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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、映画「ルックバック」を見に行きまして、ちょっと素晴らしかったので、ヤフーニュースにも記事を書いてみましたので、ちょっと裏側をご紹介したいと思います。
ヤフーニュースには、映画「ルックバック」の興行収入1位の快挙を生んだファンのクチコミの影響力というタイトルにしてみましたけど、
これね、ちょっと失礼な話ですけど、本当最初ノーマークだったんですよね。「ルックバック」は当然少年ジャンプラスで漫画出た時に読んでますし、
映画になってるってのもちらほら見てはいたんですけど、読み切りの漫画でしたし、
やっぱり原作が素晴らしかったんで、これアニメにしたら、今思うと失礼な話ですけど、台無しになっちゃうんじゃないかなって僕もちょっとちらっと思ってたところもあり、しかもこれ58分なんですよね。
58分の映画のために映画館にわざわざ行くのかなって、これやっぱ配信で見ればいいかなって思っちゃったんですけど、周りではあまりに評判が良かったんで、おっとりがんたなで見に行きまして、すみませんでした。素晴らしかったです。
これ本当ね、見てくださいとしか言えないんですけど、なんだろうな、ちょっと個人的にはファーストスラムダンクに近い感じを受けましたね。その漫画のコマ割りが本当にそのままアニメになっている錯覚を受けるアニメ。
そうそう、こういうコマだったみたいな感じのなんかシーンが目白押しなんですよね。当然その読み切りの漫画のコマだけで58分埋めようと思ったら大変なんで、普通無理ですよね。だから当然漫画にはなかったシーンがいろいろと追加はされてるんですけども、メインのところとかセリフはほとんど多分漫画のセリフ通りですよね。
こういうふうに漫画のアニメ化ってできるんだなっていう、ちょっと素人なんで通常のアニメと違うのかどうかとかよくわかってないですけど、これはちょっと新しいなっていうふうにも思いましたし、なんつってもね、やっぱ作品が本当に素晴らしいんで、恥ずかしながら僕も中学校高校の時とか教科書で、
ノートに漫画書いてると隠しながら授業中漫画書いてたタイプの人間で、スクリーントーンとかも買って一緒に貼ったりして、漫画家の人はいかに大変かっていうのを思い知ったような記憶がちょっとなんか相まといように蘇ってきて、ちょっと映画館で思わず泣いてしまいましたけど、
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本当すごいなと思うのは、これが工業収入1位、今2週連続になったんですよね。しかも初週は観客動員数はバイキンマンと絵本のルルンというアンパンマンの映画が1位だったんですけど、2週目ルックバックが動員も工業収入も1位になりました。
しかもこれアンパンマンって今公開関数319とかスタートなんですよね。本当はコナンとか380とかあったんですけど、これ今は380なのかな、最初はあったかな。いずれにしても普通の映画、大作映画って300巻以上が当たり前だと思うんですね、公開されたタイミングで。
先週クワイエットプレイスが洋画の大作でしたけど、これは286巻。でもまあこれ286巻も公開されるんですよね。ルックバック初週の公開関数119とかなんですよ。これね、工業収入1位はね。ちょっとわからないです。過去に例があるのかな。
なんか直近だとオッチザロックが同じく百数十巻で1位になってたみたいですけど、実はその積数だと今回のルックバックはさらに少ないらしいですね。たぶんその小さい映画館の方で取り扱ってることが多く、たぶん大手のデカいシネコンのデカい箱とかではあんまりルックバックやってない動画だと思うんですよね。でも工業収入1位。
ライバルがあんまりいないっていうのはあるのかもしれないんですけど、言うてもね、結構同時期に映画が何本も公開されていて、それに勝って2週連続1位して、どちらかというとその初週よりたぶん2週目の方が上がってんじゃないかぐらいの勢いですから、本当にすごいなと思います。
やっぱりこの工業の上映関数が少ないっていうのは、やっぱりいかに映画業界的には注目されてなかったことだと思うんですよね。普通に考えたら58分ですし、しかも今回の映画ってODSっていう分類らしいんですよね。
僕ODSって今回初めて聞いたんですけど、何だったっけな、アザー何たら…すいません。さっき言う…オリジナル…違うな、アザー何たらだったんだっけな。
いずれにしても非映画作品という分類だそうです、ODSっていうのは。映画作品扱いじゃないんですよね。僕も映画館に行って、Amazon MGMのロゴが流れるんですよね、冒頭に。
