目からウロコの理科ラジオ。めかラジオです。
こんにちは、目からウロコの理科ラジオ、通称めかラジオをお送りします。
パーソナリティは、5月からまたワンオペが始まるのカディウムと、
仕事とか目先のことで一手いっぱいの日の栄兵と、
老後を考え始めた細胞です。
よろしくお願いしまーす。
このラジオは、理系の話題が好きな人が集まるオンラインコミュニティ
理系とーくラボの3人が、身近にある科学、科学のディジネータ、
歴史上の出来事を、科学で読み解いたいする番組です。
はい、ということでですね、今回の
オープニング挨拶、細胞さんがね、老後を考え始めたって最初に考えたら、
どうしたんかなっていうところなんですけれども、
細胞さんだってまだ30代でしょうが。
そうですね、今年36になるんですけど、いやちょっと遅くないっていう。
いやそう、なんかね、いや僕ほら、仕事を始めたのが大学院、
博士課程を出てからだから、なんつーんすか、
まあそれはみんなそうでしょうけど。
28からなんですよ。
他の人よりね、6年遅れて給料をもらい始めるわけですよ。
そのところ、ポスドクっていわゆるね、
なんていうのかな、フリーターですよね。
博士のフリーターですよね、要は。
ちょっと違うんですけど。
でも働いてはいるから、お金はもらってるから。
お金はもらってるけど、福利構成は基本何もないと思ってもらっていいんですよ。
基本的にはないですね。
自分の給料、もらった給料から点引きで保険に入ってくれるような感じで。
ちゃんと就職すると、就職したときに企業側というか、
まあ僕は大学で勤めてるんですけど、
大学側が結構な分の保険料を払ってくれるんですね、給料とは別に。
だから給料点引きだったんで、一応福利構成はあるけど、
自腹で福利構成だったんで、何らかないって言っていいんじゃないかなと思うんですけど。
で、ようやく福利構成が入り始めて、
年金というか退職するまでの積み立てとかもやってくれるんですよね、大学が。
それになったのが、だから34なわけですよ。
他の人より12年遅れて、
いろんなものが始まってるわけで、
なんか大丈夫なのかなと思って。
アメリカにいることもあって、
老後を日本で過ごすのかアメリカで過ごすのか考えなきゃいけないし、
いろいろと考えなきゃなーって思っております。
あのね、ポッドキャストで、
奏でる細胞さんっていう番組やられている方がいるんですけども、
そちらの方もアメリカで研究者やられてて、バイオ系だったと思うんですけど、
その方もアメリカ国籍取得したみたいですね。
奥さんも元々研究者で一緒に来て、
もうお子さんも2人いらっしゃるんですけども、
お子さんは二重国籍なんですって、今は。
僕はもうずっとアメリカにいる予定なんだけど、
子供はこれから考えないといけないね、みたいな、
子供の国籍についてはっていう話はされてて、
もうそのままアメリカに骨を埋めるつもりの方なんだなーって思ってて。
年齢はね、たぶん私とほとんど変わらない方だったと思います。
まあそういう方法もあるんだろうし、
ただそのアメリカでずっと60くらいまで研究されて、
もう研究終わった後に日本に戻ってくるとしたら、
まずどこに住もうかってところから考えないといけないのかなーとか思って、
大変だろうなっていうふうな気がします。
おっしゃる通りで。
家を買うのはね、その分の貯蓄もしておかなきゃいけないしね、
いろいろと考えることも多いんですよ。
どうしようかなって思ってます。
まあまあ考えるのはね、いつでもできますので、
考え始めるのは、はい、と思います。
ひえさんは目先のことっていっぱい。
まあそりゃね、まだ今のお仕事を始めて1年だし、
それはいろいろやることいっぱいで、
ちょっと先のことってなるのはね、
ちょっと考えられそうにないですね。
もうね、テムが難しすぎるのとやれることが多すぎるのが大問題、
大問題ってわけじゃないんですけど、
習得する身にとっては大問題。
まあね、そうね、テムはね、本当にいろいろ、
あちこち触るところ、パラメータいろいろあるだろうし、
やることいっぱいだから、つまらなくはならないだろうけれど、
一山越えてまた次の山が来るっていう感じがしますね。
そうです、そうです。
本当にそれこそマイクロスケールから原子が並んでいるレベルまで見えて、
