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2024-01-13 06:46

Z世代が一番信頼しているのがYouTubeという調査結果から考えること #573

Z世代が一番信頼しているのがYouTubeという調査結果から考えること|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/nf946db3366db
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サマリー

アメリカの調査によると、Z世代にとって一番信頼されているプラットフォームはYouTubeです。その信頼度は59%です。一方、Facebookの信頼度は低く、信頼できない人が60%を占めています。

00:06
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとSNS関連のネタで面白いリサーチ結果があったのでご紹介したいと思います。
YouTubeにおける信頼度
元ネタはビジネスインサイダーさんのアメリカの調査なんですね。Z世代が一番信頼しているプラットフォームはYouTubeっていう。
これ、多分、信頼しているプラットフォームはYouTubeって言われたら、多分日本だと、え?ってなる人多いと思うんですよね。
やっぱり、どっちかって言うとYouTubeって言われたら迷惑系YouTuberとか、そういう人がマスメディアからも叩かれているイメージが強いんで、
YouTubeイコール怪しい情報がたくさんあると思っている人、日本では少なくないと思うんですけど、
ポイントはあくまでSNSの中での比較であるっていうのと、アメリカの調査結果であるって話ですね。
サムアット、ベリー・トラスト・ワージーが59%YouTubeにおいて、信頼できるYouTubeと答えた人が59%で、
あんまり信頼できないと答えている人が28%、よくわからないと言っている人が13%。
単純に言うと、信頼していない人より信頼している人が倍いるんですよね、YouTubeだけ。
それ以外は半々かそれ以下っていうのがポイントなんですけど、
これはやっぱね、僕も実はこの感覚はそうだろうなと思っていて、
YouTube、今オフィシャルの動画がやっぱりすごい上がるようになってきたんですよね。
それこそテレビ局も使ってますし、企業のオフィシャル動画とか、芸能人のコンテンツとか、
いわゆるマスメディアクオリティのものがYouTubeすごい増えてきたんで、
当然それ以外の従来のYouTuberを見ている人からすると、
信頼度半々みたいな感じになりがちだと思うんですけど、
オフィシャルコンテンツが増えた結果、信頼度が他のプラットフォームを比べてはるかに高くなると、
やっぱりそうなるほどなっていう感じですね。
インスタとかはやっぱりユーザーの、一般的なユーザーのSNSは多分信頼度が半々になりがちなんですよね。
やっぱり信頼できる人と信頼できない人がいるのがSNSの特徴でもあるので。
一方で、エデルマンのトラストバロメーターの調査とか見てると、
マスメディアに対する信頼度っていうのはまた国によって全然違うかもしれないんですけど、
ビジネスインサイダーのリサーチなのでSNSだけの比較ですね。
もう一個やっぱりアメリカのデータで面白いのが、
Facebookの信頼度
FacebookがYouTubeと真逆なんですよね。
信頼してるってFacebookで答えた人、28パーしかいなくて信頼できないっていうのが60パー。
これ多分Facebook使ってる人からするとすごい違和感のあるデータだと思うんですよね。
Facebookって自分の友達の投稿しか基本表示されないんで、
多分鼻間隔で言うと多分TwitterとかよりもFacebookの信頼できるって答える人が
Facebookユーザーの中には多いと思うんですけど、
ここは結構アメリカにおけるポイントだなと思っていて、
当然アメリカでもZ世代はそもそもFacebook使ってないから信頼してないんだみたいなのが
ビジネスインサイダーの記事にも書いてあったんですけど、
もう1個やっぱり大きいのはやっぱりFacebookがフェイクニュースの温床になったっていう印象。
やっぱりアメリカでは印象が非常に強いんだと思うんですよね。
いわゆるフィルターバブルによって共和党、主に共和党がたくさん流した、
メインウィストもやってたみたいですけど、共和党が大変大量に流したフェイクニュースが
Facebook上で拡散していろんな問題を起こしたっていう歴史があるんで、
それがこの調査結果に出てんじゃないかなっていう気がしますね。
TikTokも30%、57%っていうFacebookに非常に近い構造なんですけど、
これはやっぱTikTokの運営モードが中国なんで、
アメリカではTikTok禁止するし、禁止しないみたいな議論がずっとされてますから、
それがやっぱり影響されてると考えると、それよりもFacebookが悪いっていうので、ちょっとびっくりでしたね。
これで今スレッツがXの対抗サービスとして注目してるサービスなんですけど、
以前スレッツの開発責任者のモセリさん、インスタの責任者でもあるんですけども、
スレッツに関して私たちはアンチニュース、ニュースを否定するわけじゃないんだけれども、
ニュースはメインになりすぎるとやっぱりSNSとしての状態はあんまり良くなくない状態にするんで、
そんなにメインにしたくないんだ、みたいな発言をモセリさんがスレッツでしててですね。
なんでなのかなと思って、やっぱりこのFacebookの時の経験がやっぱりアメリカでは相当多く引いてるっていうことなんじゃないかなっていう気がしますね。
ちなみにTwitterは、まだビジネスインサイダーのリサーチではTwitterXとは表記されてなくって、
Twitterって書かれた状態で、これリサーチをしたタイミングなのかな、去年の12月の記事でしたけどね。
Twitterも信頼できる35%で、信頼できないのが49%で、これは多分定点で取ってるリサーチ結果だと悪くなってるのは間違いないですね。
ここは今、アメリカではXがスパムの温床になり、いわゆる過激派の人たちがみんな戻ってきちゃって、
そういうのが嫌な人はスレッツ逃げるみたいなこと起こってるんで、結構アメリカにおけるプラットフォームの信頼度で言うと、
YouTube独り勝ちっていうのは結構興味深い結果だと思います。
やっぱり個人的にも地味にYouTubeやってますけど、なんとなくYouTubeだけはやっぱり企業は絶対やっといた方がいいと思うんですよね。
当然アーティストとか芸能人も絶対持っとかないと、やっぱりテレビの影響力が下がり、
SNSの影響力が上がってくるんだけれども、でも信頼できないプラットフォームもいくつかある中で、
YouTubeを信頼している利用者が増えてるっていう前提で言うと、
いくらTikTokがめちゃめちゃ流行ってるとはいえ、やっぱりYouTubeはちゃんと作っておかなくちゃいけないんじゃないかなみたいな、
ちょっと改めて感じたのでご紹介です。
こちらのチャンネルでは日本のエンタメの未来を想像するのが役立つようなニュースをご紹介していきたいなと思っていますので、
他にもこんな面白い話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
06:46

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