかというと迷惑をかけた人が入れなくなるイメージだと思うんですけど、
CMも実は流せなかったっていう話が、アベマの番組でお話しされてたそうです。
だからソフトバンクに堀江さんが出演しているコマーシャル、松子さんと堀江さんで出ているCMを実はソフトバンクが作ったんだけれども、
それを宇治テレビ含めてテレビ局で流そうとしたら宇治テレビからNGが出たんで、
当時のテレビ局は1曲がNG出すと全部出さないという、召喚書だったらしく結局お蔵入りしているらしいですね。
これはアベマで堀江さんが言っていたんですけど、じゃあなんでそれすらNGになるのかというのは、
多分日枝さんを中心に自分たちを買おうとしてきた、買収しようとした堀江さんを許してなかったんだろうというのは普通に考えたら思いますよね。
本来買収って相手の会社が魅力的だから買おうとする行為なんですけど、
やっぱり日本と同じような場所で買収って既存経営人からすると敗北に近い印象を持つケースが少なくなくて、
セブンもそれで抵抗してましたけれども、当然現経営人からすると買収されたら当然自分たちの首が弱くなるので反対するのは当たり前ですけど、
なので一応和解をした形にはなってたんですけど、実はうちテレビ側としてはもう顔も見たくない。
自分たちの枠で堀江さんを流すなんてとんでもないっていうのが買収騒動、20年前ですかね。
ネットとメディアの融合
でももうこの記事、2022年ですけど、ソフトバンクのコマーシャル何年なんだろうな。
10年以上前っていうか10年くらい前ですかね。そういう出禁があった。
こういうのっていうのはそのまま会社の中ではやっぱり平田さんがダメって言ってるからダメらしいぞっていうのは、
明確なルールとして残るかどうかは別として、多分孫太くんも含めて定着していくんだと思うんですよね。
それが今回リアルバリューのコマーシャルが富士テレビにも流れるし、
清水さんと堀江さんがこうやって授業で一緒に対談するっていう。
これは非常に象徴的な出来事だと思いますね。
堀江さんが出禁っていうのは話としては小さく聞こえるんですけど、
富士テレビにとって、日本のテレビ業界にとってって言った方がいいかもしれないですけど、
この堀江さんの富士テレビ買収騒動を起点にした騒動で、
ちょっとその日本のテレビ局が間違ってしまったのは、
結構インターネットを敵視する構造になっちゃったんですよね。
当時、ネットとメディアと融合っていうキーワードが堀江さんが言ったキーワードとして、
メディアで大きく取り上げられたキーワードがあってですね。
当時、やっぱりテレビ局の人はネットとメディアと融合っていうのは、
ネットベンチャー企業がテレビ局を買収するっていう文明で捉えちゃったんですよね。
非常にネガティブにネットとメディアの融合っていう言葉が議論されていました。
結構テレビ局の人とかはネットとメディアと融合なんか起こらないみたいな。
ネットとテレビの融合ですね。
なんか起こらないっていうふうに否定してる人がめっちゃいたんですけど、当時。
それはその融合っていうのは会社として同じになるっていうことを受け止めちゃったんですよね。
その後は堀江さんはインタビューでは、そういうつもりで言った覚えはないと。
融合って言った覚えはないって、そもそも言って。
本当、平野さんはそうなんだと思うんですけど。
テレビの視聴者をネットに引き込むっていうのができるはずだって。
それはもうね、今は普通になってますから。
今の若い世代の人からしたら、ネットとメディアの融合って当たり前に起こってるほどなんで、
それに反発が起きてたとか想像できないと思うんですけど。
当時はやっぱりそれが非常に大きくて、
結構富士テレビ社員の方に聞いてそうなんだと思ったのは、
やっぱり当時、社内でインターネットの命を口にしようもんなら、
もう刀で切られるんじゃねえかぐらいの雰囲気でしたっておっしゃってる方がいて。
なるほどなって、やっぱりネットの敵って目に出しちゃったんですよね。
日本はやっぱりテレビ局が非常にビジネスモデル強かったんで、
世界的に見てもテレビの地上波がいまだに強い国なんですけど、
それによってやっぱりテレビ局のインターネット活用ってのはかなり遅れましたし、
富士はその中でも一番ネットを敵しちゃった会社になっちゃった印象があるんですよね。
で、面白いなと思うのは、実はライムドア、
