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2024-05-24 11:46

Netflix広告付きプラン4000万人超えと動画配信サービスの未来 #677

Netflixの広告付きプランの契約者が4000万人を超えたというニュースから動画配信サービスの未来を妄想してみる|徳力基彦(tokuriki) https://note.com/tokuriki/n/nc5315c51d190
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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、Netflixの広告プランが予想外に良いらしいんですよね。
ちょっとまた予測が外れたねって話なんですけど、Netflixの広告付きプランの契約者が4000万人を超えたっていうニュースが出てまして、
ちょっと色々と関連するデータを調べてみました。
まず、広告付きプランですね。これが1年前の500万人から4000万人に急増したっていう量が出てます。
1年前は当然始めるばっかりなんで少なくてもおかしくないよねっていう議論はあったんですけど、500万人はいくらなんでも少なすぎるだろっていう、
これは失敗だねっていう結構総括がされてたんですよね。 やっぱNetflixを契約するような人っていうのはやっぱり
広告なしでコンテンツを楽しみたい人であって、そんな広告付きプランいらないんじゃないかみたいな議論もあったぐらいですけども、それが
500万から4000万ですからね、8倍急加速したっていう。
利用可能な国・地域で全契約者の40%の広告付きプランが占めている。 ただ新規契約者だったんですね。ちょっと翻訳記事なんでちょっと間の文脈が飛んでる可能性があるんですけど、
Netflixで何億とか言うのもそれがいきなり40%の広告付きプランとかあり得ないと思うんで、多分利用可能な国とか地域の全契約者の新規の40%の広告付きプランってことだと思うんですね。
調査会社のデータだと動画配信業界の新規契約者のうち広告付きプランが初めて全体の過半数になった。 これポイントですね。従来動画配信サービスで広告ないのが当たり前だったのが、
今アメリカでは実は広告付きプランっていうのがだんだん主流になってきてるらしいんですよね。 Netflix の中では40%だけど全体で50%ってことですからね。もっと多いところもある。
広告メインのところもあるって言ってたんですけど、 もともとのそのNetflixの広告付きプランは結構批判されてたんですけど、2年目にかなり手小入れに乗り出したっていう記事が今出ててですね。
それがやっぱり実を結んで今回成功したっていうことだと思います。 最初はその広告付きプランのサンプル動画とか見たときは番組選ぶとバーンと全画面広告締められて30秒待つ感じだったんですね。
これはやっぱりちょっときついなっていう印象だったんですけど、今もこれがメインなのか、間に挿入される広告がメインだみたいなコメントがありました。
自分が広告付きプラン使ってないからどういう動作なのかわかんないんですけど。 この辺多分フィードバックを受けながら変えたんだと思いますね。
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前のサンプル動画は番組選んでNetflixのロゴの前に30分の広告が流れて、エミリーパリニックが始まるみたいなサンプル動画だったんですけど、
多分これはやっぱりどうなんだろうな、これ上手くいってるのかな、ちょっとわかんないです。評判に合わせて変えたんだと思うんですね。
大きいのは多分料金プランで、去年のこれ10月かな、日本でももともと990円というベーシックプランがあったんですけど、それを廃止して広告付き790円、その次はスタンダード1190円って倍の差にしたんですよね。
だから790と990だと200円の差だったら広告ない方がいいなってみんな選ぶんだけど、倍700円差になると流石に広告付きを選ぶ人が4割になった。日本はどうかわかんないですけどね、世界では少なくともそうなっている。
合わせてNetflixはそのIDの共有を禁止するみたいなのを施策として展開して買い入れしやすく増えてますんで、多分その辺の今までズルして1人のアカウントで周辺の人たちみんな見てたような人たちがどうしても見たい場合には安い方の広告付きプランを選ぶみたいなのが世界的に起こってるんだと思いますね。
今後、じゃあ日本がどうなるかって言われるちょっと興味深いのが、世界ではこのフリーアドサポーティングストリームってファーストと呼ばれる新しい配信サービスが注目されてるらしいです。
これはそのNetflixの広告モデルのように従来の動画配信サービスに広告が付いただけじゃなくて、いわゆるもう知情派の番組のようにずっと広告付きの番組が流され続けているっていうイメージの配信サービス。
その分無料。テレビと同じ作りですね。広告を見るのが普通な分無料で見れる。TVerは選択式なので、アベマがある意味ファーストだと思いますね。
チャンネルを選んだら番組がやっていて、広告も間に入る。一つやっぱりその広告付きプランっていう方にまた戻ってきてるって流れなんですね。で、もう一つ世界的に面白いのがYouTubeが伸びてるんですよね。
これはウォールストリートジャーナルが出しているデータを宮崎さんが投稿されてたんですけれども、向こうではチャンネルじゃなくて多チャンネルなんで、多分テレビ局同士のシェアでグラフができてます。