さらに元素分析もでき、結晶構造の解析もできっていう、
多機能盛りだくさんなんで。
やることがあるのはいいことだけども、
先はまだいいんじゃないですか、20代なんでしゅ。
せっかくね、今始めてまだ1年も経ってないんだから、まだまだ。
先っていうのはある程度、
なんていうんだ、見通しっていうのが見通しだったらつまらないんだけども、
安定があった先にあるような気がするので、
いいと思いますよ。
とりあえずやれることはやって、それでまだ余裕があれば、
その先っていう感じはします。
ちなみに50代になろうとしている私、まだなってないけれども、
まだ子どもが下が小学生なんで、
まずそこを独立するまで育てたり支えたりっていうところがあるだろうし、
上の子どもは大学生だから、
ドクターまで行くかどうかは全然わからないけれども、
10年はかかんないだろうと思っているので、多分。
そしたら、
だから上と下の年が10あるので、
その下の子で考えた後20年はないかなと思って、
その時私60は過ぎているだろうから、下の子どもは20ぐらい。
だって大学生って20じゃないじゃん、22じゃん、少なくとも。
っていうのはあったりしますけど、そこも思いつつ、
自分の年のことを考えて、まずは体力づくりで、
前回と同じ話をしているんだけれども、
体が資本、健康を維持することが大事っていうところを考えたりはしますね。
ということで、今回のメカラジオもぜひ最後までお楽しみください。
どういう締め方だ、まあいいや。
ホスト役の方から趣旨説明をいただいております。
人工知能、人工心臓、人工芝、人工受精など、科学の分野において人工とつく言葉はいろいろあるよねと。
あなたの専門分野にまつわる人工ほなららの話を聞かせてください。
ということで、専門分野にかからなくても人工の話をちょびっとすればいいというのが、科学系ポッドキャストの日の緩い決まりなので、
うちでは大体こういう会の時には3人でこれはというものを持ち寄るということを今やっておりますので、今回も人工の話を3人でいろいろ持ってきております。
ではまず私ですが、人工については畜産業の人工受精の話かなというふうにちょっと思いました。
一応私、仕事としては大学の農学部で仕事をしていますので、畜産の話とか、実際うちの場合はニアトリやっているからニアトリまで人工受精あるんですよ。
まずちょっと人工受精の話を畜産でいうと、畜産って養鶏は畜産に入るんですかというふうにちょっと思うんですけど、畜産業の人工受精といえば牛とか豚とかというところなんですけれども、
牛は大体人工受精ですね。牛の繁殖といえば人工受精、自然交配をするってなるとちょっと牛ってすごくでかいんで、人間がちょっと制御するのができませんからね、あれ危険ですね。
牛の自然交配は。あと血統を考慮しないと良い子牛を産んでもらうたびには、そうするとオスの情報がちゃんと管理されていて、良いものっていうのを正規が売られているんで、人工受精用に。
それを選んで根拠した方が確実ですよねということで、牛は乳牛なり肉牛なりというと人工受精で精液とストローを買ってきてそれを入れるという形になると思います。
うちの仕事の中は同じ大学の技術職員の中で、その牛の精液を取って自分で精液用のストローを作るっていうのをいろいろ試してみたっていう同僚がいまして、その人の話をちょっと読んだことがあります。
探したんですけど、ネットで見たんでネットにあるかなと思って探してみたらちょっと見つかりましたね、線でした。
その人は市場で売られているやつを買ってきて、うちの牛、飼育している方のやつに入れて、生まれた子どもがどういうふうな健康状態でどのぐらいで売れるかっていうのをいろいろやってみたっていうような論文は報告書があるんで、それは最後にリンクを概要欄のところにつけておきますので、よかったらどうぞ。
お酢から精液を採取するんですけど、大体牛の場合は5ミリリットルぐらいは1回でお酢をするらしいんですけど、これ人工受精用にするには100倍とか1000倍とかに薄めて、0.5ミリリットルをストローに取り分けて、それを人工受精として使っています。
ただし、その精液を取るっていう方の作業は、家畜人工受精師という国家資格が必要だそうです。
国家資格?
