スター・ウォーズ・セレブレーションの紹介
こんにちは、徳力です。今日はですね、先日ディズニーさんにご招待いただきまして、「スター・ウォーズ・セレブレーション」というイベントがマクハリメッセで開催されていたんですけど、
それに参加したときの感想をYahoo!ニュースに寄稿しましたので、ご紹介したいと思います。
記事のタイトルはですね、「スター・ウォーズ・マンダロリアンの映画化で考える、配信と映画における重心の変化」という、ちょっと個人的な、ずっと注目しているテーマのタイトルにしてみました。
スター・ウォーズ・セレブレーションを皆さんご存知ですかね?
すいません、今回初めて知ったんですけど、毎年のように世界中の様々な都市で開催されているファンイベントですね。巨大なファンイベントです。
マクハリメッセ全部使ってましたからね。イベントホールも使っています。イベントホールをマクハリで使っているのは初めて見ましたけれども、
通常は多分アメリカが中心でやってるんですけど、世界中のいろんな都市でやっていて、今年は17年ぶりに東京で、千葉ですけどね、海外の人はみんな東京だと思ってるんですけど、やるということで、
10万人とか来場者見込んでるんですよね。僕ちょっと、ちょっとした発表会なのかなぐらいのつもりで、気軽に行きたいですって手を挙げて、メディアとして参加させていただいたんですけど、
すごいファンの熱量が。なんなら毎年次の年はここでやるよっていうのを前の年のイベントの時に発表して、そのままファンの人たちに日本の旅行を申し込むぐらいの勢いらしいんですよね。
マクハリメッセに行く京王線が、僕いつもだったら京王線、だいたい舞浜すぎればディズニーランド行く人が降りて座れるんで、座るつもり満々で乗ったらもうね、海外のお客さんが東京からホテル、多分ホテルは東京にしかあんまないですからね、東京から乗ってるから全然もう座るとかそういうレベルじゃなくて、京王線ぎゅうぎゅうでしたからね、びっくりしました。
ちょっと朝早かったんで寝たかったんですけど、立ち寝マクハリ、いかにマクハリまで行く雨になりましたけど、もうね熱量がすごいです。僕が参加した日が特に金曜日だったんで、金曜日やっぱり日本人そんなに僕みたいに仕事休んでいける人あんまりいないから、海外の人比率が高いんですよね。
そもそも土日も含めてチケットの販売でいうと半分以上が海外の人らしいです。日本在住の海外の人も申し込んでるから多分ね感覚的にも本当全然半分以上、ほとんどこのイベントの発表イベントとかはほぼ海外の人しかいないんじゃないかぐらい。
別の枠で日本の人いますかって言ったらほとんど手が上がらないみたいな感じのシーンがありましたから、本当会場の雰囲気もね、去年ディズニーサーのホワイイベントでD23のロサンゼルスで参加させていただきましたけど、もう全く一緒です。
もう誰が出てきてもめちゃめちゃ拍手、誰が出てきても拍手喝采はちょっとあれですけど、喝采がすごいんですよね。動画で上げたやつを記事にエンベッドしてますけど、シーラニーウィーバーさんがサプライズで出てきたりとか、あとライアンゴズリングさんがスターウォーズファミリーに今回初めて出るっていうのが、事前に噂で出てたらしいですけど、
噂は本当だよっていうのを監督が紹介したときの会場の熱狂たるやん。スターが出てくるとみんなスタンディングオベーションでも拍手喝采で、ここは日本かなっていうぐらいのファインイベントだったんですよね。
本当10万人1日、イベント通じて10万人かな、見込んでるらしいですけど、そのうちの半分以上が海外っていうことで、多分インバウンドへの貢献もすごいイベントだったんだと思いますけども、今回ファインイベント参加していろいろ見て回って、改めて思ったのが日本におけるスターウォーズに対する印象と海外のスターウォーズの印象が本当に変わってるなって話ですね。
マンダロリアンの影響
日本だとスターウォーズの映画って2019年ですよね、エピソード9、スカイウォーカーの夜明けが公開されて、これが最終的なスカイウォーカーサーガンなんですかね、キューブ作の完結編ということで、これで解決してスターウォーズ終わりましたよと思ってる人すごい多いと思うんですよね。