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そっかーと思ってた。Amazonどうも、多分ですけど、もともとの予算は多分Amazonの配信、フライムビデオで流す前提で作られたんじゃないかなって。だからODSなのかなって。
そもそも58分だし、やっぱり119巻での上映になったことからわかるように、やっぱりその映画でフルで上映するのは難しいと多分制作委員会が判断してて、多分Amazonフライムビデオでの配信をメインにしつつ、映画館でも公開するっていうパターンだったのかなと想像されます。
ちょっとその辺は本当のところはわかんないんですけど。でも、やっぱり映画が本当に素晴らしいんで、今口コミで上映関数どんどん増えてるんですよね。最初が119で、もう今129になってて。
7月12日は今日からは168巻、もう50巻最初から増えた状態で公開されるそうです。この辺はたらみもさんが非常に詳しいんですけれども。
これはやっぱり映画業界で珍しいパターンだと思うんですよね。通常映画って公開された当日が一番上映関数が多くて、あとは減っていく一方。公開初周がめちゃめちゃ大事っていうのは通常のパターンだと思うんですよね。
でも、実はシンゴジラとかも確か2週目の興行成績が口コミで上がった結果の非常に話題になりましたけど、今回ルックバックもそのパターンの歴史に残るパターンになるんじゃないかな。
ルックバック自体は本当にそのいろんな賞を取りましたからね。これ2021年7月公開漫画で、僕もツイッターで話題になってて読みましたし、その後それをツイッタートレンド大賞の審議委員会とつくべつ賞を受賞して、編集者の林志平さんが受賞式に出てきたり、この漫画がすごい2022年男編で1位獲得したりするんですよね。
これ読みきりでこれは本当にすごいと思うんで、すごい作品なんですがやっぱり、僕の周辺でも漫画がすごかったから、映画はどうなんだろうって言ってる人は結構少なくなかったんで、やっぱりそれによって映画業界としても対策映画扱いするものではないのかなというのが119巻になった。
やっぱり初日の口コミがすごかったんですよね。これはルックバックの公開初日に結構特典をコアファン向けの、漫画のもともとのネームを冊子でつけてたらしいですよね。もう多分なくなっちゃってると思いますけど、それもあってコアファンが初日に見に行った結果、初日に口コミがドカンと上がり、
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28日公開、28日、29日が1万数千件、ルックバックの投稿数があり、これによって多分週末観客動員が増えて119巻にも関わらず工業収入1位っていうパターンだと思いますね。
やっぱりいい作品であれば口コミでヒットするっていうのは最近やっぱりドラマとか音楽とかでも知り上がりのパターン増えてきてますけど、映画でも今後増えていくのかなっていう。
実は僕それを最初に思ったのは2019年で、カメラを止めるなが最初ミニシアター2巻しか公開されてなかったのが、最終的にこれも300巻近く確か上映されたんですよね。
これも完全に口コミで、もともと2巻上映だったんですが、最終的に累計上映関数340巻までいってますね。
これは本当、前の年に公開されたやつが徐々に口コミで増えて、翌年の夏休みのいい作映画になって話題賞を取っちゃうみたいな。
これは映画業界の方からするとこんな奇跡は二度と起こらないっておっしゃってましたけど、でもやっぱり本当にバックパックのように良い作品であれば口コミで、映画業界時代は119巻とあんまりウォッチしてなくてもファンの力によって、
お化粧に1位になって一気に日の目を浴びるっていうのはあるんだなっていう。これはやっぱりクリエイターにとっては本当に良い時代になったんじゃないかなって。
従来だったら映画がいくら良くても、配給会社が頑張って映画館の上映関数が増えない限りはなかなか難しいっていうのがありましたけど、
ちょっと変わってきてるんじゃないかなっていう勝手な個人的な期待も込めて記事を書いてみました。
実際、音楽も配信サービス経由で口コミで広がったり、ドラマもテレビの視聴率が見方上がり後から上がったりみたいなことも増えてるんで、
映画もね、そういう風になってくれると、制作人も良いものさえ作れば口コミでっていう風になるといいな、
実際はね、なかなか当然他の映画が対策で並んでたりすると難しかったりすると思うんですけど、ちょっと興味深い現象だったなと思ったのでご紹介です。
こちらのチャンネルでは日本のエンタメーション科に応援したいと思っていますので、他にもこんな話してますよって方がおられましたら是非コメントやDMで教えていただけると幸いです。
では終わりたいと思います。