毎週騒動以前の富士テレビってめちゃめちゃ先端的な取り組みを実はしてたんですよ。
僕知らなかったんですけど。
10年くらい前かな、アドテックのセッションで、
エステニー・タカゲさんが富士テレビの方にインタビューしていて、
セッションで聞いて、へーと思ったんですけど、
実は30年前、30年近く前ですね、1997年12月に、
富士テレビは踊る大操作船のファンサイトを作ってたんですよね。
正確に公式ウェブサイトにネットワーク特別操作本部っていう掲示板を設置して、
そこにファンがネットワーク捜査員として参加するみたいな。
で、番組制作側とファンが掲示板でやり取りするっていう、
実はコミュニティ活動が1997年ですからね。
これは去年かな、室井さんの映画で、
音天合同ネットワーク特別捜査会議っていうのは、
ディスコードで復活したんですけど、
これもやっぱ当時やってたからやろうよっていうのを関係者の方が議論して復活したらしいですけど、
これ今だとね、こういう番組関係者とファンがコミュニティを作るっていうのは、
そろそろやった方がいいよねみたいな話だと思うんですけど、
97年にやったんですよね、富士テレビさんは。
これ多分日本においても超最先端の当時の取り組みだったんだと思いますね。
BBSです、掲示板。
今でこそファンサイトとかファンコミュニティとか、私もファンベースにいますけど、
アンバサダープログラムの前職ではやったんですけど、
ファン大事だよね、ファンとコミュニケーションを取ろうみたいな。
今でこそネットでやろうみたいな声は大企業でも出てきてるんですけど、
97年ですかね、多分日本でも本当に先駆的な取り組みだったと思うんですよね。
これはドル大増産前の映画の3までやってたみたいですね。
でもこういうのも、やっぱりこのライブラボ廃止騒動の時のインターネットの敵だっていうので、
結構社内でこういうプロジェクトはほとんど1回消えた経緯がどうもあるらしいですね。
なので実はフジテレビはそういう挑戦することはあったんだけど、
ネットで挑戦することはあったんだけど、
後退しちゃったっていうことらしいですよね。
なので多分、今回のこの清水社長が堀江さんと一緒に授業を受けるっていうのは、
それをこう塗り替えるっていう象徴的な意味があるのかなとちょっと勝手に思ってます。
そもそもフジテレビ、中山さんの女性とのトラブルの問題で、
その問題そのものっていうよりはその後の起業姿勢ですよね。
それに対する対応とか、会見を、
フジテレビ局を呼んでいるのにカメラ入れさせないとかってやっぱり芸術性が、
最終的に社会的な大きな批判を呼んで、
広告の人がみんな降りるっていう、
広告枠がね、全部映画とか、
名刺になっちゃうっていう異常な事態になりましたけれども、
本当にその後改革が進むのかってね、
まだ会議的な人少なくないと思うんですよね。
検証番組も放送されましたけど、
やっぱり周辺の声を見ていると、評価する声もあるし、
検証番組で社長が冒頭に出てきちゃうと、
検証になってないんじゃないかみたいな批判もあったりとか、
フジテレビの改革の現状
後半が若手社員の頑張ってますっていうパートが、
かなりエモい感じで紹介されてたんで、
これはまだ早いんじゃないかとか、
結構そういう批判もあった。
僕は結構この後半すごく良かったなと思ったんですけど、
若い方々、特にこれからのフチュテレビを担う人たちが、
今回の騒動をどう受け止めて、
どう解消を変えていくかっていうのは、
めちゃめちゃ重要だと思ってて、
それの一端を見れたら良かったなと思ったんですけど、
そう思ってない人たちもまだまだいるんだと思うんですよね。
これはポーズじゃないかとか、
シーミスさんも結局偉くなったのは、
家田さんのおかげだろうみたいな、
声がやっぱり散見されたりしますけれども、
当然これからだと思うんですよね。
変わりましたって口で言っても、
当然信じてもらえるかどうかっていうのは、
行動にかかってると思うので。
実際に広告主も、
サントリー、ダイハウス、ロッテあたりは、
再開を宣言してるみたいですけど、
その他の会社はまだ見送りだっていうのが、
7月の記事ですね。
その後結構フチュテレビの広告額を見てると、
ネット企業を中心にかなり戻ってはきているので、
生まれ始めていると思うんですけど、
たぶんまだ値引きとかしてる可能性ありますので、