国家資格だそうです、これは。
ちなみに獣医師もできます。
獣医師も国家資格だからもちろんかなと思いますけども、獣医師よりはこっちの方が取りやすいのかな。なんかいろいろ受講して、実技とかいろいろあるらしいですね。
じゃあ細胞さんはできる?
資格上はね。
あれめっちゃむずいっすよ。あれ本当に難しいです。あれ僕できた試しはありません。本当に難しいです。
実際にやってるのは見たことはある?
僕はもう普通に実習でやったことありますよ。検査が直腸に、その腸にお手入れて、子宮をつかんで、ちつの方からストローですよね。いわゆるストローを入れて、ぐりぐりと子宮口を探すんですけど、まあ子宮口が見つからない。
全然見つからない。
全然そのストローを入れるべき場所が見つからず、ちつの中に出してしまって、ほぼ無駄になる。学生の実習ですからね。なかなか難しかったですね。
ストローっていうのは細い管の中に入れて、それをなんかシリンジみたいな、注射器みたいに押し出すってことはするんですか?
ストローを、何センチだったっけな、たぶん20センチから30センチぐらいないと、子宮の中に入れるまで届かないんですよね。だからストローを何かの器具の先端につけて、ストローの先っちょを切って、ちつの中に入れたような気がするんですけど、詳しくは覚えてないです。
そうそう、そんな感じでやりました。めっちゃ難しかったです。
再生の方法とかもネットで調べると、どうやって取るのかっていう話も載ってたりするんだけど、まず牛を台の上に載ってもらうっていう話は載ってたりするんですけど、
一部のホームページ上では、あんなことを牛にさせてかわいそうなっていう、そういう動物保護系のサイトもあったりするんで、どれを見るのかによってはその感じ方が変わるかなって思いましたけども。
作成?
でも結局、肉牛っていうのと、肉牛なり乳牛っていうのも、結局最終的に肉にするなり牛乳を埋めるようになってもらうまで何年かかかるじゃないですか。
早めに、早めにそれは何年かかかると、私が今言ってるのはこの後馬の話をするからなんだけども、割とその結果早めに出さなきゃいけないから、そういう意味では外せないから、ちゃんと管理されている生育が必要っていう意味では人工受精っていう方法は当然、畜産業っていうのはある意味不自然が当然の世界ですから、しょうがないかなって思ってます。
で、馬の繁殖なんですけど、競争馬、競争馬の繁殖ってこれは逆に自然交配でなければならないっていう決まりがあるそうですね。
これは国際ルールで人工受精とか受精卵の移植は禁止って決まってるそうです。
で、これはバラエティを豊かにするっていう必要性があるからっていうのと、あと競争馬っていい馬かどうかの結果が出るのに大体4,5年かかる。
3歳、4歳、5歳ぐらいが競争馬のピークですからね。
これが多分他の畜産に比べてすごい時間がかかるんで、人工受精じゃなくて自然交配するってことは馬が生きてないとできないんですよね、オス馬なりが。
ちゃんと生きてる状態じゃないとダメっていう。
牛は多分死んでも生きさえ残っていればいくらでも人工受精できますけど。
っていうのがあったりするか、そこが結果が求められるまでの期間が違うから方法も違うんかなっていうふうな気はしました。
全部これ調べた話なんですけども。
