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2025-03-07 10:36

アニメ「ダンダダン」に学ぶ、配信と音楽と映画館の組み合わせ #892

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アニメ「ダンダダン」の世界での大ヒットに学ぶ、配信と音楽と映画館の組み合わせの可能性(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8dcb0b74edcbab483ab854f3abc6ff91c4661b12
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サマリー

アニメ「ダンダダン」は、配信と音楽、映画館の組み合わせを通じて世界中で大ヒットしています。この成功の要因には、主題歌のクリーピーナッツの人気や、GKIDSによる映画館での配信戦略が挙げられます。

ダンダダンのヒットの背景
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、アニメ「ダンダダン」がやっぱり世界ですごいヒットだったっていう、ちょっとデータがいろいろ出てきましたんで、
Yahoo!ニュースに記事を寄稿してみました。
Yahoo!ニュースには、アニメ「ダンダダンの世界での一体ヒットに学ぶ、配信と音楽と映画館の組み合わせの可能性」っていうタイトルで記事を書いてみたんですけれども、
ダンダダンはね、もう紹介の必要はないと思いますけれども、少年ジャンププラスで連載されていたオカルト系漫画っていう、
これは僕も個人的に少年ジャンププラスを読んだ方がいいよって言われて読み始めた時に、ハマった漫画のトップ3のうちの一つでした。
まあ、漫画の書き込みがすごいんですよね、コマの。
これアニメで再現できるのかなと思ったら、見事な再現がされて、
日本も含めて世界中で大ヒットしてるんですけども、その大ヒットのレベルがすごかったっていうのが、
今回ネットフリックスがエンゲージメントレポートっていう、そのネットフリックスで視聴された作品の再生数を半年ごとにレポートしてるんですけど、それの去年の下半期版が出まして、
すごかったんですよね。1960万ビュー。数字で言われてもちょっとよくわかんないと思うんですけど、1960万ビューで世界のネットフリックス作品の下半期における38位に入ってました。
38位って言うとちょっと少なく聞こえちゃうかもしれないですけど、ネットフリックス作品ってそれこそ6000件とかあるんですよね。
エクセルのシートがダウンロードできるんで、ぜひダウンロードしていただくと面白いんですけど、本当全作品なんだろうなっていうぐらいリストが、全部データが開示されてるんですよね。
日本の作品の中で、日本発の作品の中でそういう意味で1位ですね。上半期の1位が、「忍びの家」。
忍びの家が確か1500万とかだったかな。上半期合わせると確か2000万ぐらいになるんで多いんですけど、下半期だけ単体で見るとダンダダンが1年を通して1位ですね。1960万ビューなんで。
実は日本では、ネットフリックスの日本発作品って言うと、「自面社たちが、流行語大賞を取る」ぐらい話題になりましたけれども、自面社たちは実は1200万ビューですね。
海外でもヒットしたんで、そもそも日本には1000万会員、今日しかいないですから、国内だけでは上限が1000万なんですけど、海外があるからこそ自面社たちも1200万。
これで100位ですね。これも十分すごいんですけど、ダンダダンは1960万ビューで38位ということで、やっぱり大ヒットと呼んでいいんだと思いますね。
当然、ネットフリックス作品はやっぱりそのトップはすごいんですよね。
イカゲームシーズン2とか8700万ビューいってますからね。しかもこれ今回12月ですかね。
1ヶ月、みんなまとめて見てるから年内に見た人が多かったって話あるんでしょうけど、
トップ8700万ビューですからね。もうそのダンダダンの4倍以上あるんですけど、トップ10、10位が3800万ビューとかなんで、
ネットフリックスのトップ作品はもうちょっと桁が大きい、桁というかその数倍あるんですけど、それにしてもその中でダンダダンは38位です。
なんといってもダンダダン、ネットフリックスオリジナルじゃないんですよね。だから独占配信じゃなくて、海外でも多分クランチロールとかで配信してたみたいで、
国内だとダンダダン、プラットフォームどれでも見れる感じでやってました。そもそも地上波の配信もしてるんで、その辺の数字足せば実はもっといくはずなんですよね。
音楽と配信戦略
ネットフリックス単体で、しかもネットフリックス独占じゃないのに38位ってのはこれはすごいと思います。
他にネットフリックス独占じゃないやつで言うとプリズンブレイクとかが入ってたかな。でもほとんど上位はネットフリックスオリジナルで占められてるんで、
その意味では日本のアニメのやっぱり世界での広がりがすごいなっていうのもあるし、ネットフリックスのおかげでこうやって広がってるのもありがたいなっていうのはありますけど。
