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2025-12-10 18:44

Netflixによるワーナー11兆円買収は、日本にどのような影響が? #1115

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Netflixによるワーナー11兆円買収は、日本にどのような影響を引き起こすのか(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6087c50b73e09c95f4634016b7a7f3e25d4c731c
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サマリー

Netflixによるワーナーの買収が、配信サービスや日本の映画産業に与える影響について考察されます。日本におけるコンテンツ流通の減少や、アニメ市場への影響が懸念されています。ワーナーの買収により、日本のコンテンツ産業は新たな競争環境に直面する可能性があります。特にプラットフォームへの依存のリスクについて議論が進んでいます。

Netflixとワーナーの買収合意
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとまだどうなるか全く分からない感じですけれども、
Netflixがワーナーブラウザーズ買収で一旦合意したということで、Yahoo!ニュースに記事を書いたのでご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、Netflixによるワーナー11兆円買収は日本にどのような影響を引き起こすのかというタイトルをしていました。
ただ、パラマウントが16兆円のオファーを出したっぽいですね。非対定期買収をするらしく、ややこしいですよね。
Netflix、3社が毎週に提案の場についていて、経営陣とはNetflixの11兆円による現金買収で一旦合意してるんですけど、
パラマウント側は当然、そのままNetflixの思い通りにいってもらっちゃ困るんで、
非対定期買収で経営陣とは合意できなかったけれども、市場で株を買い付ける形で、Netflixの高い株価で買うことによって株主側の合意を得ようというアプローチですね。
当然、Netflix側もまたそれに対抗するんだと思いますけど、これがどうなるかも、たぶんしばらく時間がかかると思うのでわからないですけど、
一旦、もしNetflixがバナブラサース買収が合意した場合にどうなるかという視点で、Yahooニュースには記事を書いてみたのでご紹介したいと思います。
日本からすると、いまいち11兆円とか16兆円とか、まさに豆腐屋の1兆、2兆どころか10兆超えの話で、規模がでかすぎてよくわかんないレベルだし、
日本人からすると、ワーナーブラザースというブランドがやっぱりちょっと遠慮多いですよね。
実はスーパーマンとかF1とか、結構日本でヒットした映画がワーナーブラザースなんですけど、
どうなんだろうな、コアな映画好きじゃないとなかなかどの映画会社が作ってるかってイメージしないと思うので、
遠い国の向こうの話という感じはあるかもしれないですが、結構日本にも影響あるんじゃないかと思ったので、その視点でいろいろポイントをまとめてみました。
まずは配信サービスの話と、映画とかコンテンツの話とちょっと分けた方がいいと思うので、まず配信サービスの方ですね。
世界の配信サービス競争はちょっとグラフがないんですけど、
Netflixが3億超えだと言われていて、ディズニープラスが1億5000万とかだったかな。
HBO MAXは1億2000万だそうです。
これが単純合算すると4億2000万とかになるんで、ライバルからすると倍以上になっちゃう感じですね。
ただNetflix特に意識してるのは米国、国内のシェアだと思ってまして、実は国内のシェアはNetflix 2024年の末だったかな、
プライムビデオ抜かれてるんですよね。これは見方はいろいろあるんですけど、
いずれにしてもアメリカにおいては、Netflixとプライムビデオの競争が激しくなっているっていう。
ここにHBOが乗っかれば、またNetflixがダントツ1位になれるっていう。
当然、両方契約してる人とかいると思うんで、単純合算で増えはしないと思うんですけど、
いずれにしても配信においてはダントツトップの地位になれるのは間違いないって話ですね。
なので、この辺が結構トランプ大統領もどっちの見方なのか取りにくい発言をしてますけれども、
規制当局も独占禁止法の観点からストップをかける可能性もあるしっていうところですね。