ちなみに肉に加工される家畜ってどのぐらい飼育されるんですかっていうのも軽く調べてみたら、豚がだいたい180日、6ヶ月。
牛は28から30ヶ月、だいたい2年半ぐらいですね。
鶏肉に関しては、一般的なブロイラーに関しては40日から50日。
自撮りだと80日以上っていう規定があります。
ここでもう結果が出るわけですわね。
いうところがわりと違うんで、馬とそれ以外の畜産ではちょっと違うよねというところがあります。
うちの職場は鶏なんで、鶏の繁殖の話は、これはもう自治体権としてしゃべれるんで、そこに持ってくために牛と馬の話をしたんですけども。
通常の養鶏業で、肉なり卵なりっていうのは、一回オスなりメスっていうのでも決まっちゃったら、その後繁殖させるっていうところはないですよね。
繁殖させる前に、繁殖しなくても、交配させなくてもメスはずっと卵を産んでくれますんで、する必要がありませんね。
肉にする方の鶏っていうのは、成熟する前に出荷しますんで、これも繁殖関係ないですね。
だからそういうところでは繁殖・交配必要ないんですが、勝手に産まれるわけじゃないんで、もちろん卵を産んでもらわないことにはひなができませんので。
ではそっちの方の卵を産ませるにはどうしますかっていうところなんですけども、基本的には人工受精でしょうね、たぶん。
自然交配で、うちの場合は肉養殖とか卵養殖っていうふうなものだけを飼育してるんじゃなくて、結構な種類、20種類とか30種類とかぐらいの鶏を扱ってて、
それサイズも違うし、系統の種類も全然違うんで、サイズが小さくて自然交配することができるものに関してオス・メスを一緒のケージに入れて、自然交配で有性卵を産んでもらうっていう形をとるんですが、
一部は生育の量が少ない、少ししか出してくれないやつとか、あとは一緒にすると喧嘩しちゃって、メスが傷つく。
どうしてもね、鶏の後輩ってメスの首、後ろ首のあたりをオスがこう、くちばしでガーッて掴んで、上から乗っかって、そうすると足の爪とかが結構メスの背中にガーッてついちゃったりして、メスが結構傷つくんですよ。
そういうのを考えたらオス・メスも別に分けて、必要な場合オスから生子を取ってきて、メスにシリンジで入れるっていう形をやったりします。
その場合のオスの生子どうやって取りますかっていうとですね、ケージから鶏を一羽取ってきて、人間がまず椅子に座り、その鶏の足をもものところに挟むんですよ、人間の足で。
ももで挟んで、足を固定して、それから肛門、肛門って言わないんだけど実際には鶏の場合は双肺節口って言って、うんこの出るところと卵の出るところもしくは生子が出るところが全部同じ穴から出ます。
外側から見るとね。その上の部分をつまむ形にして、肛門の下の部分の腹の部分をちょっと擦るようにすると、それで生的に刺激を受けるのか生子が出るようになるので、穴から出てくるやつを50mlのディスポチューブとかですくって取って、
それで溜まったやつを1mlの針のない注射器で吸い取って、今度は水の方を穴に入れますという、そういう作業をします。
だいたい0.2ミリぐらいあれば、1週間ぐらい持つかなという感じですね。だから、有性卵が欲しかったら1週間に1回はそれを作業して、卵を産んでもらうというような形をとったりします。
暴れません?