本格的に復活するかどうかは、
これからってことだと思うんですけど、
今回の共同授業は、
やっぱりあれは社内に対してのメッセージが、
一番大きいんじゃないかなと思いますね。
やっぱりどうしても平田大生の時の、
この孫拓とか堀江さんはディキンが当然、
みたいな思ってる人たちって、
当然まだ社内に残ってたはずで、
それに対して今回、
学生さんが仕込みじゃねえかっていうぐらい、
最後いい質問をしてですね、
堀江さんを起用して番組作ったりしないんですか、
みたいな最後の質問をして、
堀江さんが、
俺じゃないよ社長に聞いていったら、
自民社長は堀江さんの才能と能力は、
我々にとって必要なものだと思っていますので、
そういう機会があればいいなと思ってますと。
これは当然、
そうやって聞かれたら、
こう答えるしかないよねっていう、
リップサービス的な面もあるという見方もあると思いますけど、
でもそれぐらい、
やっぱり本当に番組に必要だと思うんだったら、
そういう前提でみんな考えようねっていうのを、
社内に言ってるんじゃないかなって、
結構重要な間でも、
今フジテレビがイノベーションのジレンマに陥っているっていう、
新しいことをやらなくちゃいけないのにっていうのを、
自民社長が喋ってるシーンもあってですね、
完全に社内向けのメッセージなんじゃないかなと、
あと制作会社とか関係者に対するメッセージなのかなと、
思いました。
個人的には、
実はフジテレビさん、
やっぱり若手のそういう目は、
可能性がすごい出てきてると思うんですよね。
サイレント、
これは当然、
冷えた体制下での話ですけど、
サイレントも2022年大ヒットしました。
これも早期退職を行った後に、
若手を起用する取り組みとして、
フジテレビのプロデューサーの村瀬さんが、
若手脚本家、若手監督を起用して、
大ヒットを生み出してるんですよね。
で、
新しいカギが、
今年実は、
会挙なんですよね。
ワールドメディアフェスティバル、
ドイツの映像部門で、
銀賞を受賞されてますね。
新しいカギのね、
学校隠れもめちゃめちゃ面白いですよね。
我が家も、
一周、
次男が楽しみに見てるのを一緒に見てますけども、
これも、
多分若いプロデューサーの方々が、
試行錯誤した結果、
高校生を巻き込む企画として、
成立させているもの。
これ多分ね、
視聴率もいいんじゃないのかな、
ちょっと分かんないですけど、
当然、
こういう若い可能性は生まれてきてるんですよね。
だから、
これは本当、
うちの次男なんかもやっぱり、
フジテレビがめちゃめちゃ定かれてる間も、
変わらず新しいカギを見続けてましたから。
ここはやっぱり、
フジテレビにとって、
今回本当に改革できれば、
実は、
踊る大操作線で先端を切って、
新しい取り組みをしてたみたいに、
実は日本のテレビ局ってどこもまだ、
ここのデジタルシフト苦しんでるんですよね。
ここ、
実は、
これだけどん底になったからこそ、
今までの常識とか一回全部捨てて、
堀さんの力を借りるかどうかは別として、
それぐらいの視点で新しい挑戦をしていくと、
実は日本のテレビ局において、
一番デジタル化、
ネット対応が進んだテレビ局になるチャンスも、
実は全然残ってる気がするんです。
結構、
テレビ局こそが実は既成産業だから、
今、実は互相先端的な感じで、
みんな足並み揃えて、
YouTubeもあんまり使わなかったりみたいなことが、
起こってしまってる印象はありますから、
そこはちょっと今後どうなるのか。
あくまで今回は一つのシンボル的な授業があったというだけではあるんですけど、
ちょっと個人的には、
こういう改革がうまく目を開いてくれて、
振り返って、
このソードが新しいフレジテレビにとっては非常に重要な分岐点だと、
振り返れるようになるといいんじゃないかなって、
勝手に思っております。
未来への展望
はい、ということで、
こちらのチャンネルは、
日本のエンタメの明るい未来を応援すべく、
エンタメのSNS活用や推し活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話していません方がおられましたら、
ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
おめでとうございます。