アンダーニンジャの奇跡
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、映画「アンダーニンジャ」が不思議なヒットの仕方をしているというのがちょっと面白かったんで、軽く調べてみたのでご紹介したいと思います。
アンダーニンジャ自体は1月末公開とかなるかな。結構、賛美両論一部であるみたいな記事はいつも通り出てましたけれども、
今週に入って、一度この工業収入ランキングで9位まで落ちていたにも関わらず、5位に上がったっていうのはちょっと話題になってたんですよね。
通常映画って、だんだんだんだん当然客足って遠のいていくケースが多いので、最近はそこは特典をつけて、入場特典で何度も来てもらうようにするとか、
コアファンの来場回数を増やすみたいなのを施策として行われてるんですけど、アンダーニンジャは実はそういうのも行われてないらしく、
工業収入をよく紹介されているタロイモさんも、入場特典なしでここまでのアンクアッパー入れっていう。
監督も、これ分かんないんで原因を教えてくださいみたいな投稿されてたんですよね。
もう6週目の映画ですからね。その初週よりも2週目が多いみたいなのは、ガンダム、ジークアックスもそうでしたし、マシンゴジラとか。
あんまり事前に宣伝しすぎずに、プチコミでワーッと盛り上がるみたいなやつは初週より2週目が多いみたいなのがあるんですけど、
もう6週目に入っている映画がその6週目で上がるっていうのは、映画業界だと普通考えられないらしいですよね。
謎の謎だと言われてたんですけど、これね、フジテレビ見てる人ならなんとなく想像つくと思うんですよね。
今すごいですよね。フジテレビがいわゆるAC祭り状態になってしまっていたのが、
コマーシャルの差し替えっていうのは、コマーシャルを広告主が出している時に広告主が止めると、
代わりの素材としてACを使うしかなくなるんでACばっかりになっちゃうんですけど、今回フジテレビ側はキャンセル受けたんですよね。
これテレビコマーシャルの歴史の中で珍しいことらしいですけども、
フジテレビ側の問題によって広告主がテレビコマーシャルを撤退せざるを得なくなったんで、
コマーシャルをキャンセルする人は返金しますっていう対応をしたんですよね。
返金したっていうことは明らかに広告主のものではなくフジテレビのものになるので、
フジテレビ側がある意味自由に変更できるようになったんですよね。
その結果、バンセンとフジテレビが関わっている映画の広告をメインに流すようになって、
アンダーニンジャの長尺のコマーシャルとか、舞台挨拶とかがめちゃめちゃ先週とかヘビロテされてたんですよね。
僕ですらちょっと見に行こうかなと思っちゃったぐらいになって。
1月末に公開されてって文脈を知ってる人からすると今頃広告やってんだって感じになるんですけど、
知らない人からするとこんな映画やってるんだ面白そう言ってみようになる可能性は十分あるだろうなと思ってたら、
どうもそうなったらしいっていう話だと思いますね。
結構見たら笑いのツボみたいなのが見る人によっては賛否分かれる作品らしいんですけど、
満足してる人は満足する口コミが上がっていて、ある意味テレビコマーシャルによってその満足側の露出が増えたっていうのもあるのかなとは思いますね。
その結果9位から5位になったっていう。
これちょっと面白い話だと思うんですよね。
要は映画の広告をこんだけテレビCMを流すとさすがに興行収入に効くっていう話だと思うんですよ。
テレビCMの影響
映画.comのサイトではアンダーニンジャーのページのアクセスランキングが2位になったんですよね。
多分公開6週目の映画でこれめちゃめちゃ珍しいと思いますね。
なんでかなと思った瞬間で見たらアンダーニンジャーってGoogleで検索すると1ページ目に映画.comのページが出てくるんで、
多分コマーシャルを見た人がアンダーニンジャーって検索してここのページにたどり着いてるんだろうなみたいな。
実際にGoogleトレンドで映画の検索数の推移を見てみましたけれども、
やっぱりグランベゾンパリと比較するのがいいかなと思いますけど、やっぱり普通は右肩下がりに綺麗に下がっていくんですよね。
深伏しながら。
でもアンダーニンジャーは横ばいなんですよね。
ボコッと上がってるところが公開の後にも発生していて、
さすがに直近は下がってきてるんですけど、
これは多分テレビコマーシャル効果なんじゃないかなっていう感じですね。
実践とかちょっとコマーシャルの露出量とインクロスさせないと正確なところがわからないので誰かやってほしいなと思うんですけど。
一方で同時期にヘビ露出されてたのがアンダーニンジャー富士テレビ製作。
それでどうも知らない彼女も富士テレビが製作インクが入ったんですかね。
めちゃめちゃ今流れてますよね。
知らない彼女も今週業業収入2位に入ったんですよね。
だから当然ABテストできないんで、テレビコマーシャルやってなかったら何になったかっていうのは比較できないんですけど、
これもその効果あったんじゃないかな。
ただ一方でベルサイユのバラも結構流れてるんですけど、
ベルサイユのバラはグラフ上ちょっと維持できてるように見えるけどやっぱり減ってるんですよね。
だからコマーシャルのクリエイティブによってその影響力が変わるのかどうかとか、
やっぱりさすがに映画の併用版がセットで上がらないと業業収入は上がらないのかとかっていうのはちょっと気になるところではあるんですけど、
少なくともやっぱりテレビコマーシャルをこんだけ露出するとさすがに公共収入が上がるっていうのはある意味証明されているんで、
やっぱりテレビコマーシャル影響力あるねっていうのはある意味証明できてるって話だと思うんですね。
当然普通の映画がこんなにコマーシャル打つことあり得ないっていくらかかるねみたいな話ですから。
なんですけどやっぱりテレビコマーシャルの価値を確認するっていう意味では、
富士テレビスの多分若い方々は今直近どちらかと言うとネガティブ対応の方が中心になっちゃってると思いますけども、
どうせ報告主のコマーシャルがあんまり戻ってこないんだったら、
ありもののやつをたくさん流すんじゃなくて、それこそ自社サービスとか自社の映画とか、
報告を流したやつの広告の効果測定まで自分たちで実験すると、
テレビコマーシャルって本当にどういう形でどういう風にやれば成果出るんだっけみたいな、
自分たちで今ノウハウをためるチャンスっていう考え方もあるのかなみたいなのはちょっと思いましたのでご紹介です。
はい、こちらのチャンネルでは日本の映画の明るい未来を応援すべく、
映画のためのSNS活用や押し勝つの進化をお感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話していらっしゃった方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。