映画も公開されたのはもう6年以上前だし、そういえば映画完結して終わったっていう、完結したっていうふうに思ってる方がめちゃめちゃ多いと思うんですけど、実はこれを起点に、これをこの後、実は2019年からスターウォーズってディズニープラスにシフトしたんですよね。
ディズニープラスのマンダロリアンが始まったのが、実は同じ2019年で、こっから一気にスターウォーズの世界がつながれるのってディズニープラスの方にシフトしたんですよね。
日本は残念ながらディズニープラスの会員数がまだ多分300万とか400万とかなんで、まだやっぱりそのNetflixの黎明期ぐらいの感じだと思うんですよね。なので、どうしてもこのマンダロリアンとか見てる人が少なくて、そんなにこのメインのうねりとして感じられないと思うんですけど、
グローバルは完全にここを中心に、2019年にマンダロリアン、2020年にマンダロリアンシーズン2、2021年にボバフェット、2020年にはオビワンケノービ、キャシアンアンド、2023年にはアソーカ、2024年にはアコライトとスケルトンクルー、マンダロリアンのシーズン3っていう、完全にそのスターウォーズの作品の中心がディズニープラスに映ってるんですよね。
で、実はもうめちゃめちゃ作品公開されてるんで、この5年間新しいファンが明らかに増えてるんですよね。
本当そのマンダロリアン自体がやっぱりその2019年にディズニープラスの看板番組として公開されて、これが本当すごい成功してるんですよね。
日本だとなかなかちょっとそれが肌感覚として伝わってこないですし、多分ボバフェットとマンダロリアンの見分けがつかない人多分日本人多いと思いますけど、同じようなヘルメット被ってるキャラですからね。
でも海外はもう完全にマンダロリアン中心に新しいファンダムが形成されているんですよね。
ディズニープラス加入者数1億2千万とかね、見れる人1億5千万以上とかっていう話らしいですから。
ディズニーは本当去年もインサイドヘッド2とかマーナー2とか映画が大ヒットしましたけれども、完全にディズニープラスを中心にファンダムを映画館に連れて行って映画もヒットさせるっていう成功の方程式を確立していて、
その中心にあるのがディズニープラスなんですよね。だからスターウォーズのファンもディズニープラスを中心にマンダロリアンとかソウカとか新しいシリーズを中心にファンダムがめちゃめちゃ拡大してるんですけれども、
日本はどうしてもディズニープラスの印象がないんで、スターウォーズって僕の世代の人が最初の3部作が良かったよねみたいな、人によってディズニーめちゃめちゃめちゃされたみたいなことを言ってる人も少なくない感じだと思うんですよね。
でも今回スターウォーズセレブレーションでも思ったんですけど、コスプレをしてる人のコスプレの中心が完全にマンダロリアンとかウォーフェット。ウォーフェットはオリジナル3部作でも出てるんですけど、シフトしてるんですよね。
僕どうしてもスターウォーズのコスプレって言ったらストームトルーパーとかダースウェーダーですよねって思っちゃう世代ですけど、なんなら少数派になりつつあるんじゃないかなぐらいの会場を歩いてる人たちの中心が配信側のアソウカとかになってるんですよね。
日本だと多分アソウカ知ってる人そんなにいないんじゃないかな。アニメシリーズでもね、海外でも人気がすごいなんですけど。ディズニーは本当その世界観を360度映画以外にも広げるっていう、当然ディズニーランドもありますからね。
スターウォーズのコミュニティへの変化
僕もロサンゼルスのディズニーランドでスターウォーズエリア行っても本当にスターウォーズの世界に浸れる作りになってて感動しましたけど、本当はクルーズもありますしね、ディズニーランド、映画、グッズ、いろんなものでスターウォーズに触れるっていうのがやっぱりスターウォーズなんですよね。
スターウォーズは特にいわゆる二次創作に寛容な姿勢をジョージ・ルーカスを中心に初期から取っていた結果、ファンダムがみんな意気揚々とコスプレもするし、いろんな二次創作作品、イラストとかストーリーとかを作るっていう。
本当ね、会場でもみんなめっちゃ楽しそうなんですよね。本当に混んでるから、場合によっては全然空気悪くなってもおかしくないですけど、みんな楽しそうに並んでるんですよね。やっぱり並んでいるのもグローグなんですよね。
たぶんグローグ知らない人が見たらヨーダに見えると思うんですけど、まだヨーダの種族、それのベビーヨーダみたいな言われ方採取してましたけど、アンドロリアン出てくるグローグのグッズとかコスプレしてる人も多いですし、やっぱり完全に中心、スターウォーズっていう言葉を聞いた時にイメージするものが違う世代になってるんですよね。
日本だとスターウォーズって言うと多分、僕の世代を中心にした人たちがスターウォーズとはっていうのをマウンティングするみたいな感じの最初の三部作画だな、ジョージ・ルーカスがみたいな感じ。当然ジョージ・ルーカスは今もレジェンドなんです。
セッションの時でも頻繁にジョージ・ルーカスの名前が出てましたけど、やっぱり配信側の人たち、配信側のドラマのファンが多いし、そっち側をスターウォーズと思ってる人たちは実は結構増えてるっていうのがすごい大きいことだと思うんですよね。
マンダロリアもシーズン3まで来てますからね。ここは結構日本におけるスターウォーズと海外におけるスターウォーズの位置づけが全然違ってるんだなって。やっぱり日本ではスターウォーズって言うと映画作品っていうふうに思われてると思いますけど、やっぱりスターウォーズイコール映画ではグローバルではなくなっている。
今回のセッションの中でも非常に印象的だったのが、デイブ・フィローニさんだったかな。スターウォーズとはコミュニティであるっていう発言をしてたんですよね。アニメシリーズの責任者なんですね、デイブ・フィローニさん。
スターウォーズは映画だっていうふうに思っている人は多分日本ではめちゃめちゃ多いと思うんですけど、スターウォーズの作品に関わっている人たちはスターウォーズはコミュニティでファンとともに作っている世界なんだと。
当然日本で言うとスターウォーズってジェダイの物語でつってもライトセイバーが必ず出てくると思ってるんですけど、何なら実はグローバルではマンダロリアンとかね、あんまり実はライトセイバー、マンダロリアンはライトセイバー使わないですから、ライトセイバーあんまり出てこないし、
何ならアコライトっていうジェダイをメインにしたストーリーの方が実は失敗して、そうじゃないスピンオフ作品のキャシアン・アンドーとか、ジェダイじゃない方が何なら人気あるみたいな感じなんですね、マンダロリアンとかウォーフェットとか。
これはね、本当なんかちょっと面白いなぁと思いますね。日本だとやっぱりディズニーがスターウォーズを買収して、あそこで終わっておけば良かったって続いているって、どっちかというと漫画における北東の剣的な位置づけで、最初の頃は良かったのにって思ってる方も少なくないと思いますし、僕もそういうふうに思うシーンもなくはないんですけど、
日本のIPの未来のために
でもやっぱりスターウォーズっていう世界は本当ゲームもありますしグッズもありますし、スターウォーズって世界自体が本当にファンと共に成長していて、その中に本当にいろんなストーリーがどんどん生まれているっていう。
それによってファン層が、おじさんもいるんだけれども子供も増えて世界がどんどん広がっている。これはね、やっぱりちょっと日本も参考にしなくちゃいけないと思うんですよね。
本当に今一番心配しているのはやっぱり鳥山明さん亡き後のドラゴンボールとか、それこそワンピースとかが100年を超えてファンを増やしていくためには、やっぱりどっかで原作者の手を離れて世界を広げなくちゃいけなくなっていくと思うんですけど、
ジブリとか日テレに行った後、この日テレかジブリの資産を使い倒して終わってしまうのもめちゃめちゃ心配したんですけど、こういうふうにファンと一緒に世界を広げていくっていう活動を日本のIPなりコンテンツ会社もやっぱり学んでいく必要があるんじゃないかなみたいなのをちょっと改めて感じたのでご紹介でした。
はい、こちらのチャンネルでは日本のエンタメの明るい未来を目指すエンタメのSNS活用や推し活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
おまけてまーす。