ちなみにパラマウントはアメリカだと7位になるのかな。
これHBO MAXと一緒になることによって、この1位争いに入っていきたいっていうのがパラマウント側の思いですね。
意外にこのアメリカも実は複数サービスが乱立している状態では実はあるんですよね。
日本もたくさんありますけど、一方で日本ではHBO MAXってサービス提供してないって直接はですね、
日本人からするとHBO MAXとかワーダーブラザーズってちょっとブランドとして遠いと思うんですけど、実はあるんですよね。
このUNEXTと契約している方ならよくご存知だと思いますけど、HBO MAXのドラマシリーズとか映画はUNEXTが今基本的に日本では独占配信ができるようになっているっていう。
ワーダーブラザーズとかのHBO MAXって言われると、どんな作品があるのか分かりにくいと思うんですけど、なんつってもハリーポッターがあるんですよね。
なんで記事のヘッダー数もハリーポッターにしてみましたけども、あとやっぱりMAX、HBOがアメリカで非常に有名なドラマシリーズをたくさん手掛けているところでゲームオブスローズという世界最大のフランチャイズがありますけども、
それのスピンアウト作品が今ハウスオブドラゴンとかですね、今度新しいの始まるんですよねとか、HBOは海外ドラマ好きからするとめちゃめちゃ重要ですし、
DCもあるんですよね。いわゆるマーベルとDC、2トップアメコミで言われますけども、スーパーマットかバットマンとかもワーダーブラザーズだそうですよね。
だからワーダーブラザーズは本当にすごい大量にいろんなコンテンツがある会社なんですよ。
これが今UNEXと日本では独占になってるんで、僕みたいな海外ドラマ好きがUNEXと契約するこれがモチベーションの一つになってるんですけど、
これが当然、NETFLIX買収されちゃうと、NETFLIXは日本でサービス提供してるんで、UNEXとの契約、たぶん年契約になってると思うんでいきなりは消えないと思いますけど、
今後なくなる可能性があるっていうのが大きいですね。
ハリーポッターが今日本でどれぐらい見られてるのかわかんないですけど、
日本のコンテンツ市場への影響
この辺がどれぐらい、今UNEXとさんに勢い乗ってますからね、500万人会員超えて、
会長の社長の宇野さんも日本勢はぜひUNEXとの下で日本勢協力して海外のNETFLIXと対抗しましょうみたいなインタビューもされてますけれども、
この辺からHBO MAXがコンテストに抜けちゃうとUNEXと的にどうなのかっていう。
しかも実はUNEXとのタイミングが悪いというかしょうがないですけど、5月にUNEXとからHBO MAXにTBSとかテレビ東京のドラマ作品を配信しますよっていうニュースを出したばっかりなんですよね、まだようやく半年経ったところ。
当然HBO MAX、NETFLIXが買収されたらサービスそのままブランドして提供し続けるのか、NETFLIXが統合されちゃうのかちょっとわかんないですけど、この辺の提携にもちょっと暗雲が立ち込めている。
パラメントが買収すれば、パラメントは日本での回数まだそんなに多くないと思うんで、ディールがそのまま続く可能性もあると思うんですけど、単純に配信側で言うとここが一番大きなニュースだと思いますね。
西田さんなんか今UNEXにどうなってるんだって直接インタビューされてるみたいな、それの記事が今後出てくるかもしれないですけど。
ただこれはUNEXと契約する海外ドラマ好きとかハリーポッター好きの一部の方、ハリーポッターも映画一通り見終わったらまた契約しようってなかなかなりづらいと思うんで。
そんなに実はUNEXの500万会員のうちどれくらい減るかって言われると、僕はそんなにデカイインパクトないんじゃないかなと思ってたりするんですよね。
僕は海外ドラマ好きなんでインパクトありますけど、UNEXって他にもね、ポイントで他のサービス契約できるとか漫画も読めるとかいろんな複合的なメリットがあるサービスなんで。
実はこれ自体はそんなに影響がある人は多くないかなと思うんですけど、どちらかというとコンテンツが、特にワナーブラザーズという大ヒット映画をたくさん売らしてる会社が配信大手に変われることにはめちゃめちゃ意味があると思うんですよね。
特にアメリカの今の一部映画団体とかが反対しているのが、ネットリックスがワナーブラザーズを買収したら絶対ワナーブラザーズの映画が劇場公開の重心が配信にシフトするよねってやっぱりみんな心配してるんですよね。
当然今ワナーブラザーズは1秒マックスにもやりながら映画公開してますけど、ネットリックスは劇場公開そもそも力入れてないんですよね。
