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2025-06-17 10:17

映画「たべっ子どうぶつ」のヒットが示す、広告キャラクターの可能性 #976

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映画「たべっ子どうぶつ」のヒットが示す、広告キャラクターが秘める大きな可能性(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6adfa6655d1972f1ddfd4bf61b7420b3b8037304
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サマリー

映画「たべっ子どうぶつ」は、広告キャラクターがエンターテインメントと結びつく実例を示しています。この作品は、ギンビスのキャラクターを基にした初めての映画であり、成功裏に公開され、その影響力について深く考察されています。

映画の概要と評価
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ほんまに完全にターゲットじゃないだろうって話なんですけど、
映画「たべっ子どうぶつ」を見てきた方がいいよってちょっと勧めていただいたんで、
正直ちょっと嫌々ってことなんですけど、恐る恐る見に行ったんですけど、すごいね、ちょっとよくできてたんで、
Yahoo!ニュースに記事として寄稿したので、ちょっと軽くご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、「映画たべっ子どうぶつのヒットが示す広告キャラクターが秘める大きな可能性」っていうタイトルにしてみたんですけど、
最初、映画のニュースを見たとき、あんまりピンときてなかったんですけど、
冷静に考えたら、たべっ子どうぶつってお菓子なんですよね。
お菓子のキャラクターが映画になるって、
ターン前例あんまないっていうか、初めてなんじゃないのかな?どうなんですかね?
どうなんだろう?ミッキーがお菓子で使われたポケモンパンみたいなのがあったりみたいなのがあると思うんですけど、
たべっ子どうぶつのキャラクターって、そもそもがたべっ子どうぶつのパッケージに描かれているイラストで、テレビコマーシャルとかにも使われてるんですよね。
大昔みたいですけど、最近は宣伝には使わずにイベントとかで出てもらうみたいな感じにしたんですけど、
普通、お菓子のキャラクターって広告用ですよね。
ポリンキー三角形の秘密はね、みたいなのがありますけど、
これもYouTubeに2015年ですね、ポリンキー劇場っていうコンテンツがアップされてるんですよね。
ちなみに今回ポリンキーはたべっ子どうぶつに友情出演、仮面出演してるんですけど、
普通はコマーシャル用に作られたキャラクターなんで、仮にそのコンテンツを作ったとしても、
無料でWebCM、Web動画とかに使うっていうのが一般的だと思うんですよね。
今回のたべっ子どうぶつはお菓子のキャラクター、要はギンビスのある意味では長尺2時間広告みたいなものと捉えることもできると思うんですけど、
それをみんながお金払って見に行ったんですよ。
これはやっぱり冷静に考えるとすごいことだなと思って、
しかもなんなら39日間で興行収入6.9億円ですからね、ちょっとしたスマッシュヒットなんですよね。
しかも7月11日からは香港で上映されることも決まっておりまして、
声優はライオンくんという主役の声優はトワイライトウォリアーズのテレンスラウさんが勤めるみたいなのが話題になってますけれども、
普通に映画なんですよね。
たべっ子どうぶつが出てくるって言うとギンビスの広告かなって思っちゃう。
広告キャラクターの可能性
広告業界の人間からすると思っちゃうんだけど、実は全然普通に映画です。
普通に子供たちが見に行ってて、僕もおそろおそろ映画界で見に行ったんですけど、
普通に子供連れの方々が見に来てるんですよね。
もうさすがにちょっとあんまり映画館ではやってないと思うのも1ヶ月以上経ってるんで、
そのうちでも配信でまた見れるようになるんだと思うんですけど、
面白いのが、たべっ子どうぶつのメーカー発の企画じゃないんですよね。
TBSテレビの須藤幸太郎さんという方が、もともとトイストーリーみたいな、
大人も子供も楽しめる普通編的な作品を日本でも作りたいと思っていたところに、
ギンビスの栄養価がたまたま飛びかかって、
たまたまってずっといつも考えてたって話だと思うんですけど、
たべっ子どうぶつのイラストが印刷されている栄養者がおらしくて、
それを見てこれだと思って栄養をかけたらしいんですよね。
すごいなと思うのが、ギンビス側も実は社長さんが昔から
映画のようなものができたらいいなと思ってたそうで、
分かんないです、後付けの可能性。
英語はさすができないと思ってたんです。
アニメ番組みたいなのができたらいいなと思ってたんだと思うんですよね。
ぐらい宮本さんという、宮本修司社長でいるのかなこれ。
ギンビスはそもそも昔に有名よっていう会社の理念があって、
ポップアップストアをやったり、イベントをやったり、
ゲームを作ったりみたいなのを、
実はずっとこの数年力を入れてたらしいですよね。
