鬼滅の刃の興行収入
はい、こんにちは、徳力です。何度も取り上げている気もしますけれども、「鬼滅の刃」が今年は本当にすごいので、
Yahoo!ニュースにちょっと振り返りの記事を書いてみたので、ご紹介したいと思います。
Yahoo!ニュースの記事のタイトルは、「史上初の1000億円突破 鬼滅の刃がポストジブリ時代の扉を開くことができた理由」というタイトルにしてみました。
鬼滅の刃の興行収入は、結構情報が錯綜していて、どの数値が最新の正解なのか、実際によくわからない状態になったんですよね。
僕は、ボックスオフィス網上という海外のサイトを参考にしているんですけど、ここのデータが増えたり減ったりするんですよね。
正確な数字の把握をグローバルで回収する仕組みが確立していないってことなんですかね。
ただ、オフィシャルから発表がされまして、これで確定ということですね。
現時点で1063億円、全世界興行収入ですね。
国内の興行収入が379億円に対して海外の興行収入は既に684億円っていう。
日本のその407億円、無限列車編を超えるかどうかみたいなのが日本のメディアの一番の注目点になってますけれども、
実は世界興行収入という意味だと前陣未踏の1000億円を超えてしまったので、もう過去ナンバーワンですよね。
この辺がやっぱり日本で見るか世界で見るかで話がかなり変わってくるんですけれども、
当然映画はこれから世界に売って出る産業なので、僕は全世界興行収入で見るべきだと思うんですけど、
何しろ数値がブレるので、記事を書くタイミングが難しいんですけど、
オフィシャルがドルベースで換算して1063億円を発表したみたいですね。
多分ドル減が今より円安に触れちゃってるんで、
国内の興行収入はどのタイミングでドルベースで換算するかってまだ結構変わっちゃうんですよね。
これがボックスオフィスモージョンもどのタイミングでカウントするかって変わっちゃうんだと思うんですけど、
一応このオフィシャルとしては1063億円を超えました。
このタイミングで海外で報道されていたドルベースの収入が7億3000万ドルなんですよね。
旧来の映画制作の構造
これは今年公開の映画で5位はもう変わらずなんですけど、累計で見ると歴代映画興行収入では142位なんですよ。
世界のこれまでの映画全てなんですからね。
当然最近の映画の方が興行収入は人口が増えてるので大きくなりがちなんですけど、
142位のどこを抜いたかというとライオンキングムファサーとかデューン砂の惑星パート2とかが去年の大ヒット映画を上回る興行収入ですね。
だからもう鬼滅の刃はもうハリウッドの大作映画と並んで報道されて。
実際あの無限列車編も実はコロナ禍だったのもあってその年のドルベースでは確か世界一位だったと思うんですよね。
ほとんどの興行収入は日本で上がってるんですけど。
ただやっぱり多くの方は無限列車編の興行収入っていうのはあくまでコロナ禍における特殊現象だから再現は難しいっていうのが一般的だったと思うんですよね。
私もそう思っちゃってましたし。
今回の無限列車編公開するタイミングでもやっぱり無限上も何百話と見ないと無限上のストーリーについてこれないから無限列車編を越えるのは難しいんじゃないかみたいなのをやっぱりプロの方ほど言ってた記憶があるんですけど。
特に個人的に大きいなと思っているのは国内の興行収入のトップにずっと訓練していた千と千尋の神隠しを無限列車編が抜いて1位になっている。
今回無限上編もかなり早い段階で366円を超えてたんですよね。
1、2が鬼滅の刃っていう。
これからまだ無限上編は2章3章がありますから、そうすると単純に考えると多分日本の興行収入のトップ4は鬼滅の刃っていうことにしばらくなるんじゃないかなっていう。
完全に鬼滅の刃の時代が来たっていう話だと思うんですよね。
なのでちょっとあえてポストジブリという言葉を使ってみました。
それこそ千と千尋の神隠しは多分20年近く1位を守ってたんですよね。
日本の興行収入ランキングにおいて。
千と千尋の神隠しが1位を取っていただけではなくて、日本の興行収入のトップ3は実は2016年まで、多分15年近くスタジオジブリ作品がトップ3を占めているんですよね。
千と千尋の神隠し、もののけ、姫ハウルの極白ですね。
2016年に鬼滅の刃がヒットして2つを抜いたのでトップ3はスタジオジブリではなくなったんですけど、
それでもやっぱり世界から見た日本のアニメ映画、日本の映画といえばスタジオジブリ作品というのが長らく続いていたっていう。
なので僕はジブリ時代だと思ってるんですけど。
ポストジブリにしたようになるのはそれこそ新海監督とかなんじゃないかって言われてたんですけど、
数字上で言うと、今までの300億円という水準から400億になり世界1000億円というのを作ってしまった鬼滅の刃がポストジブリのシンボルだと個人的には思うので、
何が変わってそれが達成できたのかというのを改めて振り返ってみました。
映画の構造に対する挑戦を鬼滅の刃のチームがしてるんですよね。
3つポイントを記事に挙げてみました。
象徴的なのはやっぱり一話完結、映画といえば一話完結。
特に映画というのは映画専用のストーリーを描くのが普通なのであるというのがそもそもの従来の考え方だったと。
僕もそう思ってました。
当然コナンにしてもワンピースにしても映画専用のストーリーを作ることによって、
それで映画に新しいお客さんを見に来てもらう。
もしくはアニメを全部ついてきてなくてもついてこれるようにするというのが今までのアニメ作品の映画の作り方だったと思うんですよね。
なので一話完結で基本的に映画館では見れるっていう。
でもやっぱり無限列車編の本当にチャレンジで素晴らしかったのはやっぱりメインストーリーをそのまま持ってきちゃうっていう。
テレビのラマシリーズでは比較的踊る大操作戦とか、
ドラマではメインストーリーがそのまま映画で描かれるっていうのはあったんですけど、
やっぱりアニメにおいてテレビで応援されていたものを映画に持ってくるっていうのは結構当時批判も多かったと思うんですよね、アニメ版から。
子供が気軽に見れなくなるじゃないかみたいな。
新しい視聴体験の提供
でも実際親は連れてくるんですからね、この映画館にね。
400億越えっていう、このヒットを振ったっていう。
無限上編までもさらにこの大量のシリーズを見ないといけないんですが、63話とかね。
それもちゃんと見て、もう無限列車編も越えそうな勢いで伸びてますし、世界でもそれが通用したっていう。
やっぱりこの映画を一番完結でなければいけないっていうところからもこのシリーズ作品の途中を持ってくると、これはね、
日本ならではのチャレンジと言えるんじゃないかなと思いますね。
やっぱり海外ではこれは難しいんじゃないかと言われてたのが、海外の方はね、結局今無限上編海外の興行収入の方が日本の倍近くになろうとしてますからね。
しかもこれを成し遂げる上に構造的な挑戦として大きなテレビ中心だった世界観から配信中心に変えたってことだと思うんですよね。
今までは当然アニメはテレビでやるのが普通で、映画はスピンオフもおまけっていうワンピース的なアプローチであったり、
スタジオジブリにしても当然スタジオジブリは映画がメインなんですけれども、金曜ロードショーでテレビでやるからこそ認知が上がって、
新作にお客さんが足を運ぶってこのテレビの認知獲得&映画館でプラスアルファのお金を稼ぐっていうのが従来の日本の映画界の常識だったと思うんですけど、
鬼滅の刃はこのアニプレックス、UFOテーブル、終焉者という3社の制作委員会でテレビ局あえてキー局入れないというMXで放送して配信を全部出すっていうチャレンジをしたことによって、
鬼滅の刃を見るためのハードルがリアルタイムでテレビで見なくてもいいし配信も全プラトンで見れるからみんな気軽に見れることによって、
ファンを最大化することによって映画館に足を運ぶファンを増やした。僕はこれ勝手に鬼滅の刃方式と呼んでますけれども、
これがやっぱり発明でしたよね。テレビ局に依存していたら多分配信も一部に限られていた可能性があって、
多分鬼滅の刃からですよね。配信でアニメは基本的にどこでも見れるのが普通なのであって、
日本は結局アニメファンがプラトンを分散しちゃってるから独占でやると絶対その話題度が小さくなっちゃうんで。
鬼滅の刃がこれを確立してくれたから日本のアニメは今、もう多分この全配信サービスが基本になったと思うんですよね。
鬼滅の刃の影響
一部のアニメがディズニープラスとかネットリックス独占とかにすると話題度が減っちゃうみたいなのが、
逆にはっきりしたのが鬼滅の刃のおかげかなと思いますね、2019年からですね。
もう一つ個人的に注目しているのは従来のアニメ映画っていうのは監督取り分だったと思うんですよね。
スター監督がいて宮崎駿監督の作品だから見に行く。
新海誠監督の作品だから見に行くっていう。
スター監督を高度序画というとそのシリーズの軸に置いて、
この監督の作品なら間違いないから見に行こうっていう。
監督とファンがある意味シリーズとして機能している。
その代わり映画自体は毎回毎回違うストーリーっていうのが基本だったと思うんですけど、
それを当然原作があるから当たり前なんですけど、
鬼滅の刃からはスター監督が表に強く出てこない。
これ多分UFOテーブルさんの方針でもあると思うんですけどね。
当然業界には流し入れている監督さんが仕切っているからこそうまくいっているのは間違いないので、
当然監督は素晴らしいんだと思うんですけど、
でも監督の名前でお客さんに劇場に足を運んでもらうじゃなくて、
あくまでシリーズが強いからこそそれができると思うんですけど、
そうすることによって面白いのは海外の口コミとかも、
UFOテーブルがすごいっていう口コミが出てくるんですよね。
だからチェルソーマンに関してもやっぱりマッパー。
やっぱりアニメ制作会社、チームとして評価されるようになっているっていうのは、
これは人用の持続性の上でめちゃめちゃ重要だと思うんですよね。
スタジオジブリは監督がすごすぎたっていうのがあるんですけど、
その結果そこの継承がうまくいかず、
今スタジオジブリは新しい作品、
基本的に宮崎駿監督が作るって言わない限り作らない感じになって、
日テレさんに買収されることになりましたから、
ここのアニメ会社としての実行をどう立てていくかという意味で、
チームにシフトしているのはすごい重要だと思いますね。
やっぱり当然いろんなアニメ監督の挑戦があって今があるんだと思うんですけど、
この秘密の刃が新しい挑戦をして、
業界の構造の変化を自ら作り出したことによって、
このテレビ中心から配信中心とか、
漫画原作のシリーズをそのまま映画に持っていくっていう。
新しい配信方式の模倣
これによってやっぱりこの日本のアニメ映画、
映画自体の位置づけが世界で変わったっていうことだと思うんですよね。
面白いのはこれ海外も真似し始めてるんです。
向こうは真似だとは言わないと思うんですけど、
象徴的なのはスターウォーズのマンダロリアンですね。
配信専用シリーズが今度映画でやるんですよね。
これやっぱり配信用のシリーズとしてやってたものが映画でやる。
これハリウッドではXファイルとか一部のシリーズではあったんですけど、
あんまり大ヒットしてるパターンないんですよね。
でも今回のマンダロリアン&グローグがどうなるかで、
海外においても配信を映画にするっていう、
ある意味鬼滅の刃が切り開いた方式を海外も真似する可能性も出てきてるんですよね。
実際今ディズニープラスは配信で人気を作って映画をヒットさせるっていうのを、
リロ&スティッチとかで成功させてるんで、
多分そっちに行くんじゃないかなって。
これ世界のトレンドを鬼滅の刃が先に抑えちゃったっていう話だと思うんですよね。
それをすでにジェンソーマン、マッパがジェンソーマンで再現に成功してるので、
これも世界200億超えてますからね。
これからはやっぱり日本も従来のやり方ではなく、
新しいこういうやり方をすることによって、
もうこの世界工業収入を見据えたやり方。
日本のテレビ局中心ではなく、やっぱり世界の配信サービスがあるからこそ、
できるようになったやり方だと思いますけども、
増えていくんじゃないかなと思ったのでご紹介でした。
ちょっとね、中国がさらに伸びると鬼滅の刃の数字がさらにすごくなるんじゃないかってなったんですけど、
ちょっと中国は残念ながら今、政治的紛争で目に見えて初速すごかったのに、
急速にトーンダウンしちゃったら、ちょっと今年の大記録は、
まあいいですけどね、今回一体一章なんで、
大章の記録をこれから第二章、第三章でまた抜いていく楽しみもできたということではあるんですけれども、
完全に鬼滅の刃が日本の映画のステージを変えてくれたというのを、
ちょっと私なりに振り返ってみました。
はい、ということでこちらのお部屋は、
こちらのチャンネルは日本の明るい家のための未来を応援する学園のためのSNS活用を
視覚の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますかという方がおられましたら、
ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。