アワードを撮るために1週間だけある程度、証拠上映みたいな言われ方してますけど、映画館でやったよって、だから映画館のアワードを飲み寝させてねっていう感じの上映はやってるんですけど、そうじゃない。
本気の劇場公開はやってないんで、これやっぱり劇場側の人たちから結構反対の声が大きいんですよね。
一応ネットリックスとワナーブラザーズの間のディールではワナーブラザーズの映画は引き続きちゃんと劇場公開しますとなってるらしいんですけど、当然数年、5年、10年のタームで考えたらそこが加速するのは間違いないですね。
2025年の映画だけで言っても、実はワナーブラザーズ映画ってマインクラフト3位だったかな、F1が8位、スーパーマーク9位ってこの2025年のトップ10に3つも送り込んでる、うまくいってる方の映画会社なんですよね。
それが今回配信サービスに変われちゃうということで非常にインパクトが大きいと思われます。
ただこれも日本では残念ながら今その両側のシェアって下がる一方なんで、実は気にする人日本にはアメリカほどはいないんじゃないかなっていう気はするんですよね。
なので実はアメリカで大きな話題になっているポイントは日本人からちょっと関係ない人多い気がします。
ただ一方で個人的に気になっているのは、やっぱりその日本のコンテンツの出し先が減るっていう意味での統合のインパクトですね。
今、例えばアニメで考えると、アニメも今売り先が増えた結果、ネットイクス今、電通のレポートだと世界のユーザーが日本のアニメを見る上で半分ぐらいはネットイクス経由で見てると言われてるんですけど、
その後3割がディズニープライムビデオっていう感じで、当然今日本のアニメが世界的に流れが来ているので各配信サービスがアニメ欲しいってなってるんですよね。
その結果実はアニメ制作会社からすると海外の配信サービスのオファーが来るっていう日本のアニメにとっては非常に良い状態になってるんですけど、
これがHBOがなくなるとこのオファー先が1個減ることなんですよね。
今年は実はラザロという、英語だとラザロスって呼ぶんですかね、アニメが。
これもカートゥーネットワーク参加のアダルトスイムっていうチャンネルみたいですけど、
カートゥーネットワークがワーナーブラザースクループなんですよね。
なのでHBO MAX系で配信されるアニメとして渡辺監督にオファーして作られている。
だからこれもワーナーブラザースがHBO側の予算で日本のアニメ業界にお金が落ちたまた。
こういう作品作りの多様性みたいなのは減るリスクがあるんですよね。
ワーナー買収の影響
当然ネットリックスが買ってくれればいいじゃないっていう話はあるんですけど、
実はネットリックス一社に頼ると業界が崩壊するっていうのは今韓国で起こっていることらしく、
韓国ではネットリックスのシェアがめちゃめちゃ高いんで、
ネットリックスに配信されないと配信がされないぐらいの状況になりかねない。
そうならないようにライバル会社も頑張ってみたいですけど、
やっぱりこの選択肢が多いっていうのはコンテンツ側からするといいことだと思う。
それは値段の交渉もできますし、当然その多様性も広がるので。
もう一つ怖いのは、ネットリックス自体のオリジナル作品への注力も減るリスクがあるかもっていう。
これはあくまで想像なんですけど、現状は実はネットリックスって配信のオリジナルシリーズの制作数に関しては、
もうダントツトップなんですよね。
60%近くがストリーミングオリジナル作品のビュー数でいうと、
アメリカにおいては6割がネットリックス作品。
プライムビデオとかHBOとかディズニープラスとかのオリジナル作品の視聴数っていうのは、
10%以下なんですよね、それぞれ。
なんでこうなるかっていうと、ディズニーとかHBOとか、
当然ワーナーブラザーズとかディズニーの映画があるんで、
それが配信でも見られるからオリジナル作品じゃないですよね。
ネットリックスは逆に言うと、映画用のオリジナル作品はないんで、
歴史も他のハリウッド放電に比べると少ないですから、
いわゆる昔からの対策コンテンツっていうのがないんで、
ストレンジャーシングスとか、ストリーミング専用のオリジナルコンテンツを作って、
それで視聴者をつなぎ止めることをやり続けないといけなくて、
こんだけオリジナル作品の比率が高くなったんですけど、
当然ここにハリーポッターとか入ってくると、
そんなにオリジナル作品ばっかり巨額の投資しなくて良くなる可能性があるんですよね。
しかも11兆円も投資しちゃったら当然財務体質が悪くなるんで、
個人的にはストレンジャーシングスが今年終わりますし、
イカゲームも終わったところなので、
ネットリックスの次の看板ドラマシリーズも間違いなく
