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2025-05-16 16:33

「#大沢たかお祭り」で考える著作権者のSNSガイドラインの重要性 #945

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「#大沢たかお祭り」で考える、フェアユースがない日本における著作権者のSNSガイドライン提示の重要性|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/nebd26d7d976f
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サマリー

大沢たかお祭りの展開を通じて、日本の著作権制度とSNSでの著作権者ガイドラインの重要性が明らかになっています。特に、著作権の厳格な取り扱いがファン活動に与える影響について詳細に議論されています。また、大沢たかお祭りを通じて、日本の著作権者がSNSガイドラインの重要性を再認識する必要性が浮き彫りになっています。若い世代の意識の変化が、法律論と現実のギャップを克服する鍵となる可能性があります。

大沢たかお祭りの状況
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、個人的に盛り上がってていいなと思って見守っていた大沢たかお祭りなんですけども、一部ではもうすでに終了の流れになってしまっているということで、
ちょっと残念だなと思いつつ、仕方がないかなという面もありつつなんですけど、現状の著作権、日本の著作権に関してと思うところをノートにまとめてみたのでご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、「大沢たかお祭りで考えるフェアユースがない日本における著作権者のSNSガイドライン提示の重要性」というタイトルにしてみたんですけど、冒頭でディスクフレーマー的に申し上げておくと、
あくまで僕はね、SNS、もっとみんながいろいろ使えればいいなって、ファンが自由に応援できればいいなっていう側のスタンスの人間なので、ポジショントークなのは間違いないです。
その前提で聞いていただければと思いますけれども、まずやっぱり日本の著作権、やっぱり改めて今回のお祭りでもやっぱり日本の著作権のラインって、企業はもちろんですけど、ユーザーが厳しく考えてるんだなっていうのが感じられる感じですよね。
今回大沢高雄まつりが今終了って言われる流れになっているのは、大沢高雄さんの実はオフィシャルサイトに著作権保護法に関する記載っていう、警告文的な注意喚起文があるんですよね。
著作権保護法に関する記載と、ホームページ上の文章、画像、映像等コンテンツ及び弊社所属、大沢高雄の肖像画像、ロゴの著作権は株式会社コアインターナショナルに帰属します。
閉入、閉入の目的的に関わらず掲載されている全ての画像、文章の無断転載、引用禁止します。引用まで禁止ってめちゃめちゃ厳しい基準ですよね。
これ、日本の芸能事務所だとよくある文章だと思います。要は不正に利用されるリスクを避けるために、制約説で一番厳しい文章を載せる。
これは全然別に大沢高雄さんの事務所が特別なわけではなくて、日本だと通常だと思いますね。
特にジャニーズ事務所時代とか、そもそも雑誌の表紙すらネットに使わせない。完全に意味がわからなかったですかね。
映画の告知に木村拓哉さんが来ると、木村拓哉さんのバナーを持ったところの写真だけカットされて、映画のタイトルが変わっちゃうみたいな。
冗談みたいな本当の話が昔はありましたけれども、さすがにジャニーズ事務所もその後、2018年ぐらいからスタンス変えて、そこまで厳しくはならなくなりました。
今はスタートエンターテインメントだとかなりデジタル活用が積極的だと思いますけど、この文章が今のスレッツとかエックスで、今回の大沢高雄祭りに対する公式見解として出されたというふうに出回っちゃったっぽいんですよね。
これですね、見る感じ2012年の文章です。
ツイッターに履歴が残ってたんでよかったって感じなんですけど、これホームページ上はタイムスタンプがないんで、いつ作られたページかわかんないですけど、
