ミクシーの歴史と徳力氏の参加
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、先日ミクシー20周年同窓会に参加させていただきまして、ミクシー20周年同窓会ですね。
ちょっとね、もうおじさんの昔語りで恐縮なんですけど、ちょっといろいろ考えられるところがあったので、ご紹介したいと思います。
ミクシー、皆さんご存知ですかね。若い人から20年ぶりだもんな。20年ぶりって言ってもね、UUUMになって、
2004年3月3日に正式サービスが始まって、2006年上場とかなので、
多分2010年ぐらいまでは多分Facebookよりミクシーの方がユーザー数、日本でも多かったと思うんで、
でもそれでも14年前とか。まあでもミクシー実はサービスちゃんと続いてるんですよね。
なんかすいません、僕も、グリーンとかは多分SNS機能なくなってるって聞いてますけど、
ミクシーは実はコミュニティ機能がちゃんと生きていて、今も日々使っている人は実はコミュニティごとにはいるっていう。
僕はもうどちらかというとTwitter派の人間なので、長くミクシーを使ってなかったんですけど、20年前ね。
ただこうやって言うと、僕は今ネットサービスとか一番早く使うタイプのキャラなので、
いかにも20年前から使ってます的な感じになるんですけど、実は僕出遅れてます。
出遅れてるって言うと5月なんで早い方ではあるんですけど、当時2ヶ月ぐらいだから指加えてみてた側の人間ですね。
5月21日登録した。当時はミクシー招待制だったんですよね。
わかります?この招待制の辛さ。
僕NTTを辞めてソフトウェアのベンチャー会社に入るんですけど、
あんまりいわゆるネット系の会社ではなかったので、ソフトウェアのパソコンにインストールするタイプのソフトウェアの会社だったんで、
この招待所を持ってる人がいなくて、しばらく入れなかったんですよね。
懐かしいなぁ。すみません、地味にインターネット老人化ですけどね。
でも本当に2004年は僕5月1日にブログ書き始めて、5月29日にうべだもちおさんの付会に参加してみたいな。
開願してアルファブロガー投票企画って、これも知らない人も多いと思いますけど、
僕はブロガーボッチャーとして有意味有名になったきっかけになる投票企画をやるのも2004年なんで、本当に2004年はね、
ブログとSNSのおかげで人生変わった年なんですよね。
当時本当、SNSとブログって自分みたいな一般人でも発信できるなんて、
フラットにうべだもちおさんとか有名人と繋がれるんだって、衝撃を受けてみんなSNS使おうよって言ってた人間ですね。
久しぶりにちょっと自分の過去のブログを検索してみましたけど、
2005年2月の段階で日経産業新聞がSNSに関するアンケートを実施してるんですけど、
当時、1000人に聞いてSNSを利用してる人は38人。3.8パーセント。
3.8パーセント多い方なんですけどね、当時利用者数30数万人だったので、
普通にリサーチしたら0.3パーとかですね。
しかもこの3パーセント、4パーセント使ってる人のアンケート、
要はネットアンケートはネットリクライシーが高い人なんだけども、
1000人のうち8割は今後SNSを利用したくないって答えてるっていう。
ソーシャルネットワーキングサービスっていうのがまだ一般化してなくて、
なんか人と人がつながるサービス何気の悪い、気持ち悪いって言われそうなんですね。
今の世代の人たちにも意味わかんないと思いますけど、8割使いたくない。
だいたいね、こういう新しいテクノロジーでこうなるんですよね。
メタバースとかスマホとかも初期の頃いらないと思ってる人多かったですけども、
懐かしいですね。
僕、正確には当時ミクシー派かグリー派かっていう争いがあって、
ネガティブなSNSのイメージ
最初にミクシーが勝利するんですけど、僕はグリー派でした。
グリーの方がどっちかというと今でいうとリンクドイン近くて、
ビジネス系の人たちがつながるSNS。
企業派の人はみんなグリー使ってネットワーキングしてた感じですね。
ミクシーの方がやっぱり女性向けのユーザーインターフェースなんで、
デザイナーの人とか女性が多くて、最終的にミクシーが勝つんですけども、
とにかく僕は当時ミクシーの創業者の笠原さんとか、
アテネの近藤さんとかグリーの創業者の田中さんとか、
76世代っていう言葉があったんですよね。
75年、6年、7年生まれの企業派の人たちが、
明らかにインターネット、Web 2.0時代をリードしていた。
みんなに追っかけだったんですよね。
当時の僕からすると本当彼らはスターで、
僕はWeb進化論という本を書く梅田茂雄さんの追っかけをしていた人間、
追っかけというか、自称梅田茂雄チルドレンで、
めちゃめちゃ梅田さんの影響を受けてるんですけど、
梅田さんが当時PC世代、ネット世代、
ネット世代は70年代からだっておっしゃってたんですけど、
僕が違うって反論したのを覚えてます。
やっぱり72年生まれからすると、
インターネットは会社に入ってから使うものだったんですよね。
76世代の人たちは大学の頃から使っていて、
ライフスタイルに入っていて、
72年の人とかはワークスタイル側だったんですね、
インターネットの使い方が。
SNSまで友達とつながるっていう発想が僕らの世代にはなくて、
76世代がこれから未来を作っていくんだろうな、みたいな。
特に76世代の企業家って今みたいなスタートアップとちょっと違ってですね、
当時やっぱりソンさんとかオリエさんに代表されるような、
いわゆるベンチャー企業家、ギラギラした、
もう自家創業が資本価値だ、みたいなことを言ってる人に比べて、
結構好きだからやるみたいなことを言ってる人たちが多くて、
結構衝撃だったんですね。
だからきっと76世代がインターネットを楽しくしていくんだろうなと思ってた世代ですね。
ただ残念ながら、皆さんご存じの通り、今のインターネット、
特にSNSXを中心と、SNSは本当にシュラの国になってますから、
ちょうど岡田由加さんも76世代は終わってないっていう記事を書いてるんですけど、
やっぱりその平和で楽しいインターネットだと思ってたのがどんどん残念な場所になっていって、
いよいよいろんな事件とかネガティブな話ばっかりが
メディアでも取り上げられるような場所になっちゃって、
結構岡田由加さんも諦めモードって書かれてましたけど、
僕も実はそうなっちゃってたのはあるんですよね。
ただ今回ミクシー20周年同窓会で、
カズアナさんとか近藤さんとか今も本当に地道に楽しそうにサービスを作ってる話をされてるんですよね。
デイリーポータルZの林さんとかとも一緒にお話をされてて、
やっぱりここが僕が好きなインターネットだったなと思ってしみじみしてたんですけど、
実はやっぱりこのサービスのおかげで人生変わりましたとかありがとうございましたって言ってる人たちがやっぱり3人に話しかけてたのを見てると、
日本人向けSNSの必要性
やっぱり僕もネガティブ見すぎかなっていう。
岡田由加さんが一つのネガティブの後ろには100のポジティブと1000の日常があるって書かれてて、
どうしてもやっぱり僕メディア側の人間だから、
SNSがネガティブに取り上げられるのを毎回ウォッチして悲しくなってしまうんですけども、
SNSで人生が変わりましたみたいなのは当たり前だから、
もうメディアに取り上げられないんで、
ポジティブなニュースが話題にならなくなってるんですよね。
やっぱりどうしてもメディアだけ見てるとネガティブな話、
SNSを起点にしたネガティブな話ばっかりが注目されちゃうんですけど、
実はその裏側にいい話があるっていうのをちょっと改めてフォーカスしたいなっていう。
ちなみにそんな中、関西さんが、
時代は今ミクシーを求めているってプレゼンをされててですね、
もうミクシー手伝うから手伝わせてくださいみたいなの言ってて、
すごい印象的でしたけど、
実はミクシー、今も使ってる人結構いるんですよね。
ちょっと今日、今回教えてもらってびっくりしたのは、
キスマイが大阪公園でミクシー使い始めたとか何とか言ったらしく、
実はキスマイのコミュニティが今ミクシーで4万人を超える大状態になって盛り上がっている。
やっぱりオープンなSNSで、
いわゆる外資系の個人が前に出るっていう、
個人は実名で前に出るって当たり前って、
FacebookとかLinkedInとかみたいなSNSとかに対して、
やっぱり日本人的なSNSってやっぱりいるのかもしれないなっていうのは、
ちょっと改めて感じた一日でしたね。
今からミクシーが再起があり得るのかどうかって議論は当然あると思うんですけど、
BDRとかね、当然若い世代は他のSNS使い始めてますっていうのはあると思うんですけど、
なんかやっぱりもう、もともとTwitterはどっちかというと匿名で、
サブアカマIP、仲間うちで小さく繋がるのに、
日本人にとってはちょうどいいつぶやきの場所として重宝されてたら、
やっぱりXになってフォロワーが多い人に収入を還元して、
そっちを優遇するようになって、
ちょっとね、Xもマッチョ系SNSになった、
もう米人、イーランマスク的強い人用SNSになっちゃった感じがあるんで、
日本人的な比較的、個人ではあんまり前に出たくないんだけども、
ゆるーく繋がりたい人の場所っていうのが必要とされてるんじゃないかな、
みたいなことを改めて感じた1日でしたので、記事にまとめてみました。
はい、こちらのチャンネルでは、
日本年ための海外展開を密かに応援したいなと思っておりますので、
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、
ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。