なのでディズニーがトップなんですけど、ディズニーは動画配信サービスディズニープラスとテレビのチャンネルも参加にあるんですよね。ちょっと局名忘れちゃいましたけど。
それが1位で11.5パーぐらい。2位にYouTubeなんですね。9.5パーぐらいかな。で、3位以下がNBCユニバーサルパラマウント、ワナブラザーズ。
で、Netflixが6番目で7.5ぐらいですね。で、これは中期によるとストリーミングとトラディショナルTVの視聴数と全部換算した通知らしいんで、いわゆる視聴率じゃないんですよね。
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シェアオブUSTVビューイングタイムだから、アメリカのテレビ端末で見ているものの会社別のシェアですね。やっぱディズニーはアメリカで本当に強いですね。
そうですね。将軍が今アメリカで話題になって、将軍ってドラマがディズニープラスで見れる日本の時代劇的なドラマがアメリカ中心、世界的に話題になったんですけど。
なるほどねって言ったら、こんだけシェアが高ければ見れる人多いよねっていう。日本だとディズニープラスでしか見れないから全然話題になってないのは残念なんですけども。
だからやっぱり無料チャンネルがある方が当然こうやってシェアで並べると高いんですよね。ネットリックスって動画配信サービスではもう圧倒的トップですけど、アメリカでも圧倒的トップなはずですけども、テレビ端末で見ている時間で言うと7.5くらいの普通のチャンネルより下っていう。
でも逆に言うと、そこのチャンネルとほぼワーナーブラザーズとほぼ同じなんです。ワーナーブラザーズのでもこれHBOMAXさん、この辺がよくわかんないですけど。ほんと差はないですからね。2パーくらいですからね、BCとか比べて。
YouTube 9.5パーですからね。これ実は日本にも同じようなリサーチがインテージさんがこれ3年前かな、2020年から2021年だから4年前ですね。4年前の段階で実はもうストリーミングテレビじゃなくて、デジタルテレビですね、インターネットテレビ。
いわゆるネット回線でストリーミングサービスをリモコンで見れるテレビの視聴率データを並べると、実はYouTubeって他のテレビ局と同じぐらいなんですよね。いわゆる民放のでかいチャンネル。日テレとかテレ朝とか並んでYouTubeの視聴率グラフがある。
これ実はYouTube、休日のお昼になると昼から夕方までも4年前の段階でYouTubeトップだった。これ今撮ったら多分日本は逆にもっとあるんじゃないかな。
アメリカはやっぱりケーブルテレビなんで多チャンネルなんで多分そういう視聴率的な数値は逆にあんまりないんで、こういうテレビの端末の視聴時間シェアみたいな感じなんですけど。YouTubeね、日本でも3400万ぐらいの世帯がテレビでYouTubeを見てるみたいなデータをYouTube側が出してましたけど。
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だから、ネット対応テレビのシェアがテレビ端末で上がれば上がるほどYouTubeがメインテレビ局チャンネルの一歩として機能し始める。これはね、結局テレビとネットって僕はずっとテレビはテレビの良さがあってネットはネットの良さがあるからテレビ局はテレビ局のまま今のテレビチャンネルで生き残れると思い込んでたんですけど。
これ違いますね。やっぱり10年前20年前は同時数百万人とか数千万人をインターネットでやるのはコスト高いから無駄なんでテレビ局さんお願いしますって番号の川上さんもテレビ局のイベントで言ってたんで僕もそうなんだと思ってましたけど。
もうこれね、技術的に置き換えれちゃうんですよね。今のところは電波の方がコスト安く大勢には見てもらえるんだけど、もう数百万視聴とか普通にやれますからね。結局ボクシングの世界タイトルマッチとかをAmazonプライムとかがやった方がビジネス的にAmazonが美味しいと思って応援券買うわけですからね。逆に地上波買えなくなってるんで。
これちょっと僕はテレビがマスでネットはあくまでニッチメディアだと思い込んでましたけど、もういわゆるファーストのモデルだと要はチャンネル、ネット配信サービスのチャンネルを変えたら地上波と同じようにチャンネルが見れるって。
まあこれ、アベマがそれできちゃいますからね。だからアベマに極端なしで地上波のチャンネルが全部並んでるっていう未来が全然あり得るっていう。ちょっとすいません。もともとこういう広報業界の人間なんてちょっと詳しくないから、僕がなんでこんなに衝撃を受けてるのか全く伝わらないと思いますけれども。
日本はやっぱりテレビ大事にしながら配信サービスはオプションみたいに全てのコンテンツホルダーが考えてると思うんですけど、世界はもうちょっと違う流れになってるんで。アメリカ会社にしても映画会社にしてもその映像配信会社にしてもアイドルグループなりアーティストにしてもちょっとこのトレンド見誤るとくまいて間違えるみたいなのはちょっとあり得るんじゃないかなっていう気がしたのでご紹介でした。
はい、とはいえ詳しくない点も多いと思いますので、こういうところは違うよとかこんな話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
頑張ります。
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