2012年3月15日にここの著作権保護法に関する記載の、これは完全に多分同じ文章だと思いますね。
お知らせでさっきの鋭利非鋭利の目的に関わらず掲載されているすべての画像文章の無断検査金を禁止します。何卒よろしくお願いいたします。
チームTOという投稿があるんですよね。2012年です。13年前なんですよね。
だからまだSNSが出たてですからね。2012年っていうと多分ツイッターブーム、フェイスブックブームがあってラインブームが始まるかなっていうぐらいの年ですね。
震災の1年後ですからね。まだツイッターの自治体利用がようやく始まるかなぐらいの感じのタイミングなので、当然ネット上の著作権は使ってはダメなのであると。
ジャニーズ事務所も徹底的にオンライン上から自分たちの画像を排除してた時代ですね。
ジャニーズ事務所のタレントさんとかがね、広告文字がテレビコマーシャルに起用してもそのウェブに画像を載せちゃダメみたいな、めちゃめちゃ僕からするとお金払ってるのなんでみたいなのが普通だった時代の文章なので、そりゃそうだよねっていう。
これは別に今回のお祭りに対して事務所側が絶対やめろって言ってこの文章を出したわけじゃないんですけど、
残念ながらこの著作権保護法に関する記載のページに日付がないんで、今回のやつに対して事務所の公式権から出ましたって言ってこれを引用して投稿してる人がいて、
真面目な皆さんは事務所が言うんだったらしょうがないねって言って、さらったお祭りは終了の方向でみたいなので、投稿を早速大勢の人が消し始めてるみたいですね。
著作権とユーザーの反応
これ本当に難しいなと思いますね。日本の著作権っていうのは基本的には申告罪、事務所側が訴えないと刑事罰にはならないのが基本だったんですけど、最近非申告罪化されたんですよね。
これによってやっぱりちょっとまた話が非常にややこしくなったんですね。非申告罪になったのは本当に悪質なもの、いわゆる漫画村的なそれによって利益を得ようとするもの、多分ファースト映画とかそういういろんな映画丸々載せちゃうとか、そういうものをメインで非申告罪化して法的機関がすぐに動けるように法律を変えたんですけども、
これによってやっぱりその著作権全部が非申告罪化されて、著作権を守ってない奴はみんな訴えられるべきだと思っている人もX状にいるのは事実なんで、この事務所がやめろって言っているっていう、これは個人的にかなり誤解に基づく話で、ちょっとフェイクニュースっぽい感じもあるんですけど、
ただ事務所に載っているじゃないかって言われたらまあそうですよねって話で、そうするとこれをもとに事務所が無断停載、禁用禁止ロツってのはお前やっているのかって言って、大阪川祭りをまだやっている人に怒りの鉄槌を崩しているユーザーがだんだん出てきているらしく、ちょっとこれは一回事務所側からOKが出ることは多分ないと思いますから、もう祭りも終了せざるを得ないのかっていう感じの流れになっている。
イメージですね。
これは本当に難しいんですよね、この問題もずっと日本のインターネットによってもこの20年30年言われている話。
海外においてはどうかっていうと、アメリカのフェアユースの事例が有名なんですけども、アメリカではフェアユースという概念があって、これが当然フェアユースも限界はあるんですけども、
まずフェアユースがあることによってインターネット上の空気感が全く違うんですよね。
ある程度フェアな使い方であれば著作権の権利は制限されるのである。
だからこういう使い方であれば自由にやっていいのであるってエリアをアメリカは法律で定義されているんですよね。
基本的には非営利で収益を目的ではなく、創作の範囲でやる分には訴えられることは基本的にないって、批評解説ニュース報道研究調査などの場合であれば侵害にはならないっていう。
なので海外は結構YouTubeの動画でも平気でオフィシャル映像が使われてたりするんですよね。
あれは場合によっては当然訴えられると思うんですけど、でもフェアユースであるっていうので許されるケースが案例もあるので、
ユーザーの間でもこれぐらいはユースの範囲だよねっていうので許容される空気があるんですけど、