なのでコラボが実はギンビス、たべっ子どうぶつ、いっぱい実はすでにされていて、
栄養者のイラストもそういう一環みたいですね。
だからキャラクターはあるけれども、
広告を広告、宣伝として実施するんじゃなくて、
あくまでキャラクターをお客さん楽しんでもらうために
イベントをやったり、ポップアップストアを出したり、
コラボをしたり、ゲームのアプリ作ったりとかっていう、
いわゆるコンテンツマーケティングの本質的なやつをずっとやっていて、
だからこそTBSテレビの都道さんの目にも触れて、
新たな市場の形成
相思相愛で企画が成立したっていうことみたいですね。
冷静に考えたら、お菓子メーカーが映画作りたいって、
間違いなくテレビコマーシャル作りましょう、
ウェブ動画作りましょう、みたいな企画になっちゃうと思うんですけど、
今回価値の映画ですかね。
普通に映画のお金を払ってお客さんが見に来てくれている。
なんなら声優を松田玄太さんとかやっていて、
普通にテレビコマーシャルにギンビスが、
トラフィスジャパンとか松田玄太さんが起用しようと思ったら、
多分相当ゲラを押し払わないといけないと思うんですけど、
声優として出演しているから、
逆に声優の彼らが万全してくれる構造になるんですよね。
文字通りのコラボですよね。
なんだろう。
どうしても広告業界、もともとNTTなんですけど、
広告業界でも働いていた人間なんで、
ギンビスは広告主だからお金を払う側であってみたいな。
ギンビスが作るものは広告だから、
広告的に表示するのであると思っちゃうんですけど、
違うんですよね。
たべっ子動物ぐらい歴史があるキャラクターだと、
実はこうやって映画になってお客さんがお金を払ったり、
何なら今コラボグッズが大量に発売されていて、
宝富はおもちゃを作っている。
門川とは本が出ててすぐ10番が決まってるわ。
たべっ子動物のギンビスが運営するギンビスマーケットって、
本来はお菓子を販売するであろうところにも、
今たべっ子動物のグッズが大量に並んでるんですよね。
映画は映画として本当によくできてたっていう言い方もあるんですけども、
ちゃんとストーリーがお菓子である必然性があり、
しかもたべっ子動物のお菓子にアルファベットが書いてある、
お菓子ならではのストーリーになっているからこそのたぶんヒットって、
本当に脚本の方とかプロデューサーの方々が素晴らしかった話だと思うんですけど、
これは広告業界に与える影響が結構地味に大きいと思うんですよね。
さっき言ったように、実はリンキーのキャラクター、
スリーポン・リンキーズっていうらしいですけど、
マイボーのマエモンとか、
実はギンミス以外の他社のお菓子も出てくるんですよ。
お菓子の映画だからお菓子っていうのは当然独占的なものではなくて、
いろんなお菓子があるよねっていう前提でコラボのお声掛けをして、
受けたところが多分小池屋とか、そういうメーカーだったんだと思うんですけど、
大手、カルピットとかのコラボは今回はなかったみたいですけど。
でも、これ当然お菓子メーカーの人たちからさ、
自分たちのキャラクターでも同じことできるんじゃないのって当然思うと思うんですよね。
たべっ子動物ほどうまくはいかないかもしれないんですけど、
でも少なくともそのコンテンツ、
お菓子のキャラクターの方が実は、
シュートハンターのウェブのキャラクターよりも全然子供からすると
身近な存在なんじゃないかっていう。
毎週毎日のように食べているお菓子に描かれているキャラクターとの親近感って、
距離感が全然違うんじゃないのって。
これだけやっぱり世の中にキャラクターが増えちゃうと、
実はそのお菓子のキャラクターの方が、
下手なヒットしなかったアニメのキャラクターよりも実は身近なんじゃないかっていう。
そうするとそのキャラクターたちが主人公になった作品に消費者がお金を払っちゃう。
銀レスは果たしてこれ何なんだって。
お菓子メーカーなのか、映画メーカーなのか、コンテンツホルダーなのかみたいな。
やっぱりインターネットによって、
広告主とかメディアとかコンテンツとかっていうのの
やっぱり境界線が解けてきてるって話だと思うんですよね。
実際ディズニーも別に自分たちで広告主として行動したりもするわけで、
別にメーカーさんがキャラクターを生んで別にコンテンツ作ったっておかしくないですよね。
映画はさすがにちょっとハードル高いかもしれないですけど、
変なネット広告の邪魔になるようなやつをバンバン出して、
お客さんに嫌われるようなことをやってるんだったら、
こういうのに投資した方が実は商品自体の売上が上がるんじゃないかなっていう。
この映画化でタベック動物の売上が上がったかどうかのデータはまだどこにも出てないですけど、
まだ絶対上がってますよね。僕も見ても久しぶりにちょっと食べたくなりましたし。
これはちょっと新しいなと思ったので、教えていただいた皆様ありがとうございました。
ということでこちらのチャンネルでは、日本のエンタメの明るい未来を応援すべく、
エンタメのSNS活用や推し活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
10:17

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