僕がワンピースになると信じて楽しみにしてるんですけど、
これぐらいの初作品に巨大な投資をするというリスクを取る必要が
減ってくる可能性があるんですね。
当然、すでにファンがいる作品のリブートをやるという
ハリウッドお得意のやつを、ネットリックスも
ワーナーブラザーズのDCとかいっぱいありますから、
そっちにコストをかけるという選択肢が出てくるんですね。
ワンピースは上手くいったから良いけれども、
過去のカウゴイビバップみたいな新しいIPを
実写化したりアニメ化したりすると、
失敗するリスクも大きいですから、
これはね、特に外資の構想だとなりかねないなと。
当然、ネットリックスやパンの方々は
そんなことないときっとおっしゃると思いますし、
頑張っていただきたいなと思うんですけど、
当然その予算のかけ方は変わる可能性があるんですよね。
大草紙みたいなお金のかかる時代劇が、
今はやっぱり日本のコンテンツ、
ネットリックスの中でも非常に注目されてるんで、
こういう投資をしてもらえるんですけど、
これね、当然HBO作品と戦わなくちゃいけなくなる可能性がある。
ちょっとわかんないですけどね、これアンコールの妄想なんで。
もしHBO MAXとネットリックスが完全統合されると、
実はね、ハリーポッターのドラマシリーズの制作が
もうワーナーブラザーズで始まってるんですよね。
HBOオリジナルとして、
ハリーポッタードラマシリーズを
2027年とか配信開始予定で、
もう今撮影に入ってるんですよね。
この辺が少なくともランキングとかでライバルになってくるんで、
日本初の作品のランクインとかはね、
絶対難しくなるんですよ。
わかんないですけどね、ディズニープラスとフールみたいな
別ブランドでやり続ける可能性もあるんで、
それであればランキングチャートは別だからいいんですけど、
いろいろゲームオブサロンズ系のスピンアウトとか、
HBOには本当に海外ドラマからするとたまんないドラマが大量にあるんで、
当然海外でのドラマランキングとかでは、
幸いね、今日本のNetflixは英語と非英語で出してるんで、
非英語のランキングはまだ大丈夫かもしれないですけど、
全体のランキングで見ると上位にランクインできる予知が
ちょっと減ってくる可能性があるんですよね。
そうすると当然日本のコンテンツへの投資の仕方っていうのが
ちょっと変わるかもしれないっていうのが、
個人的に懸念しているポイントですね。
これは当然買収が成立しないと起きないんですけど、
いずれにしてもパラマウントが買収しようが、
プラットフォームへの依存
Netflixが買収しようが、やっぱりこのハリウッドにおける業界構造が
劇的に変わろうとしてるのは間違いないので、
日本のコンテンツ産業もやっぱりどっかのプラットフォームだけに
頼るっていうのがやっぱりリスクが高いっていうのは
今回はやっぱり明らかになったと思うので、
やっぱり自分たちのポートフリーをどう組むかっていうのは
本当に真剣に考えないといけない。
もう前から真剣に考えないといけないタイミングなんですけど、
より考えないといけないタイミングになってるかなっていうのは
ちょっと今回改めて思うことですね。
やっぱり参考にしたきっかけは鬼滅の刃だと思っていて、
鬼滅の刃はそのプラットフォームに頼らず、
逆に全プラットフォームを出すことによってファンを増やして
映画で回収する。
映画で回収するモデルが今後どれくらい続けてられるか
という議論もありますけれども、成功してるんですよね。
このコンテンツホルダーからすると、
特定のプラットフォームだけに依存することのリスクっていうのは
やっぱり改めて考えないといけないし、
日本のコンテンツ産業としては
ここをより真剣に考えないといけないんじゃないかっていう。
日本はまだテレビ局の配信サービスが結構乱立していて、
こういう11町とか16町とか全く程遠い競争環境がありますけれども、
グローバルの競争環境がだんだんこうやって
大手の統合に向かっていくとすると、
それに備えておかないと
韓国みたいな厳しい状況に日本もなるリスクがあるのかなっていう。
海外は結構諦めて毎週統合に進むパターンが多いですからね。
みたいなことを改めてご紹介です。
ということでこちらのチャンネルは
日本のエンタメの明るい未来を応援すべくエンタメのSNS活用や
推し活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら
ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
18:44

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