日本はフェアユースはやっぱり権利団体が反対して導入できないこの30年経ってるんですね。
当然ね、既得権側は自分たちの権利を守りたい、当然その著作権を守られるべき権利ではあると思うんですけど、
フェアユースがないことによって今回のように事務所がダメって言ってるじゃないかって言うともう全部ダメっていう前提で
やってる人に文句を言う人が生まれるっていうのがやっぱり日本のインターネットの典型的なパターンだなと思うんですね。
フェアユースの不在
本質的には申告罪なんで事務所が明確にNOと言わない限りはNOにはならないはずなんですけど、
これが事務所がNOって言ってるっていう証拠として使われちゃうと、事務所がOKって言わない限りはOKにならないっていうのが日本のそうですね。
だから多分大沢太郎さんはお祭りに水をささないように多分お褒美の投稿に祭りという文字を入れてストーリーの投稿したり、
インスタに写真を投稿されたと思うんですけど、これによってOKが出たっていう誤解が出ちゃったのがやっぱり今回ちょっと良くなかったところかなと思うんですけど、
大沢太郎さんはOKとは言ってないんですよ。テキストは何も書いてなくて、見てるよっていう仕草を写真で出しただけなんですよね。
当然大きな写真っていうのは大沢太郎さんなり事務所が権利を持っているわけではなくて、映画会社とか名画の制作委員会が権利を持っている構造になりますから、
大沢太郎さんもOKと多分言えないんですよね。なのでここが多分限界だと。これを投稿したのは僕は素晴らしい段だなと思いますけど、
でもOKとは言ってないですけど、これによってファンの方が公式に問い合わせをしたり、もっとこういうのやりたいみたいなので、
いろいろオフィシャルに動き出しちゃった人がいるみたいで、そうするとやっぱりそれはもう商用利用の範囲じゃないですかみたいな話がどんどん出てきて、
やっぱり盛り上がりすぎた分、それに対するアンチな反応も強くなってしまって、終了する流れになっちゃったっていうのが今回かなと思います。
実際終了することになるかどうかはちょっとわかんないですけどね。あくまでこの事務所側が別に、
今回のことに対してNGと言っているっていう状況にはまだ多分なっていないと思うんですけど。
難しいのはやっぱり日本においてはグレーゾーンはグレーゾーンのままにしておきたいっていうのが、やっぱり今まで脈々とある文化なんですよね。
結局コスプレにしても、こういう画像投稿にしても、それこそコミケみたいな。
商用利用はダメって書いてあるんだけど、この範囲はおめこぼうしますみたいな。
メンタル買っていいですかって聞かれるとダメって答えるしかないんだけれども、別に訴えないから自由にやってくださいみたいなのを、
私もあの著作権者の方に言われたことはあってですね。
こういうのいいんですかって聞くと、いいですかって聞かれるとダメって答えなくちゃいけないんですよみたいな。
著作権とSNSガイドラインの重要性
これ日本の典型的な本音と建前の世界で、別に聞かれるとダメって言わなくちゃいけなくなるから、
別に楽しんでる人たちに水刺すつもりはないし、ネガティブにならない限りは自由にやってくださいっていうのが事務所の本音としてはあるんだけれども、
公式見解を聞くと建前としてのやっぱり法律論でダメですって答えちゃう。答えるしかなくなっちゃうっていう。
ここが今までは日本の業界ずっとそれでやってきたんですけど、やっぱりここに来て、
やっぱり若い世代がやっぱり海外はこれOKなの、なんで日本ダメなんだみたいな人がやっぱり事務所にこうやって確認したりリクエストを出してきちゃうっていうのが
起こる時代になったんだなっていうのが今回かなりポイントになってるのかなと思います。
なのでちょっとこの記事に書いたとてこれが事務所の方々に届く、事務所の映画会社の方に届くとは思わないんですけど、
ぜひ参考にしていただきたいのはこのBe First、BMSGとか2Bが出している、
ファンの応援の利用であればOKですっていうSNSガイドラインなんですよね。
これもやっぱり映画会社とか芸能事務所も真剣に多分考えた方がいいフェーズに個人的に入ってきてる気がします。
2Bのものが個人的にはわかりやすいと思うんですけど、2Bは2B及びアーティスト個人が発信する画像や動画を
ファンの皆様個人のSNS、YouTube等に投稿いただくことに対して2Bは著作権侵害を主張いたしませんっていうふうに明記されてるんですよね。
これ当然リスクはあると思います。ファンがこれは応援だっていう言い方で事務所側が嫌な使い方をするリスクがあるんですよね。
なので従来の日本の事務所はもう一切やるなっていう非常に厳しいガイドラインを出すのが当たり前だったんですけど、
でもそうするとせっかくSNSの時代でファンの応援によってBTSのハーミーのようなエネルギーで
BTSがアメリカでも成功するみたいなことが起こりにくくなってしまうので、
それをやっぱり浮きやすくするために2BとかBMSGとか芸能事務所はガイドラインを変えつつあるんですよね。
こういうガイドラインがあればその著作権に対して非常に厳しいXユーザーが
これ著作権大丈夫なのかっていうふうに横から突っ込んできても、
いや2BはOKって言ってるよって返せるっていう。
こういうアプローチをやっぱり映画会社や芸能事務所も考えないと結局このファン同士が楽しく盛り上がっていても、
そこに法的問題を提起するユーザーが現れるとそこで喧嘩が発生したり、
場合によっては投稿したファン側が炎上してしまうこともあり得るっていう。
大沢たかお祭りの影響
別のリスクがやっぱり今明らかなってる気がしますね。
これは私自身オフィシャルの映像コンテンツをノートのヘッダー画像に提供してくれませんかみたいな
Netflixさんとかに交渉してきた側の人間なので明らかにポジショントークではあるんですけれども、
やっぱりこういう、今回Netflixさんに新幹線大爆破にノート記事用にオフィシャル画像を提供していただいてますけど、
そうするとファンも胸を張って応援できるんですよね。
これやっぱり日本の芸能事務所とか映画会社は相当やっぱり従来の本音と建前の使い分けで
損をしてきたしファンが自重して応援してくれないっていうことにもなってた面があるんじゃないかなと
個人的には思っています。
当然リスクを考えたら全部制約説でなしにするっていう考え方はそれで別にあると思いますので
それを選択されるんであればしょうがないかなと思うんですけど
個人的にはやっぱり特に海外に向けての話題の広がりとかを考えていくのであれば
ちょっとこの著作権とか肖像権に対するスタンスはコンテンツとかもしくは俳優さんごととかかもしれないですけど
によってちょっとファンが応援しやすいラインを作ってあげることによって
もっとファンが気持ちよく盛り上がるっていうパターンはあるんじゃないかなと
今回の大沢孝夫祭りみたいな大切りっていうのはちょっとその芸能事務所側からすると
かなり濃いグレー側に入ってくるリスクがある行為かもしれないんですけれども
個人的には今回の大沢孝夫祭りでキングダムのコンテンツにどれぐらいその影響があったかっていうのが多分ポイントだと思うんですよね
これはコンテンツホルダー側の方しか分からないので
その方々が今回の騒動をどう受け止めてそれに対して許容するのか許容しないのかの判断をどう決めて
キングダム当然オークショングは多分次は出てこないと思うんですけど
今後のこういう映画公開の時にどういうふうにしてくるかっていうのが結構重要な
日本のSNS上のファンの雰囲気にも影響してくると思うので
何卒中の方々にはちょっとうまくポジティブにファンが使えるように考えていただきたいなと
ネットの片隅でご約束次第でございます
これがどれか誰かに届くとは思わないんですが
ちょっとずつ良い方に変わっていくといいなと思っております
ということでこちらのチャンネルは日本へのための明るい未来を応援すべくへのための
SNS活動や推し活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております
他にもこんな話してますよって方がおられましたら
ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです
今日もありがとうございます
16:33

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