なんでここまでヒットになったのかっていうので、ちょっとポイント、面白い点を紹介してみました。当然作品がめちゃめちゃ素晴らしくて、ストーリーにしてもキャラクターにしてもめちゃめちゃ面白いんでヒットしたのは当然の話だと思うんですけども、
それでも鬼滅の刃とか他の作品よりも上回ってるんですよね。本当に漫画が当然海外でもある程度認識されていた可能性はあるんですけれども、それにしてもやっぱスタートダッシュでここまで一気に行ったっていうのは快挙だと思うんですよね。
そこはポイントとして2つ、ダンダダン側、襲影者とか猿側の取り組みが効いてるなと思った感じがあるのでそこを紹介してみました。
1つ目が音楽ですね。主題歌がクリーピーナッツさんで、マッシュルの主題歌でブリンバンバンボーンが大ヒットした直後の、主題歌として音の系が世界に刺さってるんですよね。
音の系は実はビルボードジャパンにおけるグローバルジャパンソングスっていう日本の楽曲で海外で聴かれている楽曲のランキングで20連覇を果たしてるんですよね。逆に言うと日本の楽曲でブリンバンバンボーン以降、音の系以外、海外でヒットする曲が残念ながら出てきてないっていうことの調査でもあるんですけれども、それにしてもすごいんですよね。
だからクリーピーナッツさんのオフィシャルMVの再生数が5,800万回とか言っててですね。アニメのオープニング映像の方は1,600万再生なんですよね。だからこれやっぱりアニメの方が人気があるとアニメの方の再生数がもっと上がったりする傾向にある。
やっぱりこれはクリーピーナッツさん人気、ブリンバンバンボーンも含めてのクリーピーナッツの世界での人気がアニメにもプラスに働いている面は間違いなくあるんですね。
もう一つ、ランダダンならではの取り組みとして面白かったのが、GKIDSが今回配給に入っているところなんですよね。サイエンスサルとGKIDSが組んで、海外配給はGKIDSがやったってことらしくて。
アメリカで実は映画公開をGKIDSがやってるんですね。GKIDSさんってもともと日本で有名なジブリ作品の配給を手掛けている。映画の配給会社なんですよね。北米の会社なんですけど。去年東宝さんが買収して話題になったんですけど、なんでGKIDSがアニメシリーズ、テレビで配信するようなアニメシリーズの配給を手掛けるのかなと思いきや、
実はアニメの1話から3話を映画館で9月13日から上映してたんですよね。アニメの配信開始10月なんで、そのアニメの配信開始前に映画館でやるっていう。映画館の規模数とかちょっとよくわからなかったんですけど、まあまあな規模でやってたみたいで話題になったんですよね。
これはGoogleトレンドの検索数推移を見ると、アメリカ以外の国は日本も含めて配信が始まった状態にどんどん上がるっていう。日本は当然漫画があるんで、ある程度の検索数があるんですけど、アメリカは映画公開をやってたので、映画をやりますよって発表した6月とか公開前の8月とか、公開された9月とかに結構なボリュームで段々と検索数が増えてるんですよね。
多分これがやっぱりその10月のアニメ配信開始のスタートダッシュの前の話題化に結構貢献してるんじゃないかなって。やっぱり映画館でやるっていうことはコアファンが見に行くってことだと思うんですよね。
ネットリックスでやれば全然知らない人もランキング出てると見に行ったりすると思うんですけど、まずは事前に映画館で見に行くっていうのは多分日本のアニメファンだったりも段々と事前に知ってる人が見に行ったんですね。その人たちがやっぱり最初の1話から3話を見て素晴らしかったって口コミをした結果、配信と同時にめちゃめちゃ話題になって。
今後の展望と重要性
もう初周でいきなりあれなんですよね。ネットリックスの世界のテレビ番組の非英語番組ですけどもの2位スタート切ってるんですよ。これアニメでもこんな初周で2位から始まるってあんまないですかね。ドラゴンボールダイマーとかはそうでしたけど、やっぱその知名度がもともとある作品じゃないと初周でいきなりはなかなかならないと思うんですよね。
これでやっぱりランキングに入ってしまえばやっぱりそれによって、なんだろうと思う人がやっぱり海外で増えた結果、面白いじゃんってなったんじゃないかなっていう。
アニメ配信前の映画公開っていうのは、実は鬼滅の刃とかもやってるんですよね。星の子もやってましたし、実は結構重要なんじゃないかなって。
コアファンが見に来てくれる結果、コアファンのお眼鏡にかなうとやっぱその口コミでこれ見たほうがいいよってなるみたいな。
ちょうど今、ガンダムも映画公開されてこれからアニメシリーズが4月から始まるってことなんですけど、映画とアニメの組み合わせっていうのは実は結構今後重要になってくるんじゃないかなって感じがありますね。
ガンダムはシーズン2がまた7月から始まることも決まってます。このサイクルでいくとやっぱりまたグローバルでさらにファンが増えるっていう流れは全然あり得るんじゃないかなということで、ちょっと個人的にも楽しみだなということでご紹介でした。
はい、こちらのチャンネルでは日本の円溜めの明るい未来を応援すべく、円溜めのSNS活用や推し活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
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