暴れることまでまず落ち着かせるっていうのをやりますね。
取り出した時にガーッと言ったりはするので、逃げないようにはするんだけど、まあまあ落ち着いてみたいな感じで、なでなでしながら、じゃあちょっとお願いします、足で挟んで。
お願いします。
ちょっと失礼して。
失礼して、ちょっと出してもらいますって言って。いいようなことをやったりしますね。
そうやって鶏の繁殖をさせるという現場があります。
私は、これ2人作業じゃないと多分基本的に無理で、抑えて、鶏をちゃんと固定して絞る係と、出てきた液をすくい取る係、2人に分けて、すくい取ったものを入れる時も、
メスの方をまず捕まえて、お尻をちゃんと出せるようにして、で、もう1人が取った精液をシリンジに入れて、お尻に入れますっていう、この2人作業を基本的にします。
はい、だいたいこれが公式のやり方らしいですね。どっかホームページにね、鶏の人工受精のやり方っていうホームページがあったりするんで、ちょっと見ていただければいいかなと思います。
はい、んなところで、畜産関係の人工受精の話でございました。
20分過ぎてるよ。はい、すいません。じゃあ次、細胞さんお願いします。
私は人工環境というキーワードから話したいと思います。
これ多分去年発表された研究なんですけど、セルっていう最上位の雑誌に、科学雑誌に掲載されたお話なんですけど、国際宇宙ステーション、ISSですね。
セルっていうのは、セルっていうのは細胞のセルのこと?はい、CELですね。
その論文の中で国際宇宙ステーション、ISSの表面って、表面って内側の人が生活している空間の表面の細菌を全部マッピングしたとか、
ISS内の細菌層、細菌の分布を全部マッピングしたっていう論文がありまして、
面白いのが、宇宙ステーションって究極の人工環境じゃないですか、自然のものが入りようがない、完全に人工のものしかない、人と物質だけが出入りする閉鎖空間なんですね。
その結果、調べた結果、もちろんというか残念というか、宇宙特有の未知の微生物なんか特に見つからず、
一方で地球上の環境中に存在する細菌も観察されませんでした。
あくまでも人に関係する細菌、僕らと共生している細菌だけが宇宙ステーションの表面に線でいたという結果になりました。
これも面白かったんですけど、ステーションの中でも場所ごとに傾向が違うんですよね、細菌の存在する。
人がよく触る場所だったり、実験をする場所、生活する場所とか、トイレとか、食べ物を食べる場所とかで、それぞれ細菌のカーブがかおっていたということもわかってまして、
つまり宇宙に行っても人間は単体で存在しているわけではなく、そこに細菌という仲間がいましたというお話でございます。
これがどう使うんですか、何の役に立つのかというと、宇宙船の衛星関連はもちろん役に立つんですが、地球にも役に立つことがありまして、
例えば今回得られたデータをもとに病院だったり、家だったり水回りの設計を変えることで、危険な細菌との接触頻度、どこに危険な細菌がいるのかというのがわかっていれば、その接触頻度を減らすことができる可能性がありました。
薬の開発で感染症と戦うだけでなく、環境の作り方を変えることで感染対策につながるかもねというお話でした。論文リンク貼っておくので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
人間が宇宙船の中に連れてきた細菌なんだけれども、細菌それぞれに好みの場所があるというか、人間が関わるパターンがいろいろあるから、それによってAの細菌はここが多いとかというのがいろいろ分布がありますよというお話なんですね。
はい、おっしゃった通りです。
これ全部、いろんなところに綿棒をやってシャーレに入れてっていうのですか?
そうみたいですね。綿棒で取って、そこからDNAを抽出して、そのDNAをNext GenerationSequence、次世代シークエンスにかけるっていうのを散々やったみたいですね。
すごい鬼のようにデータがあるので、ぜひぜひ読んでみてください。
これちなみに英語ですか?
英語、はい。
これ日本語版もあるのかな?わかりませんけど、JAXAに行ったら日本語版が見つかるかもしれませんので、ちょっと日本語版も探して、あったらそのリンクも貼っておきます。
はい、いや面白いな、そうか。宇宙の話が地球上のいろんな、地球上の中の環境を考えるための材料になるということで。
はい、ありがとうございました。じゃあ、ひえさんお願いします。
はい、人工という話で、人工っていうのはつまり、もともと自然物が存在していて、それを人為的に模倣したものと言えるということで、
私の分野で言うと、人工宝石とか人工結晶とか、そういう結晶合成とかの話に近いかなっていうところで、その辺りの話をしていこうと思います。
人工宝石と言えば、家の電子レンジでルビーが作れるっていうことはすごい有名だと思うんですが。
有名なんですか?知らないんですけど。
知らない、あー有名じゃなかった。ぜひYouTubeで検索してもらえると、いろんな人がやってるので、見てみると面白いです。真似はしないでください。
真似はしちゃダメなんだ。ルビーって確かALO2でいいんだよね。
そうです、コランダム酸化アルミニウムですね。
そういう意味ではやりやすいかな、もしかして。
材料的にはやりやすいんですけど、電子レンジの中を数千度の温度に上げるので。
やべー。どう考えてもやばかった。
プラズマなんで、オーブンみたいな感じで全部温めるってわけじゃないんですけど、局所的に温度を上げるんですけど、
本来の使い方じゃないので、何があっても大丈夫な環境と電子レンジと、ちゃんと知識を持っているのであれば、挑戦してみてはいいんじゃないでしょうか、ということで。
本題に戻ります。
宝石に限らず、夏休みの自由研究とかで塩とか、美容版の化粧を作ったりしますよね。
これも自然界で、岩塩だったりとか、美容版の鉱物だったりとかで存在するので、自分たちで作るっていうのは力気とした人工結晶になりますね。
じゃあ、他に身の回りにある人工結晶何があるかっていうと、一つは水晶が挙げられると思います。
水晶、よく透明で六角形みたいな形をしてるやつなんですけど、どこに使われてるんだよと思うじゃないですか。
目に見えないんですよね。
目に見えないとこ、どこに使われてるか。
目の周りのパソコンだったり、腕時計だったり、スマホとかの中に入ってます。
腕時計とかの説明で、クォーツ時計って書かれてるの絶対見たことはあると思うんですけど、
クォーツ時計って何かっていうと、水晶に電圧を加えると水晶が正確な振動をするんですよね。
それをもとに時間のずれを補正するっていう仕組みがありまして、そのことをクォーツ時計と言います。
実際サイズどのくらいなんでしょうね、あれ。
だいぶ小さいと思いますよ。腕時計の中に入れれるサイズなので。
そうだよね。だいぶ小さいだろうと思うんだけど。
開発当初、アメリカで開発されたんですけど、その時は、どれくらいだろう。
昔その辺の話をプロジェクトXでやってたの見たことあるんですけど、だいぶでかかったですね。
最初はね、どうしても大きくなるよね。
それを国内で模倣して、そこから今の成功が、小型化、実用化までこぎつけてっていう感じで広まってます。
今は、振動させる水晶、水晶振動子って言うんですけど、これはもちろん人工的に水晶を成長させて加工して利用してるんですけど、これをキョウセラが作ってます。
キョウセラ。
キョウセラは人工化粧のパイオニアじゃないですけど、めちゃくちゃ得意でして、人工宝石も売ってますね。めちゃくちゃ綺麗な。
おー、そうなんだ。
その辺調べてみると面白いんですが、水晶の成長法、一般的なのは水熱合成法と呼ばれる方法になります。
クズ結晶、加工した時に出てくる破片だったり、自然物の製品にできないような、見た目も悪いそういうやつとかですね。
キョウアルカリで溶かします。水酸化ナトリウムとかですね。
それをオートクレーブに入れて、オートクレーブの上部には種結晶と呼ばれる綺麗な水晶を板状にしたものを吊るします。
種結晶のある上部は低温に、下は高温にすることで大量を起こし、合成を促進させるっていう方法をとってます。
なるほど。
高温低温って言ってますけど、どっちも300度以上あるので。
もちろんそうでしょうね。
相対的に高温低温ってだけですね。
これ、実は私は放送大学の面接授業で山梨大学に行ってやったことがあります。
前に喋ってたっけ、山梨行ってきたみたいな。
喋った記憶がちょっとあります。
そこでもしかしたら話したかもしれないんですけど、これ耐えり起こすために、普通のよくあるオートクレーブじゃなくて専用の頭痛灯籠を使ってまして、
割と高さも1メートルぐらいあるんですよね。
で、蓋を閉めるんですけど、ちゃんと高圧にするために。
これを長さ3メートルある巨大電池を使って、成人男性5、6人で掛け声をかけながら閉めるっていう大掛かりなことをしてます。
せーの、みたいな感じでやるんだ。
そうですそうです。掛け声合わせないと、一瞬のところで力が分散合わなくなっちゃうので、うまく閉まらないってことでやるんですけど、
まあこれが大変で、びっくりしたのは、結構変な音っていうか怖い音するんですけど、
これで大丈夫でしょうって言った翌日の授業の最初の方で先生が、
昨日閉めてもらったんですけど、なんかあれ多分足りないと思うんですよねって言い始めてざわつきましたね。
あれでって。
あんだけやったのにまだダメですかって。
あんだけやったのにって。
で、そこから思いっきりもう一回やり直して。
で、3分クッキング方式で事前に整頂しておいてもらったやつを開けたんですけど、
こちらに出来上がったやつありますっていう。
出来たってやつありますって言って、先生たちがやったやつを開けてみたらちゃんと綺麗にできたんですが、
学生が閉めたやつは、ちゃんと閉まってなかったみたいで、
何も無くなってましたね。
これが結晶化されなかったっていうこと?
垂れないどころか種結晶も溶かしちゃって。
溶けちゃった。
全部溶けて無くなっちゃってました。
最初の方にその絵を開ける前に先生が、これ学生さんがやったんですけど、
たらたらやってたんで多分失敗してると思うんですよねって不穏なことを言ってて、
いやまさかと思って開けたら本当に失敗してたっていう。
何も無かったですね。
工業的にはもっとちゃんと機械使ってとかやってると思うんですが、そんな感じでやりました。
他の結晶にも対してもいろんな合成法がありまして、
最初に取り上げた電子レンジのルビーなんかは溶剤を使うフラックス法であったりとか、
やんわり先端を溶かして結晶同士をくっつけて引っ張って伸ばすっていう有帯域余裕法などがあります。
FZ法とも呼ばれるんですが。
前者はあまり綺麗じゃない小粒なルビーを大量生産することができて、後者は高品質のルビーを少量だけ生産することができます。
本当に引っ張って伸ばすって言ってますけど、
1時間に数ミリとかだけ下げるみたいな、本当にじっくりじっくりやるので結構時間かかりますね。
このFZ法すごいですよ。
楕円形に張ったミラーの中心部に種結晶と元の結晶をくっつけてやるんですけど、
光源から鏡に向かって照射して、鏡で乱反射したやつが一点に集まるところにくっつけるところをやってるので、
光の熱で溶かしてるっていうものになります。
めちゃくちゃ眩しいです。
まあそうだよね、そうなるよね。
これでできたルビー、なんとレーザーとかに使えちゃうので輸出規制がかかるんですよね。
レーザーの中にルビーが使われている、そうなんだ。
高品質ルビーは結構用途が多いので。
そうか、そういうもんなんだ。
はい、ということがあったりとか。
他の宝石で言うとダイヤモンドとかは高温・高圧で作られてますね。
作ったことあるよ、学生のときに。
あるんですか、いいですね。
高温・高圧の装置があって、大学にあって。
そこに原料になるものをいろいろ詰めて、最後ギャーってかけるって。
熱も電磁線か何かでギャーってかけてっていうのをやって。
でも、まあそんな綺麗なものはできなかったけどね、色はついてたと思うし。
黄色っぽかったかな、あれは。
サイズも結局すごい小さい。
え、すすびりあったかなっていう記憶がありますけど。
そんなダイヤモンドも、最近だと次世代半導体でもあるので、
ダイヤモンド半導体量産できる工場が国内にできてます。
なので、ダイヤモンドの合成法も新しくなってますね。
あんま詳しくないんですけど、これ従来のシリコンウエハみたいに
でっかいインコット作って切っていくんじゃなくて、
元となる綺麗なウエハの上に成長させて切ってみたいな、
繰り返すっていう方法で作ってたはずですね。
っていうものであったりとか、半導体繋がりでいうと、
この前ガリウムの話でチラッと話したような気がするんですけど、
エピタキシャル成長っていう方法がありまして、
これも人工結晶になりますね。
ただこれを詳しく話そうと思うと、やっぱ時間かかるので、
今回もこの辺でこの話を終わりたいと思います。
本当にどっかでちゃんと話をする機会が来るので、
お楽しみにしててください。
エピタキシャルね。
私調べようとしたんだけど、結局止まってしまった。
前回のとこから1週間しか収録日空いてないので読み損ねました。
自分の台本作るので大変です。
今度ちゃんと読もう。
はい、